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2012年8月の9件の記事

2012年8月30日 (木)

『傍聞き』 (長岡 弘樹) 文庫・購入

書店のポップが印象的だったので購入してみた。短編小説の名手とのことだ。「かたえぎき」と訓むそうだ。小学館の国語大辞典にも、「傍聞」(かたえぎき)で項目が立っていた。

五編ほど収録されていた。一読目は、面白く引き込まれるものが多かった。ただ、残念なのは、ネタが印象的で鮮やかなこともあるのだが、二度読みには適していないことだ。

このような特質は、二律背反なのだろう。

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2012年8月26日 (日)

乾燥した晩夏の夕焼けが美しい

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2012年8月25日 (土)

以前から思っていたが

公正な自由競争下での安値合戦はよいことだ。

しかし、消費者、利用者としては安値を探すことによるストレスなどデメリットは結構大きいのではないかと思う。安値を探すことが自己目的化してしまい、肝心の本来の目的が見失われがちだからだ。

江戸時代の農民道徳か武士道徳の残滓かどうかは分らないが、値段を値切ることは、褒められた行為ではない(もっと率直なあけすけな言葉だと卑しむべき行為である)と言う固定観念が自分にはあるように思う。どうも抵抗感がある。しかし、外国のマーケットでは値切りが当たり前だということを知ったり、以前電気街だった秋葉での値切りも経験したりして、その固定観念は揺らいでもいる。

自由競争で、情報化の時代の今日、安値で買えないと敗北感が生じてしまう。値段の変動もあり、値崩れでまだ安いものがあるのではないかと踏ん切りがつかないことがあるし、型落ち品があまりにも安く買えることもあり、値切りは悪徳という先入観にも関わらず、心は穏やかではない。

携帯電話やネットワーク関係の料金は、これが社会インフラであるにも関わらず、技術の進展が早いこともあり、複雑で流動的であり、また、運用会社によっても千差万別ということもあり、いったいぜんたい損をしているのか得をしているのかがわからない不安定な精神状態を生み出しているようにも思う。さらには、交通機関の料金も飛行機のみならず、JRの新幹線料金にも早割だの割引が出て、それをうっかり逃すと悔しいし、公立の美術館・博物館にもある各種の割引クーポン券も、後で知ったりすると損をした気分になってしまう。

別に料金を節約することが目的で生活したり、旅行したり、鑑賞したりしているわけではないのだが、先の名古屋の旅行記でも、半分そのような手段としての節約旅行が目的化しているようなおかしなねじれを感じる。もちろん懐に余裕があれば、そのような節約や割引に汲々とする必要はないことは分かってはいるが、どうも精神の持ちようとして後ろめたいというか居心地が悪いものがある。

今回の高速道路のバス事故の背景にも、過当な価格競争があるのではないかとの指摘もあるし、急速に航空機輸送でも広まっているLCCと略される Low-Cost Carrier も安全面での懸念があるのではないかとの懸念がある。

現在の日本は、中国製のみならず、ベトナムやいんどねしあ、さらに最近では最貧国の一つだったバングラデシュ製の廉い労賃を用いて生産した品物を現地から輸入し、廉価で売ることにより、購買者である消費者の賃金の落ち込みをカバーしているような感じがしている。100円ショップしかり、ユニクロしかり。

経済水準の差を利用しての商売は、現在の国際ビジネスでは当たり前のように行われているのだが、厳しい見方をすれば、一種の労働力の収奪になるのかも知れない。

経済大国ながら自己肯定感・幸福感の低い国となって久しいが、これは教育の問題というよりも、経済の問題なのかも知れない。

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2012年8月21日 (火)

最近 ネットワーク接続が突然できなくなる

8月17日以降、おそらくWINDOWS UPDATEなどのプログラムの自動更新の影響だと思うが、これまで問題なく自動的に接続できていた無線ネットワーク接続が、アクセスポイントまでの無線は接続できるが、そこから先が「インターネット接続なし」で、インタネットにつながらないという現象が起きるようになってしまった。

当初は、ADSLモデムから先の問題かと思っていて、モデムの電源を落としてしばらくしてから再度立ち上げたりも試みたのだが回復しない。もう一台の妻が使っている同じエプソン機は、同じアクセスポイントで無線によるインターネット接続を試みたところまったく普通にできるので、私のPCに何等かのネットワーク関係のプログラムの問題が発生したのかも知れないと考えた。

