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2006年2月 5日 (日)

映画「アマデウス」とK.361「グラン・パルティータ」

映画「アマデウス」は、K.361の魅力を印象的に私に開示してくれたことでも忘れがたい映画だ。この冬最も寒い寒気団に覆われた快晴の関東地方ではあるが、子どもの流行性感冒にまだ咳が残っており、外出は手控えた。天気もよかったので、今行けば日本に現存するニホンオオカミの剥製三体を見ることができる機会だったのだが、次週に持ち越しだ。もともと国立博物館にある剥製はそのままらしいが、東大博物館のものと、和歌山大学のものが、上野動物園に2/4から2/26まで「絶滅したニホンオオカミ展」で見られるというのだ。

この展示会を報じた朝日新聞 2006.1.31(火) 夕刊によれば

 ニホンオオカミは1905年の捕獲を最後に絶滅した。上野動物園では1881年7月、国立科学博物館の前身の東京教育博物館からオオカミの子どもニ頭を引き継いで飼育した。一頭はすぐに死んだが、残る一頭は1892年6月まで生きた。だが、写真も残っていない。 
 小宮輝之園長は「当時は岩手などにオオカミがいて、まさか十数年後に絶滅すると思わなかったようだ」と話している。

と非常に興味深い談話が載っていた。

そんなわけで、土日はごろごろして過ごした。昨日は「平成狸合戦 ポンポコ」を見たのだが、今日は、子どもたちにモーツァルトが生まれて今年が250年目なので、モーツァルトが登場する映画を見てみないかと誘って見始めたのだが、少し難しいといわれて モーツァルトがレオポルト二世に謁見する場面で止めてしまった。

さて、この映画で、サリエリがモーツァルトの天才を初めて実感するザルツブルク大司教のヴィーン邸での音楽会の場面で、通称「グラン・パルティータ(グランパルティータ)」 13管楽器のための「セレナード第10番」変ロ長調の第3楽章 Adagioが演奏される(途中で終楽章のロンドのにぎやかなコーダに接続されてしまうのが、もったいないのだが)。この映画公開は1985年ごろで、その前にこの映画の原作である戯曲の評判が伝わってきてはいたのだが、こうも見事にモーツァルトの音楽の魅力を提示してくれるとは思っていなかった。(もうひとつは、コンスタンツェがサリエリに夫の自筆譜を持参して、その楽譜が開かれる度に奏でられる魅力的なフレーズの数々)。

この曲は、古くは、フルトヴェングラーとVPOの奏者による録音でオールドファンにも知られていたようだが(今では,NAXOSのネット音源でこの演奏を聞くことができる)、この映画を見るまでは、これほど魅力的な音楽だとは不明にして知らなかった。このアダージョは、ミサ曲ハ短調の"et incarnatus est"ほど浮世離れした美しさではないが、モーツァルトの長調の緩徐楽章の中でも愛好曲のひとつになっている。

その後求めたのが、パイヤールによる演奏。これは、モーツァルトの原作通り「12管楽器とコントラバス」による演奏になっている。

もう一枚は、知人夫妻が地元の小ホールに来日した演奏団体がこの曲を演奏し、その折に私への土産に買ってくれたもの。Blaeserakademie Berlin という団体名で、自主制作盤のようだ。こちらは、コントラファゴットが用いられ、実際に13管楽器による演奏になっている。

paillard_k361blaeserakademie_berlin_k361

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