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2005年7月の20件の記事

2005年7月28日 (木)

NAXOSが日本でネット配信参入

ITMediaのニュースに出ていた。

1枚1000円で音楽史でしか知らないようなマイナーな音楽家のマイナーな楽曲が聞けるようにしたことでクラシック音盤界で価格破壊の嚆矢となり、最近では日本の作曲家シリーズにも取り組んでいる香港のNAXOSが、やはりクラシック音楽としては先駆的な事業に乗り出すようだ。

最近、ネット配信が盛んな米国では、その余勢を駆るようにCDの販売数も伸びているという。ネットでつまみ聴きをして音質のいいCDを買うという構図だろうか?

私的には、まだiPODなどのHDD,ソリッドメモリ音楽プレーヤーも使っておらず、折角のF700iの携帯プレーヤー機能も使っていないのでなんともいえないが、携帯CDプレーヤーでも相当音量を大きくしないと弱音の部分などは雑音にマスクされてしまうので、クラシック音楽と携帯プレーヤーの相性はあまり好ましくはないのではなかろうかと懐疑的になっている。

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2005年7月26日 (火)

女子十二楽坊 ~Beautiful Energy~

少々流行遅れだが、ブックオフで見つけて購入。一時期はテレビでもCMが流れたり、特集番組を何本もやっていたりだったが、このところとんと消息を聞かなくなってしまった。時の移ろいは早い。

中国伝統楽器といっても、特に横笛の仲間は、少数民族に伝わるものだという。ベースやリズムは現代楽器で補っているのが少々惜しいが、それなりに室内オーケストラにはなっている。先日読んだ司馬遼太郎の対談集で、もともと現代オケを構成する西洋楽器も古代中央アジア起源のものが多くウィグル族などは集まれば音楽と踊りが始まると言っていたので、ユーラシアの東西とは言え、それなりにつながりがあるのだろう。打琴と称するものは、シュトラウス二世の「ヴィーンの森の物語」や「ハーリ・ヤーノシュ」に登場するマジャールの「ツィンバロン」を連想させるようだし、日本でも流行っている二胡はチェロそっくり。琵琶はリュートやギター。琴は、ピアノ(洋琴)やハープだろう。

ただ、彼女たちの音程感覚はどうなのだろうか?恐らく彼女たちもコスモポリタン的な平均律による音楽教育を受けてしまっているのではなかろうか?

CD+DVD(2DISCS)/PYCE-1001/
CD
1.奇跡
2.自由
3.世界に一つだけの花
4.香格里拉
5.五 拍 (Take Five)
6.川の流れのように
7.女児夢
8.阿拉木汗
9.劉三姐
10.ラブストーリーは突然に
11.山水
12.七拍
13.紫禁城
14.無詞 (No Words)
15.地上の星

DVD
1.自由(プロモーションビデオ)
2.奇跡(ライブ映像)
3.~14.メンバー紹介映像

メンバー紹介のDVDの一番最初に登場する琵琶の女性は、日本の女優・タレント白石美帆(現在、テレビドラマ「電車男」で問題OLを力演中)に瓜二つということに気が付いた。世界には自分に似ている人が5人いるというような俚諺があるようだが、その好例だろう。

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2005年7月25日 (月)

セルティック、ケルティック CELTIC

サッカー日本代表の中村俊輔がイタリアのサッカー一部リーグセリエAレッジーナからスコットランドリーグのセルティックへ移籍することが報じられているが、セルティックってどんなチームだろうと思って調べたら 綴りは CELTIC だという。なんとケルティックではないか。はてなにはその由来が書かれていた。

CELTICは、スコットランドではセルティックと発音する人が多く、イングランドとウェールズではケルティックとする人が多いのだという。ケルト人のチームか。これでスコットランド詣でするサッカーファンも増えることだろう。

