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2006年10月22日 (日)

ハイドン 弦楽四重奏曲『皇帝』『日の出』 東京クヮルテット

Haydn_sq_op7634_tokyo_quartet_1ヨーゼフ・ハイドン(1732-1809) 
 作品76 エルデーディ四重奏曲集全6曲より

弦楽四重奏曲第77番ハ長調Op.76-3『皇帝』 "Kaiser" (The emperor) ,Hob.III-77

弦楽四重奏曲第78番変ロ長調Op.76-4『日の出』 "The sunrise",Hob.III-78

東京クヮルテット(東京カルテット):原田幸一郎、池田菊衛、磯村和英、原田禎夫

1969年、当時ジュリアード音楽院に留学していた4人(当初は、上記メンバーの池田氏が名倉淑子氏)の日本人によりニューヨークで結成され、1970年のミュンヘン国際コンクールで優勝し、国際的に最も先鋭な弦楽四重奏団とし一躍注目された。

この曲集は、1797年に出版された6曲セットのエルデーディ弦楽四重奏曲集に含まれるもの。ハイドン最円熟期のもので、すでにロンドンセット交響曲は書き上げ、弦楽四重奏曲も3曲のロプコヴィッツ四重奏曲集と未完のニ短調の作品を残すのみとなっていた。また大作としては『天地創造』『四季』があるだけだ。

東京クヮルテットの演奏は、その後の弦楽四重奏団の現代化、精密化の流れの最初期のものにあたるのだろうか?非常に歯切れがよく、各楽器のテクニック、アンサンブルの隙の無さ、そして躍動感も味わえる。ただし、少々音響的には現代の耳には粗い部分もあるように感じる。ただ、当時世界の先端を走っていた彼らの勢いが感じられる録音だと思う。

このCDには録音時期はないが、○Pが1981なので、おそらくこの直前の録音だと思われる。

P.S. なお10/21夜にホームページ「音楽の茶の間」からの通算アクセスが100,000件を越えた。1999年に開設したホームページが2003年ごろようやく1400件程度のアクセスだったことを思うと隔世の感がある。この8月にアクセス解析が導入して自分のアクセスをフィルタに掛けてアクセス件数に通算されないようにしたが、それ以前は記事作成やコメント、トラックバックなどで毎日最低30件は自分のアクセスがあったようだ。ただ、それを除いても毎日200アクセスほどいただいているのは、光栄なことだと思う。

P.S. 2006/11/18 mozrt1889さんの記事からトラックバックをいただいたので、この記事からもトラックバックさせてもらった。

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ディスク音楽03 アンサンブル」カテゴリの記事

コメント

はじめまして、あるべりっひ と申します。mozart1889さんのブログからお邪魔しました。
個人としては、あまり室内楽を聴かないもので東京カルテットの演奏は持っておりません。友人宅で何度か耳にしましたが、純水のような演奏との印象を持っております。『皇帝』では、同じ日本人の巌本真理四重奏団の演奏に愛着を持っております。全曲を通し、ほわっとした暖かさがなんともいえません。
クーベリックのベートーヴェン全集ですが、全てがバイオリン対向配置ではありません。アメリカのオーケストラでの演奏がそのようです。
それでは、またお邪魔させていただきます。

投稿: あるべりっひ | 2006年10月22日 (日) 10:23

あるべりっひさん、初めまして。

巌本真理四重奏団の素晴らしいそうですね。音盤としてはまだ聴いたことがありませんので、いつか聴きたいと思っております。

クーベリックのベートーヴェン全集について、ご教示ありがとうございました。アメリカの楽団は、ボストン響とクリーヴランド管でしたか。そういえば、クーベリックとボストン響の『我が祖国』のCDを持っていますが現代配置のようですね。

こちらも あるべりっひさん のblogにお邪魔させていただきたく、よろしくお願いします。

投稿: 望 岳人 | 2006年10月22日 (日) 17:02

おはようございます。
ハイドンの「皇帝」を東京クヮルテットで聴きました。望さんのエントリーと同じ演奏かと思いましたのでTBさせていただきました。
端正で明朗な、良い演奏でした。ハイドンの穏やかさとともに、終楽章はなかなか劇的で面白かったです。
室内楽はふだんあまり聴かないのですが、こういうハイドンなら何度でも聴いていたいですね。

投稿: mozart1889 | 2006年11月18日 (土) 06:15

mozart1889さん コメントありがとうございます。

私のもソニーのファミリークラブか何かの名曲大全集のセットものがブックオフで売られていたものでした。このような名演奏、名録音がファミリー全集でしか入手できないというのは何だかなと思ってしまいますね。

ハイドンの弦楽四重奏曲も、クラシックデータ資料館さんの

http://www.interq.or.jp/classic/classic/data/perusal/saku/Haydn.html

によると、83曲もあり、膨大な弦楽三重奏曲、バリトン三重奏曲、ピアノ三重奏曲、ピアノソナタなどなど本当に数え切れないほどの多作家です。以前、ピアノ三重奏曲の一曲をコンサートで聴いたことがありましたが、いい曲でした。交響曲同様、相互に似た感じの曲が多いのでしょうが、質の高い宝がいっぱい埋まっているようで、興味があります。

投稿: 望 岳人 | 2006年11月18日 (土) 12:05

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» ハイドンの弦楽四重奏曲第77番ハ長調 「皇帝」 東京クヮルテット [クラシック音楽のひとりごと]
暖地の四国でも、夕方になるとだいぶ肌寒さを感じるようになりました。 ただ、日中は暖かいですし、雨もここのところ少ないので、ホンマに穏やかなのどかな田舎生活であります。 さて、今日も室内楽を。 ハイドンの弦楽四重奏曲第77番ハ長調 作品76の3「皇帝」。 東京クヮルテットの演奏。第1ヴァイオリンは原田幸一郎。 SONYが出している名曲全集からの1枚。ジャケットは名画で統一されているシリーズ。市販されたものではなく、通販のセット販売(訪問販売?)かなにかなのだろうが、今や古書店、中古盤... [続きを読む]

受信: 2006年11月18日 (土) 06:12

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