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2013年10月の19件の記事

2013年10月22日 (火)

モントゥーのベートーヴェンの交響曲全集

うろこ雲秋刀魚におろし夏疲れ

この時期は、毎年体調を崩す。暑さに対して高温仕様になっていた体調が、涼しさに見舞われて、調子が悪くなるようだ。秋刀魚に大根おろしは旨いのだが。(多分、季重ねだと思う。)

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2010年夏に川崎駅前のブックオフで入手したモントゥーの全集(ミュンシュの3,5&9 ライナーの5,7&9も一緒に購入)。

2011年の引っ越しの時に現物はダンボール箱に仕舞い込んだままになっているが、iTunesで取り込んで管理しているmp3データからDAPに取り込んで聞き直した。

以前、LSOとの交響曲集の入手して聴いていたが、ちょうどその頃、ウィーンフィルとの残りの曲と第九を含むボックスセットの全集が発売されていて惜しくも買い逃していたのだったのをBookoffでたまたま目に留まって買うことができたのだった。

モントゥーのベートーヴェンは、デッカレーベルが、ウィーンフィルとロンドン響による1番から8番まで録音しているが、なぜか第九だけがウェストミンスターレーベルで録音されている。今回の全集はウェストメンスターが、デッカやフィリップス、ドイツグラモフォンというかつてのライバルレーベルが一体化したユニバーサルミュージックに吸収されて実現したものらしい。

ウィーンフィルとの録音は、第1番(1960年)、第3番(1957)、第6番(1958)、第8番(1960)。

なお、デッカ録音のロンドン響とは、第2番(1960)、第4番(1961)、第5番(1961)、第7番(1961)。

第3番は、1962年のコンセルトヘボウとの録音の評判が高いようだが、ウィーンフィルとの録音は、フィナーレの変奏曲での右チャンネルから聞こえる第2ヴァイオリンの活躍が聴きものだ。現代配置だと埋もれがちになる第2ヴァイオリンだが、古典配置でもこれほど強調して演奏するのは珍しいように思う。現にコンセルトヘボウとの録音は、それほどよくは聞こえない。

ウェストミンスター録音のロンドン響との第九(1962)はとても変わった音響に感じる。各楽器群がバラバラに並立していているようで、集合的に一つの音響体を形作っていないように聞こえるのだ。以前、モントゥーとサンフランシスコ響との「幻想」交響曲でも不思議な音響を感じたことがあったのだが、それを思い出させた。どことなく楽器間の音量バランスが変なのだ。その意味では、この演奏の自分の好悪は保留ということろだ。なお、第九にはリハーサルの様子が収められたトラックも付録でついている。その中でフランス国歌「ラ・マルセイエーズ」も演奏されている。

(元記事作成 2012年5月)

モントゥーの「英雄」のブログを探したら、いろいろあった。

http://blog.goo.ne.jp/kt2004rex/e/589f7fcdf65b752ad6a4f76355368ad4 

http://alberich.blog.so-net.ne.jp/2008-10-05

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2013年10月21日 (月)

谷瑞穂『思い出のとき修理します』(集英社文庫書き下ろし)

いが栗を野分が落とす夕べかな

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新作でも図書館から借りてくることの多い妻が、珍しく文庫を購入して書棚に重ねてあったので、何気なく読み始めたところ、割と面白く読了した。

(元)美容師と、時計技術者が主人公。ミステリーではないが、ある意味では謎解きものに含まれるだろうか?少々文章が生硬な感じで読みにくさは感じられたが、連作短編でもあり、飽きずに読み通せた。昨今流行りの「専門家」(古書店だとか、バリスタ、鑑定士など)ものにも含まれるかも知れない。

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「本屋大賞」以外にも「売れている本」に結構影響されていることが分かった。

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2013年10月20日 (日)

買いためたBOXセットの勿体なさ感

長袖や沼亀の食細くなり

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名演奏家の録音が揃った廉価CD Box セットは、現在何セット購入したことか?そして、その内で、いったい何枚をじっくりと向かい合って聴いただろうか、と考えると、内心忸怩たる思いに襲われる。

BOX で自分のブログを検索した結果が これ

記事の重複は多いが、それでも相当の数に上る。少年時代の一枚一枚丁寧に聴く(聴かざるを得なかったのだが)という習慣は完全に失ってしまった。

このブログを始めた頃から「廉価Box」が入手・所有できる喜びと、全曲制覇できない嘆きを書いていたので、十年一日のごとく、人の性格は変わらないものらしい。

それでも、今年のヴァーグナー(ワーグナー)とヴェルディの生誕200年のアニバーサリー・イヤーには、うっかり(?)ヴァーグナーのBoxに手を出しそうになったが、Boxを買うくらいなら、日本での公演でいいから、楽劇の一つでも生で聴く方がいいように思えてきた。と言っても、出不精なので、よほどのことが無ければ、ポチっとに勝てそうもないのだが。

