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2010年4月の19件の記事

2010年4月23日 (金)

1Q84 BOOK3 を読了

面白かった。

24章あった BOOK1かBOOK2 が バッハの平均律クラフィーア曲集の第1巻、第2巻のそれぞれ24曲につながりがあるという解釈があったが、今回は31章。31日のことかと思ったが、三十一文字。和歌の文字数だ。

ストーリー的にも百人一首で人口に膾炙している崇徳院(崇徳上皇)の

 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ 

の歌を連想させた。ただ、残念なことに「あはむとぞ思ふ」が8文字なので、全部で32文字となるのが、この解釈を少しゆるいものにしてしまうのが残念だ。

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2010年4月19日 (月)

村上春樹『1Q84』BOOK3 <10月-12月> 購入

2009年7月23日 (木) には、図書館で借りて『1Q84』のBOOK1、2(村上春樹)を読んだ のだが、最近発売されたBOOK3は、最寄りの駅ビル内の書店ではまだ入手できた(ターミナル駅の書店では売り切れの札が掲げてあった)ので、購入して読み始めた。

1、2は一回読んだきりなので、ストーリーの細部を忘れてしまっている部分とやけに印象に残ったらしく記憶している部分がはっきり分かれているのが、3を読み始めて気がついた。

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2010年4月18日 (日)

映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』テレビ放映を見た

今日は朝から好天。温度もあがりようやく春到来だ。家族は用事があったりしてお出かけはなし。ちょっと駅前まで買い物に出た程度。

今朝はセキュリティーソフトのマカフィーがバージョンアップして、これまでのバージョンから相当様変わりをした。このソフトは、この前のバージョンアップ時も大きなインターフェース的な部分で変更されていたので、戸惑うことが多い。ただ、動作は少し軽くなったようだ。相変わらずメモリーの占有は多いけれど。

メモリーと言えば、昨夜はメモリ増設をしようかどうかと思い悩んだが、結局延期することにした。ブラウザとiTunesが最近の主なソフトだが、この二つを上げても、XPメンテナンスのおかげでサクサク動くようになってくれたので。

さて、パリ編の特別ドラマの続きを映画化しているということはあちらこちらのネット記事やブログで読ませてもらっていたが、ようやく昨夜、後編公開の景気付けのための前編テレビ放映を見ることができた。

原作が相当整理簡略化され、曲目なども異なっていたが、千秋真一の常任指揮者としてのマルレオケ立て直し後のコンサートがメインで感動的に描かれていた。曲目は、ウィリアムテル序曲が「1812年」序曲に。第2曲目のバッハのピアノ協奏曲第1番は、第2回目の定演だったはずで、第3曲目の『悲愴交響曲』は、ニールセンの『不滅交響曲』だったはず。このプログラミングの裏に、ミルヒーの「陰謀」が隠されているというストーリーらしい。

それでも、結構おもしろかった。まだ崩壊寸前状態のマルレオケでの『ボレロ』の迷演には驚かされた。あそこまでひどいプロのオケというのはないように思う。『魔法使いの弟子』はそれほど決壊していなかったように聞こえた。

ただ、いかんせんCMが多く挿入されて苛々させられた。無料視聴なのだから仕方ないことではあるが。

BGMでは、エルガーの『エニグマ』の『ニムロッド』が印象的だったらしく、家族もこの曲何?と興味を示していた。そこで、今夜は寝る前に、ボウルト(ボールト)/LSOの録音で。

後編の映画公開も見たいものだが、またテレビ放映かレンタルで我慢することになることだろう。

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2010年4月17日 (土)

ストラヴィンスキー『春の祭典』 アバド指揮ロンドン響 (1975)

Stravinsky_abbado_lso

東日本一帯に冷たい雨、みぞれ、雪を降らせた寒気もようやく峠を越したようで、南関東では、今日は昼過ぎから久し振りの晴れ間が広がってきて、青空が見えている。まだ空気は冷たいが、陽光は気分を明るくさせてくれる。

凍てついたロシアの大地を溶かし、春の到来を寿ぐ、古代(原始)儀式を主題にしたと言われる(もっと猥雑な解釈もあるようだが)、『春の祭典』を久し振りに聞いてみたくなった。

2008年7月19日 (土)  小澤征爾のEMI録音選集 BOX SEIJI OZAWA conducts・・・ で、pfaelzerweinさんと 小澤征爾指揮シカゴ響の『春の祭典』(未聴)の話題をきっかけに、コメントで意見を交換したが、そのときにpfaelzerweinさんの愛聴盤として挙がったアバド指揮ロンドン響の1975年録音が少し前に手に入った。

『春の祭典』は、ディズニー映画『ファンタジア』の中の一つのエピソード、「地球の誕生から生命の誕生」を描いたアニメーションで使われていたため、子どもたちが幼い頃から親しみ、特に長男が小学生の時に好んでいた曲で、その関係もありいつの間にかCDも数種類集まり、以前、いくつかレビューをしたためたこともあった。