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横浜市電保存館、マリタイムミュージアム

子ども達のリクエストで、横浜根岸駅が最寄の市電保存館に行ってきた。路面電車には函館と長崎で乗車したことがあるが、地方都市とは言え、自動車に遠慮しながら走っている感じだった。両市とも電力供給は架線型だったように思う。他の日本の都市でも結構根強く路面電車が走っているところもあるようだし、ヨーロッパの諸都市では電力を地面から取るような新型も走っているようだが、この保存館には他の都市への目配りは残念ながらなかった。ただ、時間軸的には明治37年の開通から昭和40年代での引退まで、映像資料なども丁寧に制作されており、ためになった。市電は全部で5台ほどが保存展示されており、定番のパノラマ模型もあり子ども達は結構楽しめたようだ。見物客は、幼稚園くらいの年代の男の子連れがほとんどだった。男の子は乗り物好きというのはいつになっても変わらない。

次にバスで、桜木町まで移動したところ、ジュラ紀恐竜博の誘惑はあったが、今回は時間もないので、以前から外から眺めるだけだった日本丸とマリタイムミュージアムを見物した。練習帆船日本丸の内部を順路に従って見て歩くのはめったにない経験だけに、冒険のようで面白いと子ども達も言っていた。船というものは、なるほどこのようなものなのかというのがよく分かった。居住区にしても、一般船員とオフィサー(機関長、医師長、船長など)とは非常に大きな差がつけられている。指揮命令系統という意味ではそのような秩序が必要なのだろうが、組織化というものを具体的に強く見せ付けられる。マリタイムミュージアムは少々面白い命名だが、船の歴史、横浜港の現在を詳しく展示しており、特に海運の展示などはもっと時間を見て見たいと思わせるものだった。ライブラリも併設されていた。料金もそれほど高くなく、非常に面白い展示の割りには殆ど見物客はいなかった。勿体ない。

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2005年7月20日 (水)

ブログは、サーチエンジン最適化効率が高いようだ

自分が何気なく書いた記事が、GOOGLEで検索した際に相当高い位置に発見されるのは以前は少しは誇らしかったが、現在では玉石混淆の石情報であることを憂えるようになっている。BLOGによる石情報がGOOGLE検索の上位を占めるようになれば、GOOGLEのステイタスも低下してしまうだろう。自分にとってもGOOGLEは重要な検索ツールなので、そのような意味でも石情報をアップしないようしなければと思うのだが・・・

以前ホームページ中心で情報を発信していたときには、GOOGLEにはほとんどかすらなかった。相互リンクや引用リンクがないのが原因だろうと思ってはいたが、BLOG自体、自動的にリンクを多数発生させる機能があり、また「親切にも」BLOG記事を自動的に集めるサイトもあるため上記のようになるのだろう。

サーチエンジン最適化 SEO とは? http://e-words.jp/w/SEO.html

関連して http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/ovallink/050624_affiliate/

検索結果の上位をウェブログが占める理由
http://hotwired.goo.ne.jp/news/news/culture/story/20030520202.html

また、このところ各BLOGがサーバー増強を強いられている現状だが、こういうこともあるらしい。

急激に普及する「RSSリーダー」、インターネット渋滞の元凶となるか
http://hotwired.goo.ne.jp/news/technology/story/20040525303.html

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2005年7月19日 (火)

司馬遼太郎「対談 中国を考える」「歴史と風土」

陳舜臣との対談「対談 中国を考える」とエッセイ「歴史と風土」を読んだ。

陳舜臣は、司馬遼太郎とは、大阪外語大学の同窓生なのだという。実家に彼の大部の「中国の歴史」があるが、日本生まれの中国人(華僑)ということは知らなかった。

「対談 中国を考える」は、1970年代の数回の対談をまとめたもの。毛沢東後の四人組というような名前が出てくるように時事問題を扱う本としては相当古いが、歴史談義が多いため内容的には古くない。中国がアジア的停滞を抜け出すために、共産主義を必要としていたという仮説や、日本がアジア的停滞から脱していたという点で他のアジア諸国とは異なるという認識は面白かった。また、今読み返すと、その後の歴史を見通すかのような的確な予測が多く述べられており、感心した。

