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2005年2月25日 (金)

第四間氷期と温暖化ガスの削減

安部公房の小説「第四間氷期」を学生時代に読み、地質時代的には現代が氷河期と氷河期との間の間氷期にあたることを知った。ウルム(ヴュルム)氷期(5万3千年前から1万年前)などの氷河期には、海面が大きく低下し、大陸と日本列島の間に陸橋が出来、先日話題にしたオオカミたちも大陸からやってきたという。もちろん現代日本人の先祖にあたる旧石器時代の人々もナウマン象などを追って大陸から渡ってきたのだろうか?

この2月22日(愛猫家の間ではニ(ャ)ーニ(ャ)ーニ(ャ)ーの語呂合わせでネコの日と呼ばれる) 地球温暖化防止目的の京都議定書が、アメリカとオーストラリアなどの大量排出国の参加なしに発効した。中国は、今回は批准国ではあるが、途上国として温室効果ガス排出抑制目標は義務化されていないという。EUは、非常に積極的で、目標を達成しそうだが、日本は危うい。また、CO2の排出量の国家間の取り引きなどという本末転倒のことも行なわれている。

ところで、アメリカ政府がこの京都議定書に参加しないのは、経済界からの強い反対があり、ブッシュ政権がそれを理由に行動しているのだろうが、その一方で、現在の温暖化が人為的なものではないという学説や研究もあることもその一つの理由だろう。

というのも、将来の有望な資源と期待されているメタンハイドレートというものが、海底に眠っているのだというが、このリンクに見るように、気候変動のトリガーとしてこのメタンハイドレートの大崩壊によるメタンガスの大気への放出現象があるらしい。

とにかくものすごい量の炭素がその中に含まれているという。「全世界では大気中の二酸化炭素の16倍の炭素がメタンハイドレートとして蓄えられていると推定されています。

現在が、いったい間氷期のどのあたりにあるのか。急激な寒冷化はいつくるのか(安部公房の小説は、寒冷化に適応した人類を描いていた)。もしくは、まだ気候変動の一環としての温暖化は続くのか。

地質学的には非常に短いスケールの「人類史」の中で歴史に残されたデータ参照すると、現在の温暖化のスピードはかつてないほどのものだという。

ただ、人類が進歩したと言っても、昨日の可聴範囲の上限20kHzの問題にしても、現在の地質年代上の位置、地球の気候変動の問題、太陽活動の活発化の問題にしても、根本的なところで、人類の知見は幼いのかも知れない。

P.S. 面白いサイトを見つけた。歴史と世間のウラのウラ

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