さて、このCDはは、アバドとロンドン交響楽団によるストラヴィンスキーを集めたもので、過去に記事にした『プルチネルラ』と『火の鳥』(組曲)も収録され、このほかに『春の祭典』『カルタ遊び』『ペトルーシカ』が収録された大変お得なもの(「ペトルーシカ」については少し記事をアップした)。

『春の祭典』は1975年の録音であり、その年代は自分としては若い頃で、同時代の録音として古さを感じることはないのだが、すでに35年も前のものになるわけだ。

下記に手持ちのCDやLPを並べてみたが、1970年代から1980年代にかけては、1969年のブーレーズの画期的・エポックメーキングな録音に続いて多くの指揮者、楽団による録音が続いた時代だった。このほかにもメータとロスアンゼルスフィル、マゼールとヴィーンフィルなど注目すべき録音もある。

ブログの聴き比べなどでは、LPの方が切れ込みの鋭い音がしていたという意見もあるようだが、このCDの音でも自分にとっては十分刺激的だ。

演奏は一貫して前に流れようとする流れと妥協しないリズム的な鋭敏さがある。それは、細部まで非常に緻密に精確に演奏されていることでもたらされているものだ。

同じ1970年代にバーンスタインが同じロンドン響と録音していて、下記にもその感想記事のリンクを張っておいたが、それとはまったく違う楽団が演奏しているように聞こえる。バーンスタインのものは体当たり的な興奮を再現する意図のものだったのかも知れないが、いかんせん録音の仕上げが雑だったのが惜しい。

その点、このアバドのものはティンパニもブラスも演奏が研ぎ澄まされ、第2部冒頭の微妙繊細なオーケストレーションの妙も面白く聞くことができ、複雑なリズムもあいまいさを残さずに的確に処理されている。非常にダイナミックではあるのだが、アバド的などこか覚醒して、冷静な雰囲気も漂わせるスリムな演奏でもある。そのような矛盾した側面が統合されて、このような鋭敏で整った演奏が生まれたのだろう。

ただ、ブーレーズと耳タコのコリン・デイヴィスと比べると少しスマート過ぎるきらいを感じる。

ブーレーズのは先駆的に分析的でありながら、異様な迫力が感じられるものだ。もちろんブーレーズの深い読みと鋭い耳とバトンテクニックがあってのことだが、これにはセルが鍛え上げたクリーヴランド管の実力があっての成果だと思う。

コリン・デイヴィスとアムステルダムの録音は、このアバド盤の翌年の録音であり、アバド盤の優れたブラスとティンパニを意識して、この演奏・録音を凌駕しようという意図も今となっては感じられ、精密さとコンセルトヘボウ管弦楽団の弦と管の豪奢な音響の凄まじさが巧くミックスされ、覚醒感よりも酩酊感を感じさせてくれる。

これらと小澤/ボストン響を比べてみると、アメリカのオケ、特に金管楽器群にしては少し技術的、音色的な粗があるように聞こえる部分もあるが、バーバリックな迫力や冷徹な知性的凄味やよりも、親しみやすさが感じられるのが演奏といううものの不思議さかもしれない。

手持ちCDの一覧と記事 :
1969 Pierre Boulez/Cleveland Orchestra

2008年7月 4日 (金) ブーレーズ/CLO(1969年)の『春の祭典』にセルはどのくらい関与したのだろうか

1972 Leonard Bernstein / London Symphony Orchestra

2008年10月 9日 (木) バーンスタイン/LSO の 『春の祭典』

1974 Georg Solti / Chicago Symphony Orchestra

2006年6月20日 (火) ショルティ シカゴ響 ボレロ 春の祭典 牧神の午後への前奏曲

1975 Claudio Abbado / London Symphony Orchestra

1976 Colin Davis/ Concertgebouw Orchestra, Amsterdam

2005年8月17日 (水) 最近買ったCD (コリン・デイヴィス)

1978 Riccardo Muti/Philadelphia Orchestra

1979 Seiji Ozawa / Boston Symphony Orchestra

1981 Antal Dorati/ Detroit Symphony Orchestra

2005年4月20日 (水) 昨日買ったCD ハルサイ、カサドシュ&セルのモーツァルト (ドラティ)

1985 Riccardo Chailly / Cleveland Orchestra

1999 Valery Gergiev / Kirov Orchestra


その他過去記事

2006年5月22日 (月) 連休の収穫8(LPをまとめて) (LP フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団)

2005年8月22日 (月) 実家でLPを聞く  (LP フェドセーエフ/モスクワ放送交響楽団)

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4月の氷雨とアイスランド火山の爆発

春なのに、外は冬の雨。霙のようで、もう少しで積雪を記録しそうな様子だ。日曜日からの来週は暖かくなるがその後また低温傾向が続くという。「北極振動」というものが原因らしいが、その原因の原因はどこにあるのだろうか?

