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2006年12月の3件の記事

2006年12月31日 (日)

2006年が終わる

このブログの過去記事を読みながら、今年一年を振り返ってみると、個人的には不調が多かった印象だ。どうも向上心が湧いてこない。

大きな出来事としては、妻の弟の結婚と、年末の自動車の買い替え程度だろうか。

10月から試みに始めてみたCDのリスニングを中心にした毎日更新だが、2ヶ月間頑張った末に、12月の初めに耐え切れずに中止した。精神衛生的には結構すっきりしたので、毎日更新がいかに心理的に負担だったかが分かった。

公開ブログには、プライヴェートなことは詳しくは書かないものだが、キーボード入力で気軽に入力できる日記帳を非公開で持つことはアクセス性からも一覧性からも検索機能からも備忘録として相当有用なので、新年からトライしてみようと思う。

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2006年12月 4日 (月)

TVドラマ『のだめカンタービレ』 Lesson8

1 J.S.バッハ 小フーガト短調
2 ヘンデル『水上の音楽』
3 ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番
4 ブラームス 交響曲第1番
5 マスネ『タイスの瞑想曲』
6 のだめ『おなら体操』  (のだめ シューベルトのピアノソナタの楽譜)
7 シベリウス『フィンランディア』
8 ドヴォルザーク『スラヴ舞曲』第10番 作品72の2
9 ラフマニノフ交響曲第2番 第3楽章
10ハチャトリアン『剣の舞』
11ロドリーゴ『アランフェスの協奏曲』
12オープニング ベートーヴェン交響曲第7番
13マスネ『タイスの瞑想曲』
   (黒木君 R.シュトラウス オーボエ協奏曲の楽譜)
14ブラームス ハンガリー舞曲第5番
15フォーレ『シシリエンヌ』
16ブラームス交響曲第1番 第4楽章
17モーツァルト 交響曲第25番
18J.S.バッハ マタイ受難曲 終曲
19ムソルグスキー(ラヴェル編曲)『展覧会の絵』バーバヤーガの小屋
20ブラームス交響曲第1番 冒頭
21ラヴェル『ボレロ』
22モーツァルト オーボエ協奏曲 (黒木君 R☆Sオケ)
23シベリウス『カレリア行進曲』
24ブラームス交響曲第1番 冒頭、第4楽章 (千秋 R☆オケ)
25サン・サーンス 『水族館』(『動物の謝肉祭』より)
26J.S.バッハ マタイ受難曲 終曲
27.バーバー 弦楽のためのアダージョ
28.エンディング ガーシュイン『ラプソディ・イン・ブルー』

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2006年12月 1日 (金)

タリススコラーズ クリスマスのキャロルとモテット集

Christmas_carols_motets_tallis_scholars

クリスマスのキャロルとモテット集  
  Christmas carols and motes
  Weihnachtscarols und Weihnachtsmotetten
  Canti di Natale e mottetti
  Motets et chants de Noël

タリス・スコラーズ The Tallis scholars
指揮 ピーター・フィリップ directed by Peter Phillip

〔1986年、ノーフォーク、セント・ピーター&セント・ポール教会、ディジタル〕


中世イギリスのキャロル Medieval carols
1. 聖処女に天使が(作者不詳) Angelus ad virginen
2. ノウェルを歌おう、われら(作者不詳) Nowell sing we
3. あらゆるばらの花にもまして(作者不詳) There is no rose
4. ノウェル:神のお護りあれ(作者不詳) Nowell:Dieu vous garde

コヴェントリー・キャロル The Coventry carols
5. 子守歌:わたしは見た(作者不詳)  Lullay : I saw
6. おやすみ、小さなかわいい坊や(作者不詳) Lully, lulla thou little tiny child
7. 子守歌(W.バード) Lullaby (William Byrd)

アヴェ・マリア集 Settings of Ave Maria
8. 四声のための(ジョスカン・デ・プレ) for four voices by Josquin des Pres
9. 七声のための(Ph. ヴェルドロ) for seve voices by Philippe Verdelot
10. 四声のための(T.L.デ・ビクトリア) for four voices by Victoria
11.八声のための(T.L.デ・ビクトリア) for eight voices by Victoria

