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2006年9月13日 (水)

シューベルト 交響曲第5番、第6番 アバド/ヨーロッパ室内オーケストラ

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シューベルト 交響曲第5番、第6番 アバド/ヨーロッパ室内オーケストラ

お盆などの連休明けには近所のブックオフには自宅の掃除などで結構新しいCDなどが並ぶようだ。8月23日には聞きたいと思わせるCDがいくつか並んでいたので、数枚購入したのだが、その中の一枚がこれ。

第5番 変ロ長調の方は、ブルーノ・ワルター指揮のコロンビア交響楽団によるLPで親しんだ曲。第4番の『悲劇的』という曲を聴いたことがないのだが、平野昭氏のライナーノートを読むと、第4番でベートーヴェンとの対決を終え、それを乗り越えた融通無碍な境地というようなことが書かれてあった。それを知るまでは、モーツァルト、ハイドン、ベートーヴェンの初期の古典派交響曲に習った習作的な位置づけかと想像していたのだが、どうやらそうではないらしい。ワルターの演奏はロマンチックだが折り目正しい古典交響曲という風情だったが、こちらのアバド盤は1986年の演奏ということで、ピリオドアプローチの影響はあまりないとは言え、颯爽としたスリムな音楽だ。ただ、少し気になったのは、自分の気のせいかも知れないがテンポが不安定に聞こえたところだ。小編成のオケの中では、フルートのソロがストレートで心地よい。

第6番 ハ長調は、後の第8番(9番)『ザ・グレート(大ハ長調)』に比較されることで小さいほうとされるが、シューベルト自身は大交響曲として位置づけていたもののようだ。この曲は聞き込んでいないので、印象が散漫なのだが、とりわけフィナーレの繰り返しの多さには少々うんざりしてしまった。この交響曲の後に、いわゆる『未完成』交響曲がくるわけだが、まったく別の世界の音楽だ。また、同じハ長調と言っても、『ザ・グレート』やモーツァルトの『ジュピター』の輝かしさ、躍動は聞かれないようだ。

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