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2011年1月の12件の記事

2011年1月31日 (月)

誉田 哲也『武士道』シックスティーン セブンティーン エイティーン

これも昨年の夏に読みきった3部作。『一瞬の風になれ』は男子高校生の短距離走者たちの青春を描いたものだったが、こちら『武士道 シックスティーン』から始る三部作は、女子高校生の剣士たちの物語だ。シックスティーンは16歳。そして17歳、18歳と二人の対照的な剣士の友情と戦いが描かれる。これも、文体的には、一人称の独白なのは『一瞬の風になれ』と似ているが、こちらは二人の主人公が、交互に物語を紡いでいく。陸上の方は神奈川県の公立高校がモデルだったが、こちらは同じ神奈川ながら桐蔭学園の女子部をモデルにしたもので、身近な地名が登場するのも興味をそそる一因にはなっている。

作者の誉田哲也(ほんだてつや)は、このような青春モノよりも推理小説の方がよく知られている作家らしいが、私はこの作品から入ったので違和感は感じなかった。ここまで剣道バカのムスメが実在するとは思えないけれど、対照的な性格造型がなかなか決まっていた。昨年もベストセラーになった村上春樹の『1Q84』も、同じく二人の主人公を交互に綴っていく構成で、自分自身大昔に文学少年だった頃に、そのような構成の小説が書けないかなどと思ったこともあったので、この両面的な書き方は、二重螺旋のようでもあり、結構使えるのかも知れない。

この作品はそこそこ読まれたようで、映画化もされた。それも成海璃子と北乃きいという旬の若手女優により香織と早苗の二人の少女剣士が演じられたようなのだが、ただあまりヒットしなかったようで、上映館も少なく、まだ見てもいない。剣道ブームになったという話も聞いていない。それでも自分にとっては相当面白かったのは、自身が少年の頃少し剣道を習ったことがあったからかも知れない。広くて浅くでも、いろいろ経験しておくのも悪いことではなかったようだ。

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2011年1月29日 (土)

佐藤多佳子 『一瞬の風になれ 1イチニツイテ 2ヨウイ 3ドン』、『黄色い目の魚』 

2010年は、日本でスマートフォンの普及がこれほど急速になるとは思われず、勤務先の再編もあり、4月から9月までの期間、長年通いなれた通勤経路より、倍以上かかる勤務地で勤務していたこともあり、生活のリズムも変わり、ブログでの投稿は大幅に減ったが、その間は特に読書に相当勤しんだ。

しかし、ブログの下書き記事としては、タイトルの入力はしても、記事を書き起こす気力が湧かずにそのままにしていたものが多かった。

昨年10月以来の再度の勤務先変更からようやくリズムも落ち着いてきたので、その当時記事にしようと思っていたものを、前回の『神曲』から少しずつアップしてみようと思う。

ここ数年、行きつけの本屋では、その本屋の店員さんたちが投票して決める「本屋大賞」なる賞が相当目に付くようになってきているが、この佐藤多佳子の三部作『一瞬の風になれ』も数年前の本屋大賞の上位に食い込んだ小説のはずだ。

妻が、数年前に図書館から第1巻を借りてきたのを借りて読んでみたところ、一人称の言葉遣いがとても新鮮な青春スポーツ小説で、面白かった記憶があった。昨年の6月、7月は会社の帰路に本屋に立ち寄るのが習慣になって自分としても読書ブームとなっていて、その続きの第2巻のヨウイ、第3巻のドンも読んでみたら、やはり大変面白かった。シリトーの『長距離走者の孤独』が私の高校生時代には、新潮文庫のリストでよく目に付いたものだったが、この三部作は副題が、『短距離走者の青春』ともいうべき小説で、神奈川県の公立高校の陸上部での青春模様が詳しく迫真的に描かれている。箱根駅伝をテーマにした三浦しをんの『風が強く吹いている』 も面白かったが、何かこのようなスポーツものや音楽もの、芸術ものの青春小説、コミックが最近の自分にとってはどうやらツボのようだ。

