『下町ロケット』(池井戸潤)
今年上半期の直木賞を受賞した話題作。企業小説を書いている作家らしいが、読むのは初めてだった。
『宇宙兄弟』から始まり、はやぶさの帰還や、日本人宇宙飛行士の活躍、同郷の宇宙飛行士の誕生など、自分が子供時代のアポロ計画以来の宇宙ブームになっていることもあり、タイムリーな興味もあって、これまた妻が借りてきた図書館本だが、読みだしたら止まらず、夜更かしをして一気に読み終えてしまった。
細かい設定(主人公がロケットエンジン技術者時代が若すぎるのでは?部品開発の特許性、悪辣な企業内法務の活動、銀行の貸し渋り、三菱重工をモデルとした会社の論理、納品ミスの対応など)に茶々を入れれれば、いろいろあるが、勧善懲悪的なカタルシスが得られるストーリーで、これも『舟を編む』同様、良質の情報小説で、エンターテインメントだった。
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