ブラームス クラリネットトリオ、ホルントリオ シフ(p), シュミードル(Cl), ヘーグナー(Hrn)、他
ブラームス
クラリネット・トリオ イ長調 作品114 シュミードル(Cl), ドレツァル(Vc), シフ(p)
ホルン・トリオ 変ホ長調 作品40 ヘーグナー(Hrn), ビンダー(Vn), シフ(p)
1982年ヴィーン ゾフィエンザールでの録音
昨秋「クラシックのひとりごと」で読ませてもらってから聴きたいと思っていたブラームスのクラリネット・トリオをようやく聴くことができた。
ブラームスの室内楽が一挙に入手できるブリリアントの全集ではないが、ヴィーン系の奏者とピアノのアンドラーシュ・シフのアンサンブルによるもの。
クラリネットトリオ(クラリネット三重奏曲)は、通常のピアノトリオのヴァイオリンをクラリネットに交換した編成。
これでブラームス晩年のクラリネットによる室内楽が全部聴けるようになった。
このクラリネット・トリオ作品114、クラリネット五重奏曲作品115、クラリネット・ソナタ作品120の2曲だ。
クラリネット五重奏曲は、LP時代からモーツァルトによる同じ編成の傑作とたいていカップリングされているので聴く機会が多く、現在CDでは、ウラッハ、プリンツの盤を、LPではライスターによるものを手持ちで持っていて親しい曲だ。しかし、このトリオについては、先に紹介したBLOGを拝見しなければ聴く機会がなかったものだと思う。トリオはちょうどソナタとクインテットの中間で、管楽器、弦楽器、ピアノの三種類の楽器のアンサンブルになっているのが面白い。
ホルン・トリオ(ホルン三重奏曲)は、かつてLP時代に購入した、パールマンとアシュケナージによる フランクのヴァイオリンソナタのカップリングとして、タックウェルのホルンによるものが収録されていて、それなりになじみのある作品だ。タックウェルも今回のヘーグナーもヴァルトホルンではないが、ホルン、角笛は、森の象徴の楽器。管楽器、弦楽器、ピアノの編成としては、クラリネットトリオの先駆となるものだ。
新ヴィーン八重奏団(ヴィーン室内楽の名人たち)のアンサンブルに、ピアニストのアンドラーシュ・シフが加わる。
シフのブラームスは以前N響アワーで、第2協奏曲を聴いたときも感じたが、明晰さが特徴だ。いわゆる通念としてのブラームス的ではないかも知れないが、風通しのよさが面白い。
シュミードルのクラリネットは、最近クラリネットソナタ集も入手できた。ヘーグナーは、ベーム/VPOでのモーツァルトのホルン協奏曲集を入れていた奏者ではないだろうか?
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コメント
ご紹介いただきありがとうございました。
シュミードルのクラリネット、是非聴いてみたいです。
彼のクラリネットは、五重奏曲をよく聴きます。
ブラームスは、クラリネットの哀しい、寂しい響きを生かす作曲家だったと思います。
投稿: mozart1889 | 2006年3月25日 (土) 02:51
コメント、トラックバックありがとうございます。mozart1889さんのブログの記事がきっかけとなり、クラリネット・トリオを聴くことができて感謝しております。
ヴィーンフィルのクラリネット奏者は、ウラッハ、プリンツ、シュミードルと聴くことができましたが、いずれも味わいがありますね。ベルリンフィルのライスターもいいですね。
ザビーネ・マイヤーにも関心があるのですが、未だ聴けないでおります。
投稿: 望 岳人 | 2006年3月25日 (土) 18:12