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2008年6月21日 (土)

コリン・デイヴィス/BSOの『夏の夜の夢』の音楽

今日は、天文学上の夏至の日 Midsummerではあるが、キリスト教の聖ヨハネの日Midsummer Day は、毎年6月24日なのだそうだ。そして、そのEve が6月23日とされているとのこと。

ただ、それでも、輸出関係の仕事で調べてみると、フィンランドあたりは、6/21の夏至(今回は土曜日だが)とその前日の6/20は休日になるようでもある。北欧諸国は特に夏至を大切にするとのことで、ノルウェーやスウェーデンでも同様に夏至を祭るらしい。IKEAの広告は見かけなかったが、今年も夏至祭をやったのだろうか? 日本では、ちょうど梅雨の真っ最中でもあり、夏至祭りというのは古来から盛んではなかったのではないかと思う。冬至の南瓜やコンニャク、柚子湯に類するような民俗行事があるのかよく知らない。

さて、以前、セル/CLOのCDで感激を新たにして、最近プレヴィン/VPOの有名なCDのことも書いたが、結婚披露宴のBGMに使ったなどとおりに触れて書いているコリン・デイヴィス指揮BSOの思い出深いCDを久しぶりに聴いてみたところ、これはこれでみずみずしい音楽が聴けて驚いた。

PHILIPS 420 653-2  メンデルスゾン=バルトルディ (1809-1847)
交響曲第4番 イ長調 作品90『イタリア』 10:55/6:46/6:47/5:45
『夏の夜の夢』 序曲作品21 11:22, スケルツォ作品61-1 4:44, ノットルノ作品61-7 6:00, 結婚行進曲作品61-9 5:15  

サー・コリン・デイヴィス指揮ボストン交響楽団 〔1976年1月、ボストンでの録音〕

序曲は、こんなに表情豊かだっただろうか?低音も録音の関係かボストンのシンフォニーホールの特徴か少しもやついてはいるが、音楽は聴いていてウキウキしてくるようなごキゲンな演奏で驚いた。メインプロの『イタリア』交響曲の録音がどうも低音抜けのようなバランスのため、『夏の夜の夢』も同じようだと思っていたようで、思い込みというのも怖いものだ。スケルツォも、夏の短夜に飛び回るケルトの妖精たちの姿を思わせる軽やかでひそやかなものだし、ノットルノ(夜想曲)はBSOのホルンも好調で豊かでメローな音楽を味わえた。結婚行進曲は、戯曲の中では滑稽な場面で使われるものなのだが、ここでの演奏はまことに正々堂々とした格調の高いもので、生真面目に演奏されている。

このCDも、初代のヤマハCDプレーヤーの時代に購入したもので、『イタリア』の低音には不満を持ちながらもそれは何度も何度も聴いたものだった。

サー・コリンは、一時期は小澤のボストン響の音楽監督の対立候補だったということで、これらの録音のほかに、シベリウスの交響曲全集を録音しており、その評価も一時期は大変高いものだったように記憶している。

外は梅雨の雨で、室内はひどく蒸し暑い。こんな時期には爽快なヨーロッパの6月の短夜を感覚的に思い起こすよすがはこの音楽くらいだろうか。

参考:
◎セル/CLO  序曲 11:29, スケルツォ 4:14, 夜想曲(ノットルノ)6:13, 間奏曲 3:22, 結婚行進曲 4:51
◎プレヴィン/VPO 序曲 12:04、スケルツォ 4:41、情景と妖精の行進曲 1:52、『まだら模様のお蛇さん』(2Sp, 女声合唱) 4:15、間奏曲 3:24、夜想曲 6:39、結婚行進曲 5:14、 プロローグ~葬送行進曲 0:24+1:03、道化師たちの踊り 1:39、情景と終曲 5:46

P.S. なおアメリカ映画『夏の夜の夢』で使われている序曲は、小澤/BSOの録音(DG盤)のものだ。

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