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2006年10月 5日 (木)

ブリュッヘンのリコーダー名曲集

Bruggen_recorder_music 涙のパヴァーヌ ~ リコーダー名曲集 ブリュッヘン
(Famous Recorder Music  Frans Brueggen)

◆エイク(1589/1590-1657) 涙のパヴァーヌ
◆コレルリ(1653-1713) ソナタ ト短調作品5-12 『ラ・フォリア』
◆クープラン(1668-1733) 恋のうぐいす
◆テレマン(1681-1767) リコーダー・ソナタ ヘ長調 TWV41:F2 『忠実な音楽の師』から
◆オトテール(1674-1763) 組曲第1番 2つのリコーダーのための
◆クヴァンツ(1697-1773) トリオ・ソナタ ハ長調
◆テレマン 四重奏曲 ニ短調TWV43:d1 『ターフェルムジーク第2巻』から

フランス・ブリュッヘン(リコーダー) アンナー・ビルスマ(チェロ)、グスタフ・レオンハルト(チェンバロ)、他

欧米では、学校で音楽を授業科目にしていない国が多いのだというが、日本では幼稚園から高校(選択制が多いが)まで音楽の授業があり、小学校ではリコーダー(縦笛)は必須になっている。つまり日本には膨大な数のリコーダー経験者がいるわけだ。かえってこのことが、日本でのリコーダーの位置を微妙なものにしているのではなかろうか、などとこのCDを聞きながら思った。誰でも簡単に音が出せ、指使いも比較的に単純なため、音楽入門用の楽器とみなされ、この楽器ならではの素晴らしい音色、音楽を聴く機会が逆に少なくなっているのではなかろうか、と。

さて、現在は指揮者として著名になったブリュッヘンによるリコーダー名曲集。オランダもイギリスと同様、このような「古楽」を引っ張ってきた国で、この比較的古い1960年代の録音のCDにも、現在では大家として名を成したビルスマやレオンハルトなどのメンバーも参加している。このCDを自宅のステレオでかけたところ、子どもたちもこれが今自分たちが音楽の時間に習っているリコーダーの音だとはすぐに思えなかったようで、「この音楽はリコーダーだよ」と言ったところ驚いていた。それほど透明で魅力的な音色になっている。また、細かいパッセージのすばやい動きやムラのない音色、レガート奏法やタンギングも素晴らしい。

中では、ダウランドの歌曲(リュート曲)《流れよ、わが涙 Flow my tears》に基づくエイクによる無伴奏の『涙のパヴァーヌ』(主題と変奏)や、コレルリの有名な『ラ・フォリア』のリコーダー編曲(ブリュッヘン版)が聴き応えがある。また、クープランの『恋のうぐいす』は、まさに鳥のさえずりそのものになっている( WIKIPEDIAによれば リコーダーとは記録するもの、鳥のさえずりを記録するもの、という語源があるのだという)し、テレマンやクヴァンツ、オトテールなど音楽史の本で見かける作曲家たちの音楽も楽しい。

「大編成音楽も一吹きの笛に如かず」という東洋趣味ではないが、近代の刺激の多い大編成音楽に疲れた耳を癒してくれる。

P.S.小中学校で学校で一括購入したソプラノとアルトのリコーダーを今でも大事に持っており、簡単な楽譜を買ってきて吹いたりもしている。子どもができたらリコーダーアンサンブルをやってみたいというのが独身時代の夢だったが、そろそろその夢に近づく年代になっており、実現に向けての発進が必要だ思っている今日この頃だ(^^♪

参考:リコーダーについてのWikipedia 記事

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