ベーム/ヴィーン・フィルハーモニー管弦楽団 《1973/11/19録音》 1886 (aka 1878/80) - Ed. Leopold Nowak [1953]
- 1. Bewegt, nicht zu schell 20:10 - 2. Andante quasi allegretto 15:33 - 3. Scherzo. Bewegt - Trio: Nicht zu schnell, Keinesfells schleppend 11:08 - 4. Finale. Bewegt, doch nicht zu schnell 21:03 クーベリック/バイエルン放送交響楽団 《1979/11/18録音》1886 (aka 1878/80) - Ed. Leopold Nowak [1953]
- 1. Bewegt, nicht zu schell 19:25 - 2. Andante quasi allegretto 15:11 - 3. Scherzo. Bewegt - Trio: Nicht zu schnell, Keinesfells schleppend 11:03 - 4. Finale. Bewegt, doch nicht zu schnell
21:31 ブロムシュテット/ドレスデン・シュターツカペレ《1981/11/9録音》 1881 (aka 1878/80) - Ed. Robert Haas [1936]
- 1. Bewegt, nicht zu schell 18:28 - 2. Andante quasi allegretto 16:32 - 3. Scherzo. Bewegt - Trio: Nicht zu schnell, Keinesfells schleppend 10:53 - 4. Finale. Bewegt, doch nicht zu schnell 21:04
ハイティンク/ヴィーン・フィルハーモニー管弦楽団 《1985/2/21録音》 1881 (aka 1878/80) - Ed. Robert Haas [1936]
- 1. Bewegt, nicht zu schell 20:51 - 2. Andante quasi allegretto 15:29 - 3. Scherzo. Bewegt - Trio: Nicht zu schnell, Keinesfells schleppend 10:39 - 4. Finale. Bewegt, doch nicht zu schnell 21:49
スタンリー・キューブリック監督作品の『2001年宇宙の旅』 "2001: A Space Odyssey" (1968年作品)で冒頭の導入部が使われたことで一躍有名になった音楽。
ヴァーグナーに傾倒し、後に訣別した哲学者フリートリヒ・ニーチェの哲学小説(副題に Ein Buch für Alle und Keinen, A Book for All and None 全ての人のための本、且つ誰のためでもない本)にインスピレーションを受けた音楽とされる。リヒャルト・シュトラウスの音楽万能主義とでも言うべき自負心が作り上げた作品といえようか。
1. Einleitung 導入部(日の出) 1:49 2. Von den Hinterweltlern 背後の世界の人々について 3:28/5:17(累計) 3. Von der großen sehnsucht 大きな望みについて 2:07/7:24 4. Von der Freuden und Leidenschaften 喜びと情熱について 2:05/9:29 5. Das Grablied 墓の歌 2:42/12:11 6. Von der Wissenschaft 科学について 4:32/16:43 7. Der Genesende 回復期の患者 5:09/21:52 8. Das Tanzlied 踊りの歌 7:59/29:51 9. Nachtwandlerlied 夜を彷徨う人の歌 5:10/35:01
Disc28
J.S.バッハ以前の聖トーマス教会のカントールの作品集
・ゼバスティアン・クニュプファー:Ach Herr, strafe mich nicht
・ゼバスティアン・クニュプファー:Es haben mir die Hoffärtigen
・ヨハン・シェッレ:Das ist mir lieb
・ヨハン・シェッレ:Ach, mein herzliebes Jesulein
・ヨハン・シェッレ:Barmherzig und gnädig ist der Herr
・ヨハン・シェッレ:Aus der Tieffen rufe ich, Herr, zu dir
・ヨハン・クーナウ:Gott, sei mir gnädig nach deiner Güte
・ヨハン・クーナウ:O heilige Zeit
コンラート・ユングヘーネル(指揮&リュート)
カントゥス・ケルン
Naxos Music Library(リストのページ)には様々な編曲者(後述する、リスト/ドップラー、ミュラー=ベルクハウス以外にもシュレーカー、ダルヴァシュ、ベイツなど)による編曲版が登録されているが、その編曲者名も恐らく誤り(カラヤントフィルハーモニア管がベイツ版となっている)であったり、調性(嬰ハ短調としているものが多い)の表記の点で混乱している。
編曲者Karl Müller Berghaus (1829-1907) 出版社情報Leipzig: Bartholf Senff, n.d. Plate 1102. 再版Berlin: N. Simrock, n.d.(after 1908). Plate 21102. 著作権Public Domain その他注記Transposed to C minor. (ハ短調に移調ということ)
*2019/2/19追記 元記事以降に入手した音源はミュラー=ベルクハウス版
Herbert von Karajan: Philharmonia Orchestra 1958年
Arthur Fiedler: Boston Pops Orchestra 1960年
Leopold Stokowski / RCA Victor Symphony Orchestra 1960年 ミュラー=ベルクハウス版を元にストコフスキー(?)が独自編曲した版(?)