「歴史と風土」でも、多くの蒙を啓かれた。

ただ、少々引っかかったのが次の点だ。もともとの釈迦の原始仏教の教えには、当然現代日本のような墓地、戒名については全く言及がなく、死や死後の世界、霊魂についても言及がないとされる(中村元博士による原語訳を引用)。それに日本でも平安から鎌倉、江戸時代までは、現代のような墓石の相や戒名に値段があるというような「迷信」はなかったと言っている。高野聖が高野山に納骨したのが起源ではないかと予想している。それに関して、司馬氏の亡父の墓地のある寺院の住職については、相当手厳しいコメントを加えている。坊さんにもこの程度の人もいるのだな、と。

しかし、盆(盂蘭盆会)の風習は、古代から行なわれていたというし、浄土信仰と関連があるのだろうが、地獄・極楽の宗教説話による庶民の教化もあったのだから、少々司馬氏の舌鋒が原理主義的に鋭すぎるような感を受けた。江戸時代の葬式仏教、民衆管理機関として檀家制度以来、日本の仏教は変わって来てはいるだろうが、墓地や戒名についても、その頃からの伝統ではないのだろうか?また御霊信仰、祖先崇拝の素朴な信仰、習俗は、年間行事に組み込まれている。

戒名を金で買うという風習はいったいいつ頃から始まったものなのだろうか?金で買うとは言い過ぎかも知れないが、お布施という考え方は古くからあったのではないのだろうか?

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ハリポタ新作と新法王の手紙

J.K.ローリングの「ハリー・ポッター」シリーズの最新作、「混血の王子」が発売された。日本語版は、また1年先になるだろうから、もう半年ほどして英語版のペーパーバックが入手できるようになったら買って読むか、それとも今約2,000円で入手できるUS版またはUK版のハードカバーをネットで買うかというところだ。

ところで、先日ネットニュースで出ていたが、ローマカトリックの新法王様は、「ハリポタがお嫌い」という。書簡が公開されて明らかになった。

スコットランド出身のローリング女史によるファンタジーは、それまでの英国文学のファンタジーの伝統を重んじてか、ヨーロッパの古層であるケルト的な世界を表現しているようだから、発足以来異端との戦いに明け暮れてきた法王庁の異端審問官としては、見過ごせないものなのだろうか。正統的な教義と、古層的、民俗的な伝承、迷信との鬩ぎ合いは、洋の東西や時代を問わず起こり得るもののようだ。2003年の書簡というから今更法王になる前の過去の発言を穿り出されてもということもあるだろうが、保守的ながら寛容を旨とした前任者との違いが明らかになった一例と言えるだろうか。

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世界遺産というもの

先日、北海道 知床半島の自然が、世界遺産に登録されたとのニュースが一斉に流れた。

世界遺産になるためには、遺産そのものの価値に加えて、保護組織、保護活動などの人的な裏付けが必要なのだという。日本でも既に、自然分野、文化財分野でいくつかのエリアが指定されてはいるが、自然遺産など世界遺産への登録によって耳目を集めるため来訪者が増え、かえって保護すべき自然が荒らされることもあるという。

現在、マスメディア、特にNHKとTBSは、この世界遺産について積極的に取り上げているが、少なからずいかがわしさを覚えてしまう。

立派な博物館的な遺産が残されても、その周囲まで広がる環境はどうなってしまうのか?

南極大陸など、現在各国の前進基地が観測、開発のために進出しているが、あれこそ、全域を世界遺産として保護すべきではないのか?結局は、人の活動と折り合いがつけられるものだけが、遺産となるだけではないのか?

