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2005年3月 9日 (水)

最近買ったCD

3/3
◆ブルックナー 交響曲第4番変ホ長調「ロマンティック」 
ベーム Karl Boem ヴィーンフィル Wiener Philharmoniker 1973 LONDO(DECCA) 中古価格 250円 
LPでも所有している(ブルックナーとの出会いの曲。当時レコード芸術主催のレコードアカデミー賞を受賞するなど名盤の誉れ高く、ブルックナー入門のため2枚組みの高価なLP(確か4000円くらいした)を清水の舞台から飛び降りる覚悟で購入。しばらく馴染めなかったが、いつ頃からか、第1楽章から親しめるようになった。)。LPの方が、音色がつややかで静謐な音響だったように記憶する。記憶の美化作用だろうか?演奏は確かにこの演奏だ。ハイティンク/VPOも悪くないが、楽譜の版の選択の違いかやはりこのベーム盤がしっくりする。

3/4
◆Adagio Karajan DG 中古価格250円
1.交響曲第5番~第4楽章:アダージェット(マーラー)
2.カノン(パッヘルベル)
3.タイスの瞑想曲(マスネ)
4.交響曲第3番~第2楽章:アンダンテ(ブラームス)
5.シンフォニア「聖なる墓に」~第1楽章:アダージョ・モルト(ヴィヴァルディ)
6.「ペール・ギュント」第1組曲~オーゼの死(グリーグ)
7.ディヴェルティメント第15番~第4楽章:アダージョ(モーツァルト)
8.アダージョ(アルビノーニ)
9.交響曲第7番~第2楽章:アレグレット(ベートーヴェン)
10.G線上のアリア(バッハ)
11.悲しきワルツ(シベリウス)

◆Adagio Karajan2 DG 中古価格250円
1.「ペールギュント」第2組曲~ソルヴェイグの歌(グリーグ)
2.歌劇「オルフェオとエウリディーチェ」~精霊の踊り(グルック)
3.リュートのための古代舞曲とアリア第3組曲~シチリアーナ(レスピーギ)
4.協奏曲イ短調RV523~ラルゴ(ヴィヴァルディ)
5.弦楽セレナーデ ハ長調~エレジー(チャイコフスキー)
6.トゥオネラの白鳥(シベリウス)
7.協奏曲集「四季」~“冬”ラルゴ(ヴィヴァルディ)
8.合奏協奏曲第12番op.6-12~アリア(ヘンデル)
9.交響曲第9番「新世界より」~第2楽章(ドヴォルザーク)
10.「アルルの女」第1組曲~アダージェット(ビゼー)
11.アダージョとフーガK.546(モーツァルト)
12.亡き王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)

なお、アダージョカラヤン3、4も発売されているらしい。あまりアダージョ的でないものも入っている。3の12とか、4の6とか。また4の2などは1の2と重複では?

アダージョカラヤン3 1.交響曲第3番~第3楽章ポコ・アレグレット(ブラームス) 2.合奏協奏曲第5番~第6楽章メヌエット(ヘンデル) 3.歌劇「椿姫」~前奏曲(ヴェルディ) 4.バレエ組曲「レ・シルフィード」~前奏曲とマズルカ(ショパン/ダグラス編) 5.弦楽のためのソナタ第1番~第2楽章アンダンティーノ(ロッシーニ) 6.協奏曲集「四季」~秋からアダージョ(ヴィヴァルディ) 7.「ホルベルク組曲」~アリア(グリーグ) 8.ディヴェルティメント第10番~第4楽章アダージョ(モーツァルト) 9.スラヴ舞曲op.72-2(ドヴォルザーク) 10.ブランデンブルク協奏曲第6番~第2楽章アダージョ・マ・ノン・タント(バッハ) 11.バレエ組曲「眠れる森の美女」~パノラマ(チャイコフスキー) 12.組曲「惑星」~金星-平和をもたらすもの(ホルスト)

アダージョカラヤン4
1.歌劇「カプリッチョ」op.85~月光の音楽(R.シュトラウス)
2.カノンとジーグ ニ長調~カノン(パッヘルベル)
3.交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」~第2楽章(モーツァルト)
4.交響曲第2番ハ長調op.61~第3楽章(シューマン)
5.弦楽セレナーデ ホ長調op.22~第4楽章(ドヴォルザーク)
6.交響曲第3番ハ短調op.78「オルガン付」~第1楽章(サン=サーンス)
7.交響詩「ローマの松」~ジャニコロの松(レスピーギ)
8.バレエ音楽「ミューズの神を率いるアポロ」~アダージョ パ・ド・ドゥ(アポロとテルプシコール)(ストラヴィンスキー)
9.浄夜op.4~アダージョ(シェーンベルク)
10.組曲「惑星」op.32~海王星(ホルスト)

3/7
◆ムソルグスキー(ラヴェル編曲)「展覧会の絵」、他 
オーマンディ Eugene Ormandy フィラデルフィア管 Philadelphia orchestra 1966 CBS(SONY) 中古価格 750円
これもかつてLPで所有。LP時代でもオーケストラの多彩でパワフルな音響を聴きたいときには真っ先にこれに手が伸びた。この曲に求めるものの差もあると思うが、その後デュトア/モントリオール、ケーゲル/ライプツィヒ放送響などを聞いてもどうも満足できなかった。(ラヴェルへの編曲の委嘱者でその初演者クーセヴィツキー/BSOの1943年の録音は非常に豪快で私好みだが、全曲演奏でないのが非常に惜しい。)今回CDで買い直して聞いたところ、記憶による美化はなく、十分な満足感を与えてくれた。他のヴィルトゥオーゾオーケストラによる同曲異演盤(ベルリンフィルやシカゴ響など)をあまり聞いたことがないので自信はないが、この録音はパワフルで豪快なフィラデルフィアサウンドがよく捉えられているようで、この曲の魅力を味わわせてくれるものの一つだと思う。ただ、難点を言えば、ヴィドロ(牛車か虐げられた人々か決着がついたのか?)のテンポが非常に速いこと。ここをじっくり聞かせてくれたら鬼に金棒だったと思うのだが。沼津交響楽団のコラムのページ「展覧会の絵」を聴く28・・・オーマンディー(http://nso.soc.or.jp/column.html)というすごい聞き比べのページにもこの録音への的確なコメントがあった。なお、このCDには、LPに収録の「はげ山の一夜」のほかにシャブリエの「スペイン」とチャイコフスキーの「イタリア奇想曲」が収められていたが、後者の演奏解釈がこれまで聞きなれたセルCLO、小澤BPOなどと異なり、メロディーを浮き立たせるのではなく、伴奏部をやけに克明に演奏し、分析的・解剖的に聞こえた。

