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2005年2月の55件の記事

2005年2月28日 (月)

ロドリーゴ アランフェス協奏曲

RODRIGO
先日、中年会社員さんの映画音楽のジョン・ウィリアムズとセゴビアの記事で ギタリストのジョン・ウィリアムスのことでやり取りさせてもらったが、それ以来彼のギター演奏を聴きたいと思っていた。今日、またブックオフに立ち寄ると、ソニーの1000円の廉価盤が750円で売っていたので、購入した。

ロドリーゴ アランフェス協奏曲 オーマンディ フィラデルフィア管弦楽団 (1965年12月)
同上    ある貴紳のための幻想曲 グローヴズ イギリス室内管弦楽団 (1967年7月)
ジュリアーニ ギター協奏曲 イ長調 作品30 ウィリアムス イギリス室内管弦楽団(1968年10月)
ヴィヴァルディ ギター協奏曲 ニ長調 RV.93 同上

ジュリアーニ (1781-1829) 古典派のギター曲を数多く作曲。ヴィーンで活躍。
 典型的な明快な古典派の音楽。1782年生まれのパガニーニよりも1歳年上。
ヴィヴァルディの曲の原曲は リュートとヴァイオリンのための協奏曲とのこと。

アランフェス以外は、初めて聴く曲だが、耳馴染みしやすい。録音は60年代末ということで古いが、アランフェスの第2楽章で弦楽合奏が飽和気味にびりつくところ以外は比較的聴きやすい音質。ギター曲のCD自体恐らくこれが初購入なので、比較はできないが、ギターの音を入れるためか、録音時の(音量)レベルは高いようで、克明な録音。

アランフェスは、フィラデルフィアとしては小編成なのだろうが、歯切れのよさより、低音も十分響かせ豪華な印象を与える。木管は流麗で美しい。ウィリアムスのギターは、「貴公子」と呼ばれたことも頷ける端正な音楽を聴かせる。

スペシャルオリンピック

長野市では1988年の冬季オリンピックとそれに続くパラリンピックが開催され、そして7年後の今スペシャルオリンピックが開催されている。パラリンピックは、オリンピックとセットで開催されることが多いのでその存在を知っていたが、スペシャルオリンピックについては、今回の大会以前にはまったく知らなかった。

スペシャルオリンピックスの使命は、知的発達障害のある人が、様々なオリンピック形式のスポーツ・トレーニングや競技会に年間を通じて参加できるようにすることにより、彼らが健康を増進し、勇気を示し、喜びを感じ、家族や他のアスリート、そして地域の人たちと能力、技術、友情を分かち合う機会を継続的に提供することです。

 http://www.son.or.jp/first/intro.html

このスペシャルオリンピックを見て考えた。

知的発達障害と言っても幅広い。広汎性発達障害(自閉症もそれに含まれる、一部の天才なども伝記資料などからこれに含まれる可能性のある人物が知られている。アスペルガー症候群に含まれると言われる物理学者のアインシュタイン、エジソンなど)、ダウン症などが知られている。脳に何らかの障害があることは予想されているが、脳自体がよく分かっていないため、多くの発達障害の原因ははっきりしない。自閉症としては、ダスティン・ホフマン、トム・クルーズ主演の映画「レインマン」が、特定の症状だが、うまく描いているといわれている。

最近では、テレビドラマやドキュメンタリーで 自閉症の子どもが取り上げられたり、書店に行けば、ADHD : attention deficit hyperactivity disorder,多動症候群  LD : learning disability,ラーニング・ディスアビリティー,学習(能力)障害 関連の書籍が多く発行されているが、まだまだ一般の関心は薄い。LDとしてはあの有名俳優のトム・クルーズの例が知られている。

アスペルガー症候群のように、いわゆる学校教育などの場では、いわゆる成績がよく、対人関係や行動面や情緒面などで変わった行動を取るため、いわゆる目立つタイプの「変わり者」「変人」とされる場合もあり、いじめの対象になることがある。最近は幼児期の診断で発見されることが多いが、少し前の世代では自閉症への認識が低かったため、幼児期での診断が行なわれなかったが成人になって自閉症と診断されるケースもあるという。

身体障害と知的障害と健常者の区別は実は相当あいまいなものだ。精神障害と健常者も同様に非常にあいまいではある。何が正常で何が異常か。社会への適応と言うが、高度に組織化された現代の社会への適応と、自給自足的な社会では、適応の仕方もハードルも異なる。要求される能力も異なる。

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法律では、「心神耗弱」により権利の制限、刑の減軽のなどの処置が取られる。「精神機能の障害により、事の善悪を識別し、また、それによって行動することの著しく困難な状態。」 がそれだが、精神、心理についての研究が進むにつれて、心神耗弱と正常の範囲がますますあいまいになっているのではないか?

 

H2A ロケット6号機失敗以来約1年3ヶ月ぶりの打ち上げ成功(覚え書き)

1.行政改革により行政法人が統合

宇宙航空研究開発機構(JAXA) http://www.jaxa.jp/index2_j.html

JAPAN AEROSPACE EXPLORATION AGENCY

 2003年10月1日、航空宇宙技術研究所(NAL)、宇宙科学研究所(ISAS)、宇宙開発事業団(NASDA)が統合され、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が誕生したもの。アメリカのNASA< National Aeronautics and Space Administrationの略)アメリカ航空宇宙局>に相当。

2.日本のH-Ⅱ(H2ロケット)開発史
http://www.nasda.go.jp/lib/read/history_index_j.html

3.H2Aロケットの経緯

H2A打ち上げは01年の1号機から5号機まで連続して成功していた。6号機は情報収集衛星(偵察衛星)を搭載して打ち上げられたが、SRBを本体から切り離せず、11分後に地上からの指令で爆破された。その後、SRBのノズル(噴射口)の設計ミスで壁面に穴が開き、切り離しの導火線を溶かしたことが原因と分かった。 (http://www.asahi.com/special/space/TKY200502260234.html)

5号機。2003年3月28日成功。偵察衛星の打ち上げ。そのため情報公開が抑えられているという。
6号機は2回目の偵察衛星の打ち上げ。2003年11月29日失敗。

4.ロケット技術
もともとロケット技術の本質は、大陸間弾道弾 ICBM など軍事技術から転用されたもの。米、旧ソ連、中国などの宇宙開発史はそれを証明。日本でも兵器産業最大手の三菱重工業が製造の多くを担当。

 ヨーロッパ アリアンロケットhttp://astro.ysc.go.jp/izumo/arian.html

 北朝鮮 テポドンとロケット http://astro.ysc.go.jp/izumo/tepo.html#sento

 中国 有人宇宙飛行に成功 神舟5号 
 http://www.f5.dion.ne.jp/~mirage/hypams06/ch_1.html  
 http://moon.nasda.go.jp/ja/topics/Chang_e/spaceexp.html

    月ロケット計画 嫦娥計画 
     http://news.searchina.ne.jp/2004/0608/national_0608_001.shtml  
     http://moon.nasda.go.jp/ja/topics/Chang_e/index.html

cf)中国の伝説。夫が西王母から得た不死の薬を盗み月へ逃げ込んだという女。月の異称。
http://www.pandaemonium.net/menu/devil/jyouga.html

宇宙旅行とロケット http://spaceinfo.jaxa.jp/spacef/cosmic/materials/fundamental/c5/c5.html
ジュール・ヴェルヌ(仏)「月世界旅行」http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Vega/1828/
ツィオルコフスキー(露) 宇宙旅行の父 http://kagakutokuhon.hp.infoseek.co.jp/tui/index.htm
ゴダード(米)液体燃料ロケット
フォン・ブラウン(独から米)
戦前のドイツのロケット技術開発 第二次大戦中、ロンドンを空襲したV2ミサイルのフォン・ブラウンhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3 戦勝国のアメリカ、ソ連へ、ドイツから人材・技術が流れ、冷戦下両国の国家威信を掛けた宇宙飛行競争が行なわれる。

5.SF、宇宙を舞台にした映画、アニメ

なお、宇宙空間は完全な無音の世界。その意味でも「2001年宇宙の旅」は、すごい。宇宙を舞台にした多くの映画、アニメーションでは普通激しい効果音が用いられている。効果音なしのスターウォーズとかはどんな風に見えるものだろうか?

また、多くのSF映画、アニメーションが、重力圏からの脱出、大気圏への突入をあまりにも安易に描きすぎている。http://www002.upp.so-net.ne.jp/a-cubed/index.html

6.宇宙論と 暗黒物質 Dark Matter
   ホーキングの宇宙論 http://www.hawking.org.uk/home/hindex.html と自説の訂正 http://www.asahi.com/science/update/0715/005.html

  大量のDark Matter の存在。

2005年2月27日 (日)

画像を少しアップ

行き来させてもらっている方々のBLOGを拝見するたび、テキスト主体の自分のBLOGに寂しさを覚えた。

これからは時間のあるときに軽い画像をアップすることにした。しかし、USBなしのWIN98 PCとスマートメディア使用のデジカメではスマートメディアからのPCへの読み込みが気軽にできないので面倒臭くて仕方がない(フラッシュパスというアダプタを使っているが、データの転送に時間がかかる)。

2005年2月26日 (土)

Appassionata の Finale

先日、「のだめカンタービレ」の登場曲目への自己流コメントで、この熱情ソナタの終楽章のコーダの下降分散和音による猛烈な終結の部分で、和声の乱れを感じると書いたので、改めて手持ちのCDを聴きなおしてみた。

◆R.ゼルキン 1962年 すべてのリピート実施 8'03" Allegro ma non troppoの指定をよく守ったテンポ。ただ、誠実なゼルキンという印象からすると意外だが、sfpやsfなど、突発的に表われるダイナミックの変化への追従が少ない。コーダはテンポアップして見事に引ききっている。和声の乱れのようなミスタッチは聞こえない。

GOULD
◆グールド 1966年4月-1967年10月 中間部(展開部と再現部)の繰り返しを行わず。 5'24"
第1楽章 15'01" 第2楽章 11'08" という極端に遅いテンポからするとフィナーレはいったいどうなってしまうのかと心配になるのだが、ほぼゲルバーの演奏と同じテンポを取り、奇矯な感じはしない。ただ、のめりこんでいる風はまったくなく、一歩引いて醒めて演奏している風に感じる。この演奏をブラインドで聞けばグールドのものとは気がつかないかも知れない。

◆F.グルダ   1967年7-8月(全23曲を一挙に録音) すべてのリピート実施。7'11"
直接比較のできるゼルキンとホロヴィッツより1分近く所要時間が短い。楽章の初めからPrestoのようなテンポで、これでコーダでのテンポアップが可能かと心配になるが、その心配をよそに、コーダは目もくらむような速さになり、最後の困難な部分もやや響きは団子になるが、弾き切っている。スリリングだが、それほど熱さは感じない。 

◆ゲルバー 1970年代の録音。 中間部(展開部と再現部)の繰り返しを行わず。5'16" 余裕のある技術により、美しい音を奏で、大きさを感じさせる。グランドマナーではあるが、大雑把さはなく、丁寧な仕事という感じ。最後の崩れもない。切迫性はあまりないが、豊かな音楽を感じさせる。それが作曲者の意図に沿うものかどうかは別として、最も気に入った演奏。

◆ホロヴィッツ 1972年 すべてのリピート実施 8'01"
ホロヴィッツの悪魔的なテクニックと美音が聞けるかと思いきや、わりと普通の演奏。所々早いパッセージからおやっと思う旋律を取り出したりのワザは聴ける。テンポ的にはゼルキンとほぼ同じ。最後の崩れはさすがにない。

最近ベートーヴェンのソナタと言えば後期ソナタを聞くことが多く、「三大ソナタ」を聞く機会が少ないので、結構楽しかった。

こう聴いてくると、コーダ終結部であのように記憶しているのは、LPでよく聴いた次の演奏かもしれない。
◆ヴァン・クライバーン
◆バックハウス

多分、非常に珍しい、ヴァン・クライバーンのLPだろう。チャイコフスキーコンクールでセンセーショナルな優勝を飾った後に録音されたもので、少年時代からよく耳にした。

「ファンタジア」の「月の光」

FANTASIAディズニー映画の「ファンタジア」は、ビデオで発売された頃、ちょうど長男に見せるのにいいかと思い購入した。それ以来子ども達のお気に入りで何度見たことか。

1940年作品ということで当時としては最先端のステレオ効果だったはずの左右チャンネルからの音出しが今となっては不自然なプレゼンスであるし、映像はデジタル技術により非常に鮮明でノイズもあまりないが、音質としては非常に音は貧しいので、音楽観賞上はつらいものがあった。

昨年とうとうVHSビデオのリーダーテープの部分が切れてしまった。しばらくして、DVDで廉価発売されたと知り早速購入した。こちらは映像のほか、音質にも手が入れられており、相当聞きやすい音質になっている。今日は春は名のみの風の寒さの一日で、外出もせず、宿題の終わった子ども達と一緒に楽しんだ。

ところで、このDVDには、映像特典として、本編では公開されなかった ドビュッシーの「月の光」(ストコフスキーによるオーケストラ編曲)が、相当入念な復元作業を施され収録されている。本編を何回も見たせいもあるが、この「月の光」は非常に新鮮だった。本編はどちらかと言えば少々子ども向けのアニメーションである(とはいえ「春の祭典」の恐竜の動きは当時の研究者に高い評価を得たものだそうだ)が、こちらは非常に洗練されたものだ。水墨画的な東洋趣味も感じられる。オーケストラ演奏もストコフキー的な豪奢さを控え、ドビュッシー的なオーケストレーションをうまく演奏している。

2005年2月25日 (金)

スギ花粉症の時期の到来

先日テレビニュースで見たのだが、サルや犬も花粉症に罹るらしい。鼻水をたらし、涙を流し、くしゃみをする様が哀れだった。報道されたサルはおそらく動物園のサル山の日本ザルだと思うし、また犬も当然飼い犬ということになれば、食生活は当然現代日本人のものに近いだろう。

日本の山にはかつて今ほど杉は植林されていなかったというが、それでも相当の杉が生育し、春になれば杉花粉を飛ばしていたのだろうと思う。英語では、花粉症は、hay fever 直訳すれば 「干草熱」 となる。専門的には pollinosis というらしい。花粉は pollen である。

ただ、日本でひどい花粉症の症状を呈していた人が、中国に赴任すると、たちどころに症状が出なくなり、非常に快適に春を楽しめると聞く。中国といっても広いので、もしかしたら華北や東北部のような埃っぽそうな土地ではどうか分からないが、上海近辺の華中地方に赴任した人の話である。

いまや中国の大都市は、街中を走る自動車と原付の排気ガス、その他の粉塵で非常に埃っぽくなっているが、それでも花粉アレルギーが出ないというのだ。とにかくあの国には、木が少ないから、植物アレルギーのいわゆるアレルゲンが少ないのかも知れない。

現地に赴任している人が時折帰国して顔を出したりすると、顔の色艶が非常にいいのに驚く。それに比べて、日本人の顔色の悪さ、肌の汚さに改めて驚く。中国の庶民の食べる料理は、野菜炒めを中心とした食生活なので、それがそのような効果をもたらしているのかも知れないとは、同僚の説。(その人たちが、このスギ花粉の時期に帰国して症状がぶり返すかどうかは、今後の調査を待ちたい)

ただ、最初にも書いたように、日本では動物にも症状が出ているということは、やはり日本独特のアレルゲンの存在と食生活を含めた環境全体の影響が考えられる。

今年は、スギ花粉が大量に舞うらしい。各自アレルギーの耐性レベルがあり、アレルゲンがそのレベルを越えたときに症状が出ると聞いたことがあるので、今年は私を含めて今まで症状が出なかった人も用心だ。

第四間氷期と温暖化ガスの削減

安部公房の小説「第四間氷期」を学生時代に読み、地質時代的には現代が氷河期と氷河期との間の間氷期にあたることを知った。ウルム(ヴュルム)氷期(5万3千年前から1万年前)などの氷河期には、海面が大きく低下し、大陸と日本列島の間に陸橋が出来、先日話題にしたオオカミたちも大陸からやってきたという。もちろん現代日本人の先祖にあたる旧石器時代の人々もナウマン象などを追って大陸から渡ってきたのだろうか?

この2月22日(愛猫家の間ではニ(ャ)ーニ(ャ)ーニ(ャ)ーの語呂合わせでネコの日と呼ばれる) 地球温暖化防止目的の京都議定書が、アメリカとオーストラリアなどの大量排出国の参加なしに発効した。中国は、今回は批准国ではあるが、途上国として温室効果ガス排出抑制目標は義務化されていないという。EUは、非常に積極的で、目標を達成しそうだが、日本は危うい。また、CO2の排出量の国家間の取り引きなどという本末転倒のことも行なわれている。

ところで、アメリカ政府がこの京都議定書に参加しないのは、経済界からの強い反対があり、ブッシュ政権がそれを理由に行動しているのだろうが、その一方で、現在の温暖化が人為的なものではないという学説や研究もあることもその一つの理由だろう。

というのも、将来の有望な資源と期待されているメタンハイドレートというものが、海底に眠っているのだというが、このリンクに見るように、気候変動のトリガーとしてこのメタンハイドレートの大崩壊によるメタンガスの大気への放出現象があるらしい。

とにかくものすごい量の炭素がその中に含まれているという。「全世界では大気中の二酸化炭素の16倍の炭素がメタンハイドレートとして蓄えられていると推定されています。

現在が、いったい間氷期のどのあたりにあるのか。急激な寒冷化はいつくるのか(安部公房の小説は、寒冷化に適応した人類を描いていた)。もしくは、まだ気候変動の一環としての温暖化は続くのか。

地質学的には非常に短いスケールの「人類史」の中で歴史に残されたデータ参照すると、現在の温暖化のスピードはかつてないほどのものだという。

ただ、人類が進歩したと言っても、昨日の可聴範囲の上限20kHzの問題にしても、現在の地質年代上の位置、地球の気候変動の問題、太陽活動の活発化の問題にしても、根本的なところで、人類の知見は幼いのかも知れない。

P.S. 面白いサイトを見つけた。歴史と世間のウラのウラ

2005年2月24日 (木)

バルトークとiPodとSACD

吉田秀和著「私の好きな曲」のバルトーク「夜の音楽」に引用されているバルトークの猫のエピソードは面白い。飼い猫が森に迷い込み、それを妻と探しに行くのだが、バルトークの耳に聞こえる猫の鳴き声が妻には聞こえないというものだったと記憶する。

一般に人間の聴覚では、20kHz以上の音は知覚できないとされており、その可聴域の研究結果がCDの音域設定の基礎になっているらしい。(低域は20Hzといわれている。)

ビートルズの「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ」に収録されているある曲の最後に人間の可聴範囲を越えた犬にしか聞こえない周波数の音が収録されていると書かれている曲がある。CDのスペック上は、そのような高周波音は収録できないはずだが、その部分を聴くと何だかキーンという高周波音が聞こえるように作られているようだ。それなら可聴域を越える高周波という謳い文句はまやかしではないか? LP時代のその部分はどうだったのだろうか?スクラッチノイズの彼方に隠れていたのかも知れないが。

アナログ愛好家からは、LPの方が音楽の雰囲気が出ていたという意見が出ることがある。また、いわくCDは冷たい。固い。ぬくもりがない。ざらつく。余韻がない。などなど。

私も実家に帰省するたびに、とてもハイフィデリティと言えない古いオーディオセットでLPを楽しむが、聴きなれている自宅のセットの音よりも、満足感を得ることが多い。まあ、その音で育ち耳が作られたという記憶の作用が大きいとは感じるけれど。

最近では以下のような可聴域を超える高周波成分を豊富に含む音を聴くことによるハイパーソニック効果というものが確認されているらしい。

可聴域を超える高周波成分を豊富に含む音を聞いているときには、それを含まない音を聞いている時に比較して、視床および脳幹の血流が有意に増加し、またその活性と有意に相関して脳波後頭部優位律動のパワーが増大することを発見しました。

さらにこの現象の時間特性を考慮して音質評価実験をおこなうと、高い有意性と再現性をもって音質差が知覚されうることが証明されました。

こうした一連の現象はハイパーソニック・エフェクトと名づけられ、音響工学分野で現在世界的なトピックスになっているSACDおよびDVDオーディオの市場化をはじめとするハイデフィニッション・オーディオ規格開発の導火線となりました。

また可聴域上限を超える高周波音成分は、熱帯雨林をはじめとする自然環境音に豊富に含まれるのに対して、人工的な都市環境音にはほとんど含まれないこと、さらに可聴域上限を超える成分によって神経活性の変化が観察された部位は、モノアミン系投射神経が集中しており様々な精神疾患との関連性が示唆されることなどから、環境予防医学の面からも注目されています。

そうなると、ここで、iPodが俎上に上ることになる。MP3ファイルが、20khz上限のCDのデータを圧縮して保存するものである限り、上記のようなハイパーソニック効果は得ようがない。いまや圧倒的にCDによる音楽が普及し、今後はネットによるダウンロードで、MP3化したディジタルデータをダウンロードして聞くという音楽ライフスタイルが普及すると思われる。

これが過渡的な状態であり、データ量の多いSACD,DVDオーディオ並みのデータがダウンロードできるようになるまでは、ハイパーソニック・エフェクトを得られない音を聞くしかない状態が当分続くのだろう。

今の時代に、超絶的な耳を持っていたバルトークが生きていたら、なんと言うことだろうか?

