« 尿酸値とメタボ | トップページ | 中国高速鉄道事故とその周辺記事を読んだ »

2011年7月27日 (水)

他山(たざん)の石(いし)以(もっ)て玉(たま)を攻(おさ) むべし

今回の中国高速鉄道の事故に関して7月26日朝刊の天声人語子が「日本に生まれた幸運を思う」とのたまった。

なんとバランス感覚を欠いたことを書くのかと朝からショックを覚えた。中国高速鉄道について、中国鉄道当局による独自開発という虚偽発言、欧米で特許申請をするという思いあがった発言、日独を凌駕したという勘違い発言は確かに不愉快なものだったが、それとは別に多くの罪もない人命が失われた事故に対して、このような国粋的で揶揄的な発言は、人道的に愉快なものではないと感じた。それにもまして原発事故には触れてはいるが、人災とそれに伴う広範囲長期に渡る放射性物質による汚染に日本が襲われているときに、何が「日本に生れた幸運」であることか?天声人語の質も底まで落ちたような気がする。

こういうときこそ、これを他山の石として、日本国内の鉄道再総点検をぶちあげるべきではなかろうか?鉄道大国日本は、そうであるからこそ、これまで数多の鉄道事故を起こしてきている。記憶に新しいJR西日本の大事故、利用することが時々あるのでひとごとではない営団日比谷線脱線衝突事故、信楽鉄道事故などなど。確かに新幹線は鉄道事業の努力はもちろんあり、奇跡的に人命事故ゼロではあるが、千年に一度の不測の災害に対して必ずしも対策が万全にということにはならないだろう。こういうときこそ、普段の鬱憤晴らしなど低級な反応はせずに、冷静に考えたい。

中国の鉄道事故と、日本の原発事故が人災であり、その隠蔽体質や利用者、国民の軽視という本質は同じではないか?

|

« 尿酸値とメタボ | トップページ | 中国高速鉄道事故とその周辺記事を読んだ »

テクノロジー」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37411/52316437

この記事へのトラックバック一覧です: 他山(たざん)の石(いし)以(もっ)て玉(たま)を攻(おさ) むべし:

« 尿酸値とメタボ | トップページ | 中国高速鉄道事故とその周辺記事を読んだ »