 

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アスベストについて

市民のための環境学ガイドで、アスベストについて調べてみた。

月並みな言い方だが、「便利なものにはその分だけ害がある」のかも知れない。

PCBもそうだった。「化学的、熱的に非常に安定。電気絶縁性にもすぐれ、トランス、コンデンサーの絶縁油、可塑剤、熱媒体としてきわめて優れているが、その安定性のため廃棄してもほとんど分解されず蓄積する。Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988」

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2005年7月17日 (日)

大貫妙子 Library ~ Anthology 1973-2003 ~

いつも通り会社帰りにブックオフに立ち寄ったが、クラシックコーナーには以前のように食指を動かすような出物もない。QUEENのボヘミンアンラプソディなど聞いてみたいと探すが、最近のブームもあるのか在庫は払底しているようだ。

学生の頃、大貫妙子のアルバムを一枚買ったことがある。カイエというフランス名をもつLPで、チェロの演奏が印象に残っている。確か、「若き日の望楼」「夏に恋する女たち」もヴォーカルが入らないバージョンで収録されていたような記憶がある。本物のフランスよりもいくらか少女趣味的に美化された洒落た空想のフランス。自分的には似合わない世界だが、そんなものに憧れたこともあったのかも知れないとしばらく自問自答・・・

さて、このCDだが、じめじめとした毎日、何かカラッとした爽やかなボーカルはないかと考えていたら見つかった。「カイエ」があればと思っていたら、思わぬみつけものをした。2003年に発売されたこのベスト盤は、大貫妙子のシュガー・ベイブでのデビュー1973年から2003年までの自選集。
http://www.toshiba-emi.co.jp/onuki/library/library.htm

昔懐かしい、「ピーターラビットとわたし」「メトロポリタン美術館」なども収録されている。子どもたちに聴かせたら結構受けていた。

最近の大貫妙子は、動物研究のフィールドワーカーとしてアフリカあたりに出没しているという。不思議な人だ。

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2005年7月15日 (金)

FOMA F700iを使いこなす その8 メール

ポケベル(pager)による暗号めいた遣り取りが、やはり若い女性の間で流行していた時代があった。その後Short Message Service(SMS)が出てきた。テキストだけだとは言え、インターネットメールが携帯で送受信できるのは、写真や動画を携帯で送受信できるようになる前は画期的なことだったし、現在でもその存在価値は失われていない。欧米ではSMSによるメッセージの遣り取りが多いようだが、携帯電話で特に時間を気にせずにメッセージの交換ができるのは全世界に広まっている。FOMAのSMSはグローバルで使えるらしい。

1999年iモードによる携帯メールが始まった頃、左手の親指で目にも止まらぬ速さでメールを打つ若い女性たちが話題になったが、現在の機種ではAI(人工知能)的な変換候補表示が行なわれるため、少ないキーでもそれほどストレスなくメールを打つことができる。学習機能などは、現在使用しているPCのIME(カナ漢字変換)ソフトよりも利巧だ。しかし、左手または右手の親指一本で入力するのはスピードが遅くてイライラする。

サービス的には、家族登録している加入者内ではメールが無料というのは、各社競っている割引きサービスの一つではあるが、非常にお得だと思う。全角10000文字までは送受信できる。なお、iショットという写真添付メールでは家族内無料は適用されない。

デコメールという機能が搭載されている。イラストや動画、メロディでメールをデコレーションする機能だが、そのデータがテンコモリに収録されているのは、このような機能を必要としない利用者にはありがたくない。本体の保存容量を相当食っているからだ。もちろんその辺を理解した上で購入せよという意見もあるだろうが、このような不要データは安全に削除できるようになっていればありがたい。

ただ、現在は、スパムメールが横行しており、それへの対策も講じられてはいるが、いたちごっこの様相を呈している。これにより折角の便利な機能が実質的に使えなくなっているものもある(SMSなど)。SMSはほとんど使わないので、受信拒否設定してしまった。

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2005年7月14日 (木)

ベートーヴェンのダウンロード

CNET JAPANを読んでいたら、パブリックドメインは違法?という記事が目に留まった。記事は?だが、BBCがベートヴェンの9曲の交響曲をダウンロード可能にしてトラブルになったという。