P.S.
従って、以前にモーツァルトの1790年の肖像画?の記事で触れたが、モーツァルトの曲が高周波成分を多く含むか含まないかは別にして、もしハイパーソニックエフェクトが脳のα波を発生させて安らぎ、癒し効果をもたらすという仮説が正しいとすると、CDのモーツァルトを聴いても無駄だということになってしまう。(トマティス博士系の癒し効果説は、3kHzから4kHzの高周波により得られるというものらしい)。また音楽療法については、このサイトがよくまとまっている。

2/25追記: ハイパーソニックエフェクトで検索したところ、その元論文に行き当たった。
リンクを辿っていくと、なんと、あの「芸能山城組」の主催者の研究だという。一時期、ノンベルカントのブルガリアンコーラスを芸能山城組が歌った「地の響き」の魅力に取り付かれて、毎日聞いていた時期があったことを思い出した。なるほど。

3/24 追記 少々古い本記事だが、"Wein, Weib und Gesang" の「影に潜む複製芸術のオーラ」を読ませてもらい、少し関係があると思いTBを送った。艶や伸びやかさ、雰囲気という数値化が難しいものを感じるのはLP再生の方が多いと思う。もちろんCDの方がSN比がいいので精緻な音の動きなどがよく聞き取れるという利点はあるけれど。

2005年2月23日 (水)

「のだめカンタービレ」第9巻から第11巻(最新刊)

のだめが参加したマラドーナコンクール。どうやら作者は有名サッカー選手名をコンクール名につけるのが好きらしい。千秋が参加した、フランスのプラティニコンクールとか。これは、フランスのブザンソンの指揮者コンクール(小澤征爾を初め、多くの日本人優勝者を輩出)をモデルにしているのだろう。

Sebastiano Viella のセバスチアーノはイタリア人の男性名。(だが、よく見ると Sevastiano と b が v になっていた。ドニゼッティのオペラに Don Sevastiano というのがあるらしい)。Viellaはイタリア語で中世のヴィオラのことで、英語ではfiddleにあたるのだという。 ただ、原作の綴りは Viera。パナソニックの薄型テレビの名前がVieraだが、family name としては ポルトガル アゾレス諸島のピコ島出身者に見られるとUSA系のSURNAMEサイトにあった。

またFranz von Stresemann だが、実際にドイツ人にグスタフ・シュトレーゼマンという歴史上の人物(ナチドイツ前のワイマール共和国時代の首相で1926年にノーベル平和賞を受けている)がいる。vonはドイツ貴族を表す姓の一部。正式には von Stresemannと呼ばねばならない。Karajanも von Karajan と呼ばれないと機嫌が悪かったそうである。

楽しく買いつづけたこのコミックも、とうとう最新刊まで来てしまった。

第9巻。のだめ マラドーナコンクール 本選へ。

P.11 ベートーヴェン ピアノソナタ第23番 ヘ短調 OP.57「熱情」

ベートーヴェンのピアノソナタの中期の傑作とされる(ロマン・ロランの傑作の森)。 同じハリセンの生徒が弾く。千秋に去られる以前のハリセンは第3楽章を速く強く弾くように指導したが、解釈を変え重厚に弾かせたようだ。ところで、この第3楽章の激情的な音楽は意外にも Allegro ma non troppo で 適度な(度を越さない)アレグロ。けれど、コーダが Presto でいきなりトップスピードになる。この部分、いろんなピアニストの演奏を聞いてみたが、なぜか和声が崩れたようになるのが気になる。

P.20 モーツァルト ピアノソナタ 第8番イ短調 K.310(300d)
モーツァルトの数少ない短調のピアノソナタ。このほかにはハ短調があるのみ。多くのピアニストが録音、演奏しているが、ディヌ・リパッティの古い録音が名演の誉れが高い。

P.23 シューマン ピアノソナタ第2番ト短調 未聴。
第1番のソナタはCDでも所有し実演でも聴いたことがあるが、難曲。執拗なシンコペーションというと、第2番はどんな曲だろう。

P.31 ストラヴィンスキー バレエ音楽「ペトルーシュカ」からの三楽章
オーケストラで演奏される原曲のバレエ音楽の方が有名だが、その中から作曲者自身がピアノ独奏用に編曲したもの。マウリツィオ・ポリーニのDGデビュー盤に収録されており、有名になった。

P.84 ドビュッシー 「牧神の午後」への前奏曲
フランス象徴派の詩人マラルメの難解な詩「牧神の午後」にインスピレーションを得て作曲されたドビュッシーの傑作。牧神パン(ファヌス)がまどろんでいると、コケットなニンフの幻影が現れ、パンを誘惑する。パンはニンフたちを追いまわすが思いを遂げることはできず、牧神は物憂い倦怠を感じるというような筋書き。当時、舞台にも掛けられたことがあるようだが、相当スキャンダラスなものだったらしい。なお、フルート独奏でいかにもパンの笛という雰囲気の「シランクス」という作品がある。

P.93 サラサーテ カルメン幻想曲 CD所有せず。
名ヴァイオリニスト サラサーテ(1844-1908)の名前は 現代では「ツィゴイネルヴァイゼン」の作曲者としての方が名が高い。ちょうどブラームス(1833-1897)などと同時代人。この曲の元になったビゼー(1838-1875)よりは少し年下。ちなみにフィクションの登場人物だが、あのシャーロック・ホームズはヴァイオリン演奏が趣味で、サラサーテのコンサートにも出かけたことになっている。他の有名ヴァイオリニストの名前も作品中に登場する。

P.99 R.シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
ドイツで中世から親しまれてきた民話による交響詩。リヒャルト・シュトラウスは、「自分に音楽で表現できないことはない」と豪語した作曲家で、数多くの標題音楽を作曲している。「ドン・ファン」「ドン・キホーテ」「英雄の生涯」「ツァラトストラはこう語った」「アルプス交響曲」「家庭交響曲」「死と変容」などなど。また、幅広い題材と技法を駆使した多くのオペラ、楽劇も作曲している。

P.162 ショパン 「24の前奏曲」より第21番

日本では、前奏曲「太田胃散」という名前で知られる曲や、雨だれのプレリュードのニックネームで知られる曲を含む。24曲になったのは、J.S.バッハが「平均律クラヴィーア曲集」のプレリュードとフーガを、12音上の長調、短調すべてを使って作曲したことに影響を受けている。つまり全ての長調、短調を使用している。

第10巻

P.26 ヴェルディ 歌劇「オテロ」
原作は、シェークスピアの「オセロ」。ヴェルディはこのほかに「マクベス」「ファルスタッフ」をオペラ化している。

P.52 ラヴェル 鏡
1.蛾 2.悲しい鳥 3.海原の小舟 4.道化師の朝の歌 5.鐘の谷
印象派と呼ばれるラヴェルだが、スイス人を祖先に持つためか、時計細工のような非常に精緻な音楽を作曲した。しかし、若き日のホロヴィッツがパリでラヴェルのある曲を演奏したとき、小柄な男が近づいてきて「君はリストを弾くようにラヴェルを弾いたね。しかしそれでいいんだよ。」と話し掛けたと言う。その小男こそ、ラヴェルその人だったというエピソードあり。ゆえにリスト風のラヴェルを弾くピアニストと言ったらホロヴィッツなのだろうが、SP時代の録音しかないようだ。

P.129 ベルリオーズ 序曲「ローマの謝肉祭」
初代オーケストラの魔術師 ベルリオーズ。音楽の革命家 ベルリオーズ。偉大なるアマチュア ベルリオーズ。「幻想交響曲」、「イタリアのハロルド」、巨大な「レクィエム」などが著名。歌劇「ヴェンヴェヌート・チェリーニ」序曲と並び、颯爽とした音楽。

P.131 ハイドン 交響曲第104番ニ長調「ロンドン」

ハイドンの交響曲の最後を飾る傑作。モーツァルトの最晩年1791年、ロンドンから招かれて海峡を渡ろうとするハイドンに対して、モーツァルトは年上のハイドンの健康を気遣ってはなむけの挨拶をするが、ハイドンがロンドン滞在中にモーツァルトは短い一生を終えてしまった。

ハイドンの最後の交響曲12曲のロンドンセット(ザロモンセット)は、モーツァルトの傑作三大交響曲より後に、その影響下に作曲されたものと言える。ハイドンのメロディーは素朴で単純。また、ソナタ形式の完成者、主題展開、動機労作の創始者で、楽器法は達人、構成は明解でごまかしようがない。むしろモーツァルトの演奏よりも難しいと言われている。その意味で、ハイドンの演奏は、指揮者、オーケストラの試金石と言えるかも知れない。セル クリーヴランド管の演奏するハイドンを聴いて、ロビンス・ランドンがハイドン学者を目指したといわれている。その水準を推して知るべし。

P.147 ドヴォルザーク 交響曲第8番 ト長調
有名な「新世界」交響曲は、アメリカ滞在中に作曲されたが、この曲は故郷のチェコで作曲されたもの。第3楽章が非常に美しいスラブ舞曲になっている。この曲もセルが最晩年にクリーヴランド管と録音したEMI盤が名盤とされている。

P.162 ラヴェル 管弦楽曲「道化師の朝の歌」
 ピアノ曲「鏡」第4曲からの編曲
ラヴェルは、三代目オーケストラの魔術師だろうか(初代はベルリオーズ、2代目はリムスキー=コルサコフ?)。自作のピアノ曲のオーケストラ編曲が多い。なお、ムソルグスキーのピアノ組曲「展覧会の絵」のオーケストラ編曲で最も有名なのがラヴェル編曲版である。

P.165 R.シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

P.172 ラヴェル 亡き王女のためのパヴァーヌ
 同名のピアノ曲のオーケストラ編曲版。
この曲も原曲は、ピアノ曲。オーケストラでは、メロディーが与えられたホルンが非常に印象的。ラヴェルの先輩のフォーレも「パヴァーヌ」を作曲している。

第11巻
P.19 ラロ ヴァイオリン協奏曲第2番ニ短調「スペイン交響曲」
スペイン交響曲という題名の付けられたヴァイオリン協奏曲。通常の協奏曲は三楽章形式だが、この曲はなんと五楽章。かつては、冗長だとされ、中間楽章がカットされて録音、演奏されたこともあった(有名なフランチェスカッティ盤など)。スペイン風の物悲しいメロディーが聞ける大変魅力的な曲。

P.20 チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲とのカップリングで、メンチャイと呼ばれる。有名なピアノ協奏曲第1番と同様、誕生時には周囲の無理解に晒されたが、その後理解者による辛抱強い再演により、いまやヴァイオリニストのレパートリーとして欠かせない名曲と評価されている。但し、第3楽章には慣例的なカットが多く、一時代前の演奏家の録音はほとんどがカットされており、有名なハイフェッツ盤もカット版による。

P.21 ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調
言うまでもなく最も有名なチェロ協奏曲。ただ、コンクールでの協奏曲指揮だが、それぞれそれなりの長さがあるので、全曲を演奏したのではないと思うが。

P.32 R.シュトラウス 交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」

P.42 バルトーク 「舞踏組曲」(舞踊組曲と呼ばれる場合もある)
ピアノ版もあるが、ここでは指揮のコンクールなので、オーケストラ版。

P.128 ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第3番
千秋が世界デビュー。中国人の女性ピアニストとの共演。なお、中国系のピアニストでこの曲を軽々と曲芸のように弾くランラン(朗朗)という男性ピアニストがいる。

P.153 ロッシーニ 歌劇「セヴィリャの理髪師」より「私は町の何でも屋」
「フィガロの結婚」の前日談(後日談ではなく)のオペラ。そのフィガロが歌うアリア。

P.166 ブラームス 交響曲 第3番 第3楽章
先年なくなったサガンの小説「ブラームスはお好き」を原作にした映画「さよならをもう一度」(イングリッド・バーグマン、アンソニー・パーキンス他)のBGMとして使われた。ブラームス自身メロディーメーカーとしてはコンプレックスを持っていたらしく、チャイコフスキーあたりにはその旋律的な要素の欠如を批判されたらしい。また、ヨハン・シュトラウス二世の優美な旋律にはあこがれを持っていたとされる。そんなブラームスが作曲した非常にロマンチックな音楽。特に主旋律が再現する際に、ホルンにより対旋律が寂しげに奏される部分は聴き所。

P.172 D.スカルラッティ ソナタ ヘ長調K.525(L.188)
ホロヴィッツによる有名な録音で聞くことができる。 K.はカークパトリク番号、L.はロンゴ番号のこと。ものすごい数のソナタ(古典派のソナタとは異なり単一楽章)を書いた。バッハ、ヘンデルと同じ1685年生まれ。父は同じく作曲家のアレッサンドロ。

P.186 リスト 超絶技巧練習曲S.139  第1曲「前奏曲」第2曲、第5曲「鬼火」第10曲
Etudes d'execution transcendante というのが原題。のだめがこの曲集をぶっ続けで弾けるというのはそのテクニックの高度さを証明しているが、オークレール師には認められない。

2005年2月22日 (火)

日韓と英愛の平行関係 と メサイア初演

pfaelzerwein さん のWein, Weib und Gesang の最新の記事にヘンデル(1685-1759)のメサイアが題材とされ、初演がダブリンで行なわれたということを読み、そういえば当時のアイルランドはどのような政治体制下にあったのだろうと調べてみた。

メサイアのダブリンでの世界初演 1742年の4月13日。

以前ダブリンに仕事で出張したおりに、現地の人と歴史談話をしたことがあるが、その際、日本ではピューリタン革命の立役者として中学校の歴史でも教えられるほど著名なオリバー・クロムウェル(1599-1658)が、アイルランドでは今でも憎まれていることを聞いて驚いた。

1642年の革命後、1649年に英国軍を率いてアイルランドに侵入したクロムウェルは、カトリック系アイルランド人(ケルト系のゲール系が多い)を多数虐殺、アルスター(今の北アイルランド)からは多くのアイルランド人を追い出し、空いた土地に長老派のスコットランド人を入植させ、今日の北アイルランド問題の原因を作った張本人だというのだ。

メサイアのダブリン初演は、その頃から約100年後。イギリスではクロムウェルによる共和制は既に潰え、王政復古後の名誉革命1688~1689年を経た時代で、アイルランドはまだイギリスの支配下にあった。ちょうどガリバー旅行記のジョナサン・スウィフト(1667-1745)ダブリンの聖パトリック大聖堂で大主教を務めていた時代である。

大主教ということで、彼はイギリス国教会派の有力人物であり、恐らくヘンデルのメサイアの初演に居合わせた可能性は相当高いのでははないだろうか。上記のリンクには、「1742年4月にヘンデルがダブリンで“メサイア”の初演を行った時、聖パトリック大聖堂の聖歌隊はクライストチャーチの聖歌隊と合同で参加した。」とあるので、一層その蓋然性は高いだろう。

追記:メサイア ダブリン初演時のヘンデルとスウィフトの関係について

日本語サイト 
面白いフィクションはあったが、スウィフトが反対したのか賛成したのか、初演に立ち会ったのか、明確に記述しているものは見つからなかった。

メサイア(ヘンデル)のページは、解説から対訳、英語の発音,midi など非常に充実したもの。

「ヘンデル スウィフト」で検索したら、このメサイア初演の件ではなく、かかわりがあったというサイトがあった。

英語サイトには、メサイア ダブリン初演とスウィフトの関わりについて言及しているページが沢山あった。

SWIFT HANDEL MESSIAH でGOOGLE検索をした結果

聖パトリック教会のサイト
そのヘンデルのメサイアのページ
BBC h2g2 Handel's 'Messiah'
  
これらによると、スウィフトは、メサイアのダブリンでの演奏を最初は反対したのだが、結局、自分の教会に属する合唱隊が初演に参加したことから考えると、relent(気持ちを和らげる)ことになったに違いないと推測されているようだ。
   

(数年前私が仕事でダブリンを訪れたときに、帰国時ダブリン空港へ向う途中、タクシードライバーに頼んで、ダブリンの市内を一通り回ってもらったことがある。上記の聖パトリックチャーチのほか、クライストチャーチ、トリニティ・カレッジ、ギネス本社なども案内してもらった。その親切な運転手さんはイギリス出身だがカトリック信者らしく、ダブリンの丘の上にある巨大な十字架に連れて行ってくれて、ここにPopeが来たんだよとうれしそうに話してくれた。初めPopeが何を指すか分からなかったので尋ねると、catholic, papa と説明してくれ、ローマ法王のことだと分かった次第。私が「ローマに行きヴァチカンに詣でたことがある」と言うと、ヘー日本人がね、という顔をしながら、「そのうち私も行きたいんだ」と言っていた。)

ところで、日本史をその時代より少しさかのぼってみると、豊臣秀吉(1536-1598)の朝鮮出兵がある。1592年(文禄)と1597年(慶長)のことだ。いまだに韓国・朝鮮の人は、この朝鮮出兵を恨みに思っているという。ちょうど、アイルランド人がクロムウェルとイギリス人を恨むように。

梅棹忠夫「文明の生態史観」という本があり、学生時代に政治学史のゼミで読んだ。旧大陸の東と西に巨大文明、中華文明とローマ文明の古代文明が花開き、その両端の極東(日本)と極西(西欧)になぜ近代文明が平行進化的に出現したかを論じた内容の本で、名著とされる。非常にマクロ的な視点の著作である。

イギリスとアイルランドの関係と、日本と朝鮮との関係は、そのミクロ的な実例かも知れない。(位置関係的には、アイルランドが極西で、日本が極東であり、完全なシンメトリーではないが。)

 

国立科学博物館の零式艦上戦闘機

国立科学博物館の零式艦上戦闘機。1970年代に有名なラバウル沖で引き上げられ、展示されたものだという。このリンクは優れもので、展示状態がどのように変わっているかを確認できる。私が子供時代に両親と弟と東京見物の時に、上野動物園やこの科学博物館を見学したのだが、その頃は1960年代末だったので、まだこの戦闘機は展示されていなかったわけだ。

私が小学校時代、田舎の小学校だということもあり、図書館には太平洋戦争の戦記ものなどもあり、ゼロ戦の撃墜王の話や、ゼロ戦開発の子ども向けの本なども蔵書にあって、結構熱心に読んだし、ちばてつやのマンガ「紫電改の鷹」などは子どもの間でも人気があった。何しろ、父母は、国民学校に通って戦前の教育を受けた世代なので、戦争と敗戦で苦労を舐めたとは言え、当時の誇りだったゼロ戦や軍艦の話はたまに話題に上った時代だ。また、プラモデルでは、戦艦大和や武蔵、航空母艦などと並んで、ゼロ戦は人気モデルだった。

ただ、私が小中高をすごした時代は、反戦平和運動の時代であり、私自身も政治史で平和思想を学んだこともあり、この零式艦上戦闘機発見と国立科学博物館展示についてはニュースなどではどのような取り上げ方をされていたのかは分からないが、当時は関心の外だったらしくほとんど記憶にない。その一方で日本の誇る零式艦上戦闘機については思い入れがある。

再び、カハクを訪れた2000年頃には既にどこかに展示されていたはずだ。そして先日、初めて新館3階の日本の科学技術史のフロアで偶然ご対面した。

zero_fighter_at_museum

一度空襲で破損し、その後単座式を複座式として改良したものだが、1945年に撃墜され、1972年に引き上げられるまで海の底に眠っていたのだという。

なお、上記リンクのにあるが、「零戦 新館へ再展示(2004/11から一般公開)撮影2004/11/03 出展:A6M232 」の展示説明に、「1972年『ラウバル』北西ニューブリテン島沖海底」と書かれている。ラウバルではなく、ラバウルの間違いだと思う。グーグルで検索しても、ニューブリテン島にラウバルは地名としてはないようだ。

この件で、カハクへメールした。訂正されればいいのだが。

現在も飛べるゼロ戦がアメリカの博物館に所蔵されている

またスミソニアンにもゼロ戦はある。ニュージーランドの博物館にも映画「トラトラトラ」の時のレプリカモデルがあるらしい。

「のだめカンタービレ」第7、8巻

昨夜、読破。段々、スポ根的な熱血路線に転換か?絵柄も微妙に変化しているような。ただ、展開的に面白いことは面白かった。

第7巻

P.10 「キラキラ星」第4巻P.153を参照。この変奏曲のことだと思うが、どうだろう。

P.21 名なしのオーケストラの演奏曲目候補
ベートーヴェン
ドヴォルザーク「新世界」
モーツァルト
シベリウス
メンデルスゾーン
チャイコフスキー
ショスタコヴィチ
ドビュッシー
マーラー「千人の交響曲」
チェロ協奏曲
フルート協奏曲
ホルン協奏曲
ヒンデミット「ヴィオラ協奏曲」
ヴァイオリン協奏曲
オーボエ協奏曲

P.39 モーツァルト オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
ザルツブルクで作曲されたこのオーボエ協奏曲をニ長調に移調したものが、フルート協奏曲第2番になる。ケッヘル番号は同じ番号。モーツァルトのフルート協奏曲のオリジナルは、第1番ト長調のみ。なお、モーツァルト時代のフルート(ピリオド楽器演奏で使用されている本当の木管)は、音程が悪かったらしく、彼の嫌いな楽器だったと手紙に書かれている。しかし、このほかに、フルートとハープのための協奏曲や、4曲のフルート四重奏曲などが作曲されている。

P.54 バッハの無伴奏ソナタ
J.S.バッハ作曲の「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」ソナタ3曲、パルティータ3曲のうちのどれかだと思われる。なお、パルティータ第2番ニ短調の終曲が超絶的な傑作「シャコンヌ」。

P.90 ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 Op.68
千秋が、第4巻P.9で練習していたブラームスが1番だったことがようやくここでわかった。 P.114でシュトレーゼマンがベルリンフィルを指揮して演奏しているのもこの曲だろう。

P.135 モーツァルトとR.シュトラウスの(オーボエ)コンチェルト
新オーケストラのオーボエ奏者 黒木の押コン課題曲。モーツァルトは上記の曲。R.シュトラウスのは、オーボエ協奏曲ニ長調AV.144(1945~46/1946初演/1948出版)[3楽章]というものがあるらしい。未聴。

第8巻

R☆Sオーケストラ演奏曲目

P.12 シューマン 「マンフレッド」序曲 Op.115

P.23 モーツァルト オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314
「作品314」となっている。K.はケッヘルによる年代順の作品番号のことだが、作品と訳すのはあまり一般的ではない。残念!