ヨーロッパでは、アイスランドの氷河の下にある火山が大噴火して噴煙を噴き上げ、それが偏西風に乗って?ヨーロッパ各地に広がり、まずは航空機の飛行に影響を与え、各地で空港が閉鎖されて、空の交通に大きな影響が出ているという。

アイスランドの火山の噴火というと、1783年の大噴火が、その後数年続く冷害、飢饉の原因となり、1789年のフランス革命の誘因の一つとなったことが知られているが、今回の噴火の規模次第では、同じように北半球がエアロゾル?による日射量の減少により、冷害が起こることも懸念される。温暖化阻止も喫緊ではあるが、冷害はこれまでに多くの飢饉を引き起こしてきたことを忘れてはならないと思う。

日本ではこの春の低温で野菜の生育が悪く、農林水産大臣が規格外の野菜でも前倒しで出荷してほしいというようなトンチンカンな要請をしているようだが、冷害というものを見誤っているのではなかろうか?これは、単なる出荷量の減少による価格上昇の問題ではない。

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2010年4月16日 (金)

天気と天候、気候、気象 3月の全世界の平均気温が過去最高!

3月、4月の日本は寒い日が多く、こんなに冷たい春は初めてのように感じているが、世界規模では、3月の平均気温は観測史上最高だったという。

「平均」値のマジックといものがあるので、気温の「平均」というものにどのような意味があるのかはあまりよくわからないのだが、地球温暖化の一環だと報道されている。

◆3月の世界平均気温、120年で最高値 温暖化が影響か

4月14日19時17分配信 産経新聞

今年3月の世界の平均気温は、1891年の統計開始以降、同月としては過去最高になったことが14日、気象庁のまとめでわかった。  同庁が発表した速報値によると、3月の世界の平均気温は平年値(1971~2000年の平均)より0・44℃高く、02年3月の0・43℃を上回り過去最高となった。南米ペルー沖で海水温が高くなるエルニーニョ現象で熱帯域の水温が上昇したことなどに加え、地球温暖化の影響もあるという。  月別の過去最高値を記録したのは昨年9月以来、6カ月ぶり。一方、日本の3月の気温は、統計開始以降25位の平年比0・56℃プラスにとどまった。

◆3月の世界の気温、過去最高=エルニーニョなど影響-気象庁

4月14日18時53分配信 時事通信  

気象庁は14日、3月の世界の月平均気温(速報値)は平年より0.44度高く、0.43度高かった2002年を上回って1891年の統計開始以来最も高かったと発表した。日本は0.56度高く、統計開始以降25番目の高さだった。  同庁によると、陸域ではアフリカ北部から西・南アジアにかけての地域と米国北部からカナダにかけての地域および南米が、また海面水温は熱帯域ほぼ全域で、それぞれ平年より高かった。  要因として、温室効果ガスの濃度増加に伴う地球温暖化や、現在発生中のエルニーニョ現象の影響が考えられるとしている。 

◆3月の世界の平均気温、温暖化で?過去最高

4月14日18時42分配信 読売新聞  

3月の世界の平均気温が統計を取り始めた1891年以降、最も高かったことが分かった。  気象庁が14日、発表した。  同庁によると、世界の平均気温は、陸海上約1300の観測点の気温データを基に算出され、今年3月の気温は、平均で平年より0・44度高く、過去最高だった2002年(プラス0・43度)を上回った。  地球温暖化や、昨年から南米ペルー沖の赤道付近で発生しているエルニーニョ現象の影響とみられ、陸上では北アメリカ大陸北部や西アジアで、海上では赤道域を中心とする広い範囲で気温が平年を上回った。  3月の平均気温を長期的に分析すると、100年あたり0・8度のペースで気温が上昇しているという。


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2010年4月14日 (水)

XPの調子がよくなったので立て続けにバージョンアップインストール

先日のメンテナンスは効果が相当あり、サクサクと動くようになってくれた。うれしい。

そこで、IE7をIE8にバージョンアップをしてみた。これは問題なく動く。

次に、Thunderbird も 2 から 3 へアップしてみた。快調。

そして、以前アップしたときに、このcocologの新規記事作成画面で頻繁にダウンしてしまったので、いったん3.5に戻していた Firefoxも今回3.6にもどしてみた。3.6.3にまで改良が進んでいるようで、ここまで書いてきたが、特に問題はないようだ。

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2010年4月13日 (火)

新年度が始まり激込みの痛勤電車

新年度から、これまでのドア・ツー・ドアで約40分ほどの勤務先から、約1時間の勤務先に転勤になり、電車一本だったのが、2回の乗り換えが必要になった。これまでも乗っていたJRの乗る時間帯が早くなり、乗り換え駅の都合で乗る号車を変えたこともあり、これまでより混雑する車両に乗ることになってしまった。