Downloading trouble at the BBC

BBCのサイト によると、既にダウンロードは終了し、今後再開する予定はないという。

BBCの音源だったとすると、一体誰の指揮の演奏だったのだろうかとネットを調べると、ノセダ指揮BBCフィルのものだという

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FOMA F700iを使いこなす その7 通話エリア

> ◆プラスエリア対応、新ボディカラーの「F700iS」登場
>
> ドコモは7月21日から、プラスエリアに対応した富士通製FOMA「F700iS」を発売
> する。基本機能やデザインは「F700i」とほぼ同じで、ボディカラーが変更され
> た。
> http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0507/12/news043.html

なお、SH700iSも同時期に発売とのこと。

関東の平野部ではFOMAの通話エリアは特に問題を感じないし、MOVAよりも通話音の質は不自然な変調がかかっておらず聞きやすい。しかし、MOVAが対応していた山岳部、リゾート地などはまだ弱いらしい。そのような弱点を克服するために、従来のMOVAと同じ800MHz帯でも送受信できるように、デュアルバンド化して通話エリアを広げようとしているらしい。しかし、この方法だと、デュアルバンド機に買い換えなければプラスエリアを使えないことになってしまい、あまり面白くない。

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2005年7月12日 (火)

交通博物館 模型鉄道パノラマ

HOゲージの大パノラマ。
80分の1の縮尺模型鉄道が次々と駅を出発する。

これはトワイライトの情景。f1000030.jpg

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2005年7月11日 (月)

警察博物館の「君が代」

土曜日に用事で銀座に行ったついでに、子ども達が上野の動物園とどちらにするかじゃんけんで決めた万世橋の交通博物館に行こうということになった。お昼を「スエヒロ」のリーズナブルなランチセットで済ませて中央通りに出ると、歩行者天国になっていた。前回銀座に来たときに、東京駅まで歩いてみようかと言いながら歩けなかったこともあり、今回はうす曇で暑くもないのでちょうどいいと、歩いてみた。途中、松屋の現代的に改装された外観や、ルイヴィトンの店舗などを横目で見て、文房具の伊東屋に立ち寄り暑中見舞いのハガキを求め、さらに歩を進めると、銀座一丁目。なるほど丁目は皇居に近い方から採番されているのかと得心した次第。銀座の次は、京橋。なるほど京橋とはここかとさらに得心。京橋跡で記念撮影をして、道路の向かいに目をやると「警察博物館」の文字が見えるので、中央通りを横断して行ってみた。

展示白バイが玄関で出迎えており、乗車は自由。博物館は入場無料。赤バイ、黒バイなどを見て2階に上がると、警視庁を創立した初代警視総監川路利良(としよし、としなが)の資料が展示されている。確か司馬遼太郎の「翔ぶが如く」と民法学者であり法社会学者(警察制度の研究で著名)広中俊雄東北大学名誉教授の「戦後日本の警察」(岩波新書)で目にした名前だ。

3階は、事件・事故などで殉職した警視庁警官を祀る。あさま山荘事件はどんな事件だったのか、こどもに尋ねられた。

4階には、インタラクティブなディスプレーなどが設置され、防犯クイズなどで警察の活動が理解できるようになっているのだが、その一角に、警察音楽隊関係の資料として、大変興味深いスコアが並べられていた。フェントン作曲の「君が代」である。展示室の装置でその演奏がソプラノソロ(大倉由紀枝)とブラスバンドの二種類で聞くことができる。(「君が代」については、このサイトがよくまとまっているが、この中の第一の「君が代」がこの博物館で聞くことのできるもの)。オペラ的と書かれていたが、曲調的には素朴なコラール風のもの。印象に残るメロディーではないが、明治維新以来の歴史に思いを馳せさせてくれる。

京橋は、もともと日本橋を起点とする東海道が京に向う途中初めて渡る橋ということで、京橋と名づけられたらしい。警察博物館を出てから暫く歩くと、八重洲通りに出て、そこを左折すると東京駅だが、交差点に実物大のキリンの像がある。以前、ブリジストン美術館を訪れたときにここを通ったことがあるのを思い出した。