P.36 ブラームス 交響曲第1番 ハ短調 Op.68
第4楽章の覚えやすい長調のメロディーは、ベートーヴェンの第九の第4楽章の歓喜の歌のメロディーに似ている。ある時期まで、メロディーの盗作というような指摘があったようだが、ベートーヴェンの引用、ベートーヴェンへのオマージュなどという言い方もある。なお、この二つのメロディーはあまり似ていないという解説を読んだ記憶もある。

P.85 シューベルト ピアノ・ソナタ第16番イ短調D.845,Op.42(1825)[4楽章]
D.はドイチュによる年代順の作品番号。未聴。

P.96 リストの曲。P.140で出てくる「鬼火」か?

P.123
P.85の曲をのだめがマラドーナコンクールの1次予選で弾き、大物審査員らしい意人物(オークレール氏)が注目する。

P.132 サン・サーンス チェロ協奏曲 下記の2曲があるが、演奏されるのはもっぱら第1番の方。サン・サーンスは、交響曲やヴァイオリン協奏曲でも演奏されるのはもっぱら3番だけというように、作品の出来や人気に大きなムラがあるようだ。

チェロ協奏曲第1番イ短調Op.33
チェロ協奏曲第2番ニ短調Op.119

P.139 のだめ 2次予選曲。
J.S.バッハ 平均律クラーヴィーア曲集第2巻より第16番ト短調BWV.885
BWVとはシュミーダーによる体系的(楽器編成別)の作品番号のこと。
もともとはチェンバロのためにかかれた曲だが、現在のピアニストもこのピアノの「旧約聖書」(ハンス・フォン・ビューロー)に積極的に取り組み、2/24付けの朝日新聞朝刊に、来日中のバレンボイムのリサイタルの音楽評が載っていた。オクターブを重ねて弾くなど変更(編曲)も加えているらしい。ピアノによる録音では、グールド、グルダ、リヒテルのものが有名。

P.140 には演奏曲リスト
2次では、ほかに ショパンのエチュードOP.10-4嬰ハ短調
リスト 超絶技巧練習曲第5番変ロ長調「鬼火」

3次 海老原大作 ロンド・トッカータ(作者の友人の作曲家が実際に作曲したもの)
ドビュッシー 喜びの島

本選
モーツァルト ピアノ・ソナタ第8番イ短調K.310(300d)
シューマン ピアノ・ソナタ第2番 ト短調 Op.22
ストラヴィンスキー ペトルーシュカからの3楽章

P.152
メンデルスゾーン、フォーレ のだめの同窓 坪井君が弾く。

P.162
ブラームス パガニーニの主題による変奏曲 イ短調 Op.35-1
もう一曲 同名のOp.35-2がある。

P.163
ラヴェル 「夜のガスパール」より第3曲「スカルボ」

のだめのマラドーナコンクール課題曲は、多彩だった。

ちょっと気になったのが、ベルリンフィルのコンサートマスターだった人が、ヴィーンで教鞭を取るケースがあるのだろうかということ。ベルリンフィルではなくて、ヴィーンフィルのコンサートマスターという設定ならより自然だったと思うが。

カバー折り返しや扉の楽譜は両巻とも降参。

 

2005年2月21日 (月)

アニメ「ちびまるこちゃん」にバーンスタイン

昨夕、子ども達と「ちびまるこちゃん」のアニメーションを見ていたら、まることおじいちゃんが静岡から清水の自宅までタクシーに乗って帰るというエピソードがあった。静岡駅から清水駅までは約10kmあるので、相当おじいちゃん無理をした。

とらくまタクシーという個人タクシーに乗り、そのサービス(おしぼり、キャンディーの無料サービス)に感心していたら、静岡市内でのタクシー強盗のラジオニュースが流れ、その人相のアナウンスの途中、ドライバーが突然ダイヤルを変更すると、流れ出したのが、ベートーヴェンの「英雄」交響曲の第一楽章。まることおじいちゃんは、このタクシードライバーが、ニュースで流れた強盗ではないかと疑心暗鬼でハラハラドキドキだったのだが、運転しながら指揮真似をしていたこのドライバー、第一楽章が終わると「バーンスタインは良いねー」とのたまった。

思わずのけぞった。このドライバー、いつもこの時間に始まるクラシック音楽のラジオ番組を楽しみにしていたという設定だった。ところで、なぜ「バーンスタイン」?原作者がファンなのか? コミックとクラシック音楽のつながりがまた生じたようだ!?

ライブドアによるニッポン放送株買収

フジ・サンケイグループのラジオ局、ニッポン放送の株が、ライブドア(リーマンブラザーズという米系証券会社から資金提供を受けているとされる)により大幅に買われ、その議決権比率が40%の大台に達しそうだという。ラジオ局くらいと思うのだが、このニッポン放送がフジテレビの大株主になっているから事態をややこしくしているらしい。

学生時代、フジ・サンケイグループのリーダーだった鹿内という人物の書いた自伝めいたものを、政治学の授業で読んだことがあった。同じ講義での課題書として、有名なルポ「自動車絶望工場」だとか、ソ連の反体制歴史学者メドベージェフの「フルシチョフ 権力の時代」とか多岐に渡る本がリストアップされて読まされた。鹿内という人の本はマスコミにおける労働争議の関係で読んだのかも知れない。その鹿内氏も、後継者の息子が早世し(NHKのアナウンサーだった美津子夫人と結婚した人物)、その名も聞かなくなったが、当時サンケイ新聞といえば、いわゆる「右傾化」「保守化」の論陣を張っているとみなされていたメディアだった。その頃からフジテレビが「女子アナウンサー」(女子アナ)のタレント化の先鞭をつけるなど、徹底的な娯楽路線に走り、いまや人気局として君臨している。

今回の騒ぎの張本人の堀江氏は、昨年の野球界の再編問題で、新球団を仙台に創立すると宣言して話題を撒いた人物で、オールドスタイルのオーナー会議に嫌われ敗れはしたが、それ以来ずっとマスコミの注目の的だった人物だ。今回の株の買占めはいわゆるM&Aであるが、放送局は、政府総務省により免許を受けている関係で、(この前のNHK問題ではないが)政界との関係が深い。そこに、外資をバックにしたお騒がせ男が突然宣戦布告したものだから、政財界は大慌てになっている。それも、フジテレビが、グループ内の資本関係の整理整頓のために、ニッポン放送株の公開買付(TOB)の実施を宣言し、実行する前だったものだから、余計騒がしくなっているのだろう。

もう何年も前、オーストラリアのマスコミ王(マードック?)がテレビ朝日株を買収しようとした騒動があったが、あれ以来のマスコミ経営問題だろう。一般企業の買収問題ならこれほど騒がれることはないが、マスコミとはそれほど利害関係が複雑に絡み合っているところなのだろう。

ただ、アメリカでは、タイムワーナーAOLグループなどという、新旧メディアの複合体が産まれたことがあるので、単純な外資による日本食いという感情的な反発は抜きにしても、そのようなメディアコンプレックスの時代なのだろうとは思う。デジタル放送化により、ネットによるデジタルコンテツの配信との垣根は取っ払われるわけだから、ネット起業者が、放送メディアに食指を伸ばすのは今後避けられないのかも知れない。

エアバスA380と長距離夜行列車

航空機のエアバス社の最新型の超大型機 A380が2006年には就航予定だそうだ。通常座席レイアウトで、555席だという。また2008年には貨物機A380Fも就航するらしい。ちなみにボーイング社のB747 の最大座席は568席のものがあるらしい。

日本では、長年親しまれた長距離夜行寝台列車が務めを終え始めている。大都市と地方都市の間で飛行機の大量輸送が可能になっているし、長距離バスもネットワークを広げている。九州方面から長時間をかけて翌午前中に東京につくブルートレインの元祖あさかぜ(下関ー東京)が今年の2月末日をもって廃止される。「さくら」(長崎-東京)も。

2005年2月20日 (日)

CDデータ、ライナーの誤記(ラフマニノフ 2番)

「のだめ」関連で、変なことに気がついてしまった。ラフマニノフの第2協奏曲が、千秋とシュトレーゼマンの子弟関係の山場の曲として描かれているため、いつのまにか集まった(妻が好んでいるということもあるが)この曲のCDの聴き比べをしたのだが、その中で、アシュケナージとプレヴィンによる1971年録音の定評のあるCD(95.10.25の表示だからちょうどその頃買ったもの、POCL-9652 44 793-2)のデータとライナーノート両方の情報が誤っているのだ。何度も再発を繰り返しているだろうから、すでに訂正されているとは思うが、こんな具合。

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
第1楽章 Vivace 13:22
第2楽章 Andante 6:54
第3楽章 Allegro vivace 7:49

そして宇野功芳氏による楽曲解説でも、解説内容や調性、拍子は第2番のものなのは間違いないが、テンポに関する発想表示がCDのデータのままになっている。これは明らかに他のCDの表記とは違う。

このテンポ表記と所要時間を元に、これが何のものかを探してみた。

ツィメルマン、小澤による第1協奏曲のものが

第1楽章 Vivace - Moderato - Vivace 12:22
第2楽章 Andante 6:42
第3楽章 Allegro vivace 7:28

となっていたので、恐らくアシュケナージ、プレヴィンのCDを再発する際、全集の第1番のデータを間違って使ったのだろう。しかし、宇野氏のライナーまでがそれと同じく間違っているというのはどういうことか?

実家にはLPで、同じアシュケナージ盤があるはずなので、確かめてみよう。宇野氏の情緒纏綿とした解説が読めるはずだ。

さて、CDで確かめたアシュケナージ盤のタイミングは下記の通り。

アシュケナージ プレヴィン/LSO 1971         Ⅰ11:09, Ⅱ11:57, Ⅲ 11:43

ちなみに
ラフマニノフ ストコフスキー/フィラデルフィアO 1929 Ⅰ09:46, Ⅱ10:49, Ⅲ 11:00
キーシン ゲルギエフ/LSO            1988 Ⅰ11:25, Ⅱ11:46, Ⅲ 11:19
ツィメルマン 小澤/BSO              2000 Ⅰ11:46, Ⅱ12:15, Ⅲ 11:34

作曲者自作自演盤は、各楽章とも若干速いが特に第1楽章が速い。しかし、他の三録音は、三楽章それぞれがほとんど同じタイミングというのには驚いた。

第3番
ラフマニノフ オーマンディ/フィラデルフィアO 1939 1940Ⅰ13:56, Ⅱ08:41, Ⅲ 11:26
キーシン 小澤/BSO              1993   Ⅰ18:29, Ⅱ10:30, Ⅲ 15:15

 自作自演盤を改めて聴きなおしたが、そのヴィルトゥオージティは呆れるほどだ。急緩急の古典的な速度感で演奏している。それに対してキーシンは大切に丁寧に弾いているのだろうが、50%近くも遅いテンポというのはどういうものなのだろうか?

追加記事: このラフマニノフのピアノ協奏曲第3番のことを深く研究しているサイトがあり、それによると、作曲者自身による、カットがあるらしい。また、カデンツァも難しいのと比較的簡単なものがあるようだ。それらも時間には影響している。

なお、ミケランジェリの言葉で「ラフマニノフの2,3番をどうして弾かないのかということだが、作曲者自身の名演があるので自分で弾く意味を感じない。4番については、作曲者自身の演奏が満足いくものではないので、私自身が演奏している」という嘘とも冗談とも付かないものがあるそうだ。

プラネタリウムと3D映画

fuer_elise今日、日曜日は、次男につきあって、子ども会風の遠足に行った。近くの町にあるプラネタリウムと全天周映画のある子ども館を仲間と訪ねる行事だった。プラネタリウムは何年振りだろう。いまや照明が明る過ぎる都市部では見ることができない6等星の光る星空。今の季節、夜8時頃、南の空には冬の大三角、大犬座のシリウス、小犬座のプロキオン(名前を忘れていた)とオリオン座のヴェテルギウスが形作るものが現われる。

大犬座は、オリオンの猟犬だと記憶していたが、地獄の番犬ケルベロスというふうに解説されていたので、あれっと思った。少年の頃の冬の星空と言えば、土曜日の夜、書道塾からの帰りの澄み切った空に見えたオリオン座とシリウスを今でも覚えている。オリオンの腰刀の縦の三ッ星(ガス星雲がある辺り)もよく見えたものだが、今回のプラネタリウムではあまりはっきりしていなかった。

全天周映画は、『「爆笑問題」吹き替え!3D迷宮事件』という45分もの。なぜ立体視が可能かを面白おかしく説明したものだった。例の右が青、左が赤(薄茶色)という眼鏡をかけて画面を見ると、まさに目の前に浮かび触れることができるような具合に映像が見える。いわゆるバーチャルリアリティそのものの立体感だ。もう20年近く前のつくば万博で、富士通が全天周の映画館を出展し、コンピュータ処理とプログラム、映像の力を見せ付け話題になったものだが、あれは、非常に単純な幾何学図形(水の分子模型)だったと思う(見に行けなかったが)。それが今では身近でこんなに容易に、実写に近いようなものを立体で見られるようになった。

ただ、私の視力が左右異なるためか、非常に疲労感を覚えた。また3D眼鏡も使いづらい。今ではメガネなしでも立体視できる技術も開発されているらしい。

技術の進歩が人類を幸福にするかどうかについては、今や多くの人が懐疑的ではあるが、それでも進歩というか高速化、ミクロ(精緻)化、マクロ(巨大)化はとどまる事を知らないようだ。

モーツァルト「魔笛」夜の女王、パミーナ

「のだめカンタービレ」で「魔笛」の夜の女王とその娘パミーナを扱っていたので、このふたりの役の重要さについて少し考えてみた。

夜の女王 第1幕第4番(夜の女王の登場、さらわれた娘を心配、タミーノへの命令) と 第2幕第14番「復讐のアリア」の二つのコロラトゥーラのアリアで有名だが、役どころとしては、これだけ。しかし、この2曲の至難で印象的なアリアにより、「魔笛」といえば、夜の女王というほど有名ではある。

一方、その娘パミーナは、パパゲーノとのデュエット第1幕第7番「愛の賛歌」(これがこのジングシュピールの眼目である)、第2幕第17番の「死を決した」アリアなど、主人公タミーノの相手役として最後まで重要な役を果たす。パミーナの存在なくして、タミーノの試練の克服もない。しかし、母親ほどの強烈な個性がなく、比較的地味だといえよう。

レヴァイン指揮のメトロポリタンオペラのDVDでは、夜の女王はルチアーナ・セッラ、パミーナはキャスリーン・バトルが歌っている。

2005年2月19日 (土)

「のだめ」第4巻から第6巻

第4巻。

カバー折り返し、扉、人物紹介、目次は、第1巻からに同様で、ラヴェルのボレロ。

P.9からのSオケの新練習曲はブラームスの交響曲らしい。 P.39 の楽譜からはどの曲か同定できない(^^;)

P.46 千秋がシュトレーゼマンからもらった曲 ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。

P.51 のだめが弾く「かわったショパン」

P.65 真澄が歌っているのは、ガーシュインの「サマータイム」(歌劇 「ポギーとベス」より)

LESSON 21からの 長野のニナ・ルッツ音楽祭は、多分長野アスペン音楽祭がモデル。アメリカ、コロラド州の有名なアスペン音楽祭と提携し、世界的に著名な演奏家がセミナーを開いた。今も行われている?以前、その音楽祭の最終日、東京カルテットの初代第1ヴァイオリンの原田幸一郎が指揮する音楽祭オケとイエフム・ブロンフマン、チョー・リャン・リンの共演を聞いたことがある。 

P.98 「のだめ」がレッスンを受けるバルトークの SUITE (組曲)。1916年作品の 「ピアノ組曲」Op.14 だと思われるが、私は未聴。なお、1923年作品の 管弦楽の「舞踊組曲」 (ピアノ版もあり)という可能性もあり?著作権の関係か譜面はぼかしているらしい。

P.109 音楽祭の学生オケの練習曲 ドヴォルザークの交響曲第5番。未聴。ドヴォルザークの交響曲全集でも買わないとなかなか聞けない曲ゆえ、千秋も「なんつーマニアックな」と驚いている。
 
P.153 モーツァルトの「キラキラ星」は、モーツァルトの通称「キラキラ星」変奏曲 K.265(K6 300e)のこと。マザー・グースでも著名な童謡を主題にしたものだが、その童謡自体フランス歌謡の「ああ、ママに言うわ」(シルヴァンドルの恋)という題名の歌に基づく。モーツァルトの曲は、このフランス歌謡に基づくもの。なお、この曲、例のモーツァルトの高弟で、「ピアノは巧いが、悪魔のような面相と書かれた」ことで哀れにも有名になったヨゼフィーネ・アウエルンハンマー嬢に献呈されているというのも面白い(NHK 「モーツァルトを弾く」 テキストでの海老澤敏氏による解説より)。譜面づらは優しいが、非常に華やかな曲にしあがっている。

P.168 超有名なショパン「幻想即興曲」。のだめは小学校低学年のときにすでに耳コピでこの曲を弾けたということになる。ただ、本編での彼女の出身地は福岡らしいので、この東京のエピソードは彼女が子ども時代東京で暮していたということを意味するのだろうか?

第5巻。

カバー折り返し、人物紹介は、新曲。2台のピアノのための曲か、ピアノ協奏曲の練習用(オーケストラパートを第2ピアノの編曲したリダクション版)。フラット3つ(変ホ長かハ短調)。 扉は別の曲?フラット4つ(変ロ長調か、ヘ短調)。

目次は第1巻からに同様で、ラヴェルのボレロ。

P.30 雑誌「クラシック・ライフ」のニナ・ルッツ音楽祭の記事の写真キャプションに J.S.バッハ ピアノ協奏曲第3番ニ長調とある。BWV1054( BWV 1042のホ長調のヴァイオリン協奏曲第2番からのバッハ自身による編曲版。ケーテン時代の作品をライプツィヒでの演奏会用に編曲したらしい。バッハはヴィヴァルディの曲などもよく編曲している。)

P.46 彩子たちオペラ研究会の公演は、モーツァルトの歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」。フィガロ、ドン・ジョヴァンニ、魔笛に比べると、人口に膾炙した有名なアリアなどがないためか、私はあまり聴く機会がない。序曲でさえ単独ではあまり演奏されない。

P.51 のだめたちピアノ科学生がピアニカで加わったSオケの演奏は、ガーシュインの「ラプソディー・イン・ブルー」。あの「グランド・キャニオン(大峡谷)」のグローフェによりバンド部分にオーケストレーションが施され、ピアノとシンフォーニーオーケストラのための一楽章のピアノ協奏曲的に演奏されるようになった。

シュトレーゼマン指揮のAオケと千秋のピアノソロによるラフマニノフのピアノ協奏曲第2番。現在の主流は、第1楽章を重々しくゆったりと演奏するのが普通だが、ラフマニノフの自作自演版のテンポは非常に速い。のだめが、千秋の伴奏で弾いたテンポも速かったようだ。

P.161 ヴィエラの指揮する多分ヴィーンフィル(ヴィーンのムジークフェラインザールゆえ)によるベートーヴェンの交響曲第5番(通称「運命」)。

P.176 ヴィエラの指揮するチャイコフスキー「悲愴」交響曲。ただ、千秋真一がピアニストである父にこの曲のレッスンを受けるのは、少々不自然では?ヴァイオリンのパート譜を練習したということ?

第6巻。

カバーおり返し。クラリネットとピアノとバンジョー?扉も同じ曲のスコアか?人物紹介も?目次はボレロ。

P.11 リスト メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋での踊り」。難曲として知られる。オーケストラ編曲版もあり。

P.36 千秋の読んでいるドイツ語の本は?と確認したら、「音楽精神からの悲劇の誕生」 ニーチェ著 千秋は勉強家だ。

P.69 アンドレ・ジョリヴェ 打楽器のための協奏曲。このコミックで初めて知った作曲家と作品。

P.138 千秋真一の祖父の「サン=サーンスは弾けるかい」は、ヴァイオリン曲として有名な「序奏とロンド・カプリチオーソ」イ短調だろうか?

P.156 J.S.バッハ 「マタイ受難曲」。バッハのみならず全西洋音楽史を通じての最高傑作と評する人もいる。

P.158 千秋の祖父のコレクション。
「ハイフェッツの60枚組CD」は、『ハイフェッツ大全集 65枚組 RCA』のこと。
ハイフェッツのバッハ「無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ」。
ハイフェッツのラヴェル「ツィガーヌ」が見られる、と書いたが、ツィガーヌのつづりはTziganeなので、これは、ハイフェッツの有名なサラサーテのツィゴイネルヴァイゼンが正しいようだ。なお、このCDで、上記サンサーンスや下記のショーソンも聞ける。

また演奏者不明のモーツァルトの後期のピアノ・ソナタ第14から17番。

「ミルヒーの若き日のレコード」は多分ベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」(Es dur Op.55と読める)ものだろう。

ベートーヴェンの in F MAJOR Op.2* と読めるのは、へ長調の作品20番台なので、ヴァイオリン・ソナタ「春」しかない。

フランクのヴァイオリン・ソナタは、セザール・フランクの残した最高傑作。

「ショーソンの楽譜」。ヴァイオリンで有名な曲といえば、詩曲(Vnと管弦楽)なので、ピアノ伴奏版の楽譜のことだろう。

P.167 エルガーのヴァイオリン・ソナタ ホ短調 作品82 未聴。五嶋みどり(MIDORI)が上記のフランクのソナタと一緒に録音しているCDの存在は知っているが、今度是非聞いてみたい。

P.171 千秋真一の叔父(真一の母 征子を呼び捨てにしているので、伯父か?)は、実はエルガー通?威風堂々、愛の挨拶、チェロ協奏曲は私もCD所有。ただ、エルガー通とするとこの叔父のセリフに有名な「エニグマ(謎)変奏曲」がないのは不思議。以下のオラトリオ「ゲロンティアスの夢」、交響曲第1~3番、弦楽四重奏と弦楽合奏のための序奏とアレグロ は未聴。交響曲第1番は、ロジャー・ノリントン指揮の演奏を放送で聴いたことがあるような気がする。ただ、千秋真一の従弟の台詞、エルガーの伝記には詳しくないが、「威風堂々」がジンゴイストの曲として不人気になったことがあったのだろうか?あのプロムスで演奏され、歌われるように「威風堂々」第1番の中間部など第2のイギリス国歌とされていて大衆的な人気の源泉では?