新学期が始ったこともあり、通学する児童、学生、そして学校教師たちもどっと繰り出したこともあるのだろう、先週よりも今週の方が混雑度が上がっているように思う。

特に今朝はひどかった。途中駅でほとんど降車する人がおらず、次々に乗客が乗り込んできて、足元には高校生がでかいカバンを置いているので、足場確保もままならず、ドア付近の手すりに身体を押し付けられ、身体がねじれ、息が詰まるかと思うほどだった。

少し家を出る時間を早めれば、最も込むその車両を避けることができるので、明日からは少しでも早起きするよう心がけよう。

ただ、通勤時間と距離が伸びたのも悪いことばかりではなく、このところの寒さにかまけて減っていて、これまで特に意識して歩かなければ一日6000歩どまりの歩数が、乗り換え駅がJRと会社線の距離があることもあり、普通に通勤して勤務先の中を動くだけで、1万歩を超えるようになったのは、ウォーキング的にはよいことだ。

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2010年4月12日 (月)

今日も冷たい風雨、宇宙兄弟第9巻

昨日の暑さから一転して、日中の方が朝方よりも気温が低下するという一日だった。風も強く風速は(秒速)5~6mはあったようだ。それに雨が降るという通勤や屋外作業には辛い日だった。こんなに寒い4月はあまり記憶がない。気象予報業界では、3月の寒さやこの4月の寒さも取り立てて問題視しているのかいないのか分からないし、地球規模ではこの春の気象状況がどうなのかは分からないのだが、昨日のように突然夏日になるようなこともあるということで、まったくの低温傾向というわけでも無さそうなところが、この気まぐれ天気のようだ。そして、明日は20度を越す最高気温になるという。天候不順というのはこのようなことを言うのだろう。

桜も昨日の夕方の強風で散りきってしまうかと想っていたところ、この寒さでまだ花は完全に散りきらずに冷たい風雨に耐えていた。

コミック『宇宙兄弟』は緊迫の第8巻の後、先月に第9巻が発売された。ヒビトのピンチは続くが、精鋭たちの全力を尽くしての努力と、幾分の不思議なめぐり合わせによって、何とか危機は脱することができたところが迫真的に描かれていて今回も堪能した。

山崎直子さんが日本人女性二人目の宇宙飛行士として、スペースシャトルでISSに到達し、見事なロボットアーム操作を見せ、宇宙滞在中だが、この現代から15年ほど先、このコミックのように世界各国は共同で月面基地の建設を成し遂げているだろうか?

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2010年4月11日 (日)

重くなったWindows XPを甦らせる(日経PC21 2010年5月号の特集記事)

久しぶりに『日経PC21』を購入。特集は、「XPはあと4年、セブンは10年使える もっと速くなる!XP/7/ビスタ』というもの。

定番ユーティリティソフトのフリー版を利用して、使っているうちに肥大化してしまって普通ではどうしようもできないはずの「レジストリ」を大幅に掃除、圧縮するというのが私にとってはこの特集の主眼だった。また、不要な常駐ソフトの停止も結構効果があるようだ。

レジストリに触るのは、実際恐る恐るだったが、結果的には成功した。これは、それぞれのユーザーの環境もあると思うので、まったくの自己責任になり、この点への言及が記事にはなかったのが少し気になったが、近頃のフリーソフトは凄いと思う。

これまでデフラグにはDiskeeper Liteを使っていたのだが、これはOSに深く食い込んで、結構バックグラウンドで動き資源も消費するようなソフトだったので、今回より高性能のソフトをダウンロードできたこともあって、思い切って完全削除してしまった。

金曜日の帰宅途中にこの雑誌を買って、夜に始めたところ面白くて夜更かしをして、土曜日は普通の時間に起きたのだが、朝食後お昼ごろまでしっかり寝てしまったほどだった。

さて、昨日の土曜日も春らしい陽気に恵まれたが、今日日曜日はさらに暖かくなり、クルマで用事に出かけたら、花見ができる公園周辺や、ショッピングモール付近は相当混雑していた。急に暑いほどになったので、クルマは急遽エアコンを入れるほどになったこともあり、帰宅したら身体がダルくなりぐったりしたほどだった。木々も昨日頃から一斉に芽吹いてきて、野の草花も開花してきた。畑地を紅に染めるホトケノザもようやく咲き始めた。2008年に比べればほぼ1ヶ月遅れだろうか。

2008年3月初めの近くの畑の風景

20080308

夕方には強風が吹き始め、これまで10日も保った桜も一挙に桜吹雪となって宙を舞っていた。

ただ、明日は気温がまた急に下がるようだ。今日の最高気温は20度を越えたのだが、明日は何と最高気温が10度ほどで、一挙に冬に逆戻りだという。季節の歩みが少々おかしいようだ。

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2010年4月10日 (土)

Jリーグ 横浜Fマリノス対セレッソ大阪 観戦、そしてワールドカップ

新聞販売店から観戦チケット(ホーム側自由席大人2枚)をもらってあったので、小中学生用の自由席チケットを子ども用に買い足して、家族で日産スタジアム(横浜国際競技場)に行ってきた。サッカー観戦は同じスタジアムでの数年前のJ2の横浜FC対コンサドーレ札幌以来。

