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2005年3月28日 (月)

新江ノ島水族館

1月の末に続き、実家から父母が孫たちと会うために遊びに来てくれた。次男が2年前に幼稚園のお遊戯会で主役の浦島太郎を演じたのにちなんで昨年開館した新江ノ島水族館見物を母が提案してくれたので、鎌倉駅で待ち合わせて、江ノ電で江の島に出かけた。

快晴に恵まれ、最高気温予想が、18度Cということで暖かくなるかと思っていたのだが、風が冷たくて、体感気温上はあまり暖かくなかった。鎌倉から江の島にかけての海岸は、ちょうどいい波が出ていて、ほとんど隙間なくサーファーたちが波と戯れていた。カヌーに乗っていた人もいたし、ウィンドサーフィン、ヨットも出ていた。杉花粉は、「非常に多い」予報だったが、海辺なので、比較的少なかったらしく、花粉症の気味のある父もそれほどひどいアレルギー症状は出なくてよかった。

江の島を訪れるのは、海水浴で訪れて以来3年ぶりくらいだろうか。引っ越して来た当初は、有名観光地の鎌倉や江の島にも何度も足を運んだが、生活が落ち着いてしまうとなかなか一度訪れた場所には足を運ばなくなる。今回は江の島の弁財天にお参りしたのだが、参道からまっすぐに伸びる石段がきれいに工事されており驚いた。石段の途中には弁天様と童子の石像も飾られていた。辺津宮(海辺にあるお宮という意味らしい)に参り、そこで母が料理して父がかついで来てくれた弁当をひろげ、ピクニック気分で食事をした。

参道のみやげ物屋には、沢山玩具が陳列されていたが、子ども達は「ぐっと我慢の子」で、感心した。以前次男が2歳の頃ここを訪れたところ、大量に陳列されているおもちゃを見て買って買ってが始まり、難儀したことがあった。幼児には目の毒で、気の毒だった。

有名な捨て猫たちが参道で寝ていたが、あまり数は多くなかった。また、富士山方面は霞んでおり、たおやかなお姿は拝めなかった。

水族館は、再オープン当初から大人気でチケット売り場に行列ができていたらしいが、さすがに最近は一時のブームは過ぎたらしくそれほどの行列ではなかった。ただ、数年前、旧館を訪れたときも比較的高いと思ったがチケットがやはり高く、大人2000円、子ども1000円もした。水族館は、全国的に私立が多いように思うが、どうなのだろうか?動物園に比べると、少々料金が高いのもそのせいかも知れない。(なお、年間チケットがなぜか非常に安く設定されており、大人4000円、子ども2000円で、一年間入場できるようだ。リピーター重視ということだろうが、この値段のつけ方はあまり理解できない。)旧館時は、道路の両側にあった建物がすっかり取り壊され、海岸側のみが水族館になっていた。平べったい建物で、ディスプレーは工夫を凝らしてあったが、展示魚類が少なく感じた。

これまでに、新潟県の上越市水族館、横浜の八景島水族館、品川水族館、池袋のサンシャイン水族館、蓼科アミューズメント水族館、伊豆三津シーパラダイスなどの水族館を見てきたが、どれも一長一短か。江ノ島水族館は、相模湾の魚類を中心に展示してあり、巨大水槽もそれなりに見事だったが、上越市に比べれば小さい。また、八景島や品川のようにチューブの中をくぐり、海中散歩気分を味わわせるをするような工夫はなかった。ただ、外光を取り入れているためか、魚類の水槽内部が非常に明るいものが多く、好印象だった。旧館もクラゲの展示が充実していたが、新館もそれなりに集められていた。なお、珍しい展示としては、マリアナ海溝や日本海溝の極限的な深海の生物がまとめられていたが、あまり目を引くディスプレーにはなっていなかったのが残念。また、今上天皇による研究(ハゼ類)のコーナーがあった。昭和天皇のものも展示されており、天皇家の生物学者としての一面を教えてくれた。

イルカショーは、旧館時のプールもあまり大きくなかったが、新館でもあまり大きさが変わらないようで、八景島に比べると少し狭く感じた。まあ、品川、直江津もあまり大きくないが、八景島は非常に大きいプールで、ベルーガやセイウチの演技などもあり、この点は八景島の方に分があるように思う。(ここでも海風が寒かった。ただ、旧館時は寂れた感じで観客数も少なかったが、今回は超満員。) 水族館生まれ四世のイルカ(世界初だそう)が1歳になり、ジャンプにデビューしていたが、2歳のイルカに比べると、前方宙返りがまだまだ未熟だった。イルカショーのイルカたちのあのジャンプ演技は、相当の努力の賜物なのだという。

その他、アシカやペンギンも展示されていた。また子ども用には触れるプールもあり、無毒のエイや無害のサメに触ることができ、鮫肌のザラザラを実感したようだ。ちなみにエイはヌルヌルしていたらしい。

荒俣博氏監修、海洋堂製作の、展示品のフィギュアがガチャポンとしてなんと200円で購入できるのは、入場者の特権の一つだろう。ミュージアムショップでは、我慢していた子ども達に、じいちゃん、ばあちゃんがペンギンとサメ・エイのフィギュアセットを買ってやり双方とも満足したようだ。ただ、全体的に商品それほど魅力的なものはなかった。八景島の方がオリジナルの楽しいお土産類を売っていたように思う。

折角の広大な敷地なのだから、1階か2階上に建て増しして、もう少し展示物を増やした方がいいように思った。以前朝日新聞の土曜日版"BE" にもこの水族館の女性経営者が好意的な記事で紹介されていた。なるほど女性ならではの細かい気遣い(トイレが綺麗、展示ラベルに漢字が表記されている、など)を感じることもあったが、少々エンターティメント志向過ぎるようなので、大人でもさらに興味が持てる内容が見たかった。個人的には、鰯や鯛、イセエビなど食卓に上る海洋生物の展示が面白かったので、外観が綺麗だったり珍しい魚類だけでなく、鯖やサンマ、平目などなど、魚屋の店頭で売られる魚の生態をもっと見たい。パンフレットがもう少し充実したものがほしい。

P.S. 子ども達は魚類図鑑をよく見ているので、魚の名前、生態に詳しく、ホウボウという魚が、胸鰭が変化した昆虫の脚様のもので、海底を歩くの解説してくれたのはうれしかった。

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