« 吉村昭『海の史劇』(新潮文庫) | トップページ | 2011年のおおつごもり »

2011年12月26日 (月)

5ヶ月継続した食餌療法と健康診断結果

既に、冬至とクリスマスも過ぎ、今週で仕事納めになるところまで来た。

内外ともに多事多難な2011年も暮れようとしている。

12月、年賀状は、今年購入したPCへ年賀状ソフトとプリンタドライバの移行も比較的順調にいき、古いHPのプリンタへのエコインク注入などにてこずったが、例年より早く12/15の投函受付前に準備を済ませた。19日には、定期健康診断(人間ドック)を受診した。この間ブログからはなんとはなしに離れてしまった。

個人的には今年は7月と8月に痛風発作が10年ぶりに起きたことが、大事だった。水分を多く摂取する程度でなあなあで付き合ってきた高尿酸値血症だが、ニ度に渡っての発作、それもこれまで起きていなかった左足親指にも発作がおきて、相当不自由を強いられ、痛風腎など老年に向けての健康不安も大きくなったので、今度こそと一念発起して大幅な食餌(食事)療法に取り組んだ。

1.飲酒をまったくしなくなった。
飲み会があっても、アルコール不耐性の人と同様、ソフトドリンクだけにした。周囲の理解が肝心。

2.動物性たんぱく質(肉、魚類)をほとんど食べないようにした。
いかに肉や魚を当たり前のように食べているかが分かり驚いた。昭和30年代生まれの山間部の農村地帯育ちなので、小学生の頃は肉や魚類はそれほど食卓には上らなかったものだが、現代の食卓は野菜類よりも圧倒的にタンパク質源が多い。個人史単位の狭い見聞の中でも急激な食生活の変化を経験していることになる。自分は食生活を大幅に変えたが、妻や子ども達は比較的野菜料理が多くはなったとはいうものの、肉、魚類はこれまでと変わらず食べてはいる。タンパク源としては、プリン体の含有量としては多いほうだが、納豆は食べ、豆腐製品はそれなりに食べている。納豆は肉や魚ほど大量に食べられるわけではなく、多くても一日一食程度。

  参考:高たんぱく食とクエン酸など
http://hobab.fc2web.com/sub4-sutamina.htm

3.野菜料理をほぼ主菜として食べるようになった。
むしろ、現代の食生活では、野菜を食べることの方が面倒になりつつある。それでも我が家は、実家の父母が趣味で家庭菜園をやってくれて宅配便で送ってくれることもあり、多くの新鮮な無農薬野菜を豊富に食べられている。ただ、日常的には、手軽に摂取できる野菜としてキャベツの千切りを「発見」した。大型のピーラーで丸ごとのキャベツを削るようにすると千切りが手軽に簡単にでき、半分ほどの量を一食でポン酢やウースターソースなどで食べてしまう。また、食用油を多く使った野菜の天ぷらも旨いのだが、揚げ物系はほとんど食べず、野菜炒めなどで食べるようにしている。

4.牛乳が飲めるようになったのは我ながら驚きだ。毎日200ml飲むようになった。飲めないものとあきらめていたが、なぜかこの夏から飲めるようになったのだ。強い空腹感のときに飲むと癒されるので、特に効果があるようだ。カルシウム源、タンパク源となってくれている。

5.夕食後、薄めた酢を飲むようになった。これはクエン酸の摂取により尿酸由来の結石を作らないため。

6.コーヒー、緑茶、紅茶は飲む。午後は、コーヒーはノンカフェイン。

7.水分を沢山取るようになった。(職場の机の下に廉価な2リットル入りのペットボトル常備)

8.7月以来、昼食はオニギリ2個と牛乳で済ませるようになった。それまでは普通の弁当を食べていて、その前は外食だったので、大幅に摂取カロリーは下がっているはずだ。デスクワークなので一日2000kcalほどに抑えているつもりだが、レコーディングダイエットのような詳細な記録はとっていない。

第6次改定日本人の栄養所要量について

生活活動強度別 エネルギー所要量 (kcal/日)

年代別で見ると 生活活動強度低い1750kcal やや低い2000kcal となる。

http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s9906/s0628-1_11.html

やや低い:通勤、仕事などで2時間程度の歩行や乗車接客、家事等立位での業務が比較的多いほか大部分は座位での事務、談話などをしている場合。

9.間食(カキノタネやセンベイ、チョコレートなどの菓子類)をほとんど食べなくなった。

10. 故郷からの季節の贈り物のリンゴは10月ごろから朝夕に食べている。

以前にも書いたが、この食事内容は、海外でも流行しているという日本発祥の菜食主義であるマクロビオティックに近いようだし、よくよく考えると自分の先祖達が摂取したきた(摂取せざるを得なかった)菜食中心の食事に通じるものだ。遺伝的な体質からは逃れられないということを考えると、ほんの数十年前の山国の農村の米食・穀物・野菜中心の食生活に戻るのがいいのかも知れないと思えてくる。(参考:痛風その後

日本食が健康食とは、以前から言われているが、これが遺伝的素質を異にする他の民族・人種に適用できるかどうかは分からないのだが、それでも、今年健在ぶりをテレビで見た指揮者のヘルベルト・ブロムシュテットの80歳を越えての矍鑠振りが、恐らくその菜食主義に支えられているのではないかということを知り(鶴賀『ヴァイオリニストは目が赤い』 新潮文庫)、それにも後押しされた感じだ。ブロムシュテットは今年の来日でのN響定期でも、長身痩躯だが、血色のいい顔色で、1時間を超す大曲を平然と立ち通しで指揮しており、とても80歳代には見えなかった。せいぜい60歳代というところだ。長老指揮者では、アンドレ・プレヴィンはものすごく太りすぎても元気ではあるが、ブロムシュテットは老齢の指揮者が椅子を使うどころの話ではない健やかさなのだ。

