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2011年10月21日 (金)

村山斉『宇宙は何でできているのか』(幻冬舎新書)

3日前に本屋店頭で見かけて購入。

2日前に、BSテレビの放送大学を付けたら、ちょうどこの本の内容と同じような講義が行われていて驚いた。名古屋大学の教授だったと思う。

宇宙誕生137億年。できたときは、10次元だったが、6次元は宇宙ができてすぐに丸まってしまった。強い力、重力、電磁気力、弱い力は、宇宙が開始した直後(ビッグバン直後)は統一されていたが、宇宙が現在のようになるにつれて、分化していったものと考えられる。宇宙の始まりは無だったと考えられるが、それを人間は理解できないのかも知れない。ダークマターとダークエネルギーが全宇宙のエネルギーのほとんどを占めるというのは、新書の解説だったか、この講義の解説だったか?

そのほかに、クォークやひも理論のことも解説されていた。

放送大学は、知識を整理して伝達することが目的のようで、聴講生が考えることを要求していないようであり、その点が刺激的ではなくて、毎日のように放送されているが、これまでまともに見たことが無かったが、今回は、この新書のおかげで少し面白く見ることができた。

新書の方を読み進めているが、正直途中から、仮説的な説の積み重ねになってきて、理解したのかしていないのかも分からなくなっている。本来は厳密な数学で裏付けがなされているのだろうが、そのあたりは高度過ぎて分からないので。

また、最先端の理論の部分では、演繹的な推論とでもいうのだろうか。今ある現象について、このような設定をすれば説明ができるので、その設定がおそらく正しいというような議論の立て方が、素粒子物理学では多いのだろうか。また、既知の中性子に電子をぶつけるというような自己言及的な方法を用いて、物質が何でできているのかを探索する方法に誤りはないのだろうか?

さまざまな疑問は湧くが、物理学、宇宙学の最前線が、尻尾を飲みこんだ蛇のように結びついている姿自体が面白く、刺激的ではある。ミクロとマクロの出会いというやつだ。

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