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2005年10月10日 (月)

ヤナーチェク 弦楽四重奏曲 クロイツェル・ソナタ、内緒の手紙

janacek_smetanaq ヤナーチェクヘの入門は、「シンフォニエッタ」の不可思議なファンファーレからだった。学生時代は、ラジカセで聞くNHKのFM放送が音楽への窓口で、特に海外音楽祭特集などはむさぼるようにして聞いた。ザルツブルク、シュヴェチンゲン、ルツェルン(はあったか?)、バイロイトなどなど。このシンフォニエッタも、ノイマンとチェコフィルがザルツブルク音楽祭に出演したときにたまたまエアチェックしており、録音をそれこそ何度も聞いたものだった。

その後、吉田秀和氏の「私の好きな曲」の「利口な女狐の物語」への絶賛を読み、例のマッケラスとVPO、ルチア・ポップ(チェコ出身!)の主演によるCDを偶然入手し、ターリヒ編曲のオーケストラ組曲ともどもそれこそ何度もその世界を堪能した。

ヤナーチェクの弦楽四重奏曲は、毎夏長野の松本で行われている、サイトウキネンフェスティバルに、ロバート・マンが率いるジュリアードカルテットがゲスト出演した際に、今井信子と共演したモーツァルトの弦楽五重奏曲と同じプログラムで聴いたのが初めだった。第一番「クロイツェル・ソナタ」だった。そのときは予習もせずにぶっつけ本番で聞いたのだが、ヤナーチェク独特の語るような表現と、短いひらめくようなモチーフの登場、突発的な民謡風表現の切り替えが自由自在で面白く、モーツァルトよりもはるかに楽しめたことを覚えている。

この「クロイツェル・ソナタ」だが、正確には 「トルストイの小説『クロイツェル・ソナタ』を読んで」というのが副題らしい。トルストイは、この小説によって、ベートーヴェン批判を繰り広げ、ヤナーチェクは、その小説を読んで、不倫に陥ったヒロインに同情を寄せてこの曲を作ったという。

スメタナ四重奏団のこの録音は1979年のドヴォルザークホールでのライヴ録音だが、非常に興が乗っている演奏だと思う。

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コメント

こんにちは。ヤナーチェクの音楽、響きに独特の不思議な魅力がありますね。私は好きなほうです。弦楽四重奏曲も、聞いてみたいと思います。

投稿: narkejp | 2005年10月13日 (木) 21:06

コメント、トラックバックどうもありがとうございます。

自分にとってヤナーチェクは、毎日のように聞きたいほど好きかと尋ねられると、そうでもないのですが、ときおり無性に聴きたくなるときがあります。

ヤナーチェク協会のサイトがさすがに情報豊富でときおり訪問させてもらっております。
http://www2.snowman.ne.jp/~hyamane/

まだまだ聴いたことのない作品が多いのですが、これから聴けるのを楽しみにしているという状況です。

投稿: 望 岳人 | 2005年10月13日 (木) 23:38

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昨日の披露宴の疲れもあり、今朝はゆっくり起きて、コーヒーをいれてヤナーチェクの「シンフォニエッタ」を聞く。この曲、出だしのファンファーレがたいへん印象的だ。 最初に聞いたのは、ジョージ・セル指揮クリーヴランド管弦楽団によるドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」に添付されたボーナスLPだった。「セル/クリーヴランド芸術の全て」と題されたこのレコードには、ずいぶん影響を受けた。その一つが、この曲を知ったことだろう�... [続きを読む]

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