ヘンデルの命日に ヴァイオリン・ソナタ集を聴く(グリュミオー、ラクロワ)
1759/4/14 ヘンデル(Haendel.Georg Friedrich)がイギリスで没74歳(誕生:1685/02/23)ドイツの作曲家
没後、247年。モーツァルトの生誕が1756年で今年は生誕250年祭が盛大に繰り広げられているが、ヘンデルはモーツァルトの3歳のときまで存命だった。モーツァルトがロンドンを訪れたのは、ヘンデルの没後直後だったわけだ。
◎ヘンデル ヴィオリンソナタ集 作品1より
第1番イ長調作品1の3、第2番ト短調作品1の10、第3番ヘ長調作品1の12、第4番ニ長調作品1の13、第5番作品1の14、第6番作品1の15
アルテュール・グリュミオー(Vn), ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(ハープシコード)
1966年1月2日-5日 アムステルダムでの録音
学生時代、アルヒーフ・プロドゥクティオーン(Archiv Produktion)からミュージックテープが発売されており、このヘンデルの作品1フルートとヴァイオリンのためのソナタも確かバロック・ヴァイオリンのオットー・ビュヒナー(リヒター盤の「音楽の捧げ物」に参加)による演奏だったと思うのだが、購入してよく聞いた。就職してから購入した中古自動車でのドライブにはこのミュージックカセットをよく聞いたものだった。今この録音が入手できないかと、ネットで検索してもこれまでまったくヒットしない。(同じカセットテープシリーズでは、ユゲット・ドレフュスの「フランス組曲」選集も愛聴していた)
さて、このグリュミオーとヴェイロン=ラクロワの演奏は、グリュミオーの美音をたっぷりと聴くことができる録音だ。刷り込み的に耳に残っているミュージックテープの演奏に比べて少々情緒的ではあるが、ヘンデルの悠々とした幅広いメロディーをたっぷりと聴くことができる。
参考:聞き比べサイトはこうありたいと思う素晴らしいサイト。以前から知っていたが、ヘンデルの作品1を検索していてヒットし、改めて読ませてもらった。
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2006/05/08
コメントをいただき気がついたのだが、2005年の3月にもほとんど同じ内容の記事をアップしていた。まったくお恥ずかしい記憶力の減退だ。
2006年5月に実家の物置で眠っていたミュージックカセットを発見。確認したところ、メルクスのバロックヴァイオリン、リンデのフルートによる作品1の抜粋版だったことがわかった。ビュヒナーで検索してもヒットしないのも無理はなかった。
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コメント
こんにちは。普段は殆ど聞かないですが、スークの演奏のを
最近聴いて書きましたのでTBさせてもらいました。
グリュミオーとは趣が異なるかも知れませんね。
投稿: 丘 | 2006年4月15日 (土) 08:32
丘さん、いつもコメントをいただきありがとうございます。
スークのヴァイオリンなら、このヘンデルの作品の高潔な魅力がよりはっきりと奏でられるように予想しますがいかがでしょうか。
ヘンデルは、バッハに比べてどうしても二番手の位置に甘んじているようですが、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンへの直接的な影響という意味ではバッハよりも大きかったようです。そんなヘンデルの魅力が、特に第4番のソナタからよく味わえるように感じております。
記事で紹介させてもらったサイトに、この曲集が、バッハの無伴奏ヴァイオリン曲集などと並べて挙げられているのは我が意を得たりという思いでした。
投稿: 望 岳人 | 2006年4月15日 (土) 18:38
望さま こんにちは
このグリュミオー氏のジャケット写真を以前こちらで拝見したことや、「ハイドン&ヘンデル」のお話が懐かしくて、望さまの過去ログ拝見してました。昨年2月11日の貴記事です。
思えば、望さまのブログを拝見するようになって一年以上経つんだと思ったり。記事と直接関係ないお話で、失礼しました。
投稿: みー太 | 2006年4月16日 (日) 14:01
みー太さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ハイドン、ヘンデルについては、モーツァルトやバッハに比較して私自身知っていることや聴いたことのある曲が少ないので、自分で自分を鼓舞するような感じでたまに同じようなことを書いております。モーツァルト、バッハの素晴らしさについてはいまさら言うまでもないのですが。
またよろしくお願いします。
投稿: 望 岳人 | 2006年4月16日 (日) 17:59