以下は順不同だが、上記の廉価Boxの記事以降に入手したBox。

◎ドイツ・ハルモニア・ムンディ (50CD) : 聴いていないものもあり。

◎モーツァルトミサ曲全集 ペーター・ノイマン&コレギウム・カルトゥジアヌム、ケルン室内合唱団:ほとんど聴いた。記事あり。

◎シューベルト 交響曲全集 ブロムシュテット指揮シュターツカペレ・ドレスデン(4CD):全部聴いた。記事あり。

◎モーツァルト 四大オペラ  Le Nozze Di Figaro, Cosi Fan Tutte, Die Zauberflote, Don Giovanni : E.kleiber, Bohm, Fricay, Krips: 身を入れて聴いていないものあり。記事あり。

◎ピアノ・マスターワークス(50CD):聴いていないものあり。記事あり。

◎ベートーヴェン 交響曲全集 モントゥー指揮ウィーンフィル、ロンドン響(デッカ、ウェストミンスター:第九のみ)

◎ベートーヴェン 交響曲全集 ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ(5CD):ざっと聴いた。記事

◎ベートーヴェン 交響曲全集、ピアノ協奏曲全集 クレンペラー&フィルハーモニア管、バレンボイム:協奏曲の方で聴いていないものあり。記事

◎ブラームス 交響曲全集 K. ザンデルリング/ベルリン交響楽団:全部聴いた。記事。(いわゆる箱モノではない。)

◎グリゴリー・ソコロフ、ナイーブ・レーベル全録音(10CD):全部聴いた。記事

◎ベートーヴェン 交響曲全集 トスカニーニ/NBC響:全部聴いた。記事

◎フルトヴェングラー EMI録音集(21CD):一部聴いていなものあり。

◎フィッシャー=ディースカウ/グレートEMIレコーディングス(10CD+CD-RO Bariton & Bass Collection:聴いていないものあり。

◎エミール・ギレリスEMI録音全集(9CD限定盤):ざっと聴いた。

◎マーラー 交響曲全集(第1番~第10番『アダージョ』)、亡き子を偲ぶ歌 バーンスタイン&ニューヨークフィル:一部聴いていないものあり。

◎グレン・グールド・バッハ・エディション(38CD+6DVD):DVDに未視聴あり。 

◎『アート・オブ・スヴェトラーノフ』スヴェトラーノフ&ソ連国立交響楽団(20CD):聴いていないものあり。

◎エードリアン・ボールト/バッハからワーグナーまで(11CD):聴いていないものあり。

◎リヴィング・ステレオ60CDコレクション:聴いていないものあり。

◎プロコフィエフ/交響曲全集 ゲルギエフ/ロンドン響:全部聴いた。

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2013年10月19日 (土)

村上龍「歌うくじら」 (講談社文庫の新聞広告を見て)

花の香も野分とともに消え去りぬ

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村上龍の「歌うくじら」と宮部みゆき「小暮写真館」が大きく宣伝されていた。白黒ながら、表紙の図案も見覚えのあるもので、記憶がよびさまされた。(それに対して、電子ブックの記憶の喚起力というものの弱さを意識してしまう。音楽も実演よりもLP、LPよりCD、CDよりもジャケットの無いmp3の順で記憶が弱まるように思う。)

「小暮」の方を読んだ後に、このブログに感想を書いたが、その後NHKでドラマ化もされ、それも見た。子役時代から活躍している演技派の若手俳優 神木竜之介が主演だった。それなりに面白かった。

結構印象に残っていたのだが、「歌うくじら」のことは感想文にしていなかったようだ。妻が図書館から借りてきたもの。いつ頃読んだのだったか。村上龍の比較的最近の作品では、わざわざ単行本で書店買いした「希望の国のエクソダス」は直近の未来を扱ったSF的設定でそれなりに面白かったが、この「歌うくじら」もそれとは設定が全くことなるが、近未来を舞台にしているアンチ・ユートピア的な小説だった。メタファー的に「歌うくじら」が用いられていたように記憶しているが、冒険小説的なストーリーが「それなり」に面白かったのを思い出した。

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2013年10月17日 (木)

「夏の風の神パンの加護を祈るために」(ドビュッシー、アンセルメ編曲)

西空の虹ぞ野分の吹き返し

 台風26号の風吹き荒れる空に大きな虹がかかった。写真を撮ったが、あまりにも淡くてうまく映らなかった。

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 この台風は、過去10年で最大級とのことで、特に風に用心していたが、数年前まで三原山の噴火で全島避難を余儀なくされていた伊豆大島では、観測史上最大級の豪雨で大きな被害が出た。災害警報、避難指示の仕組みの抜本的な見直しが強く望まれる。判断指標として、観測地点数よりも、割合と規模に重みをより一層掛けるべきではなかろうか? 

