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2008年1月11日 (金)

どんど晴れ、ちりとてちん、篤姫

2007年度は、比較的テレビドラマを見た年だった。家族で熱中したのは、2007年度上半期の朝のテレビ小説『どんど晴れ』、そして今熱中している下半期の『ちりとてちん』。そのほかは、大河ドラマの『風林火山』くらいだっただろうか?妻も韓国ドラマのマイブームは過ぎたようだが、ときおり興味のある日本のドラマはビデオ録画して見ているようだ。

1月9日の朝日新聞の朝刊文化欄に珍しく『ちりとてちん』が取り上げられた。それも結構の文字数のある署名のある賞賛記事で驚いた。観流というコーナの記事で大西若人という記者のものだ。「時計代わりにならぬ充実度」と題されている。我が家では毎朝出勤前のあわただしい時間帯、NHKBS2(11)では7時半から見ることができるので、朝ごはんを掻き込みながら見ている。ヒロインは、以前「スイングガールズの女優がブレーク」という記事でも触れた貫地谷しほり。署名記者は相当思い入れがあるのかベタ誉めなので、自分達が見ているドラマが誉められるのは悪い気はしないが、逆にそれほどのものだろうかという気もしてしまう。登場人物も多彩でユニークだが、上方落語界というプロフェッショナルな世界を描いたものとしては少し奇麗事過ぎるのではないかという感じもする。記者は視聴率が上がらないのは、時計代わりにならないほどの充実度だからという意見だが、少しひいきの引き倒し気味かも知れないとも思う。(なお、ヒロインの故郷福井の小浜は、先日読んだ網野善彦の「日本の歴史をよみなおす」にも登場したが、中世頃には大陸や東南アジア!方面との交易で非常に栄えた町だったという点にこのドラマの面白みも感じた。恐竜の化石も福井県は凄いし。)

上半期のテレビ小説は、前向きのヒロイン比嘉まなみの『どんど晴れ』で、勧善懲悪ともいうべき古典的なドラマでもあり爽やかなドラマだった。作り物としてのドラマ、朝の気分を作り出すという社会的な機能を持つ連続テレビ小説としても悪くなかったと思う。

『風林火山』の終了した後、テレビ東京では特別ドラマで『天と地と』を長時間ドラマとして放映していたが、録画したのをまだ見ていない。あまり視聴率は芳しくなかったようだが、あまり成功しなかった『風林火山」の落穂拾い、二匹目の泥鰌という企画が少々飽きらたのではなかろうか。

『篤姫』は、江戸時代後期から幕末にかけての歴史ドラマで、第13代将軍の正室となった薩摩の島津家出身の女性の生涯を描くもの。初回は、鹿児島の現地ロケで桜島や開聞岳の姿が多く登場し、なかなか見ごたえがあった。ヒロインは、数年前の同じNHKの連続テレビ小説のヒロインを演じた宮﨑あおい。なかなか芸達者な若手女優だと思うが、少々庶民的な容姿で、江戸の市井ものの町娘役などが似合いそうだと思っていたら、大抜擢だ。心身ともに虚弱だった第13代将軍徳川家定の亡き後、大奥に君臨し、皇女和宮を迎え、勝海舟と西郷隆盛とともに江戸城無血開城を成し遂げた傑女とされるが、一方で薩摩藩から幕府に送り込まれたスパイ的な役目をもった女性だったとも言われているようだ。脚本家はそのような複雑な性格の女性をどのように描き、女優はどのように演じるのか。注目したい。ただ、幕末に至る多彩な人物が登場してくるようで、それにも興味が湧くが、是非尻すぼみ的なドラマにならないように期待したいものだ。

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