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2008年12月 1日 (月)

今日から12月

先日録画しておいたムーティ指揮のヴィーンフィル来日公演の模様は結局ほとんど見なかった。プログラムがどうしてチャイコフスキーの第5番なのだろうか。アンコールは全曲通してみたが、ヨーゼフ・シュトラウスのヴァルツ『マリアの思い出』とかいう曲。ムーティ先生は、楽譜を見ながら指揮していたが、ヴィーン・フィルのコンマスのキュッヘル?(相当太った?)が主にリードしていたように見受けられた。生演奏を聴けばそれなりに感動できのだろうとは思うが、何とも「必然性」を感じさせない贅沢なコンサートのようだった。

その後に続けて放送された神奈川県立音楽堂での収録のラ・プティットバンドのコンサートは面白かった。先日「無伴奏チェロ組曲全曲 寺神戸亮(ヴィオロンチェロ・ダ・スパッラ)」が話題になったが、彼の師匠であるジギスヴァルト・クインケンが同じくヴィオロンチェロ・ダ・スパッラを演奏してヴィヴァルディのチェロ協奏曲を聞かせてくれた。妙に大きいヴィオラ?と思っていたら、これが噂の楽器だったわけだ。曲そのものは聴き応えがなかったが、興味は満足できた。それにしてもあの巨大な楽器を肩に掛けてヴァイオリンのように弾くのは相当の体力が必要ではなかろうかと思わされた。復元楽器だというが、古楽もとうとうここまで来たのかと思った。

ところで、このところ、先々週の土曜日に届いたDECCA のPIANO MASTERWORKS(DPM)をこのところ毎日のように聴いて楽しんでいる。これは本当にいい買い物だった。比較的最近の録音が多く、またCDの質がいいのか、ざらついた音質のものが少ないので楽しんで聴ける。

ただ、驚いたのは、楽しみにしていたグルダのバッハの『平均律』が、第1巻、第2巻がそれぞれ2枚づつではなく、第2巻が第1巻が収録されたCDの後に3曲収録されているのだ。収録的にはCD5 69:52 で、第1巻のNo.1からNo.15。CD6は67:31で第1巻のNo.16からNo.24と第2巻のNo.1からNo.3。CD7は71:24で第2巻のNo.4からNo.14。CD8 67:52 は、第2巻のNo.15からNo.24。

グールドのCDは、第1、第2巻がちょうど2枚づつに分かれていたし、グルダのCDでもフィリップスのDUOシリーズの2セットは第1巻、第2巻をちょうど2枚づつに編集しているようだが、こちらは相当無理な収録の仕方なのだろうか?第2巻のNo.1からNo.3は合計すると13:07になるので、CD7とCD8に割り振っても結構無理な収録時間になってしまうようだ。

さて、今日またHMVのサイトを覗いてみたところ、今度はDVMとでも表せる Violin Masterworks 35CD が二匹目の泥鰌?で発売されていた。リーラ・ジョゼフォヴィッツというヴァイオリニストは知らないが、ラインナップは結構聴き応えがありそうなものになっている。なお、今更だが、DHMもそうだったが、このようなオムニバス・ボックスセットは、どうも作曲家のアルファベット順で収録されているようだ。ベートーヴェンのソナタ全集は、モノーラルながらグリュミオーとハスキル。モーツァルトは勿論選集だが、シェリングとヘブラー。

さて、とうとう師走。アメリカの金融危機から始まった不況は、世界経済にこれから相当大きい爪あとを残しそうな様相になって来た。戦後最大の不況になるかも知れないという巷の声も聞こえる。私の親の世代は、子どもの時に戦争を経験し、肉親を戦争で失くしたりもしたり、食糧難で栄養失調にもなった経験を持っている。その子どもの世代である私たちは、特にこの日本では交通戦争や公害問題、受験戦争にはもまれてきたが、それなりに戦後の繁栄を謳歌してきた世代だった。ここに来て、この不況の足音は、これまでにないものになるかも知れないように感じ始めている。景気の問題は、個人レベルでどうこうできるような問題ではないが、過去の経済学者たちの多くがこの景気の循環の謎に挑み、またそれへの対策を講じてきたことを、昨今の金儲けに走ったノーベル賞まで取った経済学者たちはどう考え、自分達の責任をどう取るつもりなのだろうか?デリバティブとか言われる金融派生商品は、現代の金融にはなくてはならないものだというコラムを読んだけれども、サブプライムなどという基盤の脆弱なものに投資を集中させたという点だけ見てもお粗末極まりないような気がしてならない。

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