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2007年6月29日 (金)

イエネコの祖先はやはりリビアヤマネコ DNA鑑定結果から

ASAHI.COMの記事

http://www.asahi.com/life/update/0629/TKY200706290054.html

米科学誌 サイエンス電子版に発表とのこと。

参考:サイエンス日本語版(田辺製薬) 

米国(オリジナル)の SCIENCE 誌サイト と

該当記事 A Fertile Domestication of Cats

直訳すると「猫の豊饒な家畜化」という少々意味がとりにくいものになるが、本文を読んでみると、the Fertile Crescent (メソポタミア)のリビアヤマネコがイエネコの唯一の祖先であると書かれており、そこから fertile 「豊饒な」と洒落たようだ。なお、ヤマネコの亜種は"Five subspecies live in Europe, sub-Saharan Africa, China, Central Asia, and the Near East."と書かれており、我らがイリオモテヤマネコやツシマヤマネコが無視されているのは残念だ。せめてChina ではなく East Asia とでもしたほうがより正確だったのではなかろうか?

参考 : リビアヤマネコの画像検索結果

http://images.google.co.jp/images?hl=ja&q=%E3%83%AA%E3%83%93%E3%82%A2%E3%83%A4%E3%83%9E%E3%83%8D%E3%82%B3%E3%80%80&btnG=%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%82%B8%E6%A4%9C%E7%B4%A2&gbv=2

なお、同記事によると、「イヌのDNAの研究も進んでおり、1万5000~1万2000年前にインド西部やパキスタンにいた中型のオオカミが祖先と考えられている。 」と書かれている。

『犬はオオカミの子孫』という学説に感激したことは以前のニホンオオカミの記事でも書いたが、最近 読む機会のあったムツゴロウ先生(畑正憲)著の少年少女向けの講談社青い鳥文庫の『犬」には、イエイヌとオオカミ(オオカミケン)を同時に飼育して得たイエイヌのフレンドリーな性質とオオカミの人なれしない性質の違いの実経験や、現代のイヌとオオカミ(おそらくヨーロッパ系のシンリンオオカミ)とを何世代にもわたって掛け合わせた研究(ロシア人学者)から、単純にオオカミからイエイヌが進化したのではないだろうと書かれていてそれなりの説得力があった。しかし、オオカミにもいくつかの種類があり、上記の中型オオカミ(現存すればだが)の性質の研究などが必要なのではあるまいか、と思った。それに上記のロシア人学者の研究(数世代にわたる掛け合わせ程度)では、人になつきやすい性質の選別は無理なのではあるまいか?

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