8月20日は普通に使えていた本機だが、8月21日の夜に使おうとしたら、上記のようにネットワーク接続がつながらず、ブラウザを立ち上げても、接続先のホームページが表示されない。有線LANでケーブルが外れたときとは少し違い、タスクバーアイコンはグレーアウトせずに、真ん中に黄色いエクスクラメーションマーク (!)が表示される。症状的にはLAN接続していないのと同じ状態となる。アンチウィルスソフトのファイアーウォルが原因かと、その制限を緩めてみてもダメ。

タスクバーアイコンの様子 通知領域のアンテナアイコン

妻のPCで、「インターネット接続なし」 というキーワードで調べてみると、なぜか Adobeと一緒にインストールされるというAPPLEのiTunesの関連のBonjour というソフトがWINDOWS7の場合に、この原因になっていることが多いとの情報が沢山ヒットしたので、試しにそれらのブログに紹介されているアンインストールをAdobeのホームページの手順に従ってやってみたが、私のPCでは改善しなかった(ついでにiTunesも動かなくなった!)。バックグラウンドのプログロムを起動しないクリーンブートも試してみたが、やはり接続できないままだった。

実は、数日前にも同じように接続できなかったのだが、その時は明確な原因が分からず、もしかしたら「ファイアウォールプログラム」が何等かのプログロムの外部接続を求めてきたのを、OKとしなかったことが原因かもと思い、ファイアウォール設定を見てみたが、よく分からない。無線のアクセスポイントまではつながっているのだが、念のため有線LANケーブルで接続してみたが、アイコンは無線の時と同じままで、アクセスポイントにはつながっているが、インターネットにはつながらない。そこで、思い切ってWINDOWS7の復元機能で8月17日のWindows Updateの直前時点に戻してやったところ、すんなりいつも通りインターネット接続できたのだった。

最終的には、今回も同じようにやってみたら、あっけなく普通につながるようになって、この記事も書けるようになっている。

何らかの更新プログラムが原因だと思われるが、いざネット接続ができなくなると、調べようもなくなってしまうので、ネットワーク社会では、困ったことになってしまう。

その後、自動更新のWindows Updeateがインストールされたが、いったんリブートした後、試したら今度はつながった。

どうも理由が分からない。相性や干渉問題だとすると切り分けの選択肢が多すぎるため、素人にはどうしようもないかも知れない。

抜本的な解決にんはならないが、ネット接続を安定化するには、現在の私のPCでは相当欲張ってさまざまなソフトウェアをインストールしてマルチパーパースに使っているのだが、そのように欲張らないシンプルなネット専用機的なものを一つ用意しておく使い方が必要なのかも知れない。

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2012年2月頃読んだ本

このところ、古典や名作のたぐいよりも現役作家の小説を読む機会が多い。

少年の頃、大人になると古典・名作を読むことがなくなるから、分からなくても今の内に読んでおけと親や恩師に言われたことが思い当たる。

その意味では、現在は、娯楽・エンターテインメント・時間つぶしのための読書になっている。なかには、キラリとした名作の予感がするものもあるが、多くは時の流れによって消えていくものだろう。それでも、古典・名作にならなくとも、同時代で同地域(日本)の空気というものが味わえるのは、このような小説の楽しみの一つでもある。

「ワーキングガールウォーズ」(柴田よしき著、図書館)

「陽だまりの彼女」(越谷 オサム著、 購入 文庫)

「オイアウエ漂流記」(荻原 浩著、購入 文庫)

「十三階段」(高野 和明著、 図書館)

「ジャンプ」(佐藤 正午著、図書館)

中では、死刑問題を扱った「十三階段」は印象に残った。

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2012年8月19日 (日)

『重力とは何か』(大栗博司カリフォルニア工科大学 理論物理学教授)を読んだ

途中から何が何だか分からなくなったが、村山斉『宇宙は何でできているか』と同じ新書シリーズらしく、現代宇宙物理学と素粒子物理学の最前線の学者が書いた素人向け解説書で、興味のある部分についてはそれなりに楽しめた。まったく数式を使っていないので、イメージでの伝達になるのだろうが、筆者はそれが巧みなのだろう。

以下の記述は自分ながら支離滅裂だが、思い浮かんだイメージを自由連想的に書き連ねた。

アインシュタインの相対性理論(特殊と一般)や光電効果、ブラウン運動、宇宙項など、自分が科学少年だった頃に入門書で読んだ事柄が、当時の解説よりもこなれた分かりやすい形で位置づけられ、説明され、またその限界についても触れられている。

