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2008年2月 9日 (土)

マルゴワール『水上の音楽』『王宮の花火の音楽』

Malgoire_handel_water_fire ヘンデル 組曲『水上の音楽』(全17曲)
      組曲『王宮の花火の音楽』(全5曲)

ジャン=クロード・マルゴワール指揮 

ラ・グランド・エキュリー・エ・ラ・シャンブル・デュ・ロワ

マルゴワールの名前は、とても不思議な名前のオーケストラ(La Grande Ecurie et La Chambre du Roy王室大厩舎・王室付き楽団)とモーツァルトの名オペラをいくつか録音して、その評判が結構高いことで頭の隅にあったので、例の分売もの(The Great Collection of Classical Music) を店頭で見て試し聴きのつもりで購入してみた。

とても驚いた。何と面白いヘンデルだろうか。これまで、ピノックとイングリッシュ・コンサートというピリオドアプローチ界でも比較的穏健派の誠実な録音のCDを長いこと聴いてきて、子ども達もバッハはまだ苦手だがヘンデルは好きというほどになっており、その演奏に十分満足していたのだが、マルゴワールの指揮による演奏は、表情や音色が多彩で自由闊達なので、すっかり面白くなってしまった。先のイタリアの新鋭ピリオド合奏団イル・ジャルディーノ・アルモニコによるバッハのブランデンブルク協奏曲集は、新鮮ながらあまり好みではないと感じたのだが、このマルゴワールは好みの演奏だ。

なお、マルゴワールは、ジュネーヴ国際のオーボエ部門で1968年1位なしの2位に入っているのだという(wikipedia)。

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