上橋菜穂子『獣の奏者』 外伝 『刹那』 (第5巻にあたる)
妻が図書館から借りてきてくれて、ようやくこの外伝を読むことができた。
前に正編の第3、4巻を読んでから3年ほど経ってしまったので、細部の記憶があいまいにはなっているが、なじみ深い主要登場人物たちの正編では描かれなかった物語がスピンオフとして書かれているもので、大変面白かったし、感動的でもあった。作者があとがきで書かれているように、正編にこれらを入れなかったのは納得できた。
『守り人』シリーズは少々長すぎてついていけなかったが、『獣の奏者』は物語として適度な長さであり構成感もあって、日本発のハイファンタジーとして多くの人に薦められるものだと思う。
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