科学少年時代に夢見た速度の合成による光速越えについては、アインシュタインの理論の肝として明快に否定されてはいたが、宇宙の膨張速度自体は光速を超えることはありうるのだということも、どちらかの本に書かれていた。摩訶不思議。

究極の重力であるブラックホールと情報の喪失、存続の問題がいきなり出てくるのは面食らうが、現象の地平という考え方は、人間(?)の認識力の地平を画定するようであり、「ミクロにしてもマクロにしてもその向こうには何が?」という空間把握的な疑問は生ずるが、それが究極の限界なのだろう、今のところは。

小林・益川理論のCP対称性の破れの訳の分からない理論は、この本でなんとなくイメージがわいた。

(ニュートンの古典的?)力学では、現実に感じる力を「見かけ上の力」と表現することがあるが、どうにもこうにもこの「見かけ上の力」という考え方が理解できなかった。これが最新理論では、現実の力とされている?

それでは、重力とは何か?重力とは空間のゆがみなのだろうか?重力を伝える素粒子があるとされるが、イメージが湧かない。

宇宙の渦巻きと、台風の渦巻きは関係があるのだろうか?

ミクロとマクロのウロボロスの蛇の話は、『宇宙とは何か』の比喩で、その本とこの本の内容がこんがらがってしまう。

ダークマター(暗黒物質)は、WIMP (weakly interacting   massive particles)というものらしい。あの「ライラの冒険」にも出てくるような 夢物語、イマジネーションの世界のような話ではあるが、これが精緻な高等数学と、巨大で精密な小柴氏のカミオカンデのような観測装置、CERNのLHCのような実験装置によって理論化されつつあり、大統一理論を追い求めているのが、現代の物理学の最前線ということは、おぼろげながら分かった。

なお、筆者である大栗博司氏の 大栗博司のブログ:重力とは何か http://planck.exblog.jp/17948023/ に概要はまとめられている。

この本を読んだ後、『宇宙は何でできているか』を読み直してみたのだが、まとめ方の要領は、この『重力とは何か』の方が上手いように思った。ただ、相補関係的に、両書を読み比べることで、片方で分かりにくかったことがもう片方で分かるようになる感じがした。

関連記事: 2012年7月 7日 (土) 光速超えの否定とヒッグズ粒子?の確認

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2012年8月18日 (土)

「攻略 英語リスニング」の効果実感 TOEIC リスニング

「攻略 英語リスニング」を4月と5月初めまで真面目に取り組んでいたのは、このブログでも記事にしたが、その後熱意が消えてしまってパッタリとやらなくなってしまった。

2012年4月16日 (月) NHK 英語講座 ラジオ、テレビの感想

2012年4月21日 (土) 攻略!英語リスニング に挑戦中

2012年4月26日 (木)  攻略英語リスニング Lesson 3 The Works of Escher

2012年5月 3日 (木) 攻略英語リスニング Lesson 4 The Colors of the Rainbow

しかし、熱意があったころに申し込んであったのだが、7月下旬に前回の受検から1年半ぶりに受けたTOEICの団体特別受験制度(IP:Institutional Program)テストのリスニングのスピードがこれまでに比べてものすごくスローに感じ、そのことで余裕が持てたこともあり、過去受検の中では、リスニングは最高点を取ることができた。445/495点。5月以来ずっとサボっていたにしては、速いスピードのモノローグではあったがシャワー効果は大きかったようだ。やはりスピード感のあるリスニングで負荷を掛けるのは、慣れという点が大きかったのだろう。

さらに、このリスニングではディクテーションによって完全な聞き取りを目指してはいたのだが、それが達成できなくてもある程度意味は分かるのだというふうに考え方を少し変えたのも得点には効果があったかも知れない。

母国語でも会話での聞き取りは完全とは限らず、ニュアンスやコンテキストで判断することがあるので、英語での会話も、完全に聞き取れなくても何の話題かを感覚で捉え、その印象に素直に従うようにしたことが、この結果にもつながっているように感じた。ただ、一つの会話で複数回答を求められる短期記憶が必要なものがあり、若い頃と異なり短期記憶が衰えた年代では、苦しいだろう。今回は結構頭が冴えていたのでよかったが。何しろ問題用紙にメモを取ることは禁じられているので。