『一瞬の風になれ』は昨年の読書だが、『黄色い目の魚』は同じ作者の小説で、やはり妻が借りてきたもの。今日数時間で一息に読んで面白かった。こちらは新潮文庫から出ている。これも主人公たちの一人称の語り(心の声)的な構成で、どうやらこの作家はこの作法が得意のようだが、流行の言葉でいうと登場人物のキャラが立って(性格や容姿の描き分けが巧いということ)おり、物語の世界にスイスイ入っていけた。

自分の子ども達がそのような年代になるこの歳になって、どうも青春小説づいている(コミックにしても『君に届け』!)ようで、自分ながら不思議なのだが、この小説は印象が強く残る小説だった。

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2011年1月24日 (月)

谷口江里也訳『神曲』 (ギュスターブ・ドレ挿絵)

先週の日曜日の朝日新聞の読書欄に掲載された建築家磯崎新氏のエッセイで、「スタンダール症候群」なる局地的な心理学的現象のことを知り面白かった。磯崎氏が、イタリアはフィレンツェのウフィツィ美術館の改装工事のコンペの際?に、突然気が遠くなって、市内の病院に運ばれて治療を受けたときに、地元の医師が診断を下した「病名」ということだ。

初めからスタンダールと言っては身も蓋も無いが、スタンダールがフランス軍の士官としてフィレンツェに駐屯したときに、罹患した症例からそのように呼ばれるようになったのだという。日本でならば、恐らく飛鳥、奈良、京都などでそのような症例が発する可能性もあるのではなかろうか?

フィレンツェという、ルネサンスの女王である都市に身をおくことは、感受性の強い芸術家にとっては、それほど刺激が強いものらしい。

昨年、7月にこの抄訳版が本屋の棚にあったのを見つけて、手にとってみたところ、ドレの線画が素晴らしく、また訳者の抄訳もこなれた日本語になっていて分かりやすかったので、購入した。

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学生時代、岩波文庫の格調高い古風な山川丙三郎訳で躓いて以来、La Divina Commedia には近づきがたい思いをしていたのだが、この本でようやくこのフィレンツェの生んだ大詩人ダンテ・アリギエリの傑作の冒頭を少しかじるだけでなく、クラシック音楽でもよく知られたエピソードを含む全体像の概観に触れることができて、感激した。

マーラーの第10交響曲の「プルガトリオ」は、この神曲の第2編の煉獄篇(Purgatorio)に由来する。また、チャイコフスキーの「フランチェスカ・ダ・リミニ」は地獄篇に登場する。

ダンテは1265年にフィレンツェで生を享けたが、後追放され、ラヴェンナで1321年に客死した。フィレンツェ・ルネサンスの黄金時代であるレオナルドは1452年に生まれ1519年に死去しているし、ミケランジェロ(1475-1564)、ラファエロ(1483-1520)なども同時代で、それに先立つこと約200年前の人物ということになる。

フィレンツェのサンタ・クローチェ教会(聖堂)には、ダンテの記念碑もある。旅行で訪れたときには、ウフィツィ美術館で時間を費やしたため、この聖堂の見学はあまりできなかったが、その前の古式サッカーが行われることでも知られる広場に面したジェラート屋で、ピッコロな(小さい)ジェラートが美味かったのを思い出す。

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2011年1月22日 (土)

昨日大台に乗った

大台の誕生日になると、論語を思い出す。もちろん、孔丘先生に及びもつかず、而立できず、惑ってばかりで、ましてや天命を知るよしもない。

子曰、吾十有五而志乎(干)学、
三十而立、四十而不惑、
五十而知天命、六十而耳順、
七十而従心所欲、不踰矩。

子曰わく、吾十有五にして学に志す、
三十にして立つ、四十にして惑わず、
五十にして天命を知る、六十にして耳順がう、
七十にして心の欲する所に従って、矩を踰えず。

(訳)先生が言われた。「私は十五歳で学問に志し、
三十になって独立した立場を持って、

四十になってあれこれ迷わず、
五十になって天命をわきまえ、
六十になって人のことばが素直に聞かれ、
七十になると思うままに振舞ってそれでも道を外れないようになっ
た。」
                    岩波文庫『論語 巻第一 為政第二』