 朝の交通は大きく乱れた。8時頃までには雨は上がったのだが、暴風警報は11時過ぎまで解除されなかったため、高校も休校になった。勤め先では、公共交通の状況と各自の安全を判断して出勤という指示だったので、最寄のJRの運転具合を見て、いつもより30分ほど遅く家を出た。

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さて、このCDは、以前から録音を入手したかったドビュッシーの「小組曲」の「小舟にて」を聞きたくて購入した。

この春逝去したパイヤールによる、おなじみのERATOへの録音だ。

Debussy, Ravel & Respigi: Orchestral Works
   Jean-François Paillard: Paillard Chamber Orchestra

Debussy: Petite Suite (orchestrée par Henri Busser)
ドビュッシー「小組曲」(オーケストレーション:アンリ・ビュッセル)
- 1. En bateau (小舟にて)
- 2. Cortege (行列) 
- 3. Menuet (メヌエット)
- 4. Ballet (バレエ)

ムード音楽的に聴かれる「小舟にて」だが、気品を感じさせる演奏だ。

Debussy: Deux Danses pour 2 harpes et instruments a cordes
ドビュッシー「2台のハープと弦楽合奏のための二つの舞曲」
- 1. Danse sacre (神聖な舞曲)
- 2. Danse profane (世俗的な舞曲)

この曲は、ランパルとラスキーヌ等のドビュッシーによるソナタ集に収録されていて結構親しんだ曲だ。あちらは、パイヤール室内管の演奏だったが、パイヤールの指揮では無かったはずだ。

Debussy: Six Épigraphes antiques (orchestrée par Ernest Ansermet)
ドビュッシー「六つの古代墓碑銘」(碑銘、エピグラフ)(オーケストレーション:エルネスト・アンセルメ)
  - 1. Pour invoquer Pan, dieu du vent d'ete 夏の風の神パンの加護を祈るために
  - 2. Pour un tombeau sans nom 名なき墓のために
  - 3.  Pour que la nuit soit propice 夜のさいわいならんために
  - 4. Pour la danseuse aux crotales クロタルを持つ踊り子のために
  - 5. Pour l'Egyptienne エジプト女のために
  - 6. Pour remercier la pluie au matin 朝の雨への感謝のために

Ravel: Pavane pour une infante defunte
ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
  小規模なオーケストラによる演奏だろう。ハープとホルンがさすがに上手い。
 

Ravel: Introduction et Allegro
ラヴェル 「序奏とアレグロ」 
 (NHK BSプレミアム 朝の「クラシック倶楽部」のテーマ曲。このテーマ曲、知らないうちは、ラヴェルの曲だとはまったく思わなかった。)

Respighi: Antiche arie e danze per liuto (terza suite)
レスピーギ:リュートのための古風なアリアと舞曲(第三組曲)
  - 1. Anonymus: Italiana (Fine sec.XVI) - Andantino イタリアーナ
  - 2. Jean-Baptiste Besard: Arie di corte (Sec.XVI) - Andante cantabile - Allegretto - Vivace - Lento con grande espressione - Allegro vivace - Vivacissimo - Andante cantabile 宮廷のアリア
  - 3. Anonymus: Siciliana (Fine sec.XVI) - Andantino シシリアーナ
  - 4.  Lodovico Roncalli: Passacaglia (1692) - Maestoso - Vivace パッサカリア

パイヤールらしく、アクセントの丸い品のよい演奏。弦楽合奏が押しつけがましくない。

あまり演奏されることがないと思われる、アンセルメによるオーケストレーション版の「六つの古代墓碑銘(碑銘、エピグラフ)」の第1曲が印象に残った。

Six Épigraphes antiques (orchestrée par Ernest Ansermet)
   - 1. Pour invoquer Pan, dieu du vent d'ete

