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2007年9月13日 (木)

グリーグ ホルベルク組曲(ホルベアの時代から) カラヤン/BPO

Grieg エドヴァルド・グリーグ(1843-1907)

ホルベルク組曲(ホルベアの時代から)作品40
(古いスタイルによる弦楽オーケストラのための組曲)
 
    前奏曲 2:54/サラバンド 4:14/ガヴォットとミュゼット 3:48/アリア 5:47/リゴードン 3:57

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団〔1981年3月録音〕


今日もしつこく、パノラマシリーズから。

この曲もBGMなどでたまに耳にするが、作曲者は誰だったかと思い迷うことのある曲。

それもそのはずで、グリーグがバロック時代の組曲のスタイルによって作曲した曲なので、もちろん古典派以降の和声音楽であり近代風ではあるが、予め聞き知っていなければ、誰の作品かを当てるのは結構難しいように思う。もっとも知ってから聴くと、そこここにグリーグ的な個性が聞き取れるのだが。

このホルベルク(ドイツ風の発音)のための組曲は、ノルウェー生まれのグリーグが、デンマークのホルベアというちょうどJ.S.バッハの同時代に活躍した文学者の記念祭用に作曲されたものだという。ヴァイキングやノルマン・コンケストやデーン人の侵略ではないが、北方ゲルマン系であるノルウェー、スウェーデン、デンマークなどは下記のような支配、被支配の関係があったりして相当文化的にも共通性があるようだ。

ホルベアとは「デンマーク文学の父」とも「北欧のモリエール」とも呼ばれる文学者ルズヴィ・ホルベア(Ludvig_Holberg、1684年 - 1754年)のことである。ホルベアはグリーグと同じノルウェーのベルゲンに生まれ、当時ノルウェーがデンマーク統治下にあったことから、デンマーク王フレゼリク5世の元、主にコペンハーゲンで活躍した。(WIKIPEDIA 「ホルベア」より)

グリーグに素朴さを求める向きには派手過ぎるということになるだろうが、この曲はBGM的に気軽に聴ける曲だが、さすがにカラヤン/BPOは、現代オーケストラの弦楽合奏のショーピースとしても通用するように、豪華にスタイリッシュに演奏している。

このCDには、同じカラヤン/BPOの『ペールギュント』第1、第2組曲に、『十字軍の兵士シグール』という珍しい曲。それから、コワセビッチとC.デイヴィス/BBC響によるピアノ協奏曲(これはフィリップス原盤、できれば持っていないツィメルマンとカラヤンの演奏が望ましかった)、ギレリスの抒情曲集からの抜粋、ネーメ・ヤルヴィ指揮のエーテボリ響によるノルウェー舞曲というものも入っていて、これ一枚でグリーグ入門としては十分な内容になっている。

追記:2007/09/16
  昨日9/15土曜日に、子ども達がチャイコフスキーの『スラブ行進曲』とグリーグの「行進曲とか変奏曲とかなんとか曲というの」というのを夏休みに少し長く滞在した祖父母の家のテレビ(カートゥーンネットワークというアニメ専門局が田舎のケーブルテレビで見ることができる)で聞いたので、CDで聞かせてというので、チャイコフスキーはすぐに「これだろう?」と聞かせることができたが、グリーグの方は名前があいまいなので、知られた曲ならと『ペールギュント』組曲の行進曲風を聞かせたがだめ。『抒情組曲』のオケ版(バルビローリとハレ管)での「農民行進曲」などもだめ。また、ノルウェー舞曲でもだめで、それではと聞かせたホルベルク組曲の『前奏曲』がドンピシャだったという偶然があった。

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