JR有楽町から東京駅まで電車ではほんの数分だが、歩いてみると30分はかかるだろうか。結構面白い。バラバラになっている地名のジグソーパズルのピースが繋がったような感覚である。

万世橋の交通博物館についたのは15時過ぎ。これまで何度も来ているが、今回も親子連れで一杯だった。おそろいのアンコールワットのTシャツを来たカンボジア人らしい若い男性の20人ほどの団体がちょうど入場するところだったが、研修旅行か何かだろうか?列車の大きなジオラマを椅子に座ってゆっくり見物し、シミュレーターで京浜東北線を運転し、お召し列車などを拝見し、2階、3階を駆け足で回ったら既に5時だった。

この由緒ある交通博物館も、2007年には、鉄道博物館としてさいたま新都心に移転とのこと。交通関係の総合博物館が失われてしまうわけだ。惜しいと思う。それもあって子ども達お気に入りのスバル360の前で記念撮影して、人気のある新幹線鉛筆セットと消しゴムをお土産に買い、外に出ると烟るような雨。

秋葉原界隈は、例の「電車男」の影響もあるのだろうか、アキバ系の若者がいつもより自信を持って闊歩していたように感じた。つくば エクスプレス筑波ラインとかいう新線がこの秋葉原駅に繋がるのだという。駅内部も相当見通しよく綺麗になっていた。

 

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2005年7月 8日 (金)

FOMA F700iを使いこなす その6 マニュアル

約600ページあるマニュアルは懇切丁寧には作られているのだが、細かい機能に興味のない人や活字嫌いの人には見ただけで抵抗を覚えさせるものだろう。この分厚い紙数はそれだけ膨大な機能が含まれているということの象徴であり、一種の辞書とも言えるからやむを得ないのだろうが、辞書としては索引をもっと充実させてほしい。

また、基本機能だけを手早く確認できる別冊マニュアルが望まれる(最後の方に切り取って使うように添付されているものは、早引きとしては使えるが紙質が薄すぎる)。

店頭カタログやパンフレット、ウェブサイトで「売り」として宣伝している機能だけでもすぐに使えるようにできる簡易マニュアルはないか?と探すと、辛うじてマニュアルの最初の方にあるのを見つけた。分かりにくい。

防犯アラーム機能や遠隔ロック機能などはデフォルト設定にしておいていいのではないか?別の機種ではPC並みに初期設定画面があるらしいが、今後発売されるものはどの機種でもそのような設定が望まれる。考えてみればお奨め設定などというものがあればいいのではないか?初期設定ではどうにも使いにくい。普通に使う人にとってはそれほどカスタマイズする必要はないのだから。

また、やはり「売り」の一つである、iTuneとの連携による音楽プレーヤー機能ついては、ホームページを参照するようにとの短いコメントで済ましているのは不親切だ。恐らく日本ではまだ著作権法による課金制度が明確になっていないというような微妙な問題が背景にあるのだろうが、それならこの機能を「売り」として紹介してはいけないのではあるまいか?