冒頭部分は、まるで何かの日本民謡のオーケストラ編曲を聴いているようだ。

 原曲(四手ピアノ)
  http://youtu.be/4VDcnBAFtAY

 これは、アンセルメ版をアンセルメ指揮スイス・ロマンド管で
  http://youtu.be/JD9BoCK78XQ

 こちらのYoutubeは、室内楽編曲
   http://youtu.be/Enx3sdZNlhs?t=33s

はるか以前に、アイルランドを訪れたとき、大陸の西の辺境と、東の辺境の何となしの共通性を感じたことがあった。ケルトやギリシャの音楽にも影響を受けたというドビュッシーの作品への親近感もそのようなところに淵源があったりすれば面白い。

(なお、この記事のフランス語表記は、アクサンが付いていたりいなかったりで不統一)

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2013年10月16日 (水)

『ハルさん』 (創元推理文庫): 藤野 恵美

あした野分け雨風強まる夜更けかな

2009年10月8日、本州に上陸した台風18号がちょうど朝の時間帯に上陸したという。2009年10月のブログにはその片鱗が書かれているが、その日の記録はアップしなかったようだ。JRが止まったので地下鉄でぐるっと大回りして出勤した記憶がある。靴と靴下がびしょ濡れになったため、確か近所の100円ショップでサンダルと靴下を買ったことがあったが、あの時のことだったろうか?

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先週の日曜日10月6日の新聞の読書欄(「売れてる本」)で紹介されていた文庫。体育の日、夏前に1000円床屋で整髪して伸ばしっぱなしになっていた頭髪を整髪に行ったついでに、隣の書店で購入。平積みになっていたので、うろ覚えの題名だったのだがすぐに見つけられた。

児童文学者らしい平明で、描写力のある文章がとても読みやすい。老舗創元推理文庫所収らしく、家族ものだが、しゃれたミステリー。謎解きがスマートだ。本屋大賞の某作に比べるのはあまり品がないけれど、格段に上質だと感じた。

なお、とてつもないどんでん返しが「隠されている」ので、読まれる向きにはご注意あれ。

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2013年10月15日 (火)

cybernetics space の情報、ニュース、伝聞、噂

稲刈りや絶ゆと思いし蝉の声

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サイバースペース Cyberspaceが Cybernetics Space の略だということを初めて知った。

cybernetics 人工頭脳研究,サイバネティクス.

語源 Norbert Wienerの造語.ギリシャ語kybernetes(操舵手)
 

Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典  第3版  ゥ小学館 1980,1987,1998

様々な出来事は、サイバースペースの成立・普及以前は、主に新聞、ラジオ、テレビなどのマスコミ、マスメディアによって一方的に伝えられてきたが、その一方で小規模のコミュニティ内では、情報、ニュース、伝聞、噂、風の便り、クチコミによって、真偽不明ながらそれら情報が伝えられていた。(「西郷隆盛が西南戦争後にロシアで生存していた」という大津事件に先立つ噂や、関東大震災での様々な流言飛語・デマ・流説・風説)

そのデマ的な情報が発信される瞬間のようなものを、先の東日本大震災の時に実体験したりもした。

地震の揺れの時点で、ちょうどオフィスビルの外を歩いていたのだが、オフィスに戻れずに外で避難していると、一人の老年の男性がそのビルの内部の壁面が崩れて出入りができなくなった、とまことしやかに誰彼ともなく話しかけていた。それを聞いたときには驚いたのだが、後に事実は入場規制と、部分的なひび割れのみだったことが分かった。どのような意図で彼がそのような情報を伝えまくっていたのかは知らないが、伝聞のされ方によっては尾ひれがついて大被害の噂にもなりかねかった。

一方ではマスメディア発の悪質なデマとしては、震災と福島第一原発の事故から少し経ってからのネットに掲載された毎日新聞記事に、東京からの西方面への東海道新幹線の座席が(避難者で)予約で一杯で予約が取れないというニュースが出ていたのを読んだ。当時のTwitterの記録に残っている。これは、JRのCyberstationで予約状況を調べてみたら、全くの根も葉もないデマだということがすぐに確認できたので「悪質」と断じたのだが、この情報を掲載した記者や新聞社の意図を尋ねてみたいものだ。

現在は、その小規模コミュニティの噂が大規模に拡大し、見知らぬサイバースペース上で、様々な「情報」が駆け巡っている。そして、マスメディアが流す比較的「無毒化・上品化」された情報の裏で、サイバー空間では、表に出せない情報が駆け巡っていることがままある。ローカルなニュースであっても、その地域の事情通などが、マスメディアで報道されない個人情報や公序良俗に反するような情報をネットに流すこともある。

今後、この時代の歴史を叙述しようとする後世の歴史家は、オフィシャルなマスメディア情報のような公式見解とともに、このようなサイバースペースを駆け巡り、膨大に蓄積される玉石混交の情報を丹念に洗って、より「事実」「真実」なるものを描くことが要請されるようになるのではなかろうか?