さて、今後の展開はどうなるのか。楽しみである(^^) 

登場人物紹介を読みなおしたら、奥山真澄が男子となっており、驚いた。ミスリードしていたらしい。そう言えば、長野の音楽祭の時に峰と同室だったのでおかしいと思ったのだ。恥ずかしい(^_^;)

なお、現在「のだめ」でググると、数多くのサイト、ブログが曲目について、コメントしている。みんな面白がっている!

2005年2月18日 (金)

ベートーヴェンの生地

ベートーヴェンの祖父や祖母について調べていたら、そういえば、彼の生地であるボンは、彼の生まれ育った当時は、なんと言う国に属していたのだろうと思いついた。ボンには当時選帝侯の宮廷があり、彼の祖父はその楽長を務め、父もそこで歌手、彼自身も宮廷音楽家としてオルガニストなどを務めたという知識はあった。

さて、選帝候といえば、神聖ローマ帝国の皇帝を選挙する資格のある貴族で下記7名がそれに該当するらしい。

教会諸侯 : マインツ大司教、ケルン大司教、トリエル大司教
世俗諸侯 : ライン宮中伯(ライン・プファルツ伯)、ザクセン公、ブランデンブルク辺境伯、ボヘミア王(ベーメン王)

ボンは、ケルン大司教である選帝候の宮廷があった場所(ケルン大司教は、帝国自由都市となったケルン市と争い、ボンに宮廷を置いたらしい)なので、広い意味では神聖ローマ帝国領だったのだろう。当時の選帝候マクシミリアン・フランツは、マリア・テレジアの息子(つまり、あのマリー・アントワネットの弟だった。この人に3つの選帝候ソナタを献呈した)。ただし、これにあるように

ドイツは、その歴史の長い期間にわたり統一国家ではなく、「ドイツ民族の神聖ローマ帝国」の中において多くの領邦国家がゆるやかに結びついたものだった。1871年のドイツ帝国建国までは、長い道程であった。   

とのことで、実質上は、ケルン選帝候領と言うべきかも知れない。

神聖ローマ帝国は1806年まで続く。ベートーヴェンが1792年に移り住んだころのヴィーンは、まだ神聖ローマ帝国の首都だった。ナポレオンが1805年にヴィーンに入城し、1806年にベルリンを占領することで、神聖ローマ帝国は崩壊した。なお、1867年のオーストリア・ハンガリー(二重)帝国の成立までの間を、オーストリア帝国と呼ぶそうだ。

 

2005年2月17日 (木)

「のだめカンタービレ」第2巻、第3巻

第2巻
表紙カバーの楽譜、読めず。

扉は、またラヴェルのボレロ。登場人物紹介も。目次も(第1巻も同じ)

P.40 ティンパニストの真澄が張りきるベートーヴェンの第九の第2楽章スケルツォは、またの名をティンパニ協奏曲とも言うほど、ティンパニが活躍。

P.121 ドイツの巨匠 フォン・シュトレーゼマンが指揮するマーラーの交響曲第8番のCDを千秋が聞いている。通称「千人の交響曲」。交響曲という形式を大きく逸脱した曲。類例を求めれば、オラトリオだろう。第1楽章は、ラテン語の「来れ、創造主なる聖霊よ」に基づく、讃歌風。第2楽章は、ゲーテのファウスト第2部をの終結部を歌詞とする長大な音楽。「こんな美しいマーラー」という台詞があるが、私にはこの曲は美しいというよりも、その膨大さに圧倒される。むしろここでは、第9番あたりを挙げて欲しかった。ちなみにあのラトルは、少年時代に第2番「復活」を聞き、指揮者になる決意を固めたのだという。

P.149,P.150 のBEETHOVEN の楽譜読めず。

P.152 千秋が急遽 Sオケで振る事になった ベートーヴェンの第7交響曲。「ベートーヴェンの中でももっとも正統的な技法で作曲された交響曲」との解説だがどうなのだろう。何をもって正統と?ヴァーグナーが「舞踏の聖化」(聖化という言葉は、キリスト教の清めのこととのこと)と呼んだように、通常アンダンテやアダージョで書かれる第2楽章までが、Allegrettoという軽やかなテンポになっているからだ。第3楽章のスケルツォ(プレスト)主部など、楽譜をみながら聴いても早過ぎてどう音が出ているのかよくわからないほどで、非常に合わせにくいと思う。第4楽章は、あまりにノリノリの音楽だから当時の評判では、ベートーヴェンが酔っ払って書いたといわれたほど。

(ベートヴェンはハンガリー産のトカイワインが好みだったといわれている。また、彼の祖父はボンの宮廷楽長のかたわらワイン商を営みそれが彼の父のアルコール依存症を招いた。さらに彼の母方の親戚の子孫がベートーヴェンワインというワインをドイツで現在醸造しており、私も現物を酒屋で見たことがある。ニーチェではないが、形而下的にもベートーヴェンは、ディオニソス・バッカスには縁があったわけだ。)

第7番は、熱狂的な音楽だが、構成はしっかりしている。セル/クリーヴランドの録音を久しぶりに聞いた。この録音は、少々テンションが低いように聞こえた。セルほどリズムがいい指揮者はあまりいないはずなのにどうしたことだろうと思った。

第3巻

扉は、今度もラヴェルのボレロ。登場人物紹介も目次も同じ。

P.39 ベートーヴェンの第3番「英雄」。千秋がシュトレーゼマンから副指揮者としてSオケの下稽古をつけるように命じられる。P.43、P.46 第1楽章のスコア。P.73 第2楽章のスコア。P.115 第1楽章冒頭。P.118 第2楽章。P.137 第2楽章。P.152から「のだめ」が暗譜でピアノ用に編曲して全曲を弾く場面があるが、実際リストがピアノ独奏用に編曲して楽譜を残し、シプリアン・カツァリスが全9曲を録音している。あのグールドも確か第5番(通称「運命」)を録音している。ピアノ独奏でも結構面白く聞ける。この場面は「のだめ」の天才が顕在化する場面だ。ところで、Aオケは何を演奏したのだろう?ポスターにも曲名がない!P.168 峰たち第1ヴァイオリン(ストヴァイとか言うらしい)がパフォーマンスするときの楽譜第1楽章。「英雄」は、バーンスタイン/VPOをやはり久ぶりに聞いた。

P.85 佐久桜の父の「ヴァイオリンは14世紀の初めに突如と現われ」と言っているが、16世紀にその原型が現われ、16世紀末から17世紀にかけて現在の標準サイズが作成されたらしい。

P.89 ヴィーンフィルは最近女性の入団を認めたようだ(ニューイヤーコンサートを見たら弦楽器に女性がいた)。将来は女性ベーシストも誕生するか?

「のだめカンタービレ」を読み始める

2/9にこのコミックの記事をアップしたが、まだブックオフなどには出ていないので、やむを得ず普通の書店で、第1巻を購入した。税抜き390円、税込410円也。

女性向けのコミックとは言え、絵柄は結構力の抜けたもので、男性にも読みやすいかも知れない。またジャンル的には、お笑い系(ラブコメ系)に入るのだろうか。取材は、音大生に対して行なったようで(「のだめ」さんというモデルが存在する?)、この点「動物のお医者さん」的なリアリティがある。「のだめ」の部屋の乱雑さは片付けられない症候群ではあるまいか?

なお、千秋と「のだめ」らの登場人物が演奏するわけではないが、このコミックで目についた曲をいくつか。

扉の「のだめ」?がアコーディオンを弾いている絵のバックの楽譜は、ラヴェルのボレロ。旋律と小太鼓のパートだけのシンプルなものだが、何用?

P.4 千秋が幼少の頃から私淑しているヴィエラという指揮者の演目として、ヴェルディの歌劇「マクベス」が挙げられていた。これは相当渋い。検索したら、オペラについてまとめたすばらしいHPを発見した。この中にマクベスの解説もある。このページは、下手な書籍よりも充実している。

P.9 で千秋が選抜学生のコンチェルト用にレッスンを受けている曲(楽譜)は、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番ハ長調のピアノ練習用だ。ただ、P.12でその楽譜の下にあるシャープ3つで4分の2拍子のは、ピアノパートもないし(調性的にも)この曲のスコアだとは思えない。何の曲だろう?

回答(クイズ付きだが)がこの有名なホームページにあった。スコアからみて楽器数が少ないので、古典派だと見当をつけたが、結構難しかった。ただ、曲名は分からなかった。(なお、このページはジンマンのベーレンライター版問題で以前から知っていたが、私があれこれ推測した「2001年宇宙の旅」のツァラトストラの冒頭部分の演奏についても誠実な調査により相当納得のいく推測が述べられていたのを発見。感心した旨送信した。なお、「あら捜しをしてネットで得意気に発表する」という指摘は耳が痛かった。)

P.18 ヴィエラと幼い千秋が「モーツァルとのスカトロ」を話題にしている小さい楽譜は何の曲か?ピアノ譜ではあるようだが。

P.50 千秋がCDをぶちまける。その中にモーツァルトの交響曲第40、41番の曲名が。

P.103「のだめ」がヴァイオリン科の峰龍太郎の延長コードに躓いたときの楽譜はショパンの有名なノクターン作品9-2だった(ただ、普通は夜想曲がまとまった曲集の楽譜のはずで、この曲一曲の場合、立派な装丁にはなっていないと思うけど)。

P.120ヴィエラ指揮のCD(LONDONレーベル、デジタル・マスタード!)の曲目は、ベートーヴェンの交響曲第1番だった。渋い。しかし、CD1枚にこの曲一曲の収録は贅沢といえよう。

演奏曲のモーツァルトの2台のピアノは、野口悠紀夫著「超勉強法」でも取り上げられたが、アメリカの学者がこの曲をサンプルとして学生に聞かせたところ、「頭がよくなる」という効果があったという少々眉唾な実験で有名になったもの。私がNifty FCLA デビューのときに投稿したことがあり、それに対するFCLAのコメントレスのほとんどは「対照実験が行なわれていないので、その結果自体がいかがわしい」というようなものだったことを思い出す。このコミックの作者は、「超勉強法」の記事を知っていたのかどうか分からないが、いろいろな意味でなかなかナイスな選曲ではあると思う。連弾曲(2台ピアノ曲)のスタンダードとして、リスト、ブラームスが挙げられていたが、リストの連弾と言えばどんな曲だろうか? この曲を選択して二人に弾かせたピアノ講師は、実は見かけによらぬ傑物という設定。

P.135~P.136、千秋の「モトカノ」的な声楽科の彩子が、「魔笛」の夜の女王の役をライバルに奪われ、その娘(パミーナ)役に回され、荒れた様相を呈するシーンがある。コロラトゥーラの夜の女王と、リリックなパミーナとは、声質や音域も違うので、彩子がコロラトゥーラだとすれば少々疑問の残る配役ではある。(ただ、あのルチア・ポップがコロラトゥーラからリリックまでレパートリーを広げたという実例があるようだ。)

結構突込みどころもあるけれど、確かに中年男性にとっても面白い。結構はまりそうだ。

2005年2月16日 (水)

鎧兜 (八戸 櫛引八幡宮)

大河ドラマ「義経」は、快調な滑り出しで、次回は、遮那王(牛若丸、義経)が、金売り吉次に伴われて、奥州平泉に下る場面だろう。

奥州平泉は、奥州藤原氏三代の残した華麗な仏教文化の粋、金色堂などで著名だが、さらにそのみちの奥の八戸市に (義経時代より少し時代は下るが)南北朝から室町にかけての鎧兜の名品を多く所蔵する神社があることは、あまり知られていないようだ。櫛引八幡宮(くしびき はちまんぐう)。出張の折に訪れたことがあるが、すばらしいものだった。赤糸おどしの非常に工芸的に繊細で優美な鎧兜は、天皇用のものだという説もあるだけに非常に装飾的であまり実戦向きではないだろうが、このような鎧は、義経の勇姿を思い浮かべるよすがになる。

神社については、このサイトが要領よくまとめている。また、関連して面白い旅行記を見つけた。

日本の鎧兜(甲冑)の名品を所在地リスト

そういえば、先日、「日本菜紀行」というTV番組で、あのマイウーの石ちゃん(ホンジャマカの石塚)が、八戸とその周辺を訪ね、尾形の馬刺し、馬鍋や菊駒という銘酒、ミズダコの刺身など、自分も味わったことのある美味を紹介してくれて、うれしかった。

島崎藤村の故郷が岐阜県に編入

長野県木曽郡山口村が、平成になってからは初めての越県合併により、岐阜県中津川市に編入された。山口村馬籠は、明治から昭和にかけて活躍した詩人・小説家の島崎藤村の出身地である。

今回の県を越えての合併は、昨日今日持ち上がった動きではなく、地勢的には至極自然のなりゆきだったことは、馬籠を訪れた人なら肯ける出来事だった。もともと馬籠が属していた神坂村が昭和33年に馬籠を残して中津川市に編入された経緯がある。藤村の「夜明け前」は、大部の小説で、20年以上前に購入しながらまだ第一部をようやく読了したくらいなので、語る資格はほとんどないのだが、馬籠宿と妻籠宿との間には峠があり、今でも険しい木曾街道をしのぶよすがとしてハイキングコースになっているくらいで、その峠を境として、南西側の馬籠は、信濃の国ではなく、美濃の国になってもおかしくなかったと思う。

藤村は、自己のアイデンティティを信州人に置いていたかは定かではないが、「夜明け前」の登場人物たちは、明瞭に自己を信州人と規定し、美濃人とは異なると意識していたようではある。

国語辞典や百科事典などは、しまざき‐とうそん【島崎藤村】 詩人、小説家。本名春樹。長野県出身。(Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988)などとしているので、出身都道府県を表記する場合には苦労するだろうが、藤村が生まれた1872年には木曾郡は筑摩県であり、1876年(明治9年)に長野県となっているという事情もある。

長野県人にとっては、島崎藤村は、信州小諸で教鞭をとっていた時代のこともあり、郷土を代表する人物だと思われているが、今回の合併により、岐阜県の出身であると言われてもピンとこない。

ただ、行政区的には山口村が岐阜県に編入されたとはいえ、旧国名上は信濃の国(信州)であるので、「信州馬籠宿(現岐阜県)生まれ」とでもするのが、解決策だろうか。

アダージョ ヴェルディ

VERDIイタリア・オペラはあまり聴く機会に恵まれない。チマローザ、ロッシーニ、ドニゼッティ、ベルリーニ、ヴェルディ、プッチーニなど。

ヴェルディなど、1枚もCD、DVDを所有していないほど。ゼッフィレッリの映画版の「椿姫」を見たり、BS2で時折放送する「アイーダ」「リゴレット」などを録画しておいて飛ばし見する程度の経験しかなく、大作「レクィエム」も、ヴィデオに録画したが、まだ見ていない。

そんな状態を打破したいといつも考えていた。

このところ、最寄駅と自宅間をできるだけ歩こうとしているので、帰宅のついでに途中にあるブック・オフにはほとんど立ち寄るが、昨日立ち寄ったところ アダージョ ヴェルディ というコンピレーションもののCDが250円で売っていたのを見つけた。渡りに船と購入した。ドイツ・グラモフォン。

昨夜少し聞いてみた。一曲目は、ヤルヴィ、イェーテボリ(エーテボリ)響による「椿姫」前奏曲。前奏は美しい始まりだが、途中から、いわゆるルーチン的なズンチャッチャ音楽になるのが、なんとも言えず、寂しい。ただ、この他にも、合唱、アリア、レクィエムのキリエなど盛りだくさんの内容が納められている。遅まきながらヴェルディ入門という次第。

1.「椿姫」前奏曲 
2.「運命の力」第4幕 神よ、平和を与えたまえ 
3.「トロヴァトーレ」第3幕 ああ、あなたこそわたしの恋人 
4.「ナブッコ」行け、わが思いよ、金色の翼に乗って
5.「聖歌四編」アヴェ・マリア 
6.「アイーダ」前奏曲 
7.「リゴレット」第1幕 慕わしい人の名は 
8.「椿姫」第1幕 過ぎし日よ、さようなら 
9.「アイーダ」第1幕 清きアイーダ 
10.「オテロ」第4幕 アヴェ・マリア 
11.「レクィエム」レクイエムとキリエ

ところで、スウェーデン語のイェーテボリは、Gothenburg と書き、ドイツ風にはゴーテンブルクだろう。こんなところにも、ゲルマン民族のつながりが見えている。以前、世界陸上か何かがこの町で開催され、その綴りを見たときに非常に驚いたものだ。Goの o にウムラウトをつければ、ゲーテではないか! ちなみに、Goteborg (oにはウムラウト)とも書くらしい。そういえば、映画監督のベルイマンは、Bergmanで ドイツ風にはベルクマン、英語ではバーグマンだ。あのテニスのBorgはボリになるわけだ。(Edbergはエドバーグのほか、エドベリとも呼ばれていた。) このあたりの発音やつづりの異同は訛りのようなものなのだろうか。

ボルグ、エドバーグの関係で、ググってヒットしたblogへTBを送った。

掲示板 茶飲み話 の 移行

ホームページ 音楽の茶の間 に 茶飲み話 という 掲示板を設定していたが、日記(日々雑録)と交互に使用していたので、日記的な内容も含まれている。BLOGでは、掲示板よりも容易にコメントがもらえるので、掲示板を閉鎖し、BLOGに統一しようと思う。ネット広告以外には、残念ながら書き込みがなかった(T_T)

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66. 1975 ベーム/VPO来日公演 LPの曲目 管理人  2005/02/02 (水) 08:56

購入したことは購入したが、熱心に聞かなかったので、曲目を正確に記憶していない。今実家にある。LP4枚組? ブラームス1番、マイスタージンガー第一幕前奏曲、ベートーヴェン7番、シューベルトは大ハ長調(ザ・グレート)はあったが、「未完成」は収録されていただろうか? 

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65. Re^4: GOOGLE 管理人  2004/03/22 (月) 15:01

2004年3月まで更新していなかったのだが、いつのまにか検索対象になっている。それも途中ページ。BLOGあたりで引用されたのだろうか?
http://www.google.co.jp/search?q=%E9%9F%B3%E6%A5%BD%E3%81%AE%E8%8C%B6%E3%81%AE%E9%96%93&hl=ja&lr=&ie=UTF-8&oe=UTF-8&filter=0

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64. Re^3: GOOGLE 管理人  2003/11/27 (木) 18:35

@niftyの@homepageには掲載されているが、ここはあまり
グーグルの検索対象になっていないのかも知れない。

> 11/27久々にググったら、検索対象から消えていた。
> なぜか? 他のページからのリンクがないからだろうな。
>
>
> > > トップページ以下はまだ検索の対象になっていない。
> > 10/2に確認したらトップ以下のページも検索対象になっていた。

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63. Re^2: GOOGLE 管理人  2003/11/27 (木) 18:16

11/27久々にググったら、検索対象から消えていた。
なぜか? 他のページからのリンクがないからだろうな。

> > トップページ以下はまだ検索の対象になっていない。
> 10/2に確認したらトップ以下のページも検索対象になっていた。

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62. Re: ちっちっち 管理人  2003/10/27 (月) 19:21

> 先日、サンマを英語でなんというのだろうと調べたら、SAURYというらしい。I'm sorry.のソーリーと同じ発音だ。
>
> 戦争映画などで無線交信するとき「らじゃー」というが、これをスペルアウトすると Rogerとなる。
>
> 1よし,わかった,オーケー(all right, O.K.).
> 2 (無線通信で)了解.電信電話でRをRogerと呼ぶ.receivedのrがRogerとなった Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典 第3版 ゥ小学館 1980,1987,1998との事である。
>
> ところで、外国人(アメリカ人?)が、よく右手の人差し指を一本上にあげて口の前で左右にふりながらチッチッチというジェスチャーをするという情景があるが、彼らは実際にはなんと発音しているのだろうか?

チッチッと音を立てて反対の意を表す舌打ちをする
let out a disapproving tsking noise という用例が英辞郎に載っていた。tskはティスクと発音して、軽蔑嫌悪の舌打ちのことだそうだ。

 

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61. ちっちっち 管理人  2003/10/27 (月) 19:15

先日、サンマを英語でなんというのだろうと調べたら、SAURYというらしい。I'm sorry.のソーリーと同じ発音だ。

戦争映画などで無線交信するとき「らじゃー」というが、これをスペルアウトすると Rogerとなる。

1よし,わかった,オーケー(all right, O.K.).
2 (無線通信で)了解.電信電話でRをRogerと呼ぶ.receivedのrがRogerとなった Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典 第3版 ゥ小学館 1980,1987,1998との事である。

ところで、外国人(アメリカ人?)が、よく右手の人差し指を一本上にあげて口の前で左右にふりながらチッチッチというジェスチャーをするという情景があるが、彼らは実際にはなんと発音しているのだろうか?

