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2012年6月16日 (土)

ギレリス EMI全録音 (9枚組) ベートーヴェンピアノ協奏曲(セル/CLO)など

今日は、ブルームズ・デイ。昨日までの初夏らしい爽やかな晴れ間の代わりに朝から梅雨の雨が静かに降っている。近くの水田はほとんど田植えを終え、緑の稲苗が水面からわずかに顔を出している。

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2007年7月12日 (木) セルとギレリスの『皇帝』(米EMI盤)で書いたが、エミール・ギレリスとセルの競演盤のベートーヴェン ピアノ協奏曲の全曲は以前から全曲を聴きたいと思っていたが、時折国内版で分売されるのを見かけるだけで、全集としては見かけず、ずっと聞く機会が無かった。

ところが、その記事の末尾に最近備忘録的に書いたように、2010年にギレリスがEMIレーベルに録音したものがBoxセットで発売され今も入手可能なのを見つけ、内容を確認したところ、セルとの全集のほか、ルートヴィヒ、ヴァンデルノート、クリュイタンスと録音した「全集」も含まれているという凝ったものだということが分かった。2010年がギレリスの没後25年だったようだ。他に、マゼールとのチャイコフスキーのピアノ協奏曲全集(第1番から第3番)なども含まれている。
http://www.hmv.co.jp/product/detail.asp?sku=3860426

前に入手した『皇帝』は、中古盤のアメリカEMIのもので、残念ながら私の貧弱なリスニング環境では、強奏時の音割れやひずみ(最近「クリップ」 clipping と言うことが分かった*)が出がちだった。これはなぜかセルとクリーヴランド管によるEMIへの録音でなぜか頻発して悩みの種だったものだ。

今回のCDを入手して、早速聴いてみたところ、リマスタリングの効果かどうかは分からないがクリッピングは比較的減っている印象を受け安心した。これまで聴く機会が無かった第1番から第4番は、クリッピング的にはさらに良好な印象だ。

演奏の感想は別に書いてみたいが、いい買い物をした。楽しめそうだ。

なお、先に入手したHybrid-SACDのセル/クリーヴランド管のブラームスのヴァイオリン協奏曲(オイストラフ)と二重協奏曲(オイストラフとロストロポーヴィチ)は、CDレイヤーに関してはクリッピングの従来のCDからの改善はあまり聴くことができなかった。ブログなどを検索するとSACDについては、音質は改善されていて、クリッピングに関するコメントもないようなので、SACDレイヤーには一縷の望みがあるのではないかと期待しているのだが。

*クリッピング clipping
入力信号が規定の入力レベルを超えると、
出力信号が歪んでその波形の頭部(許容入力を越えた部分)が削り取られた状態になります。これをクリップまたはクリッピングといいます。この波形には無数の高周波が含まれているので、音がつまって、音色としては濁った感じになります。

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