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2012年7月15日 (日)

阿部和重『シンセミア』

これも2011年の7月頃読んだ小説。妻が図書館から借りてきたもの。

2005年に芥川賞を受賞した小説家だという。

山形県のある町を舞台にした群像劇的な現代小説だが、大河小説であり、フォークロアであり、猥雑な風俗小説でもあり、ファンタジーでもあるという破天荒な長編小説だった。

ガルシア・マルケスに比するような批評も目にしたことがあるが、マルケスの『千年の孤独』の読後感の方がましだったほどの、不愉快な描写が数多かった。

読ませる筆力は強いものがあるが、どうも付いていけない下世話な描写が多すぎた。

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