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2007年10月27日 (土)

授業参観日の父母のおしゃべり

子どもの通っている小学校は、春(夏至の前)と秋の今頃の土曜日に授業参観日があり、朝の学活(ホームルーム)の時間から給食の時間を経て下校時間まで一日中見学ができるようになっている。これまでも毎週土曜日が休みなので妻と手分けして子どもが授業を受ける様子や学校内の様子を見学している。

今日は、時ならぬ台風20号が時速80kmを越えるようなスピードで伊豆諸島付近から銚子付近をかすめるように通過したこともあり、朝から雨脚が強く、参観の父母も少なかったが、好天の日などはそれこそ学校中が父母は幼児で溢れかえるようになることもある。

私が小学生だった頃の授業参観日と言えば、年に一度か二度、平日のあらかじめ決められた時間に父母(父は通常は勤務日なので、主に母親だった)が来校して、その時間帯だけ参観し、その後担任の先生と父母の懇談会などがあったように記憶しており、先生も児童もその日のその時間帯のみは結構改まった雰囲気で、また父母も結構改まった服装で静粛に参観したものだった。

ところが、現在は上記のような方法で学校を公開しているので、正門で不審者チェックは受けるものの、教室への出入りは自由ということもあり、授業時間中にも関わらず、特に母親達の井戸端会議的なおしゃべりが喧しく聞こえるのが当たり前のようになっている。最近では父親もそのおしゃべりに加わる向きもあるようで、当初は授業中の私語は慎むように躾けられた身にとっては驚くべきことだった。最近は皆慣れっこになってしまったのでそれほどマスコミも取り上げないのかも知れないが、大学の大教室の講義ではおしゃべりをするのが当たり前らしいし、また、小中学校の全校集会や、もっと改まった入学式、卒業式の際にも、私語でワイワイするのが当たり前のようになっていると聴く。

このようなことを書くと反発をくらいそうだが、大人でもTPOを弁えない人々が増えているということは、民度、文化レベルが下がって来ているのかも知れないと思ってしまう。

もっとも家父長制的な長幼の順、教師への盲目的な敬意などが否定されてきたこともこの背景にはあるのだと思うが、そのような封建制の遺物が撤去された後に、相互に敬意を払い合うような文化的な規範ができあがってきていないということを、この授業参観日における親の無駄話や子ども達の落ち着かなさが示しているのかも知れない、などと偉そうに考えた。

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コメント

おはようございます。実に同感です。
場をわきまえぬお喋り、多いですね。辟易です。
保護者もそうですし、大学生も講義室で平気でお喋り・・・・なんたる時代でしょう。

僕は学生の頃、サボってばかりでありましたが、お喋りで授業を妨害するなど、ありえませんでした。
サボるときはススッと静かに教室の後ろから(気がつかれぬように)抜け出てゆく・・・これぞ、先生に対する礼儀でありました・・・・(^^ゞ

投稿: mozart1889 | 2007年10月28日 (日) 10:39

mozart1889さん、コメントありがとうございます。

父母、保護者の授業中のおしゃべりは、さすがに教室内ではヒソヒソですが、廊下では笑い声なども聞こえるほど「話が弾む」ようで、唖然としてしまいます。日本全国、どの地方でも同じでしょうか?

教室が狭いせいもありますが、教室の後ろの方で見学している人の前を背をかがめたり会釈をしたりするでもなく、押しのけるように移動する人もいます。同級生の父母だということが分かっているはずで、またそれが特に暴力的な様子をしている父兄ではないので、不思議です。

自分も躾けという点では、偉そうなことはいえませんが、「人のふり見て我がふり直せ」と自戒するしかないですね。

学生時代、大教室でもペチャクチャなどトンでもないことで、当時の教授達は、そのようなことがあれば、『君、出て行きたまえ』と来たものでした。

投稿: 望 岳人 | 2007年10月28日 (日) 14:13

こんにちは。

私も昨年、娘の授業参観に行きましたが、同じように親の私語には辟易しました。

授業中の教室内で親同士が私語をするなら、子供が先生の言うことを聞かなくて当然、と思いました。

昨今の子供にかかわる一連の社会問題はほとんど親たちの問題だと思わずにはおれません。

別件なのですがやたら習い事をさせる親が周囲には多いのですが、それよりもっと大切な家庭教育ってあるんじゃないのかなと思います。

投稿: ピースうさぎ | 2007年10月29日 (月) 14:18

ピースうさぎさん、コメントありがとうございます。

日本国内、やはり同じような現象が見られるようですね。本当に、親や保護者が授業参観日の授業中に私語をするならば、子ども達の私語も誰も咎められませんね。先生達もさすがに親たちに向かって「御静粛に」とも言えませんから、ストレスの溜まることだと思います。

それに加えてモンスターのように何でも学校のせいにするという親、保護者がいるそうですので、困ったものです。年々ひどくなるように思います。

投稿: 望 岳人 | 2007年10月29日 (月) 22:08

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