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2006年10月19日 (木)

パレストリーナ ミサ曲集 プロ・カンティオーネ・アンティクァ (Brilliant)

ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ Giovanni Pierluigi da Palestrina(c.1525-1594)
Palestrina
CD1 Missa L'Homme Areme 5vv / Missa Assumpta Est Maria
CD2  Lamentations of Jeremiah the Prophet
CD3  Missa Brevis / Missa Lauda Sion / Super Flumina Babylonis / Sicut Cervus
CD4  Missa Aeterna Christi Munera / Missa L'Homme Arme 4vv
CD5  Missa Papae Marcelli / Stabat Mater

                      Briliant レーベル Licensed by Pro Cantione Antiqua

合唱:プロ・カンティオーネ・アンティクァ (カウンター・テナー、テナー、バス:すべて男声)指揮:マーク・ブラウン (Mark Brown)

16世紀にローマの教皇礼拝堂で活躍した一群の作曲家たちを「ローマ楽派」と称する。その代表者がパレストリーナである。「ローマ楽派」は、トレント公会議で明文化された教会音楽に対しての「反宗教改革」の要請を実現したもの(図解音楽辞典 p.249)。

つまり、ルター等の宗教改革に対する反宗教改革、カトリック側からの巻き返しを象徴する音楽だった。それは、ローマの聖ピエトロ大聖堂、システィナ礼拝堂のミケランジェロによる天井画、壁画に比するものと言える。トマス・ルイス・デ・ビクトリアもこの楽派の一員とみなされる。

パレストリーナは、イタリアのパレストリーナという村の出身。それでダ・パレストリーナと呼ばれる。(レオナルド・ダ・ヴィンチのダ・ヴィンチと同じ用法)。1544年故郷でオルガニスト、1551年ローマの聖ピエトロ寺院歌手、55-60年ラテラーノ教会楽長、67年エステ枢機卿楽長、71年聖ピエトロ大聖堂第2楽長。ミサ曲90曲以上(多くのパロディーミサを含む)、モテット500曲以上、100曲以上の世俗および宗教マドリガーレなどを作曲。

タリス・スコラーズなどのソプラノ声部に女声が加わったものに比べて、男声だけのプロ・カンティオーネ・アンティクァのア・カペラ合唱は声質の同質性もあって非常に響きの溶け合いがよい。ただし、少々キーが低いので、重々し過ぎることもある。ミサの通常文のほかに、Introitusu, Graduale, Offetorium, Communio が必ず歌われるので、礼拝のミサにより近い雰囲気が味わえる。

パレストリーナが残した大量のミサ曲で7曲、モテットで4曲が聴けるだけだが、ときおり耳にすると感情と刺激に満ちた近代の音楽に疲れた耳を癒してくれるような気がする。

Timing 比較
◆Missa Brevis
Pro Cantione Antiqua
   Kyrie 2:35/Gloria 2:56/Credo 5:18/ Sanctus 1:41+ Benedictus 2:05/Agnus Dei 3:00
The Tallis scholars  2:52/3:07/5:24/4:34/5:33
◆Missa Papae Marcelli
Pro Cantione Antiqua 5:01/6:22/9:46/4:00+3:24/4:10+4:10
The Tallis scholars     4:49/6:15/9:54/7:38       /8:05
 

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