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60. Re: セルのページの漏れ発見 管理人  2003/10/09 (木) 08:58

元データ修正。

> http://homepage3.nifty.com/ongaku-no-chanoma/cd~szell.htm
>
> コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」、プロコフィエフ「キージェ中尉」のCDが漏れている。

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59. クラシック音楽以外のジャンル 管理人  2003/10/08 (水) 09:55

サイモンとガーファンクルのCD全集とか、妻が千趣会で買ったジャズのオムニバス12ヶ月とかビートルズ、アバ、カーペンターズ、宇多田ヒカル。キース・ジャレットのケルンコンサート、ジャック・ルーシェトリオのバッハとか。子どもの童謡とかディズニー曲集とか。実家のLPでは喜多郎とかコンチネンタルタンゴ、コルトレーンのバラードとか。

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58. HomePage 更新 管理人  2003/10/07 (火) 10:50

最近購入したCDで掲載が遅れていたものをまとめてアップロードしました。ジュリアードSQのバルトークSQ全集など。各楽章(部分)のタイミングを、ハンガリーQ、ABQ同様掲載しましたが、ジュリアードのテンポ?の特異性が際立っているようだ。聞いていても分からないのだが。なお、エラートから出ているケラーQの全集が安く入手できるようになったらしい。

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57. セルのページの漏れ発見 管理人  2003/10/06 (月) 15:05

http://homepage3.nifty.com/ongaku-no-chanoma/cd~szell.htm

コダーイ「ハーリ・ヤーノシュ」、プロコフィエフ「キージェ中尉」のCDが漏れている。

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56. バルトークに関する誤記 管理人  2003/10/06 (月) 13:53

http://homepage3.nifty.com/ongaku-no-chanoma/cd~bartok.htm
の巻頭言で、バルトークにはピアノソナタがないなどと書いているが、その下につけた主な作品にはピアノソナタが記されている。こういう間違いは恥ずかしい。

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55. Re^2: skelterという動詞 管理人  2003/10/03 (金) 14:03

ブリリアントレーベルのバルシャイ指揮 ショスタコーヴィチ交響曲全集の解説書の邦訳を試みていて出会った単語だった。

http://homepage3.nifty.com/ongaku-no-chanoma/comments~shostako.htm

> > 英辞郎には載っていた。自動詞で「慌てふためく」「急ぐ」の意味。小学館(MSエンカルタ総合百科版)の10万語以上の収録語数には載っていなかった。
>
> なぜこんな単語を調べたのか思い出せない。

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54. ハンガリー語の発音 管理人  2003/10/03 (金) 09:42

ハンガリー語の発音によると
http://www.bea.hi-ho.ne.jp/m-ogura/hungarian/pron.htm

英語のGEORGEにあたる GYOERGY はゲオルギーではなく
ジェルジーらしい。

http://homepage3.nifty.com/ongaku-no-chanoma/video.htm

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53. スペイン語のVの発音の注意 管理人  2003/10/02 (木) 14:17

バ行にはこのほかva、ve、vi、vo、vuという表記もあり、これらは[ヴァ、ヴェ、ヴィ、ヴォ、ヴゥ]とは発音されないからご注意。

だから有名な作曲家のVictoriaは 日本語表記ではビクトリアになるようだ。

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52. Re^2: ベートーヴェンの祖父の故郷 管理人  2003/10/02 (木) 13:22

以下はまた復活した。ググッて自分のページが出るというのは変なものだ。

> > 仏名マリーヌ、オランダ(ドイツ?)名 メッヘレン。
> > http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=Malines+%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%80%80%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB
> > 自分のページもヒットした!
> 2003/2/21時点ではヒットしたのだが、現在検索すると消えている。
> なぜなのだろう。

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51. Re: GOOGLE 管理人  2003/10/02 (木) 10:14

> トップページ以下はまだ検索の対象になっていない。
10/2に確認したらトップ以下のページも検索対象になっていた。

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50. Re: skelterという動詞 管理人  2003/09/06 (土) 20:25

> 英辞郎には載っていた。自動詞で「慌てふためく」「急ぐ」の意味。小学館(MSエンカルタ総合百科版)の10万語以上の収録語数には載っていなかった。

なぜこんな単語を調べたのか思い出せない。

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49. GOOGLE 管理人  2003/09/06 (土) 20:20

トップページ以下はまだ検索の対象になっていない。

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48. ようやくGOOGLEでヒット 管理人  2003/09/05 (金) 15:22

トップページが9/3のGOOGLEの収集にひっかかり、音楽の茶の間など、トップページのテキスト文字で検索できるようになった。8/27に@NIFTYの@homepageユーザウェブ検索に載せたためだと思われる。既存のページにリンクを張られることが、googleでのヒットの条件のようだ。

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47. 「ぼくんち(全)」 西原理恵子 管理人  2003/08/29 (金) 11:37

中古書店で300円。以前は3分冊、オールカラーで出ていたが、映画化されたため普及版として出版された模様。じっくり読むのは初めてだったが、こういう世界もあったのかという衝撃を覚えた。

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46. 3日続けてのCD購入 管理人  2003/08/29 (金) 09:24

ブラームス 交響曲第1番のCDを2枚買った。以前から聞きたかったもの、ザンデルリンク/シュターツカペレ・ドレスデン(1971)定価1300円とショルティ/シカゴ響(1979)定価2800円。いずれも750円の中古盤。
 
ザンデルリンクのは、デ「ノ」ンのクレスト1000でリマスター盤が最近発売されたばかりだったようで少々コストパフォーマンスが悪かったが、その演奏は十分満足いくものだった。ドレスデンはヨッフムのブルックナーの8番のCDのアンサンブルの乱れなどで印象はあまりよくなかったが、このブラームスでは最上のオーケストラ演奏のひとつではないかと思った。弦も管も打楽器も音がすばらしい。1973年の来日公演のこの曲の名演によって、この録音が収録されたLPの日本での評価が決定的になったらしいが、宣(うべ)なるかな、と思う。

一方、ショルティの方は、アメリカのグラミー賞を受賞した当時の名盤ではあるが、いわゆる現代的な演奏の典型であり、第一楽章提示部の反復や時折これまで意識しなかった声部が聞こえるなどの面白さはあったが、管の音色もあまり美しくなく、全体から受ける印象は薄いものだった。

中古書店には、このほかにバーンスタイン/VPOやシャイー/ACO、ジュリーニ/LAPOなどの同曲異演が会った。なかではバーンスタインのを聞いて見たい。

 

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45. 昆虫園の今 管理人  2003/08/28 (木) 15:19

カブトムシ メスは産卵が終わったのか、3匹中2匹が絶命。オス1匹とメス1匹はまだ活動している。夜中に飛び立とうとする羽音が哀れ。

コクワガタ メス1匹。活動中。

スズムシ 成虫は五齢まであるそうだが、二齢ほどの1匹が絶命。オスは3匹ほどで夕方から朝まで競い鳴き。エサの関係か、カビが生えるのが心配。エリンギ(キノコ)をよく食べる。また、メスが産卵期になったのか、スズムシ用の魚粉中心のエサを奪い合うように食べ始めた。

http://members.jcom.home.ne.jp/isitani/
参考になる。

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44. 地元の音楽愛好家 管理人  2003/08/28 (木) 14:07

コダーイのホームページを開設している。その他でも守備範囲が広い。

http://www.janis.or.jp/users/kaito/

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43. Re: 懐かしい音源のCD バーンスタイン 管理人  2003/08/28 (木) 14:04

http://www.hi-net.zaq.ne.jp/hm/my_favorito/my_lp2.htm
このページの一番上の写真がそのジャケット。

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42. 懐かしい音源のCD バーンスタイン 管理人  2003/08/28 (木) 10:04

バーンスタイン指揮ニューヨークフィルハーモニックによる「運命」「未完成」のCDが、古本屋に売っていました。それも250円という値段で。私の入門LPのうちの一枚でそれこそ何度も聞いたものです。実家に眠っているため今ではほとんど聞く機会がないので、懐かしくなり思わず購入しました。1985年くらいの発売のCDで当時の値段は3000円。名曲全集とかの一枚でジャケットがバラの花というチープなデザイン。LPの方は、「運命」の自筆譜をジャケット写真にしており、解説もハイドン研究家の大宮真琴氏の丁寧なものでした。(そういえば、お盆休みにLPを聞きたいと思って、ナガオカの3000円くらいの安いMMカードリッジを買って帰省したのですが、もう25年にもなる古いアンプのPHONOアンプ部の右チャンネルがとうとう壊れたらしく雑音ガリガリで聞けなくなっていました。)

昨夜ドキドキしながら聞いてみたのですが、残念なことに期待はずれなものでした。「運命」は全体的にしまりがない楽天的な演奏で、ところどころミスも散見されます(ティンパニの主要動機の叩き損ないとか金管の音のひっくり返りなど)し、オケの音色が騒々しい。「未完成」は懐かしいというより、このLPを聞いていたためこの曲の魅力に気が付かなかったかも知れないという少々苦い思い出のものですが、ヘッドフォンで聞いたためフォルテとピアノの音量差があまり気にならず普通に聞けました。エグモント序曲はLPには含まれていなかったものですが、寝転びながら聞いていたため、「未完成」の途中で寝入ってしまったらしく聞いていないままです。

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41. Re: 鄭京和のスペイン交響曲など 管理人  2003/08/28 (木) 09:48

値段は750円でした。

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40. 第九の歓喜に寄せての邦訳について 管理人  2003/08/27 (水) 14:08

ずっと以前に購入した「音楽の友」に、邦訳の間違いを指摘したものが掲載されていた。第九のページで紹介したい。

Seid umschlungen が受動態であることなど、結構興味深い指摘がある。

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39. 鄭京和のスペイン交響曲など 管理人  2003/08/27 (水) 10:26

昨日、近所の中古屋で鄭京和(キョンファ・チョン)独奏Vnのラロのスペイン交響曲とサンサーンスの第3協奏曲のカップリングのCDを廉価で購入した。ロンドンベスト100。解説は例によって宇野功芳。

スペイン交響曲はデュトワとモントリオール響、サンサーンスの方は、フォスターという指揮者とロンドン響がバック。

音質的には不満なし。

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38. 多摩の大岳山 1266m 管理人  2003/08/25 (月) 11:24

雑談の部屋に御岳山とあるのは、大岳山の間違いでした。会社の山岳部の合同登山で、海沢キャンプ場に幕営して登ったのでした。

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37. Re: ベートーヴェンの祖父の故郷 管理人  2003/08/19 (火) 09:16

> 仏名マリーヌ、オランダ(ドイツ?)名 メッヘレン。
> http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=Malines+%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%80%80%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB
> 自分のページもヒットした!
2003/2/21時点ではヒットしたのだが、現在検索すると消えている。
なぜなのだろう。

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36. Re^2: Ring は指輪か指環か 管理人  2003/08/19 (火) 09:13

> ドイツ語ではRingの発音は リン「ク」ですね。

と書いたが、この夏休みに実家に帰省したときに学生時代のドイツ語参考書を持ち帰り発音を確認したら、語尾のgは確かにBergベルクのようにkと発音するのですが、ngの場合には英語同様 ングと発音するのが原則とのことでした。
これだと、リング、ニーベルングが正しいことになります。

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35. なぜか登録 管理人  2003/08/07 (木) 14:38

なぜか分からないが、旧アドレスが下記のリンク集に登録されていたのに気が付いた。なぜだろう。それも旧住所まで特定してある。どこかにそれらしい記事を書いたことがあったか?

http://www.jicoo.co.jp/index.php?AreaID=100050000&CategoryID=31379

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34. GOOGLEで検索されない 管理人  2003/07/08 (火) 13:20

YAHOO BBに乗り換え、一時的にYAHOOをISPとして同名の音楽の茶の間を立ち上げ、事情があって削除したころから 音楽の茶の間でググっても検索されないようになってしまった。なぜだろう?

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33. 中国緑茶 管理人  2003/05/27 (火) 09:49

以前、中国の江南地方に行ったとき、ホテルに備え付けのティーパックが日本茶のような緑茶でした。最初は、自分が日本人だから気を利かせてくれたのかなどと思いましたが、別のホテルでも同じ。何でも、ウーロン茶を飲むのは中国南部と台湾が主で、中国各地ではさまざまなお茶がたしなまれているとのこと。江南では、有名な龍井茶(ろんじんちゃ)や、碧螺春(ピーロンチュン)は緑茶で釜煎り製法。短い滞在でしたが、帰国後、ペットボトルの中国緑茶ブームが始まったのには驚きました。まだまだ知らないことが多い奥の深い国です。

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32. 最近の音楽演奏 管理人  2003/05/12 (月) 14:21

昨日久しぶりに電子ピアノの蓋を開けて鍵盤を手遊びしてみました。いつもPCのキーボードをたたいているせいか指回りは錆付いてはいないものの、ポジション取りがギクシャクしてうまく弾けませんでした。特に、悲愴の第二楽章などメロメロ。安い電子ピアノのせいもあり、メロディーラインを浮かび上がらせる微妙なタッチも困難で、ひどくたどたどしい機械的な演奏(とも呼べないが)となりました。

童謡をいくつか息子のために弾いているうちに、タンバリンでリズムを取ったり、ピアノのキーボードをたたいたり結構合奏になったのが面白いものでした。

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31. 更新が滞っています 管理人  2003/05/12 (月) 10:01

4月初めにADSLにしてからなぜか更新が滞っています。
ダイアルアップ時代は、ftpでファイルを送るにしても、ページを確認するにしても、電話料金を気にしながらだったのですが、常時接続にしてからは、いつでもいいやという感じで、だれてます。しばらくしたら再度更新したいと思っていますが。

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30. Re: Ring は指輪か指環か 管理人  2003/03/20 (木) 08:39

ドイツ語ではRingの発音は リン「ク」ですね。

> ゆびわを辞書で引くと 指輪 指環 どちらの漢字表記が出てくる。ヴァーグナーのリング四部作をチクルス(サイクル:作品群)と呼ぶことから、サイクル:周期、循環を連想させる 指環の方が好まれるようだ。今日までまったく意識していなかった。

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29. ノイホルトのリング HMVでは4769円 管理人  2003/03/18 (火) 18:57

http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=129169

元値あ5299円。ブリリアント盤だが。それがどうして1,790円?

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28. 指環の合間のバルトーク 管理人  2003/03/18 (火) 13:00

昨晩までにノイホルトの指環をジークフリートの第2幕まで聞いた。何度も書くがじっくりと聞くのは初めてなので結構面白い。耳がライトモチーフと歌声で飽和状態になっていたので、毒消しではないが、寝入りばなにバルトークの第5四重奏曲を聴いたら、何と鮮烈なことか。ヴァーグナー以後を聞くには、やはりヴァーグナー経験が必要なのかも知れない。

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27. Ring は指輪か指環か 管理人  2003/03/14 (金) 16:25

ゆびわを辞書で引くと 指輪 指環 どちらの漢字表記が出てくる。ヴァーグナーのリング四部作をチクルス(サイクル:作品群)と呼ぶことから、サイクル:周期、循環を連想させる 指環の方が好まれるようだ。今日までまったく意識していなかった。

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26. Re: ジュリアードのバルトーク 管理人  2003/03/14 (金) 11:04

http://www.hmv.co.jp/Product/Detail.asp?sku=740586

フランス盤の2枚組ならネット価格1574円とのこと。

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25. Re^2: 1790円のリング 管理人  2003/03/14 (金) 10:51

値札は2590円だった模様。これでも通常盤一枚の値段だよ。昨夜は、筋の順にラインの黄金を聞いてみた。金管が巧くない(音に輝きがない、ヘロヘロしている部分があるなど)し、オケがマスクされたような音質だなと思いつつ聞いていたが、歌手陣は明瞭に録音されており、結構レベルが高いようだ。大雑把なあらすじは知っているし、抜粋盤などで覚えたライトモチーフが出てくると「アアあれか」という風に楽しめるがやはり言葉の壁は高い。ところでこれをBOOK OFFなどに持ち込めばいくらくらいになるだろうか?意外に買値よりも高く買ってくれるかも。なにしろクラシックCDの値付けは相当いい加減だから。

昨夜もホグウッドの交響曲全集が4000円弱で売られていた。英雄と第九を持っているが、英雄など初出時だったためなんと1枚で3500円だ。当時はそれが当たり前だと思っていたが、それが1枚分の値段で全9曲がそろうのだから。ブリリアントのブロムシュテットの全集など2000円しない。インバルのマーラー、ベルリオーズもすごく安いが4、5000円する。

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24. Re: 1790円のリング 管理人  2003/03/14 (金) 10:29

http://www.towerrecords.co.jp/sitemap/CSfCardMain.jsp?GOODS_NO=521987&GOODS_SORT_CD=102
がタワーレコードの紹介ページ。1790円は廉価セールの価格。

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23. 1790円のリング 管理人  2003/03/14 (金) 10:21

ジュリアードQの2回目のバルトークはHMVにも新星堂にもなかった。3回目のが廉価盤で出ていたけど。タワーにも回ってみたがやはりなかった。その代わりと言ってはなんだが、昨年売り出されたときに買おうと思っていた例のノイホルト、バーデン州立歌劇場のリング全曲盤が2290円の値札がついていたのでレジに持っていったら、1790円に値下げ?されていてうれしかった。今朝ネットで検索したら、1790円が底値のようだ。家で封を開けてみたら、英独仏伊西語の解説が付いている。ただし曲目解説で、演奏者歌手の紹介文はない。14枚で1790円とは普通では信じられないだろうが、これが今のクラシックCDの現実。

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22. 立風書房のCD200シリーズ 管理人  2003/03/06 (木) 08:55

りっぷうしょぼうと読むらしい。
サイトをみていたら「パパラギ」はこの出版社の発行とのこと。またみつはしちかこ(「ハーイあっこです」など)もここから出されている。学研が株主とのこと。

さて、勤務先の近くの書店の音楽書のコーナーにCD200シリーズが目立つ。音楽書といえば音楽之友社だが、このCD200シリーズは、企画といい内容、網羅的で充実したものである。「指揮者」のセルの欄に、ベートーヴェンの第5の第一楽章コーダで、第一主題の拡大形が金管(ホルンと書いてあった)が強調されるという解釈について言及されていた。初出時の評論などではどうだったかは知らないが、このような指摘はほかでは読んだことがなかったので驚いた。
http://www2.rippu.co.jp/webcart/search.cgi?kw=CD&SearchKWButton=%8C%9F%8D%F5
とは言えまだ購入はしたことがない。

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21. 最近みつけたサイト 管理人  2003/02/28 (金) 09:15

ショスタコーヴィチ作品解説
http://www5b.biglobe.ne.jp/~kanay/music_library/remidosi.htm

N響定期会員による感想
http://tc5810.sugoihp.com/index.html

コンサートに頻繁に通っている人
http://www.hi-ho.ne.jp/kinoppi/index.htm

ベルリオーズ解説
http://www.hi-ho.ne.jp/kinoppi/index.htm

HTML、ノリントン、第九
http://www.kanzaki.com/#music

ベートーヴェンプロジェクト
http://www2s.biglobe.ne.jp/~aterui/atr/

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20. CDラック 「リスト」のリンク補修 管理人  2003/02/24 (月) 14:45

> 現在、リストのリンクがエラーになっています。CDラックのデータがリストのデータに上書きされてしまった模様。

でしたが、補修中です。近日中にアップ予定。

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19. Re: ベートーヴェンの祖父の故郷 管理人  2003/02/21 (金) 15:54

いわゆるオランダ語圏である。ファン・ベートーヴェンがオランダ系といわれるが、ベルギー自体1830年にオランダから独立した経緯があるため、祖父はオランダ人ともいえるが、歴史的にはフランドル出身と称したほうが正確ではないか? 現在は、ベルギーのフランドル地方(オランダ語地域)内のアントワープ州に属する。

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18. ベートーヴェンの祖父の故郷 管理人  2003/02/21 (金) 15:45

仏名マリーヌ、オランダ(ドイツ?)名 メッヘレン。
http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&oe=UTF-8&q=Malines+%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%80%80%E3%83%95%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB
自分のページもヒットした!