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7月の音楽史カレンダー

歴史データベース on the Web のデータによる

これまで思うところあって土曜日から翌週金曜日の範囲で選択したきたが、これだと毎年変わってしまうので、今回から月別に表示するようにした。

月末に大物の命日が続く。

7/1/1925 エリック・サティ(Satie.Erik)が肝硬変と肋膜炎のためパリで没59歳(誕生:1866/05/17)フランスの作曲家
7/1/1950 ジャック=ダルクローズ(Jaques-Dalcroze.Emile)没84歳(誕生:1865/07/06)音楽教育家で作曲家
7/2/1714 グルック(Gluck.Christoph Wilbald) 誕生 ドイツの作曲家
7/3/1885 梁田貞(やなだ ただし) 誕生 作曲家『城ヶ島の雨』(北原白秋)『どんぐりコロコロ』『とんび』
7/4/1826 アメリカの作曲家フォスター(Foster.Stephen Collins)誕生
7/6/1865 ジャック=ダルクローズ(Jaques-Dalcroze.Emile) 誕生 音楽教育家で作曲家
7/7/1860 マーラー(Mahler.Gustav) 誕生「大地の歌」などを作曲したオーストリアの作曲家
7/9/1879 イタリアの作曲家レスピーギ(Respighi.Ottorino)誕生
7/10/1690 ガブリエーリ(Gabrielli.Domenico)没39歳(誕生:1651/04/15)チェロ奏者で作曲家
7/10/1835 ヴィエニアフスキー(Wieniawski.Henryk) 誕生ヴァイオリニストで「モスクワの思い出」などを作曲したポーランドの作曲家
7/10/1895 オルフ(Orff.Carl) 誕生 作曲家「賢い女」を作曲した
7/11/1937 ジョージ・ガーシュイン(Gershwin.George)がハリウッドで没38歳(誕生:1898/09/26)アメリカの作曲家
7/12/1773 クヴァンツ(Quantz.Johann Joachim)没76歳(誕生:1697/01/30)フルート奏者で作曲家
7/12/1925 芥川也寸志 誕生 作曲家で指揮者
7/12/1996 ゴットフリート・フォン・アイネム(Einem.Gottfried von)がウィーン近郊の自宅で没78歳(誕生:1918/01/24)オーストリアの作曲家
7/13/1951 シェーンベルク(Schoenberg.Arnold)没76歳(誕生:1874/09/13)オーストリアの作曲家
7/14/1623 [ユリウス暦7月4日]イギリス教会音楽の作曲家ウィリアム・バード(Byrd.William)没80歳(誕生:1543)
7/15/1959 ブロッホ(Bloch.Ernest)没78歳(誕生:1880/07/24)作曲家「シェロモ」を作曲した
7/16/1858 イザイ(Ysaye.Eugene) 誕生 ヴァイオリニストで指揮者、作曲家
7/17/1937 ピエルネ(Pierne.Gabriel)没73歳(誕生:1863/08/16)作曲家で指揮者「ラムンチョ」を作曲した
7/21/1870 ヨーゼフ・シュトラウス(Strauss.Joseph)没42歳(誕生:1827/08/22)オーストリアの作曲家
7/23/1757 ドメニコ・スカルラッティ(Scarlatti.Domenico)没71歳(誕生:1685/10/26)イタリアの作曲家
7/24/1803 フランスの作曲家アダン(Adam.Adolphe)誕生
7/24/1880 ブロッホ(Bloch.Ernest) 誕生 作曲家「シェロモ」を作曲した
7/25/1654 ステッファニ(Steffani.Agostino) 誕生 聖職者で外交官、作曲家
7/25/1803 ドイツの作曲家、ピアノ教則本のバイエル(Beyer.Ferdinand)誕生
7/25/1883 カセラ(Casella.Alfredo) 誕生 作曲家「オルフェオの伝説」を作曲した
7/25/1978 古賀政男、没73歳(誕生:明治37(1904)/11/18)作曲家
7/26/1783 キルンベルガー(Kirnberger.Johann Philipp)没62歳(誕生:1721/04/24)音楽理論家で作曲家
7/27/1877 ドホナーニ(Dohnanyi.Ernst von) 誕生 ハンガリーの作曲家
7/28/1741 ヴィヴァルディ(Vivaldi.Antonio)没63歳(誕生:1678/03/04)イタリアの作曲家
7/28/1750 バッハ(Bach.Johann Sebastian)没65歳(誕生:1685/03/21)ドイツの作曲家
7/29/1646 タイレ(Theile.Johann) 誕生:1646/07/29「アダムとイヴ」を作曲した作曲家
7/29/1856 シューマン(Schumann.Robert Alexander)没46歳(誕生:1810/06/08)ドイツの作曲家
7/29/1867 グラナドス(Granados.Enrique) 誕生 スペインの作曲家
7/30/1655 シュターデン(Staden.Sigmund Theophil) 誕生 オルガン奏者で作曲家
7/31/1886 フランツ・リスト(Liszt.Franz)没74歳(誕生:1811/10/22)ハンガリーの作曲家

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2005年7月 7日 (木)

FOMA F700iを使いこなす その5 PIM(Personal Information Manager)として

巷でシャープのザウルスなどのPDA(Personal Digital Assistant)を見かけることが少なくなった。携帯電話がその代替機能を充実させてきたからだろうか?