鳥たちが啄ばむ冬の実りでもあり、

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明日もまた日は昇るの入日でもあり。

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2011年1月20日 (木)

大寒の満月

大寒の寒風が吹くベランダで、東の空にかかる満月を撮影してみた。

一応三脚を使い、セルフタイマーを使って手ぶれが無いようには注意したのだが、風のため華奢な三脚が少し揺らいでしまったこともあり、あまり満足のいく撮影ができなかった。

それでも、露出オーバーということを知らずに、フルオートのデジカメでは月がまともに撮影できないのかも知れないと思い込んでいたときよりも、月の模様がそれなりに見える写真になったのは、うれしい。

F5.6 1/620 ISO80 300mm(300÷28=10.7倍 光学ズーム端)

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F5.6 1/290 ISO114 960mm(デジタルズームにより 960÷28=34倍)

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F5.6 1/290 ISO161 1440mm (デジタルズームにより 1440÷28=51倍)

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2011年1月16日 (日)

冬晴れの一日

西高東低の猛烈な冬型の気圧配置とのことで、日本海側は強風と降雪に見舞われて大変らしい。昨日今日と、大学入試センターのセンター試験(私の頃は共通一次といっていたもの)で、受験会場でも交通混乱など影響があったようだ。日本の4月入学の年度に関係がある話だが、入学試験が一年で一番寒い時期に行われる現在の制度を考え直す必要があるのではなかろうか?

さて、関東では強い空っ風は吹いたものの快晴で、近所に買い物がてら新しいカメラでいろいろ遊んでみた。

冬枯れの田んぼ。稲刈りをした後の株から再び稲が生え、それがある程度まで育ったところで寒さに会い、枯れてしまったもの。米粒は結実していなかったが、穂がついていた。

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CX2にセットされているミニチュアライズで最寄駅の駅前ローターリーを撮影したもの。上下にボケが入ることでミニチュア模型を撮影したように見えるというのも不思議なものだ。
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陽だまりに咲いていた花(確かムラサキケマンだったと思う)。日陰では日中でも氷が張るほどだが、けなげに咲いていた。
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渡り鳥が近くの一級河川に飛来して、餌をついばんでいた。望遠で撮影。(日本野鳥の会の水辺の鳥を参照してみたところ、80番という番号がついているよく見られるコガモのオスのようだ。「頭部が栗色で緑色部があり、灰色の体には水平の白線がある」にぴったりだ。)
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2011年1月15日 (土)

白梅、紅梅、寒椿

近所の天神様の白梅、紅梅がこの寒気の中綻び始めた。ここの梅の開花はいつも早く、例年1月には咲き始める。

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対になる紅梅も咲き始めた。

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同じ神社境内の寒椿。マクロ撮影が楽しい。

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(RICOH CX2で撮影)

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2011年1月13日 (木)

ランドセルは海を越えて 受付開始 早速応募

私が子どもの頃のランドセルは、今から言えば贅沢な天然皮革製のものしかないほどで、6年間フルに使うと、皮の表面に傷がついたり、皮が乾燥してひびが入ったりして、卒業する頃には、すっかり使い尽くした状態で、処分するのもそう惜しくはないような状態になっていたものだったが、最近のものは合成皮革が丈夫なこともあるのか、6年間使い終えても外観にはそれほど痛みは目立たず、新品とそう遜色のないような状態なので、処分するには忍びなく、狭い家ながら箪笥の上に乗せてしまっていた。

それでもあまりに物が増えすぎて、子どもたちの使い古したものなどを処分しようということになり、捨てられるものと捨てたくないものを区別したところ、ランドセルはやはりもったいないのでどこかに寄付できないものかということになった。

