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2008年3月28日 (金)

厚生労働省の勇み足 にがり規制とその解除

十島のにがりピンチ 来月から出荷停止も (03/24 07:26) 南日本新聞 という報道が最近されていたが、3/26のテレビのニュースで、厚生労働省がにがりの規制施行5日前に規制を撤回したということを聞き、最近のお役所らしいと呆れてしまった。

新聞では、朝日新聞が天声人語で結構遠慮がちに伝統的な豆腐が食べられなくなるという意見を述べている程度でその及び腰はなぜかと思っていたが、このあほらしい規制が突然中止されたらしい。

規制の中止については、厚生労働省のサイトを見にいっても出ていないし、ニュースを検索してもTBSのはリンクが切れていて確認できないが、3/26のニュースでこれを知り我が家では、厚生労働省の行政のお粗末さ(医療行政、食品行政)の最近のお粗末さへの憤りで満ちてしまったほどだ。 

規制については、このサイトが詳しい。 国産自然海塩協議会という会のサイト。

また、塩の情報室というサイトも。

これが、その法令の通知らしい(pdfファイル)。 粗製海水塩化マグネシウムというのが厚生労働省流のにがりの別名だという。

TBSのリンク切れのGoogleニュース検索

厚労省、にがり業者への規制見直しへ
TBS - 2008年3月19日
厚生労働省は19日、にがり業者への規制の見直しをすすめることを明らかにしました。 厚労省は去年3月、「食品・添加物などの規格基準」を改正、豆腐を作る際 ...

厚労省、規格基準から「にがり」除外
TBS - 23時間前(2008/3/27 21:34時点)
国の規制強化によって、豆腐を作る際に使われるにがりの製造業者の廃業が相次いでいる問題で、厚生労働省は、にがりについて規制からはずすことを決めました。 ...


このニュース以外、他のマスコミが沈黙しているのはなぜだろうか?

wikipedia にがり には「規制直前の3月26日、厚生労働省はにがりを規制除外する方針だが、現場では混乱が生じている。」とある。

この社民党の衆議院議員のblogでは、規制除外については、ある衆議院議員の質問によってこのような規制除外の動きになったとされているが、マスコミはこの問題をどうも等閑視していたのではないのだろうか? 一野党の議員が動いただけで、簡単に規制が覆るというのはことの是非は別にして、これまたあまりにも異常だ。いったい行政府はどうなっているんだ?

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コメント

3月31日のテレビ朝日「スーパーJチャンネル」で続報がありました。

要約すると、今年3月末までとした販売を猶予する期間を延長しただけで、食品管理者の設置義務のルールは原則、変えない方針で、見直す予定とのこと。

ぜんっぜん、TBSのニュース内容と異なっていて、びっくりです。まだまだ解決には程遠い印象です。

投稿: はな | 2008年3月31日 (月) 20:34

はなさん、コメントありがとうございます。続報を知ることができました。

なるほど、そういうことだったのですか。どうりで、これだけ騒がれているのに他のマスコミが後追い記事を出さないわけですね。

まだまだ安心できないですね。

伝統食品を結果的につぶすことになる天下の悪法であることは確実ですので、厚生労働省もメンツにこだわらずに引っ込めて欲しいものです。もちろん、食品添加物の規制は必要ですが。

投稿: 望 岳人 | 2008年3月31日 (月) 22:30

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末端小売り・消費現場や、生産者にはやたらうるさい法律規則でも、中間流通業者には、やたらユルユルにつくってある制度なんですね。こりゃぁ、意図的にそういう制度設計をしてるとしか思えないな。牛トレーサビリティ制度とかポジティブリスト制度とかも同じスタイルなのかな? なんかやけに恣意的な制度設計をやってるんだね、役所ってところは・・・。JA全農(ほかに農中とか全共連とかいう全国的組合組織がバリバリ健在みたいね)ってのも、典型的な霞ヶ関役人天下り団体だっけ? 「組合」っていかがわしいとこばっかりなのか? 今回... [続きを読む]

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