是非はあっても、メガデータなど、人類の動態を把握することがすでに行われているし、ツイッターなどの情報を分析して、あの大震災での人の「心理」を研究することも行われているようだが、サイバースペース自体が、人間の脳内世界の外部化だとすれば、それも当たり前といえば当たり前なのかも知れない。

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2013年10月14日 (月)

マリナーとスターソリストたちによるブランデンブルク協奏曲

澄み渡る秋晴れの下喨々と

HMVのサイトでは廃盤になっているが、ここに含まれるブランデンブルク協奏曲集のCDがフィリップスのシリーズものAn Excellent Collection of Classical musicの中古盤2枚で売られており今年のいつ頃だったか入手した。

こちらは今でも入手可能なようだ。)

①Brandenburg Concerto no 1 in F major, BWV 1046
演奏者 : Pini, Carl (Violino Piccolo), Nicklin, Celia (Oboe), Davis, Barry (Oboe), Tennick, Angela (Oboe), Sheen, Graham (Bassoon), Brown, Timothy [horn] (French Horn), Baker, Julian (French Horn)
指揮者 : Marriner, Sir Neville
楽団 : Academy of St. Martin in the Fields
言語:     時間: 19:41     録音場所: 05/1980, St. John's Church, London, England [Studio]

②Brandenburg Concerto no 2 in F major, BWV 1047
演奏者 : Szeryng, Henryk (Violin), Petri, Michala (Recorder), Holliger, Heinz (Oboe), Bernard, Andre (Trumpet)
指揮者 : Marriner, Sir Neville
楽団 : Academy of St. Martin in the Fields
言語:     時間: 11:42     録音場所: 05/1980, St. John's Church, London, England [Studio]

③Brandenburg Concerto no 3 in G major, BWV 1048
演奏者 : Birch, John (Harpsichord), Sillito, Kenneth (Violin), Vigay, Denis (Cello)
指揮者 : Marriner, Sir Neville
楽団 : Academy of St. Martin in the Fields
言語:     時間: 13:25     録音場所: 05/1980, St. John's Church, London, England [Studio]

④Brandenburg Concerto no 4 in G major, BWV 1049
演奏者 : Szeryng, Henryk (Violin), Petri, Michala (Recorder), Selin, Elizabeth (Recorder)
指揮者 : Marriner, Sir Neville
楽団 : Academy of St. Martin in the Fields
言語:     時間: 16:3     録音場所: 05/1980, St. John's Church, London, England [Studio]

⑤Brandenburg Concerto no 5 in D major, BWV 1050
演奏者 : Malcolm, George (Harpsichord), Szeryng, Henryk (Violin), Rampal, Jean-Pierre (Flute)
指揮者 : Marriner, Sir Neville
楽団 : Academy of St. Martin in the Fields
言語:     時間: 21:7     録音場所: 05/1980, St. John's Church, London, England [Studio]
      
⑥Brandenburg Concerto no 6 in B flat major, BWV 1051
演奏者 : Nesbitt, Dennis (Viola da gamba), Sansom, Marilyn (Viola da gamba), Shingles, Stephen (Viola), Best, Roger (Viola)
指揮者 : Marriner, Sir Neville
楽団 : Academy of St. Martin in the Fields
言語:     時間: 16:34     録音場所: 05/1980, St. John's Church, London, England [Studio]

ご覧の通り、シェリング、ランパル、ホリガー、ペトリなど多国籍スタープレーヤーによる豪華版。

CDをカーナビに読み込ませ、運転時に聞いたのだが、秋晴れの中走るには適した演奏だった。

特に第2番のアンドレ・ベルナルド 甲高いトランペットの澄み切った音色は、秋空のような輝きだった。

3番から6番までも、もちろんいいのだが、トランペットが活躍する2番やオーボエがいい感じの1番は、普段は意識に上ることが少ないわりには、たまに聞くといい曲だと思ってしまう。

このような多彩で独創的な編成と、曲趣の娯楽的作品にも関わらず、すべてをJ.S.バッハの名の下に統合してしまう作曲家の力量に恐れ入る。

そういえば、ブランデンブルク協奏曲は、ずっと以前20年以上前になるが、実演で全六曲を通しで聴いたことがあったのを思い出した。確か某住宅メーカー主催公演で、N響メンバーによる公演だった。現在第2ヴァイオリンの最前列にいる大林女史がソリストで出演していたことを覚えている。人生、時になぜか忘れていたことをふと思い出す。

