Windows XP の長年のアップデートの蓄積による重さを解消する
Wikipedia によると Microsoft Windows XP は、2009年現在最も利用者の多いOperating System だという。
簡単に振り返ってみると、初版が発売されたのが2001年で、2009年をもって発売が終了されたのだが、マイクロソフトのライフサイクルに基づき、下記のように2014年4月8日まではサポートされるという。
● Windows XP Windows XP Service Pack 3 (SP3)
Windows XP の最新のサービスパックである Windows XP SP3 の説明、入手方法などは、こちらのリンク先をご参照ください。
Windows XP SP3 は、次のサービスパックがリリースされた日より 24 ヶ月間、もしくは製品のサポートライフサイクルの終了日までのいずれか早いほうがサポートの対象となります。
製品のサポートライフサイクルの終了日は、2014 年 4 月 8 日 (米国時間) です。
サービスパック(SP)は、元のバージョンに大幅に変更を加えたバージョンのことのようで、XPのSP3の完成は2008/04/21となるため、サポートも2014年までになるらしい。それでも2001年から数えると13年間もサポートされるというわけで、初期のSPなし版から使っていれば、その間にPCに溜まった更新情報も膨大なものになる。
C:\WINDOWS\$hf_mig$ は隠しファイルだが、フォルダ設定で隠しファイルを見えるようにして中身を見てみると 880 MB (922,767,360 バイト)もの容量があり、このPCを買って以来の255フォルダもの更新情報を蓄積されているのを見るとよく分かる。
このフォルダ自体は、特にアクセス権や所有権で保護されていないため、削除することも可能だが、問題があるという意見もあり、慎重に扱ったほうがよさそうだ。
これは、ディスクの容量に余裕があればそのままにしておいても問題ないのだが、ほぼ毎日MSサイトにアクセスしている Windows Update というプログラムが、どうもXPの動作に大きな影響を与えるようだというのが、最近わかってきた。タスクマネージャのプロセスで時々動いている wuauclt.exe が、その正体だ。
これは自動的に起動、動作されるようにセットされており、動き自体を制御することはできないようなのだが、そのプログラムがアクセスする先の SoftwareDistribution というフォルダ内の DataStore フォルダ(内の DataStore.edb というWindows Update または自動更新データベース ファイル)を削除してやることで、相当動作の遅さが改善されるようだ。
ネット上には、このデータベースファイル及び SoftwareDistribution というフォルダ全体のリネームとしばらく後のそのリネームしたフォルダの削除について、いくつか書かれており、私も wuauclt.exe が動作しているときに、PCの動きが極端に鈍くなることについて調査して、見つけたのだった。やり方はいろいろあるようだが、まずは Automatic Updates というサービスを止めてやらないと SoftwareDistribution フォルダをいじれないので、まずそれを止め、削除なり、リネームなりを行い、再度 サービスを再開すると、自動的にSoftwareDistributionが作成されるという仕組み。
Windows XP が重いので高速化-wuauclt.exe のメモリ削減
windows起動時にPCが重たい、『wuauclt.exe』を調べてみる。メンテナンスにも有効。
より詳しくは、
Windows Update/Microsoft Updateのトラブルを解消する(SoftwareDistributionフォルダを修復する方法)
に、この作業による副作用も含めて書かれている。
2010年4月11日 重くなったWindows XPを甦らせる(日経PC21 2010年5月号の特集記事)による効果ももちろんベースとしてはあったのだが、このWindows Update のデータベースファイルをいじることで、自宅のノートPCと仕事用のデスクトップPC両方とも顕著な効果があった。
Wise Registry Cleaner Free
http://download.cnet.com/Wise-Registry-Cleaner/3000-18512_4-10605508.html?part=dl-6288537&subj=dl&tag=buttonRevo Uninstaller Free
http://www.revouninstaller.com/revo_uninstaller_free_download.htmlスタートアップチェッカー
http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/util/se302214.htmlWise Disk Cleaner Free
http://www.wisecleaner.com/download.htmlMy Defrag
http://www.mydefrag.com/Manual-DownloadAndInstall.html
ただし、実行はあくまでも自己責任で。
なお、同様に、Thunderbird 3 の検索データベース機能(オプション-- 詳細 -- 一般 の 「グローバル検索と索引データベースを有効にする」)で作成されたデータベース C:\Documents and Settings\[windowsプロファイル名]\Application Data\Thunderbird\Profiles\[一意名]\global-messages-db.sqlite も 不要なら、オプションで無効にした上で、削除してもよいようだ。
ハードウェア(CPU速度、メモリの容量)が十分ならば、このような機能も有用なのだろうが、限られた資源の場合には、あまり欲張らないほうがよろしいようだ。
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