日本の管弦楽曲 黛「舞楽」、小山「木挽歌」 岩城/N響など
故・岩城宏之氏を偲ぶために彼の指揮が収録されているCDを探して職場の近隣のディスクショップをのぞいてみたら、追悼盤ではないが、DENONから「ノヴェンバー・ステップス~日本の管弦楽曲 岩城、他」というタイトルのCDが発売されており、買いもとめた。
武満徹「ノヴェンバー・ステップス」(1967) 若杉弘指揮 東京都交響楽団 <1991年、武満徹の監修による録音>
黛敏郎 バレエ音楽「舞楽」(1962) 岩城宏之指揮 NHK交響楽団 <1967年>
小山清茂 「管弦楽のための木挽歌」(1957)指揮 岩城宏之 NHK交響楽団 <1977年>
外山雄三 「管弦楽のためのラプソディ」(1960) 尾高忠明指揮 読売日本交響楽団 <1980年>
子どもたちとは、長野県出身の小山清茂の「木挽歌」と親しみやすいと思った「ラプソディ」を一緒にステレオで聴いたが、いつも西洋クラシック音楽を聴いている父ちゃんが、急に和風のお囃子やメロディーを聞き出してびっくりしようだった。
黛敏郎の 舞楽は、初めて聴いた曲だが、聴きなれた他の三曲と比べても一番聞き応えがあった。高校時代、ラジオ放送で民族主義者として建国記念の日にパトリオティックな行動をとった彼のことを報道しているのを聞き、驚いたことがあった。なぜあのような目が据わった表情をするのかもいつも不思議に思っており、これまで彼の作品をあまり聴く機会がなかったのだが、今回聞いた曲は非常に興味深かった。
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