ようやく春らしい暖かい微風が吹く陽気になり、駅までの道を歩くのも心地よい。スタジアムの最寄り駅にも多勢観客が詰め掛けていたが、それでも公式発表は15000人ほどの入場者。7万人入るスタジアムなので、空席が目立ったが、席に余裕があり観戦するのには楽だった。ホームチーム側の2階席にお茶や串団子などを持ち込み、選手たちには失礼ながらちょっとした花見気分の観戦。ビールの場内販売もあったが、日が陰るとさすがに肌寒くあまり売れ行きはよくなかったようだった。

201004102

今季日本復帰で先日の国際親善試合に出場したばかりの注目の中村俊輔選手が控えとしてスタートしたゲームだが、圧倒的にボールを支配し相手陣内でプレーするホームチームのマリノス有利だと思われた。前半終了直前、セレッソのラフプレー(両足タックル)でレッドカードが出され、後半は11人対10人となり、さらにマリノスのボール支配率は上がったのだが、ゴール間際の詰めが甘いのか、まったく点にならない。シュートも枠内を強力に捉えて相手ゴールキーパーの巧守に阻まれたというような好シュートはほとんどなかった。あっという間に時間は過ぎ、終了10分前ごろに中村俊輔が投入され、さすがのボール捌きで決定的なチャンスを演出したが、やはり点が入らず。相手のゴール前でのファウルによる直接フリーキックもゴール枠を捉えられず、0対0の引き分けという結果に、ユニフォームを着て旗を振り、鳴り物入りでの応援を繰り広げた熱心なサポーターからは大ブーイングが飛ぶ結果となった。

現在では格下のセレッソ相手にホームゲームでの引き分けは負けに等しいもので、多くのファンはがっかりした足取りでまだ桜の花の残る新横浜郊外に散って行ったのだった。

なお、セレッソサポーターも数は圧倒的に少ないながら応援に来ており、けなげだった。

201004103

Jリーグは地元密着で、このようにそれなりに活気があるが、あと数ヵ月後に開かれ、日本代表が出場する南アフリカでのワールドカップサッカーへの関心が日本中で低いという報道がある。

既にワールドカップ出場は、フランス、日韓、ドイツ大会と3回を数え、今回で連続4回ということもありものめずらしさがなくなったこともあるだろうし、またこれまでの実績から世界の壁が余りにも高いことは事実なのに、それを正面から見ようともしていないのではないかと思われ、選手決定も試行錯誤が多すぎると思われる現在の日本代表監督の手腕と方向性に疑問が付いていて、あまりにも馬鹿げた世界四強という目標の立て方が荒唐無稽過ぎるのも、もう一つシラケムードが漂う理由ではないかと想像する。

早くから選手を選考して、チーム独自の戦術、戦法により、謙虚にまずは1勝、そして予選突破を目指すというような地に足が付いた意思表明が望ましいのではなかろうか。

ただ、Jリーグはそれなりに盛り上がっているとは言え、今日のようなストレスが溜まるようなゲームしかできないJリーグのレベル自体が、今の日本代表の実力に直結しているものなのだろう。発足期のバブリーな世界レベルの選手達が揃ったJリーグは、あれはあれで問題があったがのだが、懐かしくなる。

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2010年4月 9日 (金)

『金婚式』と『金と銀』と『大学祝典序曲』

両親の金婚式を祝って、マリーの『金婚式』を。

Gabriel Prosper Marie (1852-1928) La Cinquantaine ラ・サンカンテーヌ (The Golden Wedding) 金婚式 
  Hans Kann ハンス・カン(ピアノ) 〔1986〕
  Stanley Black / London Symphony Orchestra〔1985〕

cinquanteが50のこと。Cinquantaineは概数の50のことだという。50周年祭というのが直訳だろうか。

擬バロック風の音楽で、ピアノのお稽古の曲だが、改めて聴いてみるといまだに愛好されているだけのことはあるように思った。小学校の時の鑑賞教材だったかも知れない。探してみたらブラック指揮のロンドン響のオーケストラ名曲集というようなアルバムにもオーケストラ版が入っていた。

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金婚式に関係があるかは分からないが御めでたい感じなのでレハールの『金と銀』を。

Franz Lehar (1870-1948) Gold Und Silber 金と銀 

    Willi Boskovsky / Vienna Philharmonic Orchestra 〔1972〕

シュトラウス一家よりも親しみ深く豪華な感じはさすがにレハールというところだろうか。

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次男は、この4月に中学に入学した。まだ大学には間があるが、少しはアカデミックな気分に近づいたか?ということで、ブラームスの『学芸祝典序曲』(大学祝典序曲というのは作曲の経緯からはそう訳しても適切なのだろうが、より広く「学園」とか「学芸」とか訳す方が適当のように思う。)継ぎ合わせ的、ポプリpotpourri的な曲だが、さすがにブラームスの手になり、セルの指揮は聴き応えがある。