さて、7月以降の自分の変化はいい面も悪い面も含めて次の通り。

1.体重が毎月約1kgずつ減っている。8月に計測したときから、約6kg減量できた。

2.尾篭な話だが、排泄では下痢をしなくなった。形状が太く長くなった。このため、ビオフェルミンなどの胃腸薬を服用しなくても済むようになった。

3.排尿 勢いがよくなった。一時期アルカリ性食品などというものは無いなどという愚論を信じたことがあったが、それは誤りだった。尿の酸性度を弱める(アルカリ化する)食品(酸性度を中和する)が重要なのだ。
http://tufu.sakura.ne.jp/arukarisyokuhin.html

4.睡眠 寝つきはよくなったが、あまり変化はない。夜中に目が覚めるのは食事以外の原因だろう。

5.気分 昼食を減らしているので、夕食前に空腹になると少々イライラすることが少々増えた。これは何とかしなくてはならない。

6.12月に受診した健康診断の数値がほとんど改善した。

高尿酸血症により、特に腎臓が心配だったのだが、クレアチニンの値も(以前が悪かったわけではないが)よりよいほうに変わったので、相当ほっとした。

ただ、今回の食餌療法の目的だった血清尿酸値は通常範囲(6.9mg/dl)までは、もう少し下げる必要があることが分かった。尿酸値と中性脂肪との関連は過去の健康診断の結果では、中性脂肪が高いとその翌年の尿酸値が高くなっているというように時間間隔をあけての連関性があるようなのだが、食事で体重(中性脂肪)を減らすだけでは限度があるようだ。2009年並に体重は減ったのだが、腹囲はそのときよりも数センチ上回ってメタボ基準のギリギリにひっかかっていた。また中性脂肪が100以上あるので、まだ内蔵脂肪が蓄積しているものと思われる(CTで診察したわけではないが)。おそらく、内臓脂肪によってまだ尿酸値が高めになっているものと思われる。

内臓脂肪を減らすには2009年に体重を減らした時のような有酸素運動が有効なことはわかっているが、これを一年以上続けるようなのは、前回の経験からして、日常習慣にするのは相当困難なので、日常的に継続できる食餌療法で対応してみたい。

7.運動で減量したのではないため、手や足の血液の流れ自体がよくなっているわけではないらしく、この冬の厳しいさむさに、手足の冷えが気になる。

-----

ところで、痛風に関連して調べているのだが、カフェインはプリン体と相当化学構造が似ているのだという。ただ、カフェインの摂取は尿酸値とは関連性がどうやらなさそうだ。

また、腸内細菌や、外から取り入れる乳酸菌、納豆菌などの醗酵食品に含まれる微生物にもそれぞれの細胞ごとにプリン体を含んでいるはずで、そうだとすると膨大な量のプリン体源のはずなのだが、これが体内での代謝によって尿酸に変わらないものかどうか、疑問に思うようになった。20歳代からずっとヨーグルトを常食してきたのだが、これは高尿酸血症に影響を与えたということはないだろうか?ざっと調べたところでは、善玉の(大)腸内細菌は、尿酸値には関係がないようだが、本当のところはどうなのだろうか。もっと詳しく調べてみたいものだ。それに関連して、ビオフェルミンなどの乳酸菌胃腸薬の影響も気になる。この夏の発作まで、ビオフェルミンを常用していたので。

皮下脂肪と、内臓脂肪については、内臓脂肪が尿酸値に直接影響している。このあたりの理屈にも興味がある。

http://allabout.co.jp/gm/gc/299355/

http://allabout.co.jp/gm/gc/299214/

http://allabout.co.jp/gm/gc/298773/

http://allabout.co.jp/gm/gc/299212/

年末年始の運動不足と食べ過ぎに注意して、冬を乗り切り、内臓脂肪を減らして、尿酸値がどこまで下がるか試してみようとおもう。

|

« 吉村昭『海の史劇』(新潮文庫) | トップページ | 2011年のおおつごもり »

健康」カテゴリの記事

コメント

改善の努力とその結果を拝見して、まずは慶祝、慶祝。
野菜中心の食生活で、ずいぶん改善されるのですね。驚きました。ご両親の家庭菜園も、ありがたいですね。我が家の日常食は、晩酌もせず、文字通りの野菜中心生活ですので、健康維持に役立っているのかもしれません。

投稿: narkejp | 2011年12月26日 (月) 21:07

narkejpさん、コメントどうもありがとうございます。

私が子どもの頃は、健康優良児という言葉がありましたが、改めて見回してみると当時と比べると食生活は本当に様変わりです。

先日の健康診断は、朝食を抜いて行うので、診断が終わった後、昼食を食べようと駅周辺の食堂を回ってみたのですが、肉・魚料理ばかりでした。現代は意識しなければ高タンパク、高油脂食を摂らざるを得ない環境ですね。私も、一時期は、昼食に速い安い旨いばかり食べていた時期がありましたので、本当に偉そうなことは言えませんが、なんでも手軽に済まそうとすると、どうも支障が出てくるようです。

それでも、今回は保健婦さんに、「あなたの場合は、体重を減らせば、びっくりするほど指標が改善するようですね。持病や体質でそうならない人も多いので、体重管理をしっかり」と励まされましたので、野菜料理中心を継続したいものだと思います。

投稿: 望 岳人 | 2011年12月27日 (火) 21:26

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/37411/53573028

この記事へのトラックバック一覧です: 5ヶ月継続した食餌療法と健康診断結果:

« 吉村昭『海の史劇』(新潮文庫) | トップページ | 2011年のおおつごもり »