ベルギー政府観光局の日本語サイトが詳しい。http://www.belgium-travel.jp/destination/sites/flanders/mechelen.htm
残念ながら、ベートーヴェンの祖父の出身地については触れられていないが。

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17. すごいサイト 管理人  2003/02/21 (金) 15:42

ホームページ作成のためHTMLの簡単な入門サイトがないかと検索していたら、http://www.kanzaki.com/ にたどり着いた。以前にノリントンという指揮者の関係で読んだ覚えがあるページだったが、交響曲関係の情報が充実しており、その中で第九のフィナーレのシラーの詩に関する詳細な記述があるのを発見して驚いた。http://www.kanzaki.com/music/lvb-sym9f.html
私がいまアップロード中の試みをより精密に学術的におこなったような感じである。参ったと思った。が、解釈的には私の独自の主張もあるので私のページもまったく無意味ではないだろう。

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16. skelterという動詞 管理人  2003/02/20 (木) 11:08

英辞郎には載っていた。自動詞で「慌てふためく」「急ぐ」の意味。小学館(MSエンカルタ総合百科版)の10万語以上の収録語数には載っていなかった。

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15. ペテルブルグについて 管理人  2003/02/20 (木) 10:53

ショスタコーヴィチの交響曲全集の英文の解説パンフレットを訳していて、その名称の違いにあれっと思ったのだが、下記のような変遷があるようだ。

(サンクト)ペテルブルクとはドイツ風の名称で、それを1905年の第一次革命後の1914年にロシア風のペトログラードに変え、1917年の第二次革命後の1924年にレーニンの業績を記念してレニングラードに変えた。(ボルゴグラードがスターリングラードとされていたこともあった)。そして、ペレストロイカ後のソ連崩壊後、1991年にサンクト・ペテルブルグに戻る。

こんな面白いページもあった。
ヨーロッパ三昧:これは特にすごい
http://www.europe-z.com/tabi/ru199908/h4.html

ロシア・レポート
:韓日夫婦のペテルブルグでの新婚生活 情報が要領よくまとめられている。
http://go.to/russian.report/
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ペテルブルグ
(Pjetjerburg)レニングラードの旧称。一七〇三年ピョートル大帝が建設。一七一二年ロシア帝国の首都となった。一九一四年ペトログラードと改称。さらに、二四年レニングラードと改称。

Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988

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14. CDラック 「リスト」のリンクエラー 管理人  2003/02/19 (水) 13:21

現在、リストのリンクがエラーになっています。CDラックのデータがリストのデータに上書きされてしまった模様。

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13. 音楽全般 管理人  2003/02/05 (水) 09:38

 凝っている主なジャンルがクラシック音楽だということで、そのことばかりを掲載しているが、それ以外のジャンルも聞く。
 学生時代繰り返し聞いたのが芸能山城組の「地の響き」と題された東欧(ブルガリアなど)の地声を使った無伴奏のコーラスだった。西欧風のベルカント唱法による力の入ったオペラ的なうたい方にときおり違和感を覚えるが、いわゆる地声によるスカッとした響きには快感を覚える。
 その他、ジャズも少し聞いてみた。ジャズファンでなくても素直に聞けるコルトレーンの「バラード」(Ballad)やミュージックテープで「スイング・ジャズ集」(グッドマンなど)といったジャズの古典。それと妻が毎月配達される通販で買ったジャズのオムニバスCD(クリスマスソング集が楽しい)などでジャズにも入門しようとしたが…
 ロック系は、ビートルズ、サイモンとガーファンクルといったメジャーなグループ以外はあまり聞いたことがないけど、クイーンの「ボヘミアン・ラプソディー」はいい曲だと思う。
 その他、ワールドミュージックというような題名で出ている、「アフリカのポリフォニー」、ダブリン国際空港で買った「ケルト音楽」など。ケルト音楽は、学校教育の影響もあるのだろうが、とても懐かしい気分にいざなってくれる。洋の東西が音楽でつながる感じがする。
 日本の古典的な邦楽はほとんど聞かないし、民謡も。こういうところが根無し草的コスモポリタンになりつつある日本人の典型なのだろう。宮城道雄の琴と尺八の「春の海」、高橋竹山の津軽三味線、鼓童の太鼓演奏などには魅力を感じるが。
 西洋音楽にうつつを抜かして、日本の伝統的な音楽芸能に疎いのは、ほとんどの日本人にいえることだろうが、近年これではいけないのではないかと思い始めている。タイミング的になんだか文部科学省の教育要領に準じているようでおかしいが。

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12. コンサートの感想文 管理人  2003/02/04 (火) 11:40

 小学校のときは、群馬交響楽団の移動音楽教室。中学校のときは?高校のときは、新星日本交響楽団の来演。音楽の授業で配布された、武蔵野音大?の地方公演でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聞いた。やはり高校から配布されてN君と夏休みに行った上田でやった山田一雄指揮の読売交響楽団?、弘中孝のピアノ。確か、ショパンの一番と新世界。ラデツキーで拍手をするのを覚えたのはあの時だった。大学時代は学生オーケストラで山田一雄、コシュラー、江藤俊哉などを聞いた。なぜか中村紘子のリサイタルにも行った。アルバンベルクカルテット。ニコレと小林道夫。マリークレール・アラン。小沢/BSOでヴェーベルン、未完成、オケコン。まあ数えるほどだ。社会人になってからは、田舎だったけど東京出張のときのスイトナーN響のブル8。地元でクレーメルとアルゲリッチ、マリナーとAOSMITF、フランス国立放送、コバケンとモスクワフィルとダンタイソン、サイトウキネンオペラの「火刑台上のジャンヌダルク」、メータ/イスラエルフィルの冴えない演奏。ジュリアードQのヤナーチェクとモーツァルトの弦5八長(今井信子)、クリスティアン・ツィメルマン、フジ子・ヘミング。サンクトペテルブルク「交響楽団」、シュタインとバンベルク交響楽団。その他アマチュアのコンサートいろいろ。引っ越してからは、ブレンデルとキーシンくらい。時間と金の問題が大きいし、「クラオタ」というほど音楽一途の情熱がなかった。生演奏はそれほどガッカリすることはなかった。惜しかったのは、パリに行ったとき新オペラ座でやっていた「カルメン」を見られなかったこと。チケット求むをするほどの度胸もなかったし。まあぼちぼちまとめてみようと思う。
 これからはオペラやバレエも楽しみたいものだ。

 

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11. CDラック更新 管理人  2003/02/03 (月) 23:42

相当整理がついてきました。
昨夜久しぶりに実物の方も整理整頓したので写真をのっけてみました。

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10. ベートーヴェンのテーブル 管理人  2003/01/29 (水) 16:13

ベートーヴェンのテーブルの中の作品表と第九の音盤リストを更新しました。

その過程で
高崎第九合唱団http://www2s.biglobe.ne.jp/~ohfreude/Beethoven.html
クラシックデータ資料館
http://www.interq.or.jp/classic/classic/index.html
癒し音楽館
http://www.net1.nus.ne.jp/~h_schutz/
音楽講座「ベートーヴェン勝手解説大全集」
http://daigongen.hp.infoseek.co.jp/index.html
にお世話になりました。

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9. 楽譜がダウンロードできるページ 管理人  2003/01/28 (火) 11:52

http://www.d-score.com/cover.html
専用ソフトが必要のようだが、内容はすばらしく充実している。よくできたページだ。

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8. ロッシーニの序曲 管理人  2003/01/28 (火) 10:54

ロッシーニ 序曲「La gazza Ladra」を「絹のはしご」と訳してしまった。
http://homepage3.nifty.com/ongaku-no-chanoma/cd~mendels.htm

歌劇「絹のはしご」は、La Scala di setaでした。後日訂正します。

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7. メインコンテンツについて 管理人  2003/01/27 (月) 19:12

バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンのコンテンツはなかなか更新が進みません。それぞれ欧米、日本に膨大な研究・論述・オマージュ等がありますので、私の記述など枯れ木も山の賑わいになればと思うのみです。それでも、原稿になるものはいくつかありますので、いつか時間をみてアップしたいものです。ある程度まとまったら英語の勉強も兼ねて英語版も作成したいという野望を持っています。

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6. 音盤の索引 管理人  2003/01/27 (月) 13:10

マイクロソフトのアクセスのようなデータベースソフトやエクセル、csvファイル形式で作ればいいのだが、なかなか作成できない。レコード芸術のイヤーブックくらいの情報のまとめ方で、作曲家、演奏者、楽器、ジャンルなどで検索できるようなものが作りたいものだ。モーツァルト全集には索引がついているからいいが、その他の自分のコレクションの全貌が分からなくなってきた。一応作曲家の年代順に棚に収めているが、収容能力が不足してきた。新星堂などで売っているプラスチックケースをやめて薄型のケースにする手はあるが、決心がつかない。

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5. CD ショスタコーヴィッチに追加 管理人  2003/01/27 (月) 08:56

前のメッセージで書いたスクロヴァチェフスキーの交響曲第5番が漏れていた。併録は、ロヴィツキ/ヴィーン交響楽団によるプロコフィエフの「古典」交響曲。

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4. CDラック ブルックナー追加 管理人  2003/01/27 (月) 08:50

交響曲第6番 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキー指揮ザールブリュッケン放送響(楽団名が自信なし)のものを購入。最新録音、初出だが、NAXOS並の廉価。確かARS NOVAレーベル?スクロヴァチェフスキーは、30年も前のLP時代、ミネソタ響と入れたショスタコーヴィッチの交響曲第5番の演奏によって親しんできたが、近年来日するなど日本での人気が高まっている。この国に顕著な老巨匠へのhomage癖も多少あるだろうが、以前から着実な指揮者だった。

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3. R.シュトラウス 管理人  2003/01/24 (金) 16:08

自分のCDラックの作曲家一覧を眺めていたら、なんとリヒャルト・シュトラウスがないのに今ごろ気がつきました。セル/クリーヴランド管がフルニエをチェロ独奏に迎えた「ドン・キホーテ」など、オーケストラ表現力の極致を示したような演奏だし、その他有名交響詩のCDは所有しているのにここから漏れていたのは、管理人のかの作曲家に対する評価をはしなくも示しているのかも知れません(>_<)。

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2. ライヴ録音について 管理人  2003/01/17 (金) 19:35

ホームページにも書いたが、私の好きな指揮者のジョージ・セルのライヴ録音(ルガーノ、ザルツブルク、東京)は、録音で聞ける彼の指揮の中でも白眉と賞すべきものだと思います。

音源のCD可が容易になっている昨今、CDメガストアなどでは、多くの演奏家のライヴ音源が山のように積まれています。

これも、既存の名盤が売れなくなっている原因かも知れません。

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1. 我が家のお茶の間へようこそ 管理人  2003/01/17 (金) 13:36

まだ普請中で整理整頓もできておりませんが、ようこそいらっしゃいました。

2005年2月15日 (火)

噂と市況

昨日、トレーダーの間で、http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050214-00000003-fis-bizのような噂が広まり、株価が上がったらしい。願望の表れだろう。

日本の歴史 マンガ版

昨日、ブックオフに立ち寄ったところ、学研、集英社、小学館などから出版されている マンガ版の「日本の歴史」「世界の歴史」などが陳列されているのを見かけた。(「のだめカンタービレ」は見当たらない)

私が小学生の頃一週間ほど入院したことがあったが、その際に父母(か親戚)が買ってくれたのが、その当時初めて出版されたマンガ版の「日本の歴史」で、確か戦国時代を扱った巻だったように記憶している。大河ドラマ「天と地と」がブームになっていたこともあり、非常に面白がり、熱中した。小学時代に、図書館の歴史物語なども多く読んだが、このマンガシリーズで興味のある時代のものを数冊買ってもらい、折に触れて読んだのが、日本史好きの礎石になっているような気がする。

下の子どもが、今放映中の大河ドラマ「義経」に興味を抱き、それにつれて上の子も次第に関心を持ち始めた。ちょうどいい機会だったので、先日ゲットした商品券で、「平安末期」の源平の戦いと、地理的にも縁の深い「鎌倉時代」の2巻を買い求めて、帰宅後宿題をなんとか片付けさせてから、与えたところ、二人とも熱心に読み入った。

下の子は、弁慶の立ち往生に関心があるようで、義経の最期の様子の書かれている部分を読みながら、「弁慶は、本当に矢を何本も受けても倒れないで死んだんだね」と感心していた。

歴史好き、理科好き、音楽好き、動物好き、図工好き、読書好きなどいろいろ興味関心があるだろうが、今回のマンガ版 日本の歴史 がそのきっかけになってくれることを期待したい。

2005年2月14日 (月)

シューマン ヴァイオリン協奏曲(遺作)

Schumann_piano_violin_con_argerich_ 先日、pfaelzerweinさんの 「灰の水曜日の前に」という記事を読み、シューマンのことを考えていたので、ふとアルゲリッチのピアノ、クレーメルのヴァイオリン、指揮はアルノンクールでヨーロッパ室内管弦楽団の「シューマン ピアノ協奏曲、ヴァイオリン協奏曲」のライヴ盤のことを思い出し、しばらく聞いてなかったのを聞きなおした。(音楽の茶の間のCDラックにも漏れていたのを追記した)。

演奏者名を見ただけで、このCDが非常に豪華な布陣だというのが、よく分かる。曲がそれほど長くないこともあるので、ピアノ協奏曲とヴァイオリン協奏曲がCD1枚に納められているが、CD2枚でそれぞれがレギュラープライスでもおかしくないネームバリューの持ち主たちではある。

私は、これまで満足に(FM放送などでは耳にしたことがあったかも知れないが)聞いたことのないヴァイオリン協奏曲を知りたくてこのCDを購入した。

この曲は、シューマン晩年の作品で、遺族による蘇演反対もあったらしいが、 クーレンカンプ(クーレンカンプフ)により初演された。当時の録音も残っているようだ。既に精神障害が相当進んでいた時期の作品ということで、献呈された ヨアヒムがシューマンの「名誉のために」お蔵入りにしたらしい。

クレーメルは、かつてEMIに ムーティと組んで録音しているが、再録音をしたところをみるとこの曲に魅力を感じていることは確かだろう。

購入後、数度聞いてどうも馴染めなかったのだが、昨夜聞いたところなぜか非常に親しい曲に出会ったような感慨を抱いた。なぜだろうか。シューマンではこれまでそういうことが何回かあった。交響曲では比較的聞きやすいといわれる「ライン」など、初めは敬遠していたが、ある日、冒頭主題の魅力に気がつき、その後一気呵成に愛好曲になった。

さて、第1楽章は、第1主題と第2主題が短調と長調で提示され形式感がしっかり出ているが、あまりにも直截で、素朴過ぎる形式だ。第2楽章は、夢想的な雰囲気の曲。いかにもシューマン的な楽章だ。その第2楽章からアタッカで始まる第3楽章は、ロンド的な曲で同じフレーズが何度も繰り返されるが、いわゆる停滞感とでもいうのだろうか、スパイラルのようで、前へ進む感じがほとんどしない不思議な音楽だ。ヴァイオリンの技巧的なフレーズは、どの奏者に助言を得たのだろうか。シューマンのあの不思議なチェロ協奏曲もそうだが、弦楽器の扱いが得意でなかったはずのシューマンにこのような曲が書けたのは面白い。そういえば、名ピアニストでもあったバルトークが、むしろ弦楽器の分野(弦楽四重奏曲、ヴァイオリン協奏曲、ソナタ、無伴奏ソナタなど)で前人未踏の傑作を作曲したのと相通じるものがあるかも知れない。

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なお、n'Guin HOMEPAGEは小児科のお医者さんによるシューマンへの愛情がよく伝わるもの。シューマンの有名な指の故障や死因についての医師ならでは推理は非常に興味深い。
n'Guin HOMEPAGE

ところで、現在、日本は、世界的に著名なシューマン学者を有している。前田昭雄博士である。主著にはあまり触れたことがないが、活躍は、レコード藝術などの連載で早くから知っていた。

かつてベートーヴェンでは故・児島新氏という世界的に最前線の研究者がいたし、バッハの樋口隆一氏や、モーツァルトにしても 海老澤敏氏を初め、多くの学者を擁している。西洋音楽に対する文献的な研究が東洋の国、日本でこのように深く進んでいるのは、非常に不思議な現象だろう。ただ、ブルックナーの交響曲について、本場ドイツ、オーストリアの相当のファンでも、いわゆる版や異稿のことはあまり気にしないらしいが、日本ではイッパシのファンなら、版の問題を抜きに演奏を語ることは許されない雰囲気だ。

私が、自分の体験した音楽について、コメントを書くこと自体、日本では他にも多くのホームページで同様なことが行なわれているので、奇異に感じないが、実は結構ユニークなことなのかも知れない。これらのことの淵源は、四書五経などへの注釈学が日本で盛んだった(と思う)ようなことと相通じるものがあるのではなかろうか?

2005年2月12日 (土)

ニホンオオカミ 国立科学博物館

子どもたちに図鑑を結構買い与えている。恐竜、大昔の生物、動物、爬虫類・両生類、魚、昆虫などなど。そのなかで、長男が絶滅した動物に興味をいだいた。特にニホンオオカミという獣が、かつては日本の深山幽谷には生息していたということが不思議らしい。そして、ニホンオオカミの剥製が見られる国立科学博物館に行ってみたいと言い出した。(日本国内では、ここと、東大の博物館、和歌山大学が所蔵しているのみ!国外ではライデン博物館:写真あり。大英博物館:写真資料がない?)

数年前、子ども達がまだ幼かったときに訪れたことがあるのだが、その頃のことはあまり覚えていないらしい。今回は非常に面白かったといっていた。やはり、何をするにも適齢があるものだ。

さて、ニホンオオカミは、新館の3階にある動物の剥製が多数展示してある片隅に展示されている。子ども達とこれがニホンオオカミだよと話していたら、ボランティア(?)の説明員の方が話し掛けてきて、話を聞く機会に恵まれた。「結構穏やかな顔をしているが、背筋が平なところや、シッポが先の方が太くなっているところが、犬とは異なる。最近目撃報告された事例は、シェパードの野犬らしい。東大の博物館のは表情がいかにもオオカミらしく、怖い顔をしている。」などなど。

基準標本は、オランダのライデンにある「ヤマイヌ」というものらしい。これは、あのシーボルトが江戸時代に日本から持ちかえったもの。オランダ語もしくはドイツ語で、標本名が「ヤマイヌ」とされていたが、ライデンの博物学者がそれを研究し、ニホンオオカミと分類したのだという。それで、これが動物学的には、基準標本というものになったらしい。帰宅して、子どもの図鑑を見たら、ライデンの剥製の写真も載っていたし、大英博物館の頭骨の写真も出ていた。

ネットでいろいろ検索してみたが、学術的に充実したページは東大博物館のサイト

ヤマイヌ(ニホンオオカミ)関係の記事が豊富なのは、suzukahiking
このサイトは非常に詳しく資料も豊富。ただ、豊富過ぎる為、短期記憶がついていけないと、段々混乱してしまうきらいがある。こんなにすごいサイトの作成者のプロフィールが見られないが、どんな人だろう。

なお、この中に先日報道された「オオカミと近縁は、シェパードではなくチャウチャウや秋田犬」という記事があるが、上記サイト

「イエイヌ Canis lupus familiaris タイリクオオカミの亜種。 1993年( the 1993 publication of Mammal Species of the World: A Taxonomic and Geographic Reference, edited by D.E. Wilson and D.A.M. Reeder.)にイエイヌもタイリクオオカミの亜種だとされ、Canis familiarisと言われていたのが、Canis lupus familiarisと分類されました。その後も、イエイヌについては研究が進み、ジャッカルが先祖だという Konrad Lorenz のかつて見解は否定されています。」

という点からみると、イエイヌ自体がタイリクオオカミの亜種ゆえ、近縁とか遠いとかはあまり意味を持たないように思うのだが、どうなのだろうか?

何しろ、イエイヌがオオカミから分かれたのは、人間の人種が分かれたとされる5万5千年前をはるかに下る1万4千年前とされるのだから、人種間の違いよりも、イエイヌとオオカミの違いの方が小さいくらいだというのだ。しかし、チャウチャウの研究は最近の結果なので、より詳しいDNAレベルの分類ができるようになったのかも知れないが。

ただ、犬種の違いは呆れるほど大きい。セントバーナードやピレネー犬のような大型犬とチワワやプードルのような小型愛玩犬が同じ種類だとは!

小学館のNEOという図鑑(2002年版)では、イヌ(イエイヌ)は、タイリクオオカミの亜種ではなく、独立した Canis familiarisとされていた。また、イヌが家畜化されたのは、3万年前だとされていた。

ニホンオオカミは存在するのか このサイトは要領よくまとめてある。

概観すると、ニホンオオカミには、まず「名称」からくる混乱の問題、記録や標本の少なさなど、またオオカミと犬が非常に近い時期(約1万年ほど前)に分かれたために交雑が可能などの問題があり、まだナゾが多いようだ。

ただ、博物館で聞いていて思ったのは、剥製や骨格が残っているのだから、いわゆるDNA鑑定が行なえるのではないかということ。ライデンの剥製、日本の剥製はどのような判定なのだろう。また、オオカミの血をひくという日本の天然記念物の犬たちはどうなのだろうか? 「ニホンオオカミ DNA鑑定」でググったところ このBLOG記事がみつかり、トラックバックを送った。

YAHOO GROUP WOLF-JAPAN 専門家が参加しているらしい。剥製の状態が悪くて、よい状態のDNAが得られないとか、犬とオオカミは近縁過ぎてDNA鑑定してもあまり意味がない(モンゴルオオカミよりも秋田犬の方が、ニホンオオカミに近い?)という話もあるようだ。

やっぱりオオカミ

犬の群れ意識を探る

哺乳類頭蓋の画像データベース
 ここでは、イエイヌは独立の種とされている。

今回のオオカミに関する検索で一番面白いと思った知見は、「イエイヌがタイリクオオカミの亜種」であるかもしれないという学説だ。イヌ類への見方ががらっと変わった。ちょうど、鳥類が恐竜の直接の子孫だという学説と同じくらいのインパクトだ。

このゴールデン・レトリバーのサイトに、1993年に発表された「イエイヌは、タイリクオオカミの亜種である」という調査報告が要領よくまとめられている。いわく、

「あなたは狼と暮らしているのです。」

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ところで、国立科学博物館だが、古めかしく重厚な本館は現在改装中で、新館が完全にオープンしていた。独立行政法人化したためか、来館者フレンドリーな雰囲気になっていたが、いわゆる格調が失われてしまった。子ども達には親しみやすくてよいのだろうが。ミュージアムショップも、いわゆるフィギュアのたぐいが多く、小学校などの観察、実験レベルの器具などはあまり扱っていないのは残念だった。

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「ニーベルングの指環」と「指輪物語」

映画「ロード・オブ・ザ・リング」 "The Lord of the Rings" のDVD3枚を借りて来た。「旅の仲間」「二つの塔」はそれぞれレンタル開始された頃に借りて見たたことがあった。今度は、「王の帰還」がレンタルされるようになったが、それぞれ2時間以上の長尺ものゆえ、ストーリー、登場人物の記憶があいまいで、この三連休の空き時間に通してみようと思ったのだ。この映画の原作トールキンの「指輪物語」の存在は、相当以前から知ってはいたが、どうせ「ニーベルングの指環」のバリエーションだろうとたかをくくって読もうとしなかった。映画が公開され、その勘違いに気がつき、ようやく今この物語に入りこもうとしているところ。まずは、「指輪物語」の前史である「ホビットの冒険」を読んだ。

「ニーベルングの指環」と「指輪物語」、世界を支配する魔力を持つというところは共通だが、登場人物とストーリーはまったく異なる。前者は、ゲルマン神話。そして後者は、イギリスのJ.R.R.トールキンが、多くの神話、特にケルトの神話をもとに創作したものだという。

「指輪物語」については、このサイトがよくまとまっている。DVD3枚を何とか鑑賞したが、このサイトのあらすじ(まだ原作は読破していない)と映画のあらすじはいくつか異なっている。

映画「ロード・オブ・ザ・リング」を、家族が寝静まった後、眠い目をこすりながら約一週間かけて見終わった。原作が長いので、映画化も長いのは仕方がないが、集中力を保つのはつらかった。

2005年2月11日 (金)

ヘンデルとハイドンの不人気

HANDEL昨日、帰路CDショップに立ち寄ったところ、EMIの1950年代以前の古い名録音集が発売されており、例のバーコード試聴機で、聞いてみた。クライスラーのベートーヴェンのVn協は、まあまあの音。ブルッフは針音多。ワルターのマーラーの9番は、意外なほど音がよい。現代の演奏のように細部まで立体的に聞こえるわけではないが、メロディーラインがはっきり出ているため、わかりやすい音楽になっていた。コルトーのショパンは聴き応えはするが、今のあっさりした解釈と比べると本当に個性的だだ。リリー・クラウスのモーツァルトのソナタ集は悪くなかった。アクセントは強いが。

