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2011年10月 5日 (水)

以前音質的に不満だった音源を聴きなおしてみて(2) 管弦楽, 協奏曲(EMI セル)編 続き

(承前)

3.ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 (「皇帝」) 独奏:ギレリス (EMI USA盤)

冒頭部などのフォルティシモで微妙な音割れ(ビリつき)は感じられるが、鑑賞に差し支えるほどではなかった。以前の印象よりも、ギレリスのピアノの音の伸びがよく聞こえるようになったので、インティメイトな感じの「皇帝」のイメージよりも、明朗快活な印象が強く感じられた。

4.ブラームス ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 独奏:D.オイストラフ、ロストロポーヴィチ (EMI UK盤)

こちらは、冒頭のオーケストラのトゥッティの音割れがはっきりと聞き取れるので、つらい。それに対してフォルティシモでない部分やオイストラフとロストロポーヴィチの演奏が実にきれいに捉えられているので、余計強奏部分の録音(再生)の音割れ(ビリつき)が惜しまれる。リッピングのレートなどを変えて、リトライしてみたい。

5.ドヴォルザーク 交響曲第8番 (EMI)

フォルティシモで微妙に歪み感が感じられるが、弦楽器の透明な広がりや木管の透明感など、すばらしい音楽が繰り広げられる。このような精緻な演奏は、音質にビクビクせずに万全な録音(再生)ができれば更にすばらしいだろうと思う。

番外(リファレンスとして) ドヴォルザーク チェロ協奏曲 セル/ベルリンフィル、独奏:フルニエ (DG)

この録音は、演奏、録音とも実にすばらしい。指揮・独奏・オケの三位一体的、いや録音も含めて四天王的な録音だと思う。

かつて「無人島の一枚」という企画があり、名歌手のエリーザベト・シュヴァルツコップフは意外にもライナーとシカゴ響のウィンナワルツを選んだことが有名になった(現代では、充電用の太陽電池とiPodなどのDAPがあれば相当の音楽を持ち運べるのだろうが)が、私にとってはそのような候補の一枚。あのカール・ライスターが最も気に入った録音と語っているものだそうだが、曲の開始を告げるクラリネットや、クラリネットと独奏チェロとの絡みなど、クラリネットの素晴らしさにも改めて気づかされる。

セルのEMI録音は、音圧が高くない部分では自分にとってはどちらかと言えば聴きやすい音質なので、音圧が高い部分での音割れ(ビリつき)がかえすがえすも残念でならない。

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