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2006年3月21日 (火)

J.S.バッハ フーガの技法の余白に

今日3月21日は彼岸の中日、春分の日で、先週末から日曜日にかけての荒れ模様の天気もおさまり、春らしい天候になった。

時折応募する新聞店の行楽チケット(美術館や博物館、遊園地など)が当たったので、自分にとっては満40年ぶりに東京タワー見物に行ってきた。子どもたちは今回が初めて。妻は中学校の時の修学旅行でも訪れたことがあるという。第二東京タワーの計画が本決まりになった昨今だが、それでもそれなりの観光客を集めており、欧米系や、アジア諸国の観光客の姿も目立った。

彼岸の中日ということもあり、浜松町駅方面から東京タワーに向う途中にある大寺院「芝の増上寺」にも参詣やお墓参りの人も多く見かけられた。境内の染井吉野の桜もこの陽気に誘われて開花し始めていた。

150メートルの展望台から東京の風景を眺め、はるかかなたに横浜のみなとみらいや、新横浜の国際競技場(日産スタジアム)が確認できたが、あいにくの春霞のため富士山は拝めなかった。東京にも、例の六本木ヒルズをはじめとして、奇矯な形態のビルが増えてきた。(東京都庁舎も一風変わった外観だが、雨漏りなどが激しく、またメンテナンスが困難で、金がかかって仕方がないと、過日の新聞が伝えていたが、現在のような斬新な形態の高層ビルはさらにメンテナンスが大変ではなかろうか)。展望の後は、トリックアートやホログラム展示館、蝋人形館などを見物し、子どもたちはお目当ての水族館を見ることができた。

それにしても、芝の増上寺は、法然上人の浄土宗の大本山で、徳川家康の菩提寺だったというが、現在その周囲をプリンスホテルに大規模に囲まれてしまっているのが、東京タワーから眺めおろすとよく分かって、歴史の有為転変をまざまざと突きつけられる思いだった。帰路ちょうど17時に境内を通ったとき、上野、芝の鐘と併称された増上寺の鐘つきを満開の枝垂桜の傍らで見物することができた。

さて、春分の日は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの誕生日で、1685年の今日が生誕の日だ。昨年のBLOGでもいろいろ書いたが、今年は、リステンパルトの「フーガの技法」の余白に収められている、BWV1038(Fl,Vn&Basso Continuo)のソナタ ト長調と、BWV1037 (2Vn&Basso Continuo)のソナタ ハ長調を聞いてこの記念日を祝おうと思う。

ただ、ライナーノートによるといずれも現在ではJ.S.バッハの真作ではないかも知れないとされているようだ。(しかし、当時の作曲家にはこれほどの実力を備えていて無名もしくは大作曲家の陰に隠れた人物がいたのだと思うと古典というものの偶然性の厳しさを感じさせる)

◎マクサンス・ラリュー(Fl), ゲオルク=フリートリヒ・ヘンデル(Vn), クラウス・シュルップ(第2Vn), ベティ・ヒンドリクス(Vc), ルート・クリステンセン(Cem)
 ERATOレーベル リステンパルト指揮ザールブリュッケン室内管弦楽団 ヴィンシャーマン(Ob.)などの余白

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