昨日、またブックオフでCDを購入。1000円(ただ、福引をやっていて、何と600円分の無料券をゲット)。ヘンデルのコンチェルト(ティ)・グロッソ(シ) 作品3の第1曲から第6曲。トレヴァー・ピノック指揮による1984年録音、初期のピリオド楽器演奏。ヘンデルの合奏協奏曲は、学生時代いつも聞いていたFMでもなかなかかからず、多分まとめて聞くことは今回が初めて。ずっと聞きたいと思っていたものの一つだった。ただ、店頭でみたとき、2枚組で全12曲の作品6かと思いこんでいたのだが、帰宅して開封したら、前記の通りだった。(大作曲家の作品表はここがよくまとまっている)

さて、本題のヘンデルとハイドンの不人気だが、吉田秀和の「LP300選」にしても、各同時代のバッハ、モーツァルトと比べると紙数が少ない。音楽之友社、名曲名盤300というCDガイドには、バッハ15曲、モーツァルト40曲に対してヘンデル3曲、ハイドン6曲。洋泉社クラシック名盤&裏名盤ガイドでは、ヘンデル1曲(水上の音楽のみ)、ハイドン5曲。文春新書「クラシックCDの名盤」でもヘンデル2ページ(メサイアのみ)、ハイドンは8ページ。バッハ20ページ、モーツァルト34ページ。以前、ハイドンの「天地創造」の聴後感を書いたとき、CDショップのハイドンの占める容積の少なさに触れたが、ことほどさように、このふたりは著名な名前に比して不人気である。ゆえに、FM放送などでも聴く機会が少なかったし、未だにCDなどでも同じだ。ハイドンについては近年廉価の交響曲全集(購入したが全曲聴取はしていない)、フォルテピアノによるピアノソナタ全集が発売されたり、ヘンデルでも同じブリリアントから多くの曲集が出ているように状況は多少改善されてきたが。

2005年2月10日 (木)

ライヴとスタジオ

自分自身はあまり耳にしていないので偉そうなことは言えないが、近年のライヴ録音発掘で従来とは印象がガラッと変わった筆頭の音楽家は、故ラファエル・クーベリックだろう。音楽雑誌の記事や、ネットでの感想などを読むと、DGやCBSへのスタジオ録音では非常に生真面目に美しく整然とした音楽を作る指揮者だと評価されていたが、ライヴ録音は非常に燃え立つような熱気のある演奏が多く、まさに(一時期そのように言われていたことも合ったらしいが)フルトヴェングラーの再来かのようだ。

これも何かの記事の受け売りになるが、そのフルトヴェングラーの演奏がすごいすごいと言われるのは、(元々実演がすごかったから多く発掘されたのだろうが)彼の場合ライヴ録音を中心に、その演奏が評価されて来たという事情があり、正規の取り澄ましたスタジオ録音が多く残っている指揮者の場合、その燃焼度の低さがその指揮者の特徴と評価されることもあったようだ。フルトヴェングラーでも VPOとのスタジオ録音中心に評価されていれば、(すごいことはすごいが)例えば「運命」など、あまりにもアインザッツがそろい、バランスが取れており、即興性もなく、あのBPOとの復帰ライヴを振った指揮者とは全く別人の演奏だと思われていただろう。

先日読んだ「美味しんぼ」というコミックの単行本で、生の音楽と録音・再生音楽のことが、缶詰や干物との比喩で語られていた。その議論は結構粗雑ではあるが、かいつまんで書くと生には生の、CDなどオーディオにより再生されるものはそれなりの魅力があるという平凡な結論だった。

同じ録音物でも、スタジオ録音とライヴ録音、さらにバーンスタインがよくやったライヴ録音風スタジオ録音(VPOとのベートーヴェンやブラームス)などの区別がある。スタジオ録音でも、セル/クリーヴランドのように、ほとんど1回のテイクで完成するようなものから、グールドの独特の方法論によりいくつかのテイクを複雑に組み合わせるものや、独唱入りの大曲では大物歌手などの都合に合わせてその登場部分のみ全く別の日に録音しつなぎ合わせるものもあるようだ。録音といっても千差万別だ。また、その編集過程で、マルチ録音、デジタル録音などの場合、聞こえにくいパートを強めたり、飛び出した音量を絞ったり、エコーを掛けたり、音程を修正したりと多くの化粧が施されることもある。

現在、多くの音源が、特に放送局やオケの自主録音を中心として発掘され(イギリスのBBCやドイツの放送局、アメリカのオーケストラなど)、次から次へと発売されるので、ほとんどそこからはドロップアウトしている状況だ。これにはいわゆる海賊盤も多い。

段段書いていることが拡散してきてまとめずらくなってきたが、ライヴ録音をできるだけ発掘して聞かなければ、その演奏家の真価の全貌はつかめないだろうということだ。もちろんライヴ録音というより、一期一会の生演奏がそのトップにくるはずだ。

(書き直し予定)

2005年2月 9日 (水)

「のだめカンタービレ」というコミック 

タイトルのマンガが評判になっているらしい。これについてググってみたら、このサイトにたどり着いた。(こちらでも同じ記事が読める)

あらすじや曲目を見たら非常に面白そうだ。

クラシック音楽を題材にしたコミックというと「いつもポケットにショパン」(妻所有)、「ピアノの森」(マンガ喫茶で読んだ)、「神童」(同じく)など、結構読んできたつもりだが、今回のは、タイトルが不可思議だったので、手にとることはなかった。

今回、紹介を読ませてもらい、是非一度は読んでみたいと思った。

バルトークの舞踏(舞踊)組曲のピアノ版のCDが紹介されていたので、コメントで、オケ版のCD(A.フィッシャー盤)を紹介した。私がCDで持っているのは、ブーレーズのもの(オケコンとのカップリング)だが、なかなかの難曲だ。

なお、別記事でも触れたが、現在朝日新聞朝刊で連載中の篠田節子「讃歌」という小説も、クラシック音楽界の内幕ものめいた作品。女性ヴィオリストが主人公だが、ジュネーブ国際コンクールらしいものが出てきたり、斎藤秀雄を思わせる人物に師事した否しなかったというような経歴詐称問題だとか、音楽評論家へのあてこすりが出てきたり、テレビ製作についても内幕話が出てきたり、結構暴露もの的な内容だ。クラシック音楽界が題材なだけに展開に興味があり、毎日読んでいるが、テレビ局のスタッフや制作プロダクションのスタッフの人物の区別がつけにくく頭に入りにくいのが残念!私だけだろうか?

 

サッカーワールドカップ アジア最終予選

2/9(水)ワールドカップアジア最終予選の火蓋が切って落とされる。

日本の属するグループ2(B)は、イラン、バーレーン、北朝鮮。いよいよ本日、日本の埼玉とバーレンのマナマでキックオフ。(韓国、サウジアラビア、ウズベキスタン、クエートのグループ1(A)も本日予選開始だ。)

北朝鮮こそ、金正日 国防委員会委員長、朝鮮労働党総書記の指示により国際的な実力を養成できるまで対外試合出場を禁止され、ようやく約10年ぶりに表舞台に出てきたこともあり、実力はベールに包まれている。ただ、一次予選で強豪UAEを勝ち点1の差で下して勝ち上がった事実をみると、決して実力的に侮れないチームである。(UAEとの2試合は 0-0の引き分けと, 0-1での負けだった)。それに、前の記事でも触れたが、過去のワールドカップ最高成績:ベスト8(66年イングランド大会)という、前回の日韓共催の韓国のホームディシジョン、ミスジャッジに助けられたベスト4とは比べ物にならない奇跡を起こした実績もある。またかの国ではサッカーは国技だそうである。現在の選手個々の実力の比較では、在日朝鮮人Jリーガー(広島と新潟でセミレギュラー)2名が先発起用される予定で分かるように、Jリーグのトップメンバーに、海外のトップリーグのレギュラーを揃えている日本が優位だろう。

イランとバーレーンは、日本が辛くも優勝した2004年の中国でのアジアカップで、イラン3位、バーレン4位と、日本、中国に継ぐ上位を占めた実力国だ。この中で、日本はイランとはグループリーグで対戦し 0-0 で引き分け(リーグ突破が決まっていたこともあるが)、バーレーンとは準決勝で、先行され、最後に追いつき、延長戦でようやく勝つことができたほどで、客観的にこの3チームは実力伯仲だ。

なにがあるかは分からないが、日本は、同じような戦績面から見れば、アジアカップ2連勝、一次予選でも辛勝はあったが、6戦全勝(サウジと並ぶ)。失点1はサウジと並び最小、得点16はイラン(22)、イラク(17)に継ぎ第3位、得失点差は+15で、イランの18に継ぐ2位というように、対戦相手の強弱はあるが、イランとはほぼ互角だろう。

ちなみにFIFAランキングは 日本19位、イラン20位、バーレーン50位、北朝鮮97位。

ラザール・ベルマン逝去

旧ソ連出身の「幻のピアニス」トの一人で、リヒテルとギレリスの二人を足したよりも超絶技巧を持っているという触れ込みで1970年代に西側にデビューしたラザール・ベルマンが 2月6日 イタリア、フィレンツェの自宅で逝去した。

20世紀最後の大ヴィルトゥオーゾと呼ばれ、ソ連時代の録音のリストの超絶技巧練習曲などが話題になり、リヒテルなどと同じく帝王カラヤンのサポートで、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番でDGから西側レコードデビューも飾り、順風万帆という勢いだったが、リヒテルやギレリスがますます盛名を上げていくのとは逆に、いつの頃からかまったく「あの人は今」状態になってしまっていた。

昨日の朝日の死亡記事は、写真入りで結構大きい扱いだった。

ある奇人の生涯 (朝日新聞アスパラクラブ A.I.C)

昨年まで、朝日新聞のサイトから、A.I.C(アサヒ インターネット キャスター)という面白いコラム満載のページに直接行くことができたのだが、朝日新聞が読者囲い込みをもくろんでいるのか、アスパラクラブなどという、脱力するような購読者無料クラブができて、AICもそこに移され、会員登録していなければ読めないことになってしまった。

閑話休題。

この中で、私がAICが始まってからずっと楽しみにしている、数学者にして、旅行作家、科学ライター、そしていまや伝記作家になった本田成親さんが、 「ある奇人の生涯」という非常に面白い伝記小説を連載されている。 これは、日本の各地をクルマで旅していた本田さんが、信州の安曇野で 石田達夫という不思議な老人と出会ったことから話が始まる。その老人は、惜しくも数年前物故されたのだが、本田さんが彼との約束で、その老人(ある奇人)の生涯を執筆することになり、この面白い伝記小説がなんともったいなくも、無料のサイトに連載されているのだ。(アスパラクラブへの入り口はここです。)

アスパラから入るのにいちいちログインしなければならなくなったため、他のAICコラムを読むことは少なくなったが、本田さんの連載だけは見逃さないようにしている。本当に面白い。購入してでも読みたいのに無料で読めるとは望外のお歳暮のようだとAICの読者投稿でエールを送ったこともあるほど。バックナンバーはこちらでも読むことができる。

旧暦 元旦  

今日、新暦の 西暦2005年2月9日は、旧暦の正月元旦にあたり、中国、台湾、香港、韓国などは旧正月の休暇に入っている。日本でも、横浜の中華街などで、春節(旧正月元旦)を祝う行事が行なわれる。

さて、現在でも農作業には旧暦が便利だという話を聞いたことがある(ただし、農業は太陽暦に基づく二十四節季が重要なので、一種の誤解とも言われる)。

約30日周期の月のリズムは、月経という名前があるように、人間の生殖リズムでもある。月経という言葉の元になったと思われる ドイツ語 menstruation も 語源 ラテン語mInstruDlis (mInstrua月のまわりもの+-Dlis-AL)【Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典 第3版 ゥ小学館 1980,1987,1998】 だという。

いまでこそ、太陽暦が大手を振っているが、太陰暦もおりに触れて思い出す必要があるのではなだろうか。

ところで、暦や月齢などのキーワードでググると、多くの暦のサイトがヒットする。コンピュータでの計算(プログラム)と天文・暦が馴染むからだろうか。その中で、月齢がすぐに計算できる優れものサイトはこれです。

また、暦関係の情報の百貨店ともいうべきすごいサイトはこれです。

時折、退勤のおりなどに 夜空にポッカリと月が見えることがある。中学生の頃、天体望遠鏡一台を私と弟が共同で買ってもらい、月面観測に熱中したことがあった。夏休みの自由研究では、兄弟そろって月面図を提出したことを懐かしく思い出す。ただ、当時の中学校の理科の天文分野の授業でも、高校(地学?)の授業でも、太陽の出、入り、月の満ち欠け、出と入りなど、誰でもがやる気になれば可能な観測をクラスなどで手分けして一年間行い、自分たちで太陽暦、太陰暦を作成するなどの研究があれば、面白かっただろうなどとふと思う。また、コペルニクスによる、惑星の観測の後追いなども。 現在、コンピュータプログラムによりヴァーチャルに天文現象が確認できる時代であるが、実際子ども達とこのような試みをしてみるのもの面白い。

2005年2月 8日 (火)

世界の指揮者 世界のピアニストなど

昨日 愛読書のコーナーに 吉田秀和全集を2冊追加したが、自分では残念ながら所有していない。まだまだ続いてほしい全集だが、残念ながら最近完結してしまった大部の全集をそろえるのが夢の一つではある。

新潮文庫で出版されていた「世界の指揮者」「世界のピアニスト」「私の好きな曲」「LP300選」を座右に置かせてもらって折りに触れて読み返している。年代的には1970年代頃までに書かれたものなので、一般的には内容が古いものと思われるかも知れないが、昨日アップしたこともあり、グールド、グルダの項など読み返してみると、改めて自分の聴き方の浅さ、文章力のなさを思い知らされる内容で、吉田秀和のすごさを痛感するとともに、少々自己卑小感に陥った。どれかの巻末の解説に書かれていた立花隆が脱帽したという感想と僭越ながら通じる。

遠慮会釈ないネットの世界では、印象批評的な吉田秀和の評論は古いとか何とか貶す落書きめいた書き込みも目にするが、それではそれを越えた音楽批評を現代日本では誰が展開できているのか。全く名前があがらない。

宇野功芳が音楽評論家として「活躍」しているが、最近の彼の場合は本格的な評論というべきではなく、それこそディレッタント的な感想文レベルに留まっている。(最近復刻されたらしいが、以前の「モーツァルトとブルックナー」あたりはそれなりの水準だったが)現在の彼は、一部のマスメディアやネットに踊らされたトリックスターのようだ。早くから朝比奈隆のブルックナー演奏を評価し、それがいわゆる「クラヲタ」と称されるクラシック音楽マニアにより朝比奈人気が絶頂に達した時期があり、預言者として宇野が評価されたこともあるのだろう。現代日本ではすっかり価値の低められた「カリスマ」という敬称を奉られているが、それも宜なるかなというところだろう。

しかし、彼の、同じ演奏家をあるメディアでは誉めそやし、別の時あるメディアでは貶すというような評論は全く勝手きままな素人でも行なわないようなものだ。特に彼の場合、ライナーノート執筆を頼まれた場合には、それが以前彼がコテンパンにやっつけていた演奏家でも、掌を返したように誉めそやすことがままある。その無節操さは、いわゆる生活のためなのだろうが、生活のために評価をまげてはいけないのではないのではないか? その意味で、評論などというものは、アテネの貴族制やイギリスの世襲貴族のような働かなくても十分な生活が可能な者で、その芸術に対して献身的な情熱を有するものにしか為し得ないものなのかも知れない。

そのようなことも背景にあってか、クラシック音楽評論を俎上に載せた鈴木淳の新書(題名は忘却)にあるように、現代のクラシック音楽評論は、冬枯れ的な状況的になっている。いわゆるディレッタント出の評論で自費出版までもして読ませるものはあるし、音楽学の蓄積により音楽学者がこの国にも増えており、そのような専門家的な評論は読むことができるようになっていはいるが。またネットによる情報発信が容易になり、私もその一員だが素人感想は花盛りではある。

「原智恵子 伝説のピアニスト 」(ベスト新書 石川 康子著)については、ネットで読後感を書いたことがあるのだが、この中で、原サイドから日本の著名評論家による原への妨害への告発が描かれており、いわゆるご贔屓的な当時の日本の音楽評論がどのようなものか知るよすがになる。

なお、日本の西洋音楽評論の曙として、先日 松岡正剛の千夜千冊で見たのだと思うが、夏目漱石が音楽評論を書いたことがあるという関連で、当時「海潮音」で知られる上田敏が音楽評論家としても一流で、東京音楽学校の予科に在籍したこともある島崎藤村も音楽評論に筆を染めようとしたが、その学識に裏付けられた深い評論の前に諦めたというようなことがかかれていた。

音楽という感情に訴える現象について感想を述べるのは幼児にもできることだが、それを「評論」まで高めるのは
至難の業というべきだろう。

(敬称略)

少年マンガ界のお化け

家人が、少年マンガのファンで、「ヒカルの碁」「NARUTO」「DEATH NOTE」などの単行本が家にいつのまにか揃っている。最近、「ONE PIECE」というマンガの最新刊が発売され、例によってまた家に揃えられていたのだが、その帯になんと「一億冊」突破とかかれていた。約30巻の発行らしいので、単純計算すると 1巻あたり約300万冊以上発行されたことになる。出版界でもこのような膨大な数はあまり例がないのではなかろうか? ネットでググってみると、これまでに「スラム・ダンク」(高校バスケットボールのマンガ)が1億冊を突破した実績があるらしい。

恐竜博 2005 スーは レプリカ

昨日、朝日新聞から50冊シリーズで発刊された かがくる の第1巻を買ってきた。そこに、スーの記事がでていたのだが、家人が、スーは本物じゃないの?と言っていたので、調べてみた。

-------
ティラノサウルス・レックスの スー の 骨格標本が 日本にやってくるが本物はシカゴに永久展示で、日本にくるのは正確に製作された レプリカ2点のうちの1点なのだという。


なお、先日テレビでやっていたが、ギリシャ神話の一つ目の巨人 キュクロープス(サイクロプス cyclops)は、象だか恐竜の骨の巨大な骨を発見した古代人が、一つ目の巨人が実在したという想像を働かせたとのこと。相当以前から知られている話らしい。

恐竜の化石は、現在では、北米大陸と中国内陸部で多く発見されているようだが、中国内陸部の化石を見た古代人が、いわゆる伝説上の動物 龍 を想像したのは無理もないことだと思う。それでは、ネイティブ・アメリカン(通称インディアン)の人々にはそのような伝説はないのだろうか。もっとも今でこそ、内陸部の乾燥地帯の居住区に押し込められている彼らだが、新大陸発見までは、もっと沿岸部の豊かな森林部、平野部に暮らしていたのだから、露出した恐竜化石に触れる機会はあまりなかったのかも知れないが。

2005年2月 7日 (月)

西武グループの破綻とスキャンダル

西武鉄道、プリンスホテルなどで知られる西武グループが、証券取引の虚偽報告がきっかけとなり、あっという間に磐石と見られた独裁体制が崩壊しつつある。そして、君臨していた元会長の女性がらみのスキャンダルが、一般週刊誌をにぎわしている。虚偽報告がばれる前に、取り引き先の企業に自社株の購入を持ちかけていたというのだから始末が悪い。とうとう刑事訴追されるかどうかという段階になってきた。

猪瀬直樹は、出世作「ミカドの肖像」で、西武グループの表看板であるプリンスホテルの怪しさを描き出していたが、ついにその化けの皮がはがれたと言えようか?

それにしても、下世話な見出しが躍る。「五輪にも出場したフィギュアスケート選手に、リンクを買ってやるといい、迫った」だの、「有名女優を愛人としていた」だの、「女性秘書を愛人として囲っていた」だの。これまで、金と権力で抑えていたことが、その重石が外れた途端に吹き出たというのだろうか。このようなスキャンダルが事実かどうかはわからないが、女性関係が派手だったことは否めないだろう。権力と膨大な財力を身につけた故に、女性関係が派手になったのか、それとも性欲が旺盛だからこそ、そのような地位を勝ち得たのか。

異母兄が総帥を務めていた、セゾングループ(西武百貨店、西友)は、百貨店・スーパーマーケット不況の波をかぶり沈没している。

今日の下地は、兄弟の父親で衆議院議長を勤めた人物の遺産相続時に、その遺産隠しを行なったところにあるようで、今話題になっている西武グループ元会長の遺産相続について、兄弟たち(グループのそれなりの地位についているらしい)が訴訟を起こそうとしているようだ。

JOC会長を務め、長野オリンピック誘致に尽力したらしいが、それも結局は、自社グループ所有のスキーリゾートへの社会資本投下のためだったという噂もある。長野オリンピックの誘致に関する裏金問題も、今回の破綻・スキャンダルにより、圧力が減り、解明に向う可能性もある。

チャイコフスキー 交響曲第7番「人生」

本日のヤフーニュースに出ていた。

ただ、初演の指揮予定者が、TBS「情熱大陸」で紹介された後、あの2chで経歴詐称の疑いとボリショイの名前を勝手につけた交響楽団名で名を売ったとスキャンダル的なスレッドが続いた西本智実という指揮者だという。どういう経緯で選ばれたのか不可思議だ。

それに、YAHOOニュースからたどれるThe WEB Kanzaki によれば、第7交響曲は、既に補筆され初演されているようだ。またヤルヴィによるCDもシャンドスから発売されているという。今回の第7交響曲の補筆完成との関係はいったいどういうものなのだろうか?話題先行的な眉唾話かも知れない。

以下余談。
なお、このThe WEB Kanzaki は、アマチュアのコントラバス奏者の人が作成している情報量が多く非常によくまとまったサイトで、以前から知っていた。ベートーヴェンの第九の歌詞についても既にまとまったサイトになっており、これを発見してから、自分の第九のサイトの更新の意欲が萎えたほど。今はまた挑戦を再開しようとしているが。

サッカー ドイツワールドカップ アジア最終予選 と 日朝関係 

2/9(水) 埼玉スタジアムで 日本対北朝鮮との間で、アジア最終予選の第一戦が行なわれる。

最近の国際試合では、唯一ドイツに負けているだけで好調な日本代表が、かつて1966年に唯一回出場しなんと奇跡の8強入りを果たしたことのある北朝鮮と対戦する。

昨今の北朝鮮を巡る国際情勢は緊迫の度を加え、日朝関係も、北朝鮮による拉致問題の長期化、未解決のミサイル、核問題により、非常に悪化している。また、北朝鮮による対日観も、「アジアの諸国民は、靖国神社は爆破されてもいいと思っている」というような間接的な言い回しながら、当局直属の新聞が社説を掲げるなど、挑発的な論調になっている。

サッカーの国際試合は、国対国の代理戦争と呼ばれることがあるほどのゲームであるので、このような外交上の不穏な雰囲気の中でのゲームは、結果はもちろんのこと、観客やサポーターの動向が非常に気になる。

昨夜のフジテレビ ETVは、フジにしては意外にもこの北朝鮮問題について、リベラルな論調で報道していた。日本生まれ、日本育ちで、Jリーグで活躍している北朝鮮国籍のサッカー選手2名が、北朝鮮代表に選ばれ、レギュラーとして日本代表として戦うことになった前後のことを取材したものだった。非常に中立的な報道だった。北朝鮮への敵愾心をマスコミ報道によって煽り立てるのは得策ではないとする当局の指導でもあったのだろうか?