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「Googleが新しい広告でユーザの顔と名前を勝手に使うのを, やめさせる方法」という記事

Googleが新しい広告でユーザの顔と名前を勝手に使うのを, やめさせる方法

http://jp.techcrunch.com/2013/10/12/20131012opt-out-google-ads/

上記記事のリンクだと英語サイトに飛ぶが、これでやっても大丈夫ではあった。

日本語でやりたい場合、Googleにログインして、自分のアカウントにある Google+ というリンクをたどり、そのサイトにある「共有おすすめ情報」の編集で、「自分のアクティビティに基づき、広告内の共有おすすめ情報に自分の名前やプロフィール写真を表示することを Google に許可する。」のチェックを外して保存すればいい。

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2013年10月13日 (日)

映画『アラバマ物語』

秋ゆえに陽射しは長し炎熱の部屋

DVD を見終えた。白黒映画ながら、リマスタリングがうまくいったのか、とても見やすい映像で、音声も良好だった。

まずは、少々辛口の批判から。法廷映画としての評価が高いと聞いていたのだが、構成の緊密さや迫真性の点では『12人の怒れる男』の方が優れていると感じた。世界大恐慌時代の合衆国南部のアラバマ州という背景を意識しない場合、つまり予備知識としていない、ストレートの見方では、法廷劇としては緊張感がそれほど感じられなかった。

ただ、しかし、当時の黒人差別を背景に考えると、プアホワイトの問題や彼らによる黒人のリンチ、白人が黒人の肩を持つことにより差別主義者たちからの村八分的な扱い(「黒人びいき」)や暴力までもがきちんと描かれ、それらの不正に、躊躇いも見せながら勇気をもって毅然と対決する誠実な弁護士一家の姿がくっきりと描かれていた。

今の日本からはあまりにも遠い世界の出来事にも思えるが、実際にはこの日本でも貧困問題、民族問題等、不正義が横行しているという現実がある。そういうことを考えさせる作品ではあった。

一方、法廷映画という視点を離れると、「スカウト」というニックネームのお転婆な少女(原作者自身がそのモデル)の目を通した、アラバマという田舎州の田舎町のある時代が、父親である弁護士(その妻であり少女とその兄の母親は死別)、家政婦の黒人女性、少女の4歳年上の兄や、カポーティがモデルの夏にだけ遊びに来る近所の同い年の少年、そして近隣に住む変わり者とのかかわり合いを通じて、一種の郷愁を伴った回顧編という側面も持つ。その変わり者との関係が、ある種サザン・ゴシック的な風味も加える。

先日の記事で書いたが、原作の "To kill a mockingbird" は、大ベストセラーであり、現在も20世紀を代表する小説の一つとしてみなされているそうだ。平易な英語らしいので、原書を読んでみたいものだ。

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2013年10月12日 (土)

「たんぽぽ娘」と「亜麻色の髪の乙女」のエコー

小夏日和と言うほど暑き寒露かな

ビブリア古書堂の事件手帖』で知った『たんぽぽ娘』(The Dandelion Girl)というアメリカの少々古い短編SF小説。

その印象的なリフレイン:

"Day before yesterday I saw a rabbit, and yesterday a deer, and today, you."

(拙訳:一昨日はウサギを見ました。昨日は鹿。そして今日は、あなた)

を眺めていたら、

以前「亜麻色の探究」 で、英語から稚拙な重訳を試みたルコント・ド・リールの詩『亜麻色の髪の乙女』( La Fille aux cheveux de lin 英名The girl with flaxen hair)の一節を思い出した:

"Adieu les daims, adieu les lievres"

(英訳 Farewell to the deer, farewell to the hares 

拙訳:鹿たちよ、さようなら、野うさぎたちよ、さようなら)

「亜麻色」には、ヤマウズラも登場するので、単なる偶然の符合かも知れないが、「金髪の少女」とウサギとシカのイメージが谺し合っているような気がした。

ちなみに、小説の方でのは、「タンポポ色の髪の少女」のイメージは、主人公が愛読するエドナ・セント=ヴィンセント=ミレイの "Afternoon on a Hill"という詩と結合している。

Afternoon on a Hill

I WILL be the gladdest thing
Under the sun!

I will touch a hundred flowers
And not pick one.

I will look at cliffs and clouds
With quiet eyes,

Watch the wind bow down the grass,
And the grass rise.

And when lights begin to show
Up from the town,

I will mark which must be mine,
And then start down! 