いろいろ調べたところ、最近「ミラバケッソ」というアルパカを使ったCMがヒットしている化学メーカーのクラレが「ランドセルは海を越えて」という活動を後援していることがわかった。

この活動は、2004年から始まったものということで、クラレ製のクラリーノという人工皮革を使ったランドセルが多いことから、まだ使えるランドセルをゴミとして処分せずに、アフガニスタンやモンゴルの児童に使い終わったランドセルをプレゼントしようという趣旨のようだ。サイトの情報によれば机もない児童は、このランドセルを机代わりにも使うとのこと。

アナウンスは大々的ではなかったが、応募開始の1月10日に早速応募したところ、受付メールが返信されてきた。既に100番台。3月に送付の案内が届く。規定個数に達すると締め切られるとのことで、例年3月には締め切られるようだ。

ただし、クラレが協賛しているジョイセフというNGOの方では、春と秋に募集している。 こちらは輸送費として1800円/ランドセルの募金が必要とのこと。要するにクラレのキャンペーンは、この輸送費などを支援しているもののようだ。

クラレの担当者の方のメッセージを引用

(株)クラレ クラリーノ事業部 スクールグッズ部 山田 友 2010年1月 春が来ると今年もランドセルの検品を開始します。全国から贈って頂いたランドセル(約1万個)に、ボランティアのメンバーで文房具を添えていき、段ボールで梱包に取り掛かります。以前は倉庫に集まったランドセルは黒色や赤色が中心でしたが、最近はピンク色などの明るめの色も増えて、梱包作業場もなかなか彩り豊かです。アフガニスタンの写真では男の子が赤色のランドセルを背負っている姿もよく映っていますが、なかなか良く似合っていますね。 私は「クラリーノ」という素材を通じてランドセルに関わらせていただいている者です。皆さんは初めてランドセルを背負った時の喜びを覚えていますか? ?ちょっと成長した自分を誇らしげに感じられるあの瞬間?。ランドセルは子供たちに喜んでもらい共に歩んでもらえる幸せな鞄です。「ランドセルは海を越えて」の活動は「卒業後も愛着のあるランドセルを何かの役に立てたい」という多くの方からご意見をいただき、私が勤務している株式会社クラレの呼びかけによって、ジョイセフさんや、ランドセル工業会さんの協力により2004年からスタートし、既に6万個のランドセルが海を越えました。6万人の持ち主とご家族の方々の「想い」をいっぱい詰め込んだ「ランドセル」は今も物資の不足している国々で活躍しています。背負い鞄としてだけでなく、時には青空の下、勉強机の代わりも務めています。ランドセルを受け取ったアフガニスタンの子供たちも本当にうれしそうな表情です。 今年もバトンは受け継がれ、たくさんのランドセルが海を越えていきます。多くの方のご支援やご協力があってはじめて成り立つ活動です。関係者の一人として皆様のランドセルの再出発に関われることを本当に有難く思います。

今、マンガ(アニメ)の「タイガーマスク」の主人公の慈善活動を真似たランドセルのプレゼントが全国各地で次々に続いているようで、まだ使えるランドセルが日本に山ほどあって、それを恵まれない海外の子ども達に送る運動がこちらではあるのだが、同じ時代、世界に生きていても、あまりの格差を思うとこのような運動に参画しても、あまり心は晴れないのが悲しい。

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2011年1月11日 (火)

薄型テレビのスピーカーの音質など

大型テレビが増え、画面からの視聴距離が遠くなったことや薄型テレビのスピーカーの特性がブラウン管時代よりも後退している?(*)ことなどもあり、特に耳が遠い人(老人や難聴者)には聞こえにくくなっているようだ。我が家でも、実家が2010年の春に32インチの地デジテレビに買い換えたのだが、5月の連休に遊びに行ったとき、母が若干耳が遠くなったということで、気に入りのドラマを見るときなど、字幕機能を使いながら、父が相当の大音量にしていたので、驚き、何とかしなければならないと考えるようになった。

