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2007年6月29日 (金)

UKとヨーロッパ大陸とのGAPはなぜ生じたのか?

いわゆるイギリス(United Kingdom) と、独仏が代表する大陸諸国にはいろんな面で不思議な違いがある。

通行方向では、イギリスの左側通行に対して、大陸の右側通行。

哲学・法体系では、イギリスの経験主義・帰納法と、大陸の観念主義・演繹法。

単位体系でも、イギリスの「ヤード・ポンド法」と、大陸の「メートル法」。

通貨でも、Wikipedia のUKポンドの解説にあるように「従来は1ポンド=20シリング=240ペンスであったが、計算上混乱するため、1971年2月13日に1ポンド=100ペンスに切り替えられた。イギリスとアイルランドで通貨補助単位の変更を行ったこの日を「デシマル・デー」(Dacimal Day, 十進法の日)と呼んでいる。古い補助貨幣はこのほか、クラウン(crown)、フローリン(florin)、グロート(groat)、ギニー(guinea)がある。1クラウン=5シリング、1フローリン=2シリング、1グロート=4ペンス、1ギニー=21シリングに相当した。」と複雑な補助通貨制度があったが、大陸では基本的に十進法に基づく通貨単位を採用しているようだ(この辺は、古い時代には補助通貨との複雑な交換があったのかも知れないので確信がないが)。現在でも、イギリスはEUの主要構成国でありながら、ユーロの導入は延期し未だに伝統のポンドを使い続けている(歴史的に関係の深いアイルランド共和国は、早々とユーロを導入しているのだが)。

なぜ、このような大きなGAPが生じているのか。スポーツでは、テニス、サッカー、ラグビー、ゴルフ、卓球などイギリス起源のものが現在世界的に楽しまれているというのに。

これが、アングロ・サクソン系とそれ以外のゲルマン系、ラテン系との違いというものなのかも知れない。(Wikipedia アングロ・サクソン人のアングロ・サクソン諸国の社会構造の記事)。

さて、以前『日韓と英愛の平行関係』などという記事を書いたことがある。日本列島と大陸(いわゆる中華文明)に相当するのが、ケルト・ゲルマン的なブリテン・アイルランド島とヨーロッパ大陸(古代ギリシャ・ローマ文明)という関係になるのだが、日本と大陸とでは、イギリスと大陸との間のような上記のような大きなGAPはないように思われる。(まだ自分自身の認識が浅いのかもしれないが)。

P.S.
これだけグローバル化している世界だが、近代文明の象徴ともいうべき電化製品のプラグとコンセント(ウォールソケット、アウトレット、パワーポイント)の形状・電圧が共通化されないのは、世界各国独自の主権的な安全基準によるものだろうが、これと似たことがイギリスと大陸諸国でのgapの原因を推量させるものになるかも知れない。

改めてこんなことを考えたのが、『King Arthur』という映画をDVDで見たことがきっかけとなっている。この映画の設定では、Arthur は、ローマ人とブリタニア人の混血で、ローマ名アルトリウスと呼ばれ、ローマ帝国の辺境ブリタニアを、ローマにより兵役を課されたサルマティア人(サルマート人)の騎馬戦士(騎士)を「円卓の騎士」として率いており、騎士ランスロットもそこに含まれる。サクソン人のブリテン島侵入と409年のローマ帝国のブリタニアからの撤退を中心に描いたもの。『パイレーツ・オブ・カリビアン』のエリザベス役でブレークしたキーラ・ナイトレーがアーサーの妃となる現地ブリトン人の女戦士グイネヴィア Guinevere (魔法使いマーリンの娘?)を演じていたのが印象に残った。(結局は、ケルト系のブリトン人は、ウェールズ、スコットランド、アイルランドに追いやられたことになっているが、日本の縄文人と弥生人の例にあるように、深層や古層にはケルト文化が残されているのではなかろうか?)

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