(2)リスト編曲/ドップラー協力編曲版(一般的にはドップラー単独編曲版?) ニ短調に移調
これが、S. 359としてカタログに載っているものになる。
IMSLPでは以下のように登録さている。
For Orchestra (Liszt/Doppler)
Orchestration first published as No.4 (S.359/4) and transposed to D minor. Many later editions change the numbering to correspond to the piano originals
編曲者Franz Doppler (1821–1883),co-orchestrator
CD: シノーポリ指揮ウィーンフィル
Liszt: Hungarian Rhapsody No.2 in D minor (S 359, No.4) (Orchestrated by Doppler, Orignal: #2 in C sharp minor, S 244/2)
Giuseppe Sinopoli / Wiener Philharmoniker 〔1996〕 12:22
Orchestration first published as No.4 (S.359/4) and transposed to D minor. Many later editions change the numbering to correspond to the piano originals.
編集者: Franz Doppler (1821-1883), co-orchestrator
出版社情報: Leipzig: J. Schuberth & Co., n.d.(ca.1875)
著作権: Public Domain
備考:There is some dispute about the exact nature of Dopppler's alleged contribution.
These files are part of the Orchestra Parts Project.
(3)リスト&ドップラー?版(嬰ハ短調?)
Naxsos Music Library でもあたってみたりYoutubeでも検索してみたが、こちらは存在自体が不明。作品表でも、ハンガリー狂詩曲第4番ニ短調S.359-4[Orch](p原曲第2番)〔※通常第2番で知られる、←S.244-2〕となっているので、この相違がよく理解できない。
Wikipedia English ではこの曲の項目が立てられており、フランツ・ドップラーがリストに協力した編曲のことは書かれている。
Composed in 1847 and dedicated to Count László Teleki, Hungarian Rhapsody No. 2
was first published as a piano solo in 1851 by Senff and Ricordi.
Its
immediate success and popularity on the concert stage soon led to an
orchestrated version, arranged by the composer in collaboration with Franz Doppler,and published by Schuberth.
He is best known for the orchestral arrangements of six of Franz Liszt's Hungarian Rhapsodies published under his name. He was a student of Liszt, and Liszt set Doppler the exercise of orchestrating six Rhapsodies. Every single bar of these orchestrations was revised by Liszt upon publication, but he graciously allowed Doppler's name to remain on the title page. ドップラーの名前は、その名前で出版されたリストのハンガリー狂詩曲6曲のオーケストラ編曲によってよく知られている。リストは生徒の一人であったドップラーに6曲の狂詩曲のオーケストレーションの練習をさせた。その出版にあたり、リストはこのオーケストラ編曲の各小節を校訂したが、出版譜の表紙にドップラーの名前を残すことを慈悲深くも許したのだった。
なお、有名なクナッパーツブッシュのものは、未だ聴いたことがないが、"1896 Edition [Doblingler] Revision by Franz
Schalk(フランツ・シャルク改訂版)"によるものだという。ブルックナーはこの改訂にほとんど関わっておらず、フィナーレに大きなカットがあるものだが、クナッパーツブッシュのこの録音は是非聴いてみたいものだ。