なお、昨年、北朝鮮は、女子チームがアジア王者として君臨していたが、アテネオリンピックアジア予選で日本での日本戦にまさかの完敗を喫し、オリンピックへの出場権を逃しているので、今回の日本戦への気合の入れ方は尋常ではないだろう。

ベールに包まれた北朝鮮チームだが、それに対する日本チームは、昨年来の国内組を中心にしたチームが好調のため、ケガで不調な中田、小野はもちろん、稲本も代表から外し、好調な高原、中村も先発から外すという意向をジーコ監督が表明したという。これが吉と出るか凶と出るか。あの中国でのアジアカップも、その後のW杯一次予選を含めたいくつかの国際戦も、今回のガチガチ度とはその度合いが違うように想像する。その中で、同じような切羽つまった中でやってきた経験豊富な選手、特に中田を起用できないのは、心配だ。

昨日の専門家、金子達仁氏の言うように、間違いなく日本の勝ちでしょう、という予言が現実になるのを願いたい。

若杉弘 と ドレスデン・シュターツカペレ

タイトルのコンビによる、マーラーの第1番のCDのコメントを「CDラック」に貼り付けたのを読み直して、改めてこのコンビのことを調べてみたら、結構面白いインタビュー記事が見つかった。

2005年2月 6日 (日)

近所を散歩

自転車に乗れるようになった子ども(ペダル外し方式まではやらなかったが、坂道バランス方式で乗れるようになった)が、久々に自転車乗りをしたいというので、自動車通りの少ない近所の田園地帯を散歩しながらついて行った。

立春も過ぎ、風は冷たいが、すでに光の春は訪れており、紅梅だけでなく白梅もほのかな香りを漂わせていた。冬枯れの田圃で模型飛行機やヘリコプターを飛ばしている人達の脇を抜け、堤防道路に出ると、川には渡り鳥が集っており、鯉も冬の透明な冷水の中を元気よく泳いでいた。

藪には、いわゆるうぐいす色が美しいメジロがつがいで出入りしていたし、果樹園の棚の上にはヒヨドリが群れていた。川にはカルガモ、ヒドリガモのつがいも見られた。

2005年2月 5日 (土)

HOME PAGE 音楽の茶の間を更新

BLOGの便利さに慣れてしまうと、従来のHOME PAGEの更新が面倒くさくなり、なんと昨年の6月の更新以来、8ヶ月近くも放置していた。昨日、ベートーヴェン43さんという方から、音楽の茶の間について過分なお褒めのコメントをいただいたこともあり、これまで書き溜めたBLOGの記事を貼りつけるなどして、CDラックという音盤整理ページに追加、編集などした。

定期的にFRONTPAGE EXPRESSなどで記事を作成し、ホームページをアップするのは操作性のこともあり、面倒だが、BLOGに書いたものを後から取捨選択して、時間のあるときにホームページとしてまとめる方法は比較的容易なので続けられそうだ。

2005年2月 4日 (金)

世界的な過当競争と利益の低下

プラズマディスプレー(PDP)の先行開発メーカーとして、例のNHK Xプロジェクトでもその開発秘話が紹介された富士通だが、そのPDPパネルの製造子会社で日立との合弁会社の富士通日立プラズマディスプレー(FHP)の富士通持ち株の相当部分及び有力特許を日立に売却し(富士通の持ち株比率は30%程度になる予定)、富士通はPDPからは実質的に手を引くことになったと、昨日報道され、エレクトロニクス情報のメールマガジンではこのことが大々的に取り上げられていた。

薄型大型ディスプレー(FPD Flat Panel Display) の世界は、現在開発販売競争が非常に激しく、液晶(LCD)、PDP、リアプロジェクター(投射型)、そして東芝・キャノンのSED方式と、方式別でも四つ巴であり、また製造メーカーは日本・韓国のエレクトロニクスメーカーが激しい競争を演じている。

その中で、PDPについては、NECがパイオニアにパネルを売却、最近ソニーがテレビの製造撤退を表明したばかりだが、今度は富士通がパネルから手を引くということになった。先行きは非常に不透明だ。

以前、大画面テレビについては、1インチ1万円が目標とされてきたが、すでにその水準は大幅に突破して、在庫整理などでは1インチ5000円程度まで落ちる場合もあるという。

賃金水準が日米欧よりも大幅に低い中国あたりでも、ある程度の富裕層は、このようなFPDを積極的に購入しているというが、方式間とメーカー間の競争に加えそのような世界的な値下げ圧力があるため、新製品とは言えども、先行者利益を確保できず、作れば作るほど儲からないというスパイラルに落ち込んでしまうのが、最先端製造業の現状と言えるようだ。

デジタル家電景気と言われた昨年だが、この値下げ圧力により、日本のエレクトロニクス業界は、最近の決算発表で次々と業績予想の下方修正を余儀なくされている。ひとものかねをかけて、いいもの、優れたものを作っても、競争が激しすぎるため儲からないという図式、これはパソコン、携帯電話などの世界でも同様に生じている。いわゆる経済現象となっている。

ただ、デジタル家電の売れ行きが調整局面になったという見方は間違いだという人もいるようだ。「価格が40万円や50万円では、今まで金持ちの人しか買えなかったのだから。FPDテレビの家庭への普及率は1~2%程度、DVDレコーダーでも10~20%。デジタル家電市場はようやくスタートライン。価格が下がることで市場が広がる。日本メーカーはもっと積極的に投資すべきだ。」

2005年2月 3日 (木)

ルーヴル美術館展 横浜美術館

最寄の駅に4月から横浜美術館で開催されるルーヴル美術館展のチラシがおいてあった。

展示予定の絵画の中におやっというものがあった。アングルの「泉」である。これは確かオルセーで見たはず。いつからルーヴルの所蔵品になったのだろうか?パンフレットをよく読んでも、今回のルーヴル美術館展のホームページを読んでもとくに「泉」がルーヴルの所蔵品ではなくオルセーから借りたものだということは書かれていない。

まあもともとオルセー美術館自体、「館の方針としては、原則として1848年から1914年までの作品を展示することになっている」とのことで、アングル『泉』(1820年-1856年)は完成年代が1848年を過ぎているので、他の多くのアングル作品(「グランド・オダリスクやトルコ風呂、入浴する女など」はルーヴルに展示されているが、これは元々ルーヴル所蔵だったが例外的にオルセーに移されたのかも知れない。そこで、横浜美術館のご意見箱に下記の投稿をした次第。(もしそうだとすればフランスの美術行政も結構杓子定規では?)

ルーヴル美術館展の「泉」について アングルの「泉」は、オルセー美術館に展示してあるのを実際に見たことがありますし、各種資料でもオルセー美術館所蔵とされていますが、今回の展覧会のチラシ、ホームページでは特にそのようなコメントがないようです。 むしろ「19世紀前半のフランス絵画を、その最も優れたコレクションを有するルーヴル美術館の所蔵品により構成し、・・・」とあたかもルーブルの所蔵品であるかのような書かれ方です。 ルーヴルとオルセーの間の貸し借りとか、所有権の移転とか何か背景があるのでしょうか。差し支えなければご教示ください。

なお面白いページを見つけた。山形大学の阿部助教授のページ。

--------------これについての続報
2/3付けで美術館より 質問を受け付け、回答をおり返し送る旨のメールが届いた。

2/8付けで美術館 学芸部より、回答が届いた。
これによると

作品の所蔵者はルーヴル美術館であり、ルーヴルがオルセーに寄託するかたちをとっております。従いまして、本展の準備にあたり、日仏双方で出品作について見当する中で、《泉》はあくまでルーヴルの所蔵品として選択され、オルセーの許可も最終的に得て出品される次第です。

ということで、納得できた。お礼のメールを返信した。

 

メンデルスゾーンの誕生日とみずがめ座

最近「中年会社員の観察日記」の中年会社員さんとBLOG間で会話をさせてもらっているが、今日付けで、「今日は何の日? 【2月3日】 「結婚行進曲」の作曲者、メンデルスゾーン誕生(1809~1847)」という記事を読んで思いついた。

誕生日がみずがめ座(実は私もそう)の音楽家がモーツァルト(1/27),シューベルト(1/31),メンデルスゾーン(2/3)と続くとなにやらその共通性を探りたくなってくる。シューベルトが幼児期の神童伝説がないのだけは別だが、いわゆる幼児期から神童の名をほしいままにし、大量の作品を残し、そして夭折した。(西洋占星術自体に興味があるわけではないけれど)

さて、メンデルスゾーンについては、以前このBLOGでもコメントを書いたことがあった。

●2003年8月7日 (木)  フェリックス・メンデルスゾーン・バルトルディについて

ヤフー掲示板の音楽>クラシック>全般に音楽と政治なるトピがある。そこでメンデルスゾーンはユダヤ人か否かという議論になっている。祖父モーゼスはユダヤ人哲学者で、音楽家の伝記の分野では、その著書をW.A.MOZARTが蔵書として所有していたことでも知られている。しかし、メンデルスゾーンがユダヤ系としてもプロテスタントに改宗しているからユダヤ人ではないと主張する人がいる。(この人はどうやら宗教に関心があるらしく宗教系のトピによく投稿している。)要はユダヤ人の定義の問題で、それを宗教的な概念とするか、人種的、民族的な概念として捉えるかで、その主張の是非が変わってくるものだ。

メンデルスゾーンのことを少し調べると、バルトルディという二重姓を後年つけたのは、もうユダヤ教徒ではなくプロテスタントへ改宗したことを世間的に主張するためのものだったらしい。内面的な問題を外部に主張しなくてはならないという苦悩。

彼の音楽が「ユダヤ人」として、ナチ時代のドイツでマイヤベーヤ、マーラーの曲と並んで演奏禁止の憂き目に遭ったのは、よく知られた事実であり、ナチの「ユダヤ人」定義では、やはりカトリックに改宗したマーラーと並んで「立派に」ユダヤ人扱いされていた。宗教は内面的な問題であるが、政治は暴力装置を後ろにちらつかせた外形力によって支配する。その是非を問わずとも、改宗者メンデルスゾーンはユダヤ人として死後も差別され続けた。おそらく、マイヤベーヤとメンデルスゾーンはヴァーグナーと不和だったらしく、ヴァーグナーによる「音楽におけるユダヤ性」という著作で(ヴァーグナーがメンデルスゾーンの死後に匿名で発表した雑誌論文とのこと)非難されていて、ヒトラーがその影響下にあったのではなかろうか?だが「立派な」ユダヤ系のシュトラウス一家の音楽はナチ政権下でも普通に演奏されたというのは権力の恣意性を象徴し、差別というものの本質を表す笑止千万な出来事である。

このような堅苦しい話は置いておいて、メンデルスゾーンの傑作「夏の夜の夢(一般には真夏の夜の夢)」の音楽関連を。

メンデルスゾーンがわずか17の時に、彼以外には到底書けないだろうと言われる妖精的でスケルツァンドな序曲を作曲し、後に戯曲全体用に付随音楽を作曲した。(有名な結婚行進曲はこの中に含まれる。C.デイビス指揮ボストン交響楽団の録音を自分の結婚披露宴に使わせてもらった)。

ところで、この付随音楽付きのシェークスピアの上演を見たいというのがNIFTYのFCLAに参加して発言していた頃からの私の希望で、そのような質問をしたこともあったが、残念ながら回答はなかった。今ならGOOGLEなどで、いくつかのキーワードを入力すれば、入手できるDVDなどの情報は簡単に得られるが。(ただ、肝心のフル・メンデルスゾーン・バージョンは見つかっていない。)

この情報にも出ているが、近年の作品で、著名な女優のミシェル・ファイファー、キャリスタ・フロックハート、ソフィー・マルソーらが妍を競った映画「真夏の夜の夢」がDVDで店頭に置いてあり、手にとったところ、メンデルスゾーンの名前が出ていたので期待して早速購入した(昨年)。ところが、序曲(小澤ボストンとクレジットにあり)が一部用いられているだけで、ヴェルディだとか縁もゆかりもない音楽が多数で、音楽的にはがっかりした。ただ、映画としてはそれなりに面白かった。シェークスピアの多弁で大げさな台詞を相当再現しているようで、舞台設定も近代なのだが、なるほどという感じだった。大多数の役者はその多弁な台詞を見事にこなしていたが、ただ妖精王オベロンの后ティタニアを演じたファイファーは、美しさこそ妖精並みだったがその台詞回しがたどたどしく珠に瑕だった。

なお、余談だが、フルトヴェングラーが戦後非ナチ化裁判によって無罪となり、楽壇に復帰した当時使われた映画館ティタニア・パラストは、このティタニアに由来するのではなかろうか。

また、シェークスピア絡みでいろいろ検索していたら、私の故郷の町にシェークスピア美術館というものが出来ているのを知った。

2005年2月 2日 (水)

恐竜の進化形が鳥類だという学説

恐竜の進化形が鳥類だという学説が現在は有力になっているらしい。

私も、子供時代にバートンの「生命の歴史」などを読んだ影響でそれなりの恐竜好きで、幼い頃東京上野の国立科学博物館の復元化石を見に連れて行ってもらって興奮したクチだが、子ども達もその例に漏れず、恐竜好きに育った。幕張にセイスモサウルスがやってきた大恐竜博にも行ってきたり、国立科学博物館にも行ったり、恐竜図鑑を数種類そろえ恐竜の名前や特徴をおぼえたり、チョコエッグシリーズでミニチュア模型を愛玩したり。またテレビ番組の恐竜特集、映画のジュラシックパークシリーズ、ダイナソー、ファンタジアなどもよく見ている。(恐竜への愛好は、男子に多く見られ、女子にはあまり見られないらしい。また、いわゆる乗り物への愛好もそうだ。男の脳、女の脳という性差があるというが、同じような表れだろうか。)

さて、私が子供の頃は、ジュラ紀、白亜紀と大繁栄した爬虫類の仲間の恐竜は、何らかの理由で(伝染病、火山爆発による気候変動、巨大隕石落下による気候変動などなど)突如絶滅したと言われていた。ただ、進化の系統樹的に言えば、現在生存しているワニやヘビ、カメ、トカゲなどの爬虫類は恐竜とは相当古い時代に分かれたものだということもいわれていた。

しかし、最新の学説では、巨大恐竜は姿を消したが、恐竜は鳥類として進化を遂げしているという説が有力だという。現在鳥類は地球上で大繁栄している。鳥の羽毛や羽は、恐竜の鱗が進化したもので、実際近年中国では、その証拠となる小型の羽毛恐竜の化石が発見されている。ダチョウやエミュー、鶏などをそのような先入観をもとに観察すると、その表情、動きなどいかにも恐竜風に見えるから不思議だ。(恐竜の動きや形態を知っているわけではないのだが。)実際、ある程度の大きさの鳥は怖い。

なお、我々哺乳類の先祖は、哺乳類型爬虫類(単弓類)というものらしい。進化の系統樹から言えば、あらゆる生命には共通祖先がいるはずなので、それほど驚くべくことではないが、哺乳類もある時期に爬虫類から分かれたわけだ。その哺乳類も、恐竜の繁栄時代には、日陰の身としてコソコソ生きていたという説が有力だったが、つい最近、恐竜を捕食していたある程度の大きさの哺乳類の化石が発見されたという。

そして、今日、ヤフーニュースに、「鳥類の頭脳は原始的でない、評価改めるべき=研究チーム」という記事を見て、なるほどと思った。鳥類が恐竜類から進化したものだとすると、それも宜なるかなと言うべきだと思う。

今年は、大恐竜博がまた開催され、USAで発見された、ティラノサウルスの通称「スー」が来日するという。


2005年2月 1日 (火)

松岡正剛 千夜千冊

バリー・リンドンを検索していたら、松岡正剛 千夜千冊というページがヒットした。内容的に非常に多彩で深く面白い。

グールドの本についてのエッセイなどは、例の「草枕」の件などすごく面白いものだった。

なお、フルトヴェングラーの「音と言葉」(新潮文庫)で、ベームが生涯で二度、モーツァルトの交響曲全集を録音したというのは、記憶違いだろう。ベルリンフィルで史上初めて(2番目か?ラインスドルフ盤もあり?)全曲録音を果たしたあと、晩年にヴィーンフィルと後期の数曲と29番イ長調あたりを録音しただけだった。

カール・ベームは10歳の年下である。慎ましい生活ぶり、誇張しない指揮、解釈の一貫性がベームの名声を高くした。モーツァルトの交響曲を2度にわたって全曲録音をはたしたのは、いまなおベームしかいない。

松岡正剛氏の簡単な紹介

山下洋輔を見直す

もう旧聞に属するが、正月番組で、ワールドスーパーオーケストラなる団体が、カンゼルの指揮で、ポップスコンサートを開いたのを見た。冬ソナの関係で、韓国の歌手が歌ったり、ウォルトンのスピットファイアなる珍しいそしてオーケストラがよく鳴る序曲が演奏されたりしたが、中で、フリージャズの山下洋輔が ガーシュインのラプソディー・イン・ブルーを弾くのを聞いて驚いた。

フリージャズということで、テクニックとか楽譜読みとかそのような素養なしにやっているという先入観があったのだが、オーケストラとの共演でもまずは楽譜通りに間然とするところがない演奏を聞かせてくれた。また、コンチェルトのカデンツァにあたる部分ではフリージャズの実力を発揮して、即興的で非常にエネルギッシュなパッセージを汗を流しながら力演した。おこがましい書き方だが、山下洋輔を見直した次第だ。

リンドン女伯爵

バリー・リンドンをググッてみるとリンドン女伯爵のことを、リンドン伯爵夫人と書いてあるものが多いが、原作(プロジェクトグーテンベルクなどで読める)では、下記のようになっている。

CHAPTER XIII I CONTINUE MY CAREER AS A MAN OF FASHION 
の中間くらいのところだ。

要するに彼女自身が、リンドン伯爵家を相続しリンドン女伯爵で、イングランドのバリンドン子爵家を継ぎバリンドン女子爵でもあり、アイルランド王国のキャスル・リンドン男爵家(?)の後を継ぎキャスル・リンドン女男爵(!)、なのだろう。 in her own right というフレーズが それを如実に表す。「自己の権利で,生得の権利で,親譲りで;自分の正当な資格で;自分だけで,他に頼らずに」ということ。

Honoria, Countess of Lyndon, Viscountess Bullingdon in England, Baroness Castle Lyndon of the kingdom of Ireland, was so well known to the great world in her day, that I have little need to enter into her family history; which is to be had in any peerage that the reader may lay his hand on. She was, as I need not say, a countess, viscountess, and baroness in her own right. Her estates in Devon and Cornwall were among the most extensive in those parts; her Irish possessions not less magnificent; and they have been alluded to, in a very early part of these Memoirs, as lying near to my own paternal property in the kingdom of Ireland: indeed, unjust confiscations in the time of Elizabeth and her father went to diminish my acres, while they added to the already vast possessions of the Lyndon family.

また、彼女の夫は、リンドン姓を名乗る彼女の従兄弟だが、ジョージ二世とジョージ三世の閣僚なのでthe Right Honourable の称号がつき、バス勲位を受けているナイト爵なのでSirの尊称がつけられている。詳しくはこれこれを。

なお、その夫との間の男子で、バリー・リンドンを憎悪する人物は、バリンドン子爵と呼ばれているので、リンドン伯爵家の後継者に指名されていたようだ。リンドン伯爵の称号をレドモンド・バリーが奪おうとするところに、諍いが生じる。

当時の貴族の相続のことはよく分からないが、女性にも相続権があり、その女性と結婚しただけでは、その夫は爵位を得られなかったのだろう。映画では、バリー・リンドンが貴族の位をリンドン家の金で購おうとして、ついには破産の憂き目を見ることになる。

The Countess, when I first saw her at the assembly at Spa, was the wife of her cousin, the Right Honourable Sir Charles Reginald Lyndon, Knight of the Bath, and Minister to George II. and George III. at several of the smaller Courts of Europe.

なお、映画でリンドン女伯爵を演じるのは、マリサ・ベレンソンMarisa Berensonで、いかにも貴族らしい品のある美しさだ。なお、彼女はこの作品の前に、ヴェニスに死すで、主人公のアッシェンバッハの夫人を演じているという(あまり記憶にないので見直してみよう)。 なお、Berenson は、ユダヤ系の姓らしい。

追記:WIKIPEDIAの映画『バリー・リンドン』の「女」伯爵などの記述は、この記事に基づき、編集したもの。

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