ドイツ・コラール集  German chorals
12. 一輪のばらが生まれ出た(M.プレトリウス) Es ist ein Ros' entsprungen(M. Praetorius)
13. 大好きなヨーゼフ、わたしのヨーゼフ(H.プレトリウス) Joseph lieber, Joseph mein(H. Praetorius)
14. 甘き喜びのうちに(H.プレトリウス) In dulci jubilo (H. Praetorius)
15. 目をさませ(詩節1,2:M.プレトリウス、詩節3:J.S.バッハ) Wachet auf (verse 1 and 2 : M. Praetorius, verse 3: J.S. Bach)

今日から12月。

師走に関する日本の諺には、とにかく忙しいから女性も化粧に気を遣えずに見栄えがよくないが文句を言うな、僧侶も施しを受けられず苦労する、狐も山で食べ物が無いといって鳴くというような忙しさに関するものが多い。

日本では企業の会計年度は3月締めが多いので、12月の締めは年末年始休業、欧米のクリスマス休業に関係する調整は多いが、ここで会計を締めようという意味での忙しさは少ないように思う。しかし、欧米は12月締めが多いようなので、クリスマス休暇までにとにかく帳尻を合わせようとする意識が強いだろうから、それまではやはり忙しいのではななかろうか?(ディケンズの『クリスマス・カロル』では、主人公の金貸しスクルージは、クリスマスのイヴまで金の勘定に勤しんでいた)。アジアでは、中国は陰暦の正月(旧正月)が大きい年中行事なので、西暦の年末年始はほとんど重視されず、1月1日が休みになる程度のようで、特にあわただしさはないようだ。

欧米にはクリスマスの時期には行ったことはないのだが、アイルランドに1999年の11月の中旬に一週間ほど出張したときには、ちょうど帰国の日がダブリンの目抜き通りでちょうどクリスマス飾りをする時期にあたっていたらしく、飾りつけがそこここで始まっていたのを思い出す。滞在したホテルの近くのコンビニエンスストアのような店にあったBBCミュージックはクリスマス特集で、キャロル集とヘンデル・ヴィヴァルディの宗教曲のCDが付録でついていた。(ちょうどクリスマス期間にローマに行った友人は、店も閉まっており、街の飾りつけも華やかではなく驚いたと言っていた。)

このCDは、タリス・スコラーズのことをそれほど知らない頃、一番最初に買ったもの(外盤だが、ミュージック東京という会社の輸入品でDMS/日本フォノグラムにより販売され、日本語解説が付いているもの)で、これまでもクリスマスの頃にはよく聞いたものだったが、その後参加した混声合唱団で、伝ビクトリアの『アヴェ・マリア』を歌うことになり、このCDには大変お世話になった。実際に同じ曲を歌ってみることで、タリス・スコラーズの合唱のレヴェルの高さを実感した。

いわゆるカトリックの『アヴェ・マリア』集のほかにドイツのプロテスタントのコラール集、そしてイギリスの団体らしく中世イングランドとコヴェントリー(イングランドの都市の名前らしい)のキャロル集も録音されている。最初は現在歌われている賛美歌と同じようなものかと思っていたのだが、実際のイングランドのクリスマス・キャロルは独特で、少々寂しげな音楽が多く、また子守唄(ララバイ)のジャンルに入る曲が多いようだ。ディケンズの『クリスマス・キャロル』で、家々の門口で子どもたちが歌ったキャロルはもっと賑やかで明るいものだという想像をしていたのだが、ちょっと違うのだろうか。とはいえ、第4曲などは、ポリフォニーの非常に明るい雰囲気の曲で、いかにも祝祭の音楽らしい。残念なことに歌詞がパンフレットには記してないので、何語で歌われているのか分からない。中世イングランドの第4曲など、冒頭は、フランス語のようだが。

p.s. 都合により、この記事をもってしばらく更新停止。再開は未定。

参考:フランス語のアクサンのHTMLでの入力方法

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