シューリヒト ブルックナー第7番
カール・シューリヒトとシュツットガルト放送交響楽団(シュトゥットゥガルト、シュトゥットガルト)による1953年3月6日のライヴ録音(モノ)。カナダ、トロントのDISQUES REFRAINというレーベル。申し訳ないほどの激安価格だった。
シューリヒトのブルックナーと言えば、第8と第9をVPOと入れたものが有名だが、なぜかそれは未聴で、同じVPOとの第5のライヴ(モノ)を所有している。
現在、第二楽章を聞いているところだが、音の貧しさ(ざらつき、硬さなど)のせいもあるのだろうが、熱気がある演奏ながら硬派な感触がある。愛聴しているのがメローな響きのジュリーニとVPOのコンビのCDなので余計その対照が際立つのかも知れない。しかし、フレーズの作りが、清涼で粘らないのは、夏の高原の乾いた涼風を思いおこさせる。
第5でのシューリヒトもそうだが、熱気とそっけなさ、豪快さと緻密さが同居しているような不思議な音楽だ。
第7では、ハーグフィルとのものが一般的なようだが、この録音は珍しいものなのだろうか?
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コメント
膨大な枚数の聞き比べサイトにこのCDへのコメントが掲載されていた。
http://symphonie.org/record/cd_bru7.htm#シューリヒト53
投稿: 望 岳人 | 2005年9月27日 (火) 13:27