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2005年11月21日 (月)

Werther という綴り

日本では森永製菓が販売しているヴェルタースオリジナルというキャンディーがある。

Werther's と綴ってある。Googleで検索してみると、ゲーテとかウェルテルとかが出てくるので、どういうことだろうと最初の内はわからなかったが、よく綴りを見るとドイツ語の旧式な読み方をするとヴェルテルではないか!つまり、このスペリングが、「若きウェルテルの悩み」の Werther なのだ。

ヴェルターとウェルテルが同じとは、「ギョエテとは誰のことかとゲーテ言い」よろしく、まったく気が付かなかった。

ところで、こんな初歩的な発音のことではないが、このヴェルタースを調べていたところ、ドイツ文学者の方のサイトが見つかった。この「ウェルテル」関係の誤訳の記事もあった。また、今テレビアニメで親しいアンデルセンの誤訳の指摘もあった。よく翻訳書で、どうにも自然に意味が取れない部分があり、これが理解できない自分の頭脳を呪うことが若い頃にはよくあるが、このような誤訳が含まれた翻訳書が大手を振って出版されているということを普通は知らないので、多くは無意味な努力をさせられている場合もあるのだろう。最近では、研究が進み、難解な哲学書であってもそれなりにこなれた日本語に訳されているものも増えているという。このような点では、コンピュータによる情報の蓄積が大いに役に立つのではなかろうか?(容易にテキストや各種翻訳文を並べて比較もできるし、検索機能も役立つ)。

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