剣の舞/管弦楽名曲集 フルネ、アッツモン、石丸、小林研/東京都響
英語のタイトルは、"Fascinating Orchestral pieces" 。魅惑的な管弦楽小曲集というところか。
DENON COCO-6778。 録音年などのデータはないが、PCM DIGITAL ロゴ入りなので、1970年代以降の録音だと思われる。
昨日久々に聴いた『剣の舞』が収録されている音盤がないので、探したところこのCDが売られており、購入したもの。
私が保有している日本のオーケストラの音盤は、先日入手した飯守/東京シティフィルのベートーヴェン交響曲全集などわずかしかないので、その意味でも貴重な一枚だ。
『剣の舞』は、ネスカフェコンサートで有名だった石丸寛氏で、結構軽快で鮮明な演奏を聴くことができる。家族と一緒にステレオセットで聴いたが、さすがに昨日の打楽器は迫力があり、大太鼓の強打では、空気の振動が伝わるようだったのを思い出した。
(確か、毎年恒例の長野市の第九を歌った時の指揮者が石丸寛氏のときがあったかどうか、記憶が定かではない。あのジョージ・セルに師事したことでも知られる荒谷俊治氏の指導、指揮で歌ったことは確実なのだが、石丸氏の指揮のときには参加したかしなかったか?荒谷氏は非常に柔和で丁寧な指導だったが、石丸氏は相当厳しかったと言うことを友人に聞いた覚えもあるので、石丸氏の回は歌わなかった可能性の方が高い)
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コメント
お暑うございます。
音楽を聴き始めた頃にはFM放送もなくてテレビを頼りにしていました。
なかでもフジテレビから放送されていた(定期だったか不定期だったかは忘れました)渡辺暁雄指揮の日本フィルの演奏は楽しみでテレビの前にマイクを置いて録音などもしたものでした。
コレクションに、そのコンビによる「ガイーヌ」のCDがあります。
これはオーディオに凝っていた頃に故長岡鉄男氏が推薦していたので購入したもの、実に自然な音を聴かせてくれます。
今夜これを暑気払いに大音量で聴こうと思っています。
投稿: 天ぬき | 2008年7月29日 (火) 11:30
天ぬきさん、コメントありがとうございます。暑い日々が続きますね。
>フジテレビから放送されていた渡辺暁雄指揮の日本フィルの演奏
分裂前の日本フィルのテレビ放送というのは覚えておりませんが、渡辺暁雄指揮ならずい分と素晴らしい演奏もあったんだと、うらやましく思います。そのコンビによるガイーヌのCDですか。是非聴いてみたいものだと思います。それも長岡氏の推薦といえばオーディオ的にも期待できますね。
「ガイーヌ」は「剣の舞」しか知りませんでしたが、今回アルメニア出身のハチャトゥリアンが、クルド族の出陣の舞を音楽化したものだと初めて知りました。フセイン時代の弾圧で知られたイラクとトルコ、イラン国境の国なき民族ですが、アルメニア人もトルコとの関係で複雑な民族問題があるようですね。ハチャトゥリアンについてもっと知りたくなって来ました。
投稿: 望 岳人 | 2008年7月29日 (火) 22:32