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2006年9月 1日 (金)

ホグウッド、シュレーダーのモーツァルト 交響曲No.25,38,40,41

Hogwoodmozarts25 すでに同じ録音のNo.40ト短調,No.41ハ長調は持っていたが、No.25ト短調,No.38ニ長調『プラハ』が聴けるので、ブックオフ廉価で購入した。

モーツァルト四大交響曲という副題が付いていたが、どうなのだろうか?普通は、No.35,36,38,39,40,41 を後期六大交響曲というような気がするが。

以前購入した第40番、41番のホグウッド(コンティヌオ、実質的な指揮)、シュレーダー(コンサートマスター)によるアカデミー・オヴ・エンシェント・ミュージックの録音は、発売された当時全集の評判を読むにつれ聞きたいと思っていたもので、その後大分たってから分売になったときに入手したものだ。ピリオド楽器の響きは面白かったが、フレージングが硬く直線的なためか、セルとクリーヴランド管などに代表される現代オーケストラによる細部まで神経のゆきとどいた緻密な音楽に比べてしまうとあまり魅力的に感じられないものだった。

第25番ト短調は、映画『アマデウス』で有名になった曲だが、これまで気に入った演奏にはあまりめぐり合えなかった。ワルター/VPOライヴはあまりにも主観的過ぎた。ケルテス/VPOの演奏は引き締まっていて結構好きなものだ。デッカ録音のVPOの音もまたよい。小学館全集に入っているマリナー指揮ASMFの、モダン楽器の室内管弦楽団による先駆的な録音も録音もなかなかいい。No.25の交響曲をホグウッドたちの演奏で聞くと、少々荒々しいピリオド楽器の音色と硬く直線的な音楽があいまって結構聞かせてくれる。この演奏は気に入った。

ところが、同じCDにカップリングされている第38番『プラハ』に移ると、前に第40番、41番で感じた不満が再出してくる。作曲家10代の若い頃の音楽と、完全に彼独自の音楽語法を駆使できるようになったヴィーン期の音楽では質が違い、それが同じようなアプローチだと違和感を生じさせるのかも知れない。この演奏によってそのことがはっきり分かったような気がする。その意味で面白いCDだった。

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