○伝統的な演奏では、トスカニーニ/NBC響(1952年)はどうかと思ったが、iTunesになぜか取り込めないでいるので、CDプレーヤーで聴いてみた。演奏自体は引き締まった速めのテンポ設定で、音楽に前進するダイナミックな力感が溢れていて、改めて大変感心した。ただ、Alla Marciaは、遅すぎはしないが普通の行進曲の歩行の速さの(Allegro assai vivaceではない)テンポが取られていた。マーチからフーガへの切り替えでは、アッチェレランドせずに、フーガに入るとテンポが突然上がるように演奏されていたのがユニークだった。 マーチ121-129、フーガ136-145、合唱137-141。
以前、クルト・ザンデルリング指揮フィルハーモニア管弦楽団のベートーヴェン交響曲全集を聴いたときに、交響曲第1番の第1楽章の序奏部(Adagio molto 八音符=88と指定)最後の32分音符4個による下降音階(ソファミレ:ハ長調読み)がゆっくりしているのに驚いて、IMSLPのスコアで確認したことがあった。
IMSLPに登録されている楽譜はいずれも、コピーライトに問題がないほどの旧版だろうと思うが、これを杓子定規的に解釈すると「ゆっくり派」の方が妥当だと思う。序奏部のAdagio molto 八分音符=88のゆっくりしたテンポがこの最後の32分音符4つ(8分音符一つ分)まで適用されるからだ。4分の4拍子1拍分になおすと、四分音符=44の遅さになる。
一方「速い派」として、この旧版楽譜に基づいた場合に「速く」する理由としては、提示部(Allegro con brio 2分の2拍子 2分音符=112と指定)の第6小節目に、こちらは16分音符4つでラソファミと出てきてから、何度もこの16分音符4つの下降音階が動機として活用されるのと、再現部での対応する箇所との「速度的な」整合性をとっているのかも知れないとも思う。
これによると、セルとドレスデンの録音は、"1890 Thorough revision Bruckner with Joseph and Franz Schalk Ed. Theodor Raettig" とのことで、ブルックナー伝記に必ず登場する協力者・弟子のヨーゼフ・シャルクとフランツ・シャルク及びブルックナー本人による1890年の「全面改訂版」とでも言うのだろうか。エディター(出版社)はテオドール・レッティヒという人らしい。これが第2番目の出版譜ということだ。そしてブルックナーによる「第3稿」というものにあたる。(ここまでで随分過ぎるくらい複雑だ。)
また、ベームとヴィーンフィルの録音は、"1889 Version (aka 1888/89) Ed. Leopold Nowak [1959]" 1889年版(別名1888/1889版)によるもので、エディターはレオポルト・ノヴァーク1959年。いわゆる「ノヴァーク版第3稿」。「1889年版=第3稿によるノヴァーク1959年校訂版」と言いかえれば私には分かりやすい。
ダウランドといえば、『涙のパヴァーヌ』と条件反射的に出てくるが、リュート独奏による原曲がここに収められている。Lachrimae と その変奏であるGalliard To Lachrimae (Galliardについてはこれを参照)がそれである。レクィエムのラクリモサと同じ語源で、「落涙」という意味らしい。その元になったのが有名になったこの原曲に歌詞をつけたのが、歌曲(マドリガル)『流れよ我が涙』(Flow my tears) ということだという。
ダウランドの音楽は、イングランドのみならず、欧州で愛好されたというが、その表れとして、エイク Jacob van Eyck (1589/90-1657)による Pavane Lachrymae とその変奏については、以前聴いたブリュッヘンのリコーダー音楽集にも収録されていた。
白鳥英美子の"Amazing Grace" 所収の "Flow My Tears" もリュートのみを伴奏とした恐らく原曲に近い形での歌唱だと思うが、伸びやかで哀愁のある美声が心に沁みる。
【2月23日 AFP】高齢者になると昼間に必要で、若いときには足りないとドラッグにも走りかねないものとは?――答えは睡眠。米国科学振興協会(AmericanAssociation for the Advancement of Science、AAAS)の年次総会では、睡眠に関するさまざまな新発見が発表された。
■夜中の目覚め、脳の働き悪化するのは若者
カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California San Diego、UCSD)の研究では、平均年齢68歳の高齢者と、平均27歳の若年者の2グループの睡眠と記憶の関係を比較した。結果、高齢者では睡眠時間が長いほど記憶が維持され、若年者では睡眠時間あたりの眠りの深さ、つまり睡眠効率が記憶のパフォーマンスを左右した。
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