一方、リーディングの方は、前回の受検時に回答時間が不足した反省もあり、初めからフルスピードで飛ばしたが、終業後の2時間続けの受検ということもあり、脳のエネルギー不足や集中力不足も影響があったかも知れない。あまり良くなかった。425点/495点で、過去最高には近いが、改善の余地はあった。この試験は問題集が回収されてしまうため、テスト後の復習ができず、リーディングのどこが間違っていたのかが確認できないのが難点だが、分野別では、得点シートでは文法が少々よくなかった。これは不勉強がたたっているのは歴然としている。

まあ、それでもこの年齢になっても、多少なりとも向上が達成できたのは、それなりに嬉しいものだった。

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2012年8月17日 (金)

シャーロック BBCドラマ シーズン2 その3  The Reichenbach Fall

原作の「最後の事件」(The Final Problem)の現場であるスイスのライヘンバッハの滝が題名なので、この現代版ではスイスのその場所がどう描かれるのか注目していたが、いい意味で予想を裏切られた。

ネタバレにもつながるが、前回の「バスカービル」に比べてこちらは換骨奪胎に見事に成功していたと言いたい。当然このドラマの視聴者や、ドラマ内の人々がホームズやワトソンに対して思ったり抱いたりする思いをストレートに表現しているからだ。あちらのタブロイド紙は、えげつないことで知られるが、日本ならB級週刊誌だろうし、さらにはSNS, Twitter, BBSが放ってはおかないだろう。

(子どもがホームズシリーズを読み始めた。新潮文庫版の英語名が The Hound of  the Baskervilles ではなく、 of Baskervilles で theが付いていないことに気が付いた!これはミスプリではなかろうか。原作初版には、the が付いてるダートムーアについて調べた。コーンウォール半島のデヴォン州!UKの地理に不案内だが、地理や風土に詳しければ、日本で北海道のサロベツとか、茨城の水郷とか、山口の秋吉台などという舞台設定と同様の楽しみもあるのだろう。)

言葉遊びも面白かった。

クライマックスのスリル感、サスペンス感は、得難いものだった。まさに息を飲んだ。ただ、ドラマとしてのその成功は、残念ながら、二度見にはあまり適さない、ことにもつながるのだが。

前回どのように人物造形されるのか期待したいと書いたモリアーティは、まさに悪の天才として描かれていた。そして、スコットランドヤードのドノバン巡査長(女性)が第1シーズンの第1エピソードから指摘し続けていたホームズの「変人」(正確な表現ではいわゆる自分から犯罪を作り出すような「変質者」)性が、モリアーティによって残酷なまでに利用されてしまった。「ジキルとハイド」ではないが、シャーロックとモリアーティがコインの裏表のような関係にあることが仄めかされ、その考えを本人たちも認めていた。

イギリスの陪審制、証人制の描写も面白かった。客観的な有罪の証拠があれほどあっても、あれほどの悪人の手にかかれば無罪になってしまうのだ!

モリーという女性解剖医が第1シーズンの初回から今シーズンも登場し続けている。この回でも重要な鍵を握っていた。原作にはそれらしい人物は出てこないように思うのだが、この登場人物はどこからインスパイアされたのだろう?

当然、これは第3シーズンに続くのだろう。これこそ、原作『最後の事件』後の復活につながるものだろう。白昼に繰り広げられたあの惨劇に関して、どうやってそのケリを付け、合理的、現代的な謎解きをしてくれるのだろうか?

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2012年8月 1日 (水)

八朔の日

8月1日。旧暦の八朔、八月一日は、

陰暦八月一日。また、この日の行事。田実(たのむ)の祝い(節供)のこと。農家で、その年に取り入れした新しい稲などを、主家や知人などに贈って祝った。のち、この風習が町家でも流行し、この日に上下貴賤それぞれ贈り物をし、祝賀と親和とを表すようになった。また、武家では、鎌倉時代以降武士の祝日の一つとなっていたが、天正一八年のこの日に、徳川家康が初めて江戸城にはいったところから、大名・小名や直参の旗本などが白帷子(しろかたびら)を着て登城し、将軍家へ祝辞を申し述べる行事が行われた。《季・秋》


Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988/国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988

ということだが、新暦の今日はまだ旧暦だと2012/6/14。新暦9月16日が今年の旧暦八朔ということになるらしい。季節感がまったく違っているわけだ。

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