拙訳:

丘の上の午後

一番喜ばしいものに、私は成ろう、
太陽に照らされるものの中で。

何百もの花々に、私は触れよう、
一本も摘まないようにして。

断崖やむら雲を、私は見つめよう、
落ち着いたまなざしで。

見てごらん。風が草におじぎをさせている。
そして草は起き上がる。

灯りが、眼下の町の方から
光を放ち始めたら、

我が家の明かりを、見つけ出そう。
それから、丘を降り始めよう。

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2013年10月11日 (金)

To Kill a Mockingbird 

蝉吟も絶えて神の祭月

今年も、村上春樹は、ノーベル文学賞を逃した。候補に擬せられるようになってから、これで5回か6回連続の落選と聞く。今年、彼の作品をまとめて読んでみたが、どのように評価すればよいか迷う。ストーリーテラーとしては力があるが、清新なイメージの喚起を受けることがあまりない。無理に未解決問題を投げかけて、そのまま放っておくような印象が残る。

とはいえ、ノーベル文学賞に選出される作家の作品が必ずしも現代文学界の最先端と言えるのかどうかは分からないし、どういう基準で選出されるのかも知らないが、日本の受賞者川端康成にしても、大江健三郎にしても、個人的にはあまり好きではない。むしろ川端よりも谷崎純一郎、大江健三郎よりも安部公房の方が好みだ。むろん私の好みと評価の間には何の関係もない。

今回受賞したカナダ人の女流作家アリス・マンローにしても全く読んだことが無い。

大体が、ノーベル文学賞受賞者と言っても、知っている人は知っているが、全く知らない人も多い。

ところで、この夏休みに帰省したときに古い書棚で目に付いたトルーマン・カポーティ『遠い声 遠い部屋』(Other voices other rooms) 河野一郎訳 を再読し始めた。1984年に購入したと記録のある古い新潮文庫だ。活字が小さく、さらに当時使われていた酸性紙のためか紙面が茶色になり、とても読みにくい。

カポーティをWikipedia で調べたら、ハーパー・リーという小説家と幼馴染であり、その小説 "To Kill a Mockingbird"(邦訳は映画の邦題にちなんで『アラバマ物語』)に、モデルとして脇役で登場すると書かれていた。映画「アラバマ物語」、To Kill a Mockingbird、 そういえば耳にしたことがあるなと、調べてみたところ、とても興味深そうな内容だった。『12人の怒れる男』は、ビデオ時代に購入して、何度も鑑賞した映画だが、『アラバマ物語』には触れる機会がなかった。あまりにも直球で、野暮な題名が、想像力を誘わないためかも知れないと思った。

最寄りのソフトショップを探したら、すでにパブリックドメインだが、DVD 990円で購入できた。じっくり見ようと思う。

不思議な原題、"To kill a mockingbird" は、原作、映画の台詞、"It is a sin to kill a mockingbird." マネツグミを殺すことは罪だ。 に由来するという。

この文を調べたら、引用集が見つかった。

http://www.sparknotes.com/lit/mocking/quotes.html

mockingbird 
〔鳥〕マネシツグミ属数種の総称:他の鳥の嗚き声を巧みにまねる,(特に)マネシツグミ.

Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典  第3版  ゥ小学館 1980,1987,1998

mockingbird  noun
Any of several species of New World birds of the family Mimidae, especially Mimus polyglottos, a gray and white bird of the southern and eastern United States, noted for the ability to mimic the sounds of other birds.

[From its skill in mimicking other birdsongs.]

The American Heritageョ Dictionary of the English Language, Third Edition (アメリカン・ヘリテイジ英英辞典 第3版) copyright ゥ 1992 by Houghton Mifflin Company. Electronic version licensed from INSO Corporation. All rights reserved.

mock
1 …をあざける,あざ笑う,ばかにする.
2 〈人・動作などを〉まねてからかう
~ a person's way of speaking  人の話しぶりを(ばかにして)まねる.
3 …をまねる,模倣する(imitate).
4 〈人の(努)力・攻撃・きまりを〉無視[軽視]する,物ともしない.
5 〈人を〉欺く,失望させる;〈希望などを〉くじく
~ one's hopes  人の希望をうちくだく.

Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典  第3版  ゥ小学館 1980,1987,1998

mimic
(-icked, -ick・ing)
1 〈人・人の言葉・しぐさなどを〉(からかったり,ふざけて)まねる.⇒IMITATE類語   
~ his voice  彼の声をまねる.
2 〈物が〉〈他の物に〉よく似る
a peak that ~s Mt. Fuji  富士山によく似た山頂
The plastic models were made to ~ real fruit.  そのプラスチック模型は本ものの果物の見本として作ったものだ.
3 〈動物などが〉〈木の葉などの〉(色・形を)まねる,擬態する.

