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2005年2月 3日 (木)

ルーヴル美術館展 横浜美術館

最寄の駅に4月から横浜美術館で開催されるルーヴル美術館展のチラシがおいてあった。

展示予定の絵画の中におやっというものがあった。アングルの「泉」である。これは確かオルセーで見たはず。いつからルーヴルの所蔵品になったのだろうか?パンフレットをよく読んでも、今回のルーヴル美術館展のホームページを読んでもとくに「泉」がルーヴルの所蔵品ではなくオルセーから借りたものだということは書かれていない。

まあもともとオルセー美術館自体、「館の方針としては、原則として1848年から1914年までの作品を展示することになっている」とのことで、アングル『泉』(1820年-1856年)は完成年代が1848年を過ぎているので、他の多くのアングル作品(「グランド・オダリスクやトルコ風呂、入浴する女など」はルーヴルに展示されているが、これは元々ルーヴル所蔵だったが例外的にオルセーに移されたのかも知れない。そこで、横浜美術館のご意見箱に下記の投稿をした次第。(もしそうだとすればフランスの美術行政も結構杓子定規では?)

ルーヴル美術館展の「泉」について アングルの「泉」は、オルセー美術館に展示してあるのを実際に見たことがありますし、各種資料でもオルセー美術館所蔵とされていますが、今回の展覧会のチラシ、ホームページでは特にそのようなコメントがないようです。 むしろ「19世紀前半のフランス絵画を、その最も優れたコレクションを有するルーヴル美術館の所蔵品により構成し、・・・」とあたかもルーブルの所蔵品であるかのような書かれ方です。 ルーヴルとオルセーの間の貸し借りとか、所有権の移転とか何か背景があるのでしょうか。差し支えなければご教示ください。

なお面白いページを見つけた。山形大学の阿部助教授のページ。

--------------これについての続報
2/3付けで美術館より 質問を受け付け、回答をおり返し送る旨のメールが届いた。

2/8付けで美術館 学芸部より、回答が届いた。
これによると

作品の所蔵者はルーヴル美術館であり、ルーヴルがオルセーに寄託するかたちをとっております。従いまして、本展の準備にあたり、日仏双方で出品作について見当する中で、《泉》はあくまでルーヴルの所蔵品として選択され、オルセーの許可も最終的に得て出品される次第です。

ということで、納得できた。お礼のメールを返信した。

 

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コメント

Garbageさん TBありがとうございます。

別の博物館ではメールを出しても梨のつぶてでしたが、横浜美術館は記事のように丁寧なメールで回答してくれました。

投稿: 望 岳人 | 2005年3月29日 (火) 16:50

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[横浜29日=不純交遊録] 横浜美術館では2005年4月9日から同年7月18日まで、ルーヴル美術館展を開催する。今回の展覧会は、フランスルーヴル美... [続きを読む]

受信: 2005年3月29日 (火) 13:25

» [Art]ルーヴル美術館展/横浜美術館 [ミ チ ク サ 日 記]
 ルーヴル美術館は、言うまでもなくものすご〜〜〜〜い所蔵品の数を誇る世界最大級の美術館でありまして。数が多いということは、必ずしも有名なものだけがあるのではない、ということ。  ゴッホ展なみに盛況だと聞いていたこの企画展、目玉といえるものはアングルの『トルコ風呂』と『泉』だけのよう。ルーヴルってだけで、こんなに人が集まってお金儲け成立。((オマエモナー!だけど、私はタダ券をゲットして行ったのよと言い訳。))なんかかの国にしてやられてる感がしないでも。  しかも、『泉』はオルセー美術館にあったんじ... [続きを読む]

受信: 2005年6月30日 (木) 15:58

» 【絵画】ルーヴル美術館展/横浜美術館 [Augustrait]
ある異端者を題材に     フランス革命、ナポレオン帝政から二月革命にいたる激動の時代のフランス絵画を、近代画の発展の系譜として辿る。ルーヴル美術館に所蔵する73点を展示。  ジョゼフ=フルーリ (Joseph-Nicolas Robert-Fleury;1797-1890)の《ヴァティカンの宗教裁判所に引き出されたガリレオ》(1846年)が圧巻である。  『星界の報告』および「太陽黒点にかんする第二書簡」において、ガリレオ(Galileo ... [続きを読む]

受信: 2005年7月29日 (金) 15:47

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