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2006年8月 8日 (火)

ヴァーグナー入門 『ワーグナーのすべて』

Best_of_wagner

1.さまよえるオランダ人 序曲 ベーム/バイロイト祝祭o.
2,タンホイザーより 大行進曲 シノーポリ/ベルリン・ドイツ・オペラ
3.ローエングリン 第3幕への前奏曲 ベーム/VPO
4.同上       エルザの夢 クーベリック/BRSO、ヤノヴィッツ
5.ニュルンベルクのマイスタージンガー第1幕への前奏曲 ベーム/VPO
6.同上       褒賞歌 ヨッフム/ベルリン・ドイツ・オペラ ドミンゴ、フィッシャー・ディースカウ
7.ラインの黄金 ヴァルハラへの神々の入場 カラヤン/BPO
8.ヴァルキューレ ヴァルキューレの騎行  同上
9.パルジファル 聖堂への入場  ブーレーズ/バイロイト祝祭o.
10.トリスタンとイゾルデ 愛の死 ベーム/バイロイト祝祭o.

ヴァーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』の初演は、1876年8月13日 バイロイト祝祭劇場の開場によって始まった。現在でもバイロイト音楽祭は、ちょうどこの時期にドイツのバイロイトで行われ、ヴァーグナーファンがその音楽祭に彼の歌劇、楽劇を鑑賞しに行くことを、バイロイト詣でと言うようになっている。

日本では概ね年末に、その年のバイロイトの演目をNHKFMが放送するので、12月の午後と楽劇が私の中では結びついていたが、近年では実際にツアーでバイロイト詣でをする人も増え、またPCによるネットラジオで実況放送を聴くこともできるようになっているらしい。

そうは言っても、ヴァーグナーはとにかく長くて聴きとおすのに大変な時間と体力と集中力を要する。そして言葉の壁がある。少しドイツ語をかじっている程度では、歌唱が何を語っているのかはまったく分からない。そこで翻訳台本も必要になる、ということで、なかなか敷居が高い。

そんなわけで、今夜は、時間もないので、いわゆるヴァーグナー入門盤で、少しヴァーグナーのさわりを味わってみた。ドイツグラモフォンの在りし日の栄光を物語るかのような豪華なラインナップ。

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コメント

望さん、TBをありがとうございました。
ご紹介のCDは豪華ラインナップですね。シノーポリの「タンホイザー」にヨッフムの「マイスタージンガー」は全曲盤も良い出来でしたし、ブーレーズの「パルジファル」は懐かしいです。
カラヤンの「ニーベルングの指環」も、清澄で透明感のあるワーグナーで、独特の面白さがありました。

投稿: mozart1889 | 2006年10月29日 (日) 16:47

mozart1889さん、コメントありがとうございます。

ベーム/VPOのヴァーグナーの管弦楽曲集は最晩年の録音だったんですね。LPで発売されたときには、FM放送でよくかかっていたように記憶しています。このCDに含まれている『マイスタージンガー』前奏曲は、そちらでのコメントの通り、ほとんど残響を伴わないもので、やけに骨格だけが目立ち、フレージングが短いスケール感のないものでした。

残響の多いレーグナー/ベルリン放送響の管弦楽曲集はフルトヴェングラー的なスケール感だという宇野功芳氏が推薦していましたが、後日レーグナーの実演を聴いたらその録音との印象が違って驚いたとどこかで書かれていましたが、プロの評論家でも録音や演奏会場の残響でそこまで音楽が違って聞こえるのかといい勉強になったことを思い出します。

このヴァーグナー入門CDは、ブックオフものですが、なかなか豪華な布陣でつまみ食い的に楽しめます。なかなか全曲録音までの余裕はありませんが、ぼちぼち聞いて行きたいです。

投稿: 望 岳人 | 2006年10月29日 (日) 21:23

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» ワーグナーの「タンホイザー」序曲 カール・ベーム/ウィーン・フィル [クラシック音楽のひとりごと]
今日もワーグナーを聴いています。 ワーグナーの歌劇「タンホイザー」序曲。 カール・ベーム指揮ウィーン・フィルの演奏。 1978年から80年にかけて録音されたベーム/VPOのワーグナー管弦楽曲集から。 コレ、LPでは2枚分売だったものだが、CD時代になって再発編集されて、1枚もので有り難くも聴けるようになった。 ジャケットのワーグナーの横顔が気に入っております。ワーグナーは悪漢だけれど(流行の「チョイわるオヤジ」どころではない、大ワルなオヤジだ)、この顔はイイなぁと思う。作曲家の顔だな。... [続きを読む]

受信: 2006年10月29日 (日) 16:47

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