この年末年始の帰省のときに、母の手元にテレビ音声用のスピーカーを設置してそこから音が出るようにすればいいのではないかと思いついた。たまたまそのような関心をもっていたせいか、JR東日本の車内の通信販売カタログに、テレビに赤外線の発信機を付けて、手元スピーカーでそれを受信するという装置が約1万円ほどで売られていたので、今回の地デジ化と高齢化があいまってそのような需要があるのだな、と思った。(オーディオテクニカからも同様の製品が発売されている。)

(*)「薄いスピーカを使いながら音質劣化をいかに低減するか、どうにもこうにも困っている。大画面化するテレビ受像機の映像に負けないように、高音質を目指さ ないといけないのに……」。デジタル家電/電子部品に関するある展示会の会場で、テレビの音響設計を担当する複数の設計者はこのように現状を吐露した。

ただ、赤外線を飛ばすのではなく、テレビのイアフォンジャックか音声出力端子に有線接続する手元スピーカーで解決できるのではないかと思い、調べてみたところ、そのような需要に応じた製品が出ていることが分かった。

アマゾンでは、パッシブ型の廉価なスピーカーはテレビアンプからの出力が低いので、音を満足に出すために最大音量にする必要があり、使い物にならない(最大音量時にイアフォンジャックからプラグを抜いたら大変なことになる)との厳しい評価があったが、ビクターの乾電池式アクティブ型は、そのようなこともなく結構評判がよかった。

また、イアフォンジャックにつなぐと、家族がテレビのスピーカーから聞けなくなるので、どうすればいいかと思ったが、アマゾンの同時購入品に、ステレオピンプラグと赤白のオーディオ端子をつなぐための変換ケーブルがあるということが分かり、これで解決できた。早速実家に充電池のエネループセットと一緒に送ったところ、テレビの裏側のアナログ音声出力端子に早速弟が接続してくれて効果があるようで、よかった。

その他の方法としては、テレビが光デジタル信号出力端子を備えているので、入力端子を備えたアクティブスピーカーをつなぐという手もある。オンキョーのPC用スピーカーだが、結構よさそうだ。我が家でも音声に不満がある(とは言え購入当初よりも音質調整の効果や多少のエージング効果で聞き易くはなった)ので、アナログ音声出力をオーディオ用のプリメインアンプにつないで、音楽番組などのときには大型のスピーカーから音を出すようにしているが、もうアンプが30年近く前のものなので、安定感に少し心もとなく、廉価で音質向上するためにこれも検討してみたいものだ。

テレビメーカー各社は、高齢者向けということでは、難聴対応や補聴機能のついたテレビを発売していないようだが、富士通のラクラクホンがあれほどヒットしていることをかんがみても、老人向けのテレビ(大音量でなくても言葉がくっきりと聞き取れる機能が第一)は結構需要があるように思われる。

参考:ネットで見つけた薄型テレビスピーカーへの不満など

http://bbs.kakaku.com/bbs/20417010541/SortID=6549132/
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/3646319.html
http://allabout.co.jp/gm/gc/215319/2/
http://allabout.co.jp/gm/gc/215325/3/
http://bbs.kakaku.com/bbs/K0000059783/
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1431866429
http://bbs.kakaku.com/bbs/-/SortID=10778127/

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2011年1月10日 (月)

CX2の試し撮り

CX2は、こんな感じでやってきた。(μ1060での撮影)

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まだデジカメが少しぜいたく品だった頃に比べると外装は大幅に簡素化されている。

PhotostyleというRICOHのカメラサイトは結構楽しい。この中のデジタルカメラ製品情報ページの下部に重要なお知らせがあるが、出荷時の電池の梱包ミスで、今回届いたものは問題なし。このページにCX2のページがあるが、サポートを覗くとCX2のファームウェアのアップデートが載っていたので早速対応してみた。ファームのヴァージョンはV1.14だったので、V1.15にアップした。

