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2006年5月14日 (日)

司馬遼太郎「功名が辻」「箱根の坂」、「ゲド戦記外伝」

「功名が辻」は、現在放映中のNHKの大河ドラマの原作。「やまのうちかずとよ」と読んでいたが、ドラマでは「やまうち」と読ませているので、NHKに質問したところ、土佐の山内家では「やまうち」と読んでいるのだという。(似たような例では、浅井長政は、あざい と読み、甲賀は こうか と読むようだ) この原作は、文庫本4冊に渡るもだが、ドラマの多くのエピソードは、原作を大幅に脚色しているものが多いようだ。

「箱根の坂」は、伊勢新九郎長氏 後世の呼び名では、北条早雲と呼ばれた戦国時代を開いたとされる武将が主人公。80歳を過ぎるまで長生した人物。駿河に現れるまでの40歳過ぎまでの前半生は詳しくは分かっていないらしいが、近年の研究では、足利将軍家に近い家柄、職についていたらしい。いわゆる小笠原礼法に並ぶ伊勢礼法の宗家の遠縁のようだ。(ちなみに早雲の「妹」の嫁いだ今川氏も礼法の家系とのこと)。早雲は、年貢を四公六民とした点で、戦国、江戸時代を通じてももっとも民政に長けた行政家だったという。その元になった思想は、どうやら孟子だったと、司馬遼太郎は推測している。孟子といえば、上杉鷹山のバックボーンでもあった。なお、孟子を積んで中国から日本へ渡ろうとする船は難破するというジンクスがあったようで、それだけ孟子は革命的な書だとして危険視されていたとのこと。民政家と孟子の関係、民主主義、民本主義、人民主義との関係だろうか?

「ゲド戦記外伝」は、以前購入した際にも読んだが、昨日の記事を書いてから再読してみた。今回は比較的すんなり頭に入った。 

【2006/06/02追記】
Shoulder.jp さんから「巧妙が辻」のトラックバックをいただいたので、TBをお返しした。

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