(2006/3/2 この記事から 「クラシック音楽のひとりごと」2006/03/02のBlog オーマンディ/フィラデルフィアのブルックナー 交響曲第4番「ロマンティック」 にトラックバックさせてもらった)

◆ドヴォルザーク スラヴ舞曲集Op.46,72(ピアノ2台版)全曲 ベロフ Michel Beroff、コラール Jean-Philippe Collard EMI 中古価格250円

つい最近発売された1300円のCDのようだが、びっくりする値段で売られていた。オーケストラ版(ドヴォルザーク自身がピアノ2台版から編曲したもの)は、クーベリック指揮のバイエルン放送響盤で持っている。オーケストラ版はよくコンサートのアンコール用に演奏されるから聞く機会は多いが、全曲通して聞くのは少々つらい。ただ、Op.72-2のホ短調のメランコリックな曲はクライスラーによりヴァイオリン用にも編曲されているが、交響曲第8番の第3楽章と並んで私が最も愛好する曲で耳にすることが多い。

当時作曲家の初演曲演奏以外にはオーケストラ演奏自体が現在のように頻繁に行なわれたわけではなかったらしい。家庭でも名曲を聞きたいという需要は多かったので、リストによるベートーヴェンの交響曲のピアノ編曲のように家庭でも楽しめるようにピアノ編曲は盛んに行なわれたようだ。このピアノ2台(連弾)版の方は、ブラームスのハンガリー舞曲集(ピアノ版)にならって作曲されたものだが、ブラームスの場合とは異なり、ほぼ同時にオーケストレーション版も発売されたという。ただ聞いてみるとオーケストラ版をピアノ曲に編曲した感じで、ピアノ書法としては不自然なところもあり、オーケストラ演奏の方が自然に感じられるが、オーケストラ版よりも気楽に聞ける。なお、例のジムロック社が結構潤ったほどこの曲集が売れたということは、当時の家庭での音楽のレベルの高さの裏付けになるだろう。

この録音は1970年代らしいが、当時のベロフ、コラールと言えば、フランスを代表する俊秀で、彼らのソロや室内楽はいくつかCDなどで聞いているが、特にベロフは非常に硬質で透明な音色のピアニズムの持ち主だと思う。その彼ら二人にしても、2台ピアノの演奏は、音が濁るように聞こえる。1台ピアノの連弾の場合も音が濁ることが多いように思うがそれは完璧なアンサンブルが達成できていないせいだと思う。2台ピアノの場合はそれに加えて、それぞれが独立してペダルを踏むため、相互に余計な共鳴が伝わってしまい、透明な響きが得られないのではなかろうか?連弾は簡単な曲でも楽しいもので、自分たちで楽しむにはいいのかも知れないが、観賞用としては少々つらい。

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コメント

こんにちは
 最初の三枚250円ですか?信じられない!ベームのブル4は素晴らしいですよね。この演奏がベームを聞き直す切掛けになったことを良く覚えております。それとオーマンディの演奏、オイラもLP時代に聞いてました。シリーズ化された廉価盤で、この曲の最初のLP(確か。1,300円程度?)。単純だから、オーマンディ・サウンドは良いぞと薦められたのが切掛けでした。今は記憶も余りないけど、中学時代の懐かしい思い出です。
 以前にも書いたように、新潟は中古CDは高くて、大都市にお住まいの望さんが羨ましいです。もっとも250円程度でCD買えるなら、きっと毎日のように探し回るだろうなぁと思っております。学生時代、神田~水道橋辺りを一日かけて本を探し回っていた事が思い出されます。

投稿: ベートーヴェン43 | 2005年3月 9日 (水) 14:26

帰宅途中によく立ち寄る店は、不思議な値段のつけ方をしてくれるので、どうしてこんな名盤をというCDが中古として廉価で出品されているのを見ると少し物悲しくなりますが、小遣いが乏しい身にはありがたいです。ただ、このような安い値段で気軽に購入してしまうと、丁寧な聴き方からはどんどん離れていくような気がします。

ベームのブル4やオーマンディの「展覧会の絵」(まさに1300円のシリーズLPでした)など、当時は手持ちのLPが少なかったこともあり、まったく何度耳にしたか分からないほどです。「刷り込み」の重要性というところでしょうか。

投稿: 望 岳人 | 2005年3月 9日 (水) 16:42

TB有り難うございました。
この名盤たちが250円とは・・・・・・ん~~、スゴイ時代になってしまったですね。
オーマンディ/フィラデルフィアの演奏はカラフルで豪華、楽しめる音楽になります。
エントリーしたブルックナーはドイツ・オーストリー系とは違いますが、屈託なく、音楽そのものを楽しめます。何よりボクの刷り込みでした。
ご紹介、有り難うございました。

投稿: mozart1889 | 2006年3月 3日 (金) 04:52

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