Johannes Brahms (1833-1897) Academische Festouvertüre, Op.80 

   George Szell / The Cleveland Orchestra 〔1966〕

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2010年4月 7日 (水)

ハイドン 弦楽四重奏曲No.67ニ長調「ひばり」 ヴィーン・コンツェルトハウス四重奏団

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ハイドン 弦楽四重奏曲 第67番 ニ長調 作品64-5 ホーボーケン番号Ⅲ-63 『雲雀(ひばり)』

Haydn: String Quartet No.67 in D major, Op.64-5 Hob.III-63  "Lerchen(The Lark)"

  1. Allegro moderato 6:24
  2. Adagio cantabile 5:53
  3. Menuetto. Allegretto 3:51
  4. Finale. Vivace 2:29
ヴィーン・コンツェルトハウス四重奏団 1954年録音・モノ
                                            Vienna Konzerthaus Quartet 

                            参考:ベルリン弦楽四重奏団(1985年録音。6:07/5:57/3:39/2:13)

春の野辺と言えば、畑の上空をピーチクパーチク囀り続ける「ひばり」だが、今年の春は異様なほど寒さが残り、麗らかでどこか物悲しいような春空には未だ恵まれていない。

「沈黙の春」という環境破壊を告発したノン・フィクションの題名ではないが、「冷たい春」という感じだろうか。今朝のニュースでは、折角結実した和歌山の梅が記録にないほどの遅霜にやられて実がしぼんでしまい、梅農家の人が今年は梅干が店頭に並ばないかも知れないと絶望的な表情で語っていたほどだった。今年の長期予報での温度予想はどうなのだろうか?

さて、雲雀に話を戻すと、東西の詩人たちが、この口やかましいほどの愛すべきひばりを詩にしており、クラシック系の作曲家ではシューベルトが「聞け聞けひばり」(あのシェークスピアの詩)、メンデルスゾーンも「おお、ひばり」(日本語訳詩は、「ふるさと」の高野辰之博士だという。歌曲集Der erst Frülingstag op.48の第4曲Lerchengesang Op.48-4 がそれだが、歌詞の詩人は明記されていないようだ。)という有名な歌もある。

日本では、1300年も前の天平の歌人大伴家持が「うらうらに てれるはるひに ひばりあがり こころかなしも ひとりしおもえば」(万葉集)と歌っている。(先日の「大仏開眼」というNHKのテレビドラマに、反藤原氏側の貴族として大伴家持が登場したのには驚いた。) 麗らかな春の日に雲雀が天高く舞い上がり声高らかにさえずっているのを聴くと、孤独な物思いをする身には余計こころ悲しくなる、というような意味だろうか。明暗の対照が一つの歌の中に込められ、印象が深まる。

さて、ハイドンのこの「ひばり」四重奏曲だが、IMSLPでは作品64全曲のスコアを見ることができる。第1楽章の高らかに舞い上がるユニークな旋律を「ひばり」と名づけた人物は慧眼があると思う。ただ、第2楽章から第4楽章は必ずしも「ひばり」的な麗らかさではなく、第2楽章は、「春の宵」のしじまに相応しいような音楽。第3楽章は、スケルツォと呼べるような諧謔的なメヌエット、そしフィナーレは飛びすぎていくような無窮動風の音楽。

ベルリン弦楽四重奏団の渋い演奏に馴れた耳には、ヴィーン・コンツェルトハウスの演奏はモノーラルながら楽器の分離がよく録音され、うたいまわしや表情が優美であでやかな雰囲気な演奏になっている。

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2010年4月 6日 (火)

ソロモン ベートーヴェン ピアノソナタ第29番『ハンマークラフィーア』

Beethoven_late_sonata_solomon 今日もベートーヴェンの後期のソナタ。

弾くほうにも聴く方にも難曲だと思うこの曲、ピアノソナタ第29番作品106。

シュナーベル、ソロモン、ケンプ、グルダ、そして今回入手したDMPに入っていたギレリスで聴いてみようと思い、挑戦をしてみた。集中的に聴いたのはソロモンの演奏。

参照楽譜は、音楽之友社版の「ベートーヴェン ソナタアルバム3」もの。

特に聴く方にとっては、第4楽章のフーガが難曲だ。これは、弦楽四重奏曲『大フーガ』と並んで、私にとってはいわゆる理解しがたい方の音楽の類だと思う。J.S.バッハ風のフーガであるならばまだ耳が慣れているが、このピアノソナタと弦楽四重奏曲の大規模な『大フーガ』は何度聴いても、形式的感覚的な把握が困難で音楽として楽しめないままでいる。フーガという幾何学的な厳密さのある形式にも関らず、この二つの曲にはどうも息の長い旋律としてのフーガ主題が魅力的ではないようで、短い動機がどのようにフーガを構成しているものか、どうも把握できないままでいる。