しかし、電話帳、メール帳、住所録としては使えるが、登録が面倒。PC側で携帯電話データ管理ソフトを使い作成、管理して、USB接続すれば簡単というが。

Microsoftのスケジュール管理ソフト Outlook との連携機能がある。以前 会社でも Outlook を使用していたのだが、不具合があり使用をやめてしまったので、宝の持ち腐れになりそうだ。個人レベルのスケジュールを管理するのはやはり手帳が便利。

時計、カレンダーや目覚まし時計としては使える。また、互いに赤外線送受信のついた装置同士ではデータ交換が比較的容易に行なえるので、家族や仲間の予定で共有したいものを交換するのには使えそうだ。

参考:7月1日にビジネスユーザー向けとして米国モトローラ製のFOMA M1000 がデビューした。モトローラのA1000という既存端末がベースだという。近所のドコモショップでモック品を触ってみたが、結構重く大きい。これは、PDAに携帯電話機能がついたようなもの。ただし、仕様の問題か、コンセプトか iモード対応をしていないのだという。http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/0504/14/news096.html これまでiモードを使っていた人が乗り換えるにはどうもここがネックになるのではないか?ただし、無線LAN対応で、フルブラウザを備え、Oracleデータベースソフトが使え、海外でもそのまま使えるという。5万円程度するらしいが、非常に人気があり、在庫切れ店が続出しているという。意外だ。

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2005年7月 6日 (水)

FOMA F700iを使いこなす その4 セキュリティ

遠隔ロックが可能。これはなかなか優れた機能のようだ。

実際に実験してみた。予め登録した電話番号(公衆電話など3件選べる)から決めた時間内に決めた回数自分の携帯にコールしてやると、機能がオールロックされる。オールロックされると暗証番号を入力しなければ全機能が使えなくなる。(電源のオン・オフは可能)

PIMとして使う携帯電話を紛失、盗難した場合、その悪用の恐れや、電話・インターネットを好き放題使われる恐れがあるが、オールロックを掛けることによりその悪用の可能性は相当減らせる。ただし、電源がオンされていること、電波の届くところにあることが条件になる。FOMA 700i以上のシリーズでは、標準仕様になっているという。

ただし、PIMデータの悪用が心配でなければ、この遠隔ロックよりも、電話会社に利用の一時中断を連絡した方が早いかも知れない。

ところで、最近のニュースだが、シンビアンOSを搭載している携帯電話に感染するウィルスがあるらしい。
ITmediaニュース:合わせ技でSymbian携帯電話を機能不能に陥れる新種のトロイ

ちなみにこのF700iもシンビアンだということだ。http://japan.internet.com/allnet/20050215/4.html

そのせいか、マカフィーのウィルススキャン機能が搭載されている。携帯電話とは言え、すでに小型コンピュータと変わりがない。ウィルスへの早急な対応が望まれる。

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2005年7月 1日 (金)

7/2(土)から7/8(金)音楽史カレンダー

歴史データベース on the Web のデータによる

7/2/1714 グルック(Gluck.Christoph Wilbald) 誕生 ドイツの作曲家
7/3/1885 梁田貞(やなだ ただし) 誕生 作曲家『城ヶ島の雨』(北原白秋)『どんぐりコロコロ』『とんび』
7/4/1826 フォスター(Foster.Stephan Collins) 誕生 アメリカの作曲家
7/6/1865 ジャック=ダルクローズ(Jaques-Dalcroze.Emile) 誕生 音楽教育家で作曲家
7/7/1860 マーラー(Mahler.Gustav) 誕生「大地の歌」などを作曲したオーストリアの作曲家

この期間に生没年を迎える作曲家は少ないようだ。

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