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2005年2月22日 (火)

国立科学博物館の零式艦上戦闘機

国立科学博物館の零式艦上戦闘機。1970年代に有名なラバウル沖で引き上げられ、展示されたものだという。このリンクは優れもので、展示状態がどのように変わっているかを確認できる。私が子供時代に両親と弟と東京見物の時に、上野動物園やこの科学博物館を見学したのだが、その頃は1960年代末だったので、まだこの戦闘機は展示されていなかったわけだ。

私が小学校時代、田舎の小学校だということもあり、図書館には太平洋戦争の戦記ものなどもあり、ゼロ戦の撃墜王の話や、ゼロ戦開発の子ども向けの本なども蔵書にあって、結構熱心に読んだし、ちばてつやのマンガ「紫電改の鷹」などは子どもの間でも人気があった。何しろ、父母は、国民学校に通って戦前の教育を受けた世代なので、戦争と敗戦で苦労を舐めたとは言え、当時の誇りだったゼロ戦や軍艦の話はたまに話題に上った時代だ。また、プラモデルでは、戦艦大和や武蔵、航空母艦などと並んで、ゼロ戦は人気モデルだった。

ただ、私が小中高をすごした時代は、反戦平和運動の時代であり、私自身も政治史で平和思想を学んだこともあり、この零式艦上戦闘機発見と国立科学博物館展示についてはニュースなどではどのような取り上げ方をされていたのかは分からないが、当時は関心の外だったらしくほとんど記憶にない。その一方で日本の誇る零式艦上戦闘機については思い入れがある。

再び、カハクを訪れた2000年頃には既にどこかに展示されていたはずだ。そして先日、初めて新館3階の日本の科学技術史のフロアで偶然ご対面した。

zero_fighter_at_museum

一度空襲で破損し、その後単座式を複座式として改良したものだが、1945年に撃墜され、1972年に引き上げられるまで海の底に眠っていたのだという。

なお、上記リンクのにあるが、「零戦 新館へ再展示(2004/11から一般公開)撮影2004/11/03 出展:A6M232 」の展示説明に、「1972年『ラウバル』北西ニューブリテン島沖海底」と書かれている。ラウバルではなく、ラバウルの間違いだと思う。グーグルで検索しても、ニューブリテン島にラウバルは地名としてはないようだ。

この件で、カハクへメールした。訂正されればいいのだが。

現在も飛べるゼロ戦がアメリカの博物館に所蔵されている

またスミソニアンにもゼロ戦はある。ニュージーランドの博物館にも映画「トラトラトラ」の時のレプリカモデルがあるらしい。

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コメント

30年ほど前、中学の修学旅行の折、科学博物館でゼロ戦を目撃しました。(年代的に今回の展示とは別物かも知れません。)
ここ10年ほど、科学博物館は大規模な改装、増築をしていて、数年前からみかけなくなり、どうしたものかと思っていました。
見る人それぞれに感じるものは違うと思いますが、また見に行きたくなりました。
当時の中学校の校長先生が戦中派で、博物館のゼロ戦に非常に感動していたのを思い出しました。

投稿: sakaiy22 | 2005年2月22日 (火) 23:33

撃墜王といえば、坂井三郎さんですね。
かつて、米国人と仕事をしたとき、彼が坂井三郎のことを知っていて、親戚かと聞かれ驚いたことがあります。もちろん親戚ではありません。

URL: http://www.intership.ne.jp/~aoyama/back-sakai.htm

こちらに、坂井三郎氏の戦歴の写真つき解説があります。

投稿: sakaiy22 | 2005年2月22日 (火) 23:43

いつもコメントありがとうございます。

sakaiy22さんが約30年前に科学博物館で見たゼロ戦は恐らく現在新館の3階に展示されているものだと思います。1972年に引き上げられ、その後整備されて展示されたようですから。

撃墜王は坂井三郎氏でしたね。

子ども達も飛行機の実物を間近に見ること自体が驚きなので、興奮していましたが、私のさび付いた知識で、「このゼロ戦は当時最高水準の速度、航続距離、旋回性能などでゼロファイターとして敵国には恐れられたのだが、パイロットを守る防弾的な面では劣っていたため、優秀なパイロットが早い時期に次々に打ち落とされてしまった」という話をしました。

投稿: 望 岳人 | 2005年2月23日 (水) 12:17

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