縮小専用。で、元画像各約3MBを1MB以下にリサイズ)

昨夕の三日月の写真。これまでのデジカメでは月を撮影しても光点にしかならなかったので、手持ちで撮っても何とか海やクレーターが見えるほどの解像度なのは、少しうれしい。

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今日撮ったベランダのパンジー(園芸種としてはビオラ?)の写真。余計なことだが、楽器のViolaと同じつづりのViola は、植物としてはスミレ属全般を表す言葉のようなので、日本語のビオラという表記は少々混乱を招くように思う。Wikipedia(),(日本語

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RICOHはマクロ撮影が得意と聞いていたが、本当に細かい部分までくっきりと撮れるようだ。

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追記2011/01/11:

月の撮影について誤解していた。

デジタルカメラで月を写す

CX2で月食撮影

で書かれているように、これまでデジカメで満月を撮ろうとしてにじんだ光点にしか撮れなかったのは、露出過多だったということがようやく分かった。ただ、CX2はマニュアルでシャッタースピード、露出を調整できないので、上記の月食撮影の手法などいろいろ試してみたい。今回三日月がたまたま撮れたのは、薄暮で三日月の明るさがそれほどでは無かったのが要因だったようだ。


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2011年1月 9日 (日)

デジカメ RICOH CX2 購入

2008年11月 5日 (水) デジカメを7年ぶりに買う またオリンパス で、「店頭で最も欲しいと思わせたのは、RICOHのR10という機種で、広角28mmから望遠200mm(光学7.1倍ズーム)の能力を持ち、適度な大きさでホールド感もよく、欲しいと思ったが、実売4万円を越す店頭価格だったので、諦めた。」と書いたことのあったRICOHのコンパクトデジカメだが、ネットであちこち見ていたところ、その後継機種のようなCXシリーズの、CX1, CX2というカタオチのものがネット上では、すごく廉く入手できるという情報を見つけた。

ちょうど、私にとっては初代のOLYMPUS D460が、とうとうスライドカバー方式のスイッチが満足に入らず、入ってレンズがせり出してきても、スライドカバーのどこかにうっかり触るとレンズが引っ込んでしまうという故障が年末年始から出始めていて、3代目のデジカメが欲しいと思っていたところだったので、CX2を購入をすることにした。

2009年発売の元値が45000円程度で、現在の実売が15000円程度と、何と3万円もの大幅値引き。価格.COMアマゾンでのレビューも比較的高いもので、以前店頭で欲しいと思わせた道具としての魅力もある。 今日午後配達され、早速いろいろ試してみているが、結構撮影が楽しくなりそうだ。

追記:RICOHのカメラというと、フラグシップ機である高級コンパクトデジカメのGRシリーズの2代目のGRデジタルⅡの発表会の場に出くわしたということもあった。2007年11月 4日 (日) シュルレアリスムと美術 横浜美術館(9/29-12/9) に行ったとき、横浜美術館の一階ロビー部を相当大きく使ってこの単焦点カメラ1機種のみの発表会がたまたま開かれていた。当時はリコーのカメラというのもまったくといっていいほど知らずにいて、カメラマンや写真マニア的な人が多く集まっていたのが不思議だった。しかし、今となればなるほどという感じだ。まあ、それ以来、質感の高いリコーの「道具」への関心が生まれたのかも知れないと思う。

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2011年1月 3日 (月)

2011年 謹賀新年

このブログの読者の皆様に謹んで新年の挨拶を申し上げます。本年もよろしくお願いします。

さて、本日恒例の里帰りの「お歳取り」から帰宅。信州は例年より寒さが厳しかったが、降雪はそれほどでもなく、穏やかな新年を迎えることができた。私と妻の実家を盆正月には順に訪問するので、そのたびに御馳走三昧となり、この1週間ほどで体重が相当増えてしまった。明日からの仕事で、お屠蘇気分も体重も落とさなければならないようだ。

             2011(平成23)年 辛卯(かのとう) 正月三日 望 岳人 拝

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