モーツァルト 交響曲集 ベーム、アバド指揮のライヴ盤
交響曲第39番、第41番
ベーム/ベルリンフィル 1976/9/14ライヴ(ベルリン)
交響曲第35番 アバド/ヨーロッパ室内管 1987年ライヴ(ヴィーン、モノーラル)
交響曲第38番 アバド/RAIトリノ交響楽団 1965年ライヴ(トリノ、モノーラル)
ブックオフの出物で見かけて購入(ライブ・クラシック・ベスト100、LCB-103)。2枚組み。1枚目は、1960年代に交響曲全集を残したベーム/ベルリンフィルのライヴ録音とのこと。放送録音のエアチェックのCD化だろうか?テープの歪みなどで起こる微妙な音揺れなどが聞き取れる。音そのものには魅力がないが、音楽は楽しめるレベル。第39番は緊密なアンサンブルが聴かれるが、第41番は冒頭では合奏が乱れるように聞こえる。しかし聴き進むうちに音質への不満、わずかなキズは気にならなくなる。
1976年なので時期が違うとは思うが、ベームがこれに第40番を加えた後期3曲のコンサートを振り、それがFM放送で流されたことがあるような記憶がかすかにあるので、検索してみたら、Mozart con grazia のCDページ(CD.365-366)に当てはまるものがリストアップされていた。LCB-102の方に第40番も収録されているようだ。
もう一枚のアバド指揮のものは、1987年録音の『ハフナー』もなぜだかモノーラル収録になっているのは興醒めだ。音質も篭り気味でAM放送を聴いているよう。演奏自体は歯切れがよいもので好演だと思うのだが。1965年録音の『プラハ』と音質的には同じ程度。1965年のイタリアの放送オーケストラを振っているアバドの清新なモーツァルトは、なかなか聞かせる。その後のアバドの活躍も当然だと思わせるところがある。
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