◎シュナーベル 〔1935/11/3-4〕   8:45(提示部リピート有り 1:57 = リピートの1括弧直前まで)/2:38/17:56/11:05 〔ロンドン、アビーロード第3スタジオ〕

◎ソロモン 〔1952/9/15-16,11/21-22〕  10:08(提示部リピート有り 2:14)/2:30/22:20/12:37 〔ロンドン、アビーロード第3スタジオ〕

◎ケンプ 〔1964/1〕 8:49(提示部リピート無し 2:38)/2:42/16:27/12:06  〔ハノーファー、ベートーヴェンザール〕

◎グルダ 〔1967/7-8〕 9:23(提示部リピート有り 2:04)/2:15/13:35/11:21 〔ヴィーン、オーストリア放送、クラゲンフルトスタジオ〕

◎ギレリス 〔1982/10〕  12:24(提示部リピート有り 2:43)/2:53/19:51/13:38 〔ベルリン、イエス・キリスト教会〕 Decca Piano Masters CD10

このように手持ちのCDを並べてみると、所要時間の違いに結構驚かされる。

楽譜にはメトロノームテンポも書かれているが、このメトロノームが『第九』のそれと同様、ベートーヴェンの使っていた発明されたばかりのメトロノーム自体がうまく調整できていなかったのではないかと議論になっているもの。

第1楽章 Allegro 二分音符=138 2分の2拍子 変ロ長調 (提示部繰り返し指定あり)

第2楽章 Scherzo 付点二分音符=80 四分の三拍子 変ロ長調 

第3楽章 Adagio sosutenuto 八分音符=92 八分の六拍子 嬰へ短調

第4楽章 Largo 16分音符=76 Un poco piu vivace - Allegro - Prestissimo - Allegro risoluto 四分音符=144 四分の三拍子 変ロ長調 (Fuga a tre voci, con alcune licenze)

この中ではとりわけシュナーベルは、細部の弾き飛ばしはものともせずこのメトロノームのテンポに果敢に挑戦していることでも聞く価値のある録音とされる。

(相当以前、midi による打ち込みが盛んだった頃に、不可能に近いと言われていたこの楽譜の指示通りの演奏を実現したと話題になったCD化されたmidiデータがあったように記憶している。)

一方、ソロモン(・カットナー)は、UK生まれのピアニスト。吉田秀和の『世界のピアニスト』にもソロモンのベートーヴェンが特別に取り上げられているほどで、腕の故障がなければ20世紀後半にも活躍したことだろうにと、惜しまれるピアニストだ。非常に硬質な音と峻厳なほどの姿勢のよい音楽を奏でる音楽家で、この大曲『ハンマークラフィーア』も、ミケランジェロ的な静かな巨大さを感じさせてくれる。


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2010年4月 5日 (月)

ケンプ ベートーヴェン ピアノソナタ第28番 イ長調 作品101

Beethoven_late_sonata_kempf Beethoven: Piano Sonata No.28 in A major, Op. 101

 1816年作曲

ヴィルヘルム・ケンプ(ケンプフ) Wilhelm Kempff 〔1965〕

1813年の「ビトリアの戦い-ウェリントンの勝利」(戦争交響曲)を境にしてその前年まで続いた傑作の森と呼ばれるほどの時期は過ぎ、次第にベートーヴェンにとっての晩年(後期)の始りを告げる寡作の時期に入ったのが、1814年ごろ。その年には作品90のピアノソナタ27番が生み出されただけ。

しかし、この晩年期に生み出された後期ピアノソナタ群、弦楽四重奏曲群、ミサ・ソレムニス、そして第9交響曲は、言うまでもなく不滅の傑作だと思う。

このドイツ・グラモフォンの2枚組みセットには、第27番から第32番までの後期ピアノ・ソナタが収録されていて、聴き応えがある。

ケンプは、モノーラル時代とこのステレオ時代に2回、ベートーヴェンのピアノソナタ全集を録音している。また、チェロソナタはフルニエと、ヴァイオリンソナタはメニューインと、ピアノ三重奏曲はシェリング、フルニエと、それぞれ全集を録音している。1960年代のケンプは大活躍だった。

よくケンプのピアノのテクニック、メカニックが弱いということが言われる。確かに、ステレオ録音の全集でも初期や中期の聴きなれた有名曲を聴くときには、少しゆるいように感じることもあるのだが、この2枚のCDに納められた後期の曲集ではそのような不満を感じることは自分としては無い。むしろ幻想的なこの晩年のソナタにとってこれまで聴いた中では最も相応しいように感じている。

                                                 ケンプ  シュナーベル ソロモン  グルダ  ギレリス
1. Allegretto, ma non troppo             3:33   4:02            3:34                    4:19
2. Vivace alla marcia                       5:52       5:28            5:29                    6:14
3. Adagio, ma non troppo, con affetto 2:32                        2:31                    3:27
4. Allegro                                       5:50     3+4 9:55       7:08   計20:05   7:39

