5月1日 ドヴォルザーク 101回目の命日
1904/5/5 1 ドヴォルザーク(Dvorak.Antonin)没62歳(誕生:1841/09/08)ということで、去る5月1日は、昨日5月5日(日本や韓国では子どもの日)は、ドヴォルザークの命日だった。
ドヴォルザークの曲については、有名曲を通り一遍的に聞いている程度でそれほど強い思い入れはないが、それでも時折無性に聞きたくなることがある。
ペタントニックペンタトニック(pentatonic 形容詞、5音階法ならば名詞のpentatonismが適当か)を多用した彼のメロディーが郷愁を誘うからだろうか。
(アメリカ国防省がペンタゴンなのだから五音階もペタントニックで当然なのだが、ついペタントニックと書いてしまうことが多い。冷や汗もの)
今夜は、弦楽セレナーデを聞きながら眠ろう。
【5/6追記】
歴史データベース on the webのデータでは 1904/5/5となっていたのだが、
>1904/05/05,明治37/05/05
>ドヴォルザーク(Dvorak,Antonin)没。62歳(誕生:1841/09/08)。チェコの作曲家。
他のサイト クラシックデータ資料館などを見たら、5/1が命日だった。
http://www.interq.or.jp/classic/classic/data/perusal/list/index.html
日付のようなデータは、やはり複数の資料にあたるべきだと自戒。
所有している(というか他の演奏はFM放送を聴かなくなってからほとんど耳にする機会がない)CDは、特に演奏者を選んだわけではなく、田舎のCD店で目について購入した パイヤール指揮の同名合奏団のもの(ERATO)。
いつもは恒例のカップリングであるチャイコフスキーから先に聞いて、ドヴォルザークを聞く頃にはおざなりになることが多いのだが、昨夜はドヴォルザークのみを聞いた。パイヤール合奏団は、ミュンヒンガーなどと並んでバロック音楽復興期に大活躍した団体で、ランパルとラスキーヌをソリストに迎えたモーツァルトのフルートとハープのための協奏曲は名盤の誉が高く、他にも録音が多かった。ロシア貴族はフランス語が話せたというほどフランスへのあこがれが強かったようだが、ドヴォルザークはどうだったのだろうか。ボヘミアの田舎に生まれ育ち、ブラームスの知遇を得てヴィーンでも活躍、アメリカに渡り帰国するなどした彼だが、フランスの指揮者、団体によるドヴォルザークは他にあまり耳にしたことがない。
他に比較する演奏がないので特徴を述べるのは困難なのだが、弦の微妙なニュアンスを生かした聴き疲れのしないものだと思う。「道」のジェルソミーナのテーマ(ニーノ・ロータ)に用いられたメロディーも可憐だし、フィナーレが「アメリカ」張りに汽車の快適な走行を連想させるのも楽しい。
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