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2005年3月 3日 (木)

大都市と大雪

今晩から明日にかけて関東地方は、南岸を進む低気圧の影響で、春の大雪に見舞われそうだ。

長野では、北信(北部信州)地方が雪の本場で、都からの位置関係では、下(しも)にあたり、東信、中信、南信でまとまった雪が降るのは今回のように春の低気圧が降らせるときになる。このような雪を上雪(かみゆき)といった。

長野に住んでいた頃は、冬のシーズンになれば、自動車のタイヤを冬用のスタッドレスに交換し、通勤の際にもいわゆる防寒靴(冬用のブーツ)を履くようになる。道路や鉄道の除雪体制も整っているので、いきなり大雪が降らない限り、交通麻痺になることはあまりない。それが常識だと思っていたので、当時は関東に大雪が降れば交通麻痺と転倒者続出という報道に接すると、信じがたいような感想を持ったものだ。

ところが、いざ関東地方に住み始めると、降雪自体が非常に稀で、交換するスタッドレスタイヤも実家に置きっ放し、防寒靴も邪魔なので置いてないというように、雪への備えがまったくないため、やはりこれから降る雪が心配になる。日本の太平洋側の大都市は雪に弱い。

1936年2月26日も大雪だったという。二・二六事件の首謀者は、特に大雪の日を狙ったわけではあるまいが、大雪の首都というのは、それ以来何か特別な感慨を人々に抱かせるようだ。宮部みゆきの「蒲生邸事件」は、タイムスリップとこのニ・ニ六事件を絡ませた設定でテレビドラマにもなった小説だが、ある種の迫真性をもってこの事件を描き出していて読み応えがあった。

今日は、新暦の桃の節句。あまり大雪にならないように願いながらも雪にちなんだ音楽を聴こう。

「冬」を題材にした音楽というと、ヴィヴァルディの「四季」の「冬」、モーツァルトの「橇すべり」、聞いたことがないがハイドンのオラトリオ「四季」の「冬」、シューベルトの「冬の旅」、チャイコフスキーの交響曲第1番「冬の日の幻想」、ピアノ曲「四季」から「炉辺で」「トロイカ」、ブラームスの「冬のハルツの旅」、ルロイ・アンダーソンの「橇すべり」などなど。ドビュッシーには「雪が踊っている」「雪の上の足跡」というピアノ曲があるし・・・。

夜半には雨が雪に変わるらしい。早春のときならぬ冷え込みで、ここ数年咲き急いでいた桜も開花が例年より遅れるとのことだ。

◆ドビュッシーの前奏曲集第1巻から第6曲 Des pas sur la neige 雪の上の足跡 Samson Francois サムソン・フランソワの演奏

◆同じく Children's Corner 子どもの領分から第4曲 The Snow is Dancing 雪が踊っている(この曲集は英語題名ということを初めて気づいた)

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