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2010年4月 4日 (日)

4月4日はキリスト教の復活祭 4月8日は仏教の潅仏会

今日は2010年のキリスト教の復活祭だという。「春分3/21後の最初の満月3/30の次の日曜日」だから。そして、4月8日は「花祭り」(潅仏会)。いずれも春の生命の甦りに関係があるようだ。

復活祭は、英語ではEaster。音楽では何か縁のある曲はあるだろうかと探したら、

リムスキー=コルサコフ Rimsky-Korsakov の ロシアの復活祭 序曲 作品36 Russian Easter Festival Overture, Op.36 があった。

Ansermet_russian_orchestra

エルネスト・アンセルメとスイス・ロマンド管(1956年の初期ステレオ)、シャルル・デュトア指揮モントリオール響(1985)、エフゲニー・ムラヴィンスキーとレニングラード・フィル(1975Live)の演奏で。ロシア風の聖歌に始る音楽。

ロシアで『復活』というと、レフ・トルストイの『復活』も思い起こされるし、古代ロシアに題材をとったとされる『春の祭典』も想起される。

また、ルター派に関係するバッハのオルガン小曲集では、Easter(独 Ostern)に関係するものとして、下記のものがiTunesのリストから見つかった。

Jsbach_orgelbuechlein

Jørgen Ernst Hansen (organ of Holmens Church, Copenhagen)
 デンマークのオルガニスト、ハンセンによるオルガン小曲集(全集)より。

BWV 625 — Christ lag in Todesbanden [Easter] 
コラール「キリストは死の絆につきたまえり

BWV 626 — Jesus Christus, unser Heiland, der den Tod überwand [Easter]
コラール「われらの救い主なるイエス・キリスト

BWV 627 — Christ ist erstanden [Easter]
コラール「キリストは蘇りたまえり

BWV 628 — Erstanden ist der heil'ge Christ [Easter]
コラール「聖なるキリストは蘇りたまえり

BWV 629 — Erschienen ist der herrliche Tag [Easter]
コラール「栄光の日は現われぬ

BWV 630 — Heut triumphieret Gottes Sohn [Easter]
コラール「今日、神の子は勝利をおさめ

人口に膾炙するようなコラールではなく親しみ深くはないが、敬虔なルター派のキリストの受難と復活の音楽で厳かな気分になる。

桜は、この土日には満開を迎えたが、両日とも花冷えとも言うべき寒さで、暖かな陽気に誘われての花見日和とはいかなかった。少々、残念。

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2010年4月 3日 (土)

アルヴォ・ペルト『ヨハネ受難曲』 ヒリアード・アンサンブル

Part_passio_joannem_hilliard_ense_2Arvo Pärt (1935- )
Passio Domini Nostri Jesu Christi Secundum Joannem (1982)
1988年録音〕 70:53

The Hilliard Ensemble : David James (countertenor), Rogers Covey-Crump (tenor), John Potter (tenor) Gordon Jones (baritone), Lynne Dawson (soprano), Michael George (bass)
Elizabeth Layton(violin), Melinda Maxwell(oboe), Elisabeth Wilson(cello),Catherine Duckett (bassoon), Christopher Bowers-Broadbent (organ), Western Wind Chamber Choir, Paul Hillier(conductor) 〔Recorded March 1988、 ECM New Series 1370〕

昨日の春嵐の4月2日は、キリスト教では「聖金曜日」にあたっていたという。明日の日曜日は、復活祭になるという。

そこで、一日遅れではあるが、バッハの受難曲ではなく、アルヴォ・ペルトによる「ヨハネ受難曲」を聴いた。

「歌詞」は、ラテン語聖書(Vulgata)のヨハネ福音書第18章第19章が用いられている。日本語訳第18章第19章

章の番号と行番号を対照すると何とかテキストを追っていけるようだ。

バッハの受難曲とは対照的に、非常に単調で静謐な音楽なので、しっかり歌詞(聖句)を追いかけないと飽きてしまう。このCDを購入してから何度となく、聴きながら寝入ってしまったほど。しかし、改めて日本語訳を読みながら聴くと、大変緊迫した場面であることを認識。


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2010年4月 2日 (金)

月に群雲、花に嵐だったが

昨夜来の春の嵐は、関東地方では朝の通勤時間帯を直撃して交通機関が大きく乱れてしまった。とにかく猛烈な突風が吹き荒れ、その後雨を伴って荒れ狂った。

ようやく満開を迎えた桜だが、その嵐にも負けずに咲き誇り、残業の帰路、夜桜の妖しい美しさが闇に浮かんでいた。

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2010年4月 1日 (木)

Poisson d'avril, 四月の魚

April Fools' Day, All Fools' Day 四月馬鹿、万愚節 とも言う。

西洋生まれの不思議な習慣。

四月の魚とはなんだろう?

桜は咲けども、花に嵐。強風が吹き荒れる。

転勤先の庭の桜も七分咲き。

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