Progressive English-Japanese Dictionary, Third edition ゥ Shogakukan 1980,1987,1998/プログレッシブ英和中辞典  第3版  ゥ小学館 1980,1987,1998

 

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2013年10月10日 (木)

NHK 下期のテレビ英会話 「しごとの基礎英語」

以前別のブログで、少々先駆的かと自負していた写真と俳句や短歌をコラボするもの(doblog 身近な風物を写し俳句和歌を詠む2005年閉鎖)をやっていた。

そこまでの手間はかけられないが、先日からほんの真似事で俳句を作り始めた。

三日月を友に歩ける秋の宵

さて、表題のテレビ番組、

https://cgi2.nhk.or.jp/gogaku/english/jobkiso/

は、とてもユニークな英会話講座だと思う。

去年、今年前半の「おとなの基礎英語」もドラマ仕立てで新鮮なものだったが、ドラマの設定が少々現実感を欠くようになってきたように感じてきて、録画しておいた番組も次第に見なくなってしまった。

下期の講座にあたる今回の番組では、篠山輝信(しのやま あきのぶ、写真家の篠山紀信と南沙織の息子)が「人身御供」となり、本当にそのような役割を強いられているのかかどうか分からないが、ある会社の会社員役の篠山氏だけには台本が与えられず、周囲の英語環境の中で、いきなり投げかけられる「しごと」で使える英会話をしなければならないというミッションが与えられ、いわゆるアドリブで英語での応答をする、というもの。

その動画を見ながら、篠山氏とレギュラーコメンテーターがやり取りをして、最後にあの「一億人の英文法」の大西教授が解説者になり、適切な受け答えを示す、というスタイル。

視聴者が、ロールプレイング的に登場人物になりかわり一緒に考えられるというのは、これまでになくユニークだ。

台本なしでの、英語でのアドリブ演技というと、いわゆる「いじり」のたぐいにも思えるが、篠山輝信はよくやっている。

ただ、これから彼が場を重ね経験を積んでいき、さらには番組外で英語力を磨くことで、「正解」連発になったりすると、視聴者のサンプルとしての意味合いが少しずつ薄れてしまうのではなかろうか?また、「演技」でわざと「不正解」を入れたりすると、それも目の肥えた視聴者には見抜かれてしまうのではなかろうか?

英語の学習とともに、その意味でも面白いかも知れない。

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2013年10月 6日 (日)

森見登美彦の小説をまとめ読み

道すがら金木犀の咲くを知る

 先週末、その前日まで全く香りがしなかったのに、その朝いきなり通勤路が香り始めた。それも方方から。一斉に香りに包まれるのは、とてもうれいしものだ。

さて、先日終了した「有頂天家族」という深夜アニメーションだが、次男が中学校時代に原作を読んだことがあると言っていて、高校の図書館から一挙に数冊借りてきた。

「有頂天家族」 2007年発行(幻冬舎)
京都を舞台としたファンタジー(?)。タヌキ、天狗が主人公。

「新釈 走れメロス 他四篇」 2007年発行(祥伝社)
  山月記、藪の中、桜の森の満開の下、百物語

「きつねのはなし」 2006年発行(新潮社)
少しずつ位相がずれたパラレルワールド的怪異譚の短編が数編。

「四畳半神話大系」2005年発行(太田出版)

と、読んでみた。

数年前の新聞小説(朝日新聞)の「聖なる怠け者の冒険」も読もうとしたが、そのノリに付いていけずに途中で読了を放棄したが、これら一連の単行本を読んでみると、京都という舞台設定の中で、複数の作品にまたがるような共通登場人物が出てくるような特徴があり、その大枠の中でとらえれば、新聞小説もそれなりに面白かったのかも知れない。

森見登美彦は京都大学(および大学院)の卒業生という。

少し前に流行った「鴨川ホルモー」の万城目学や、最近ベストセラーの「珈琲店タレーランの事件簿」の岡崎琢磨なども最近の京大の卒業生であるようだし、貴志祐介、 綾辻行人、法月綸太郎や、さらに平野啓一郎あたりとは世代が違うが、連続して登場した作家群のようなイメージがある。

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2013年10月 5日 (土)

中勘助『銀の匙』(角川文庫)

購入して読み進めたところ、以前の「ちくま文庫」は入手したことはしたが、前編の部分も全部読み切っていなかったことが分かった。

今回、ようやく通読できたことになる。題名だけ知っていて、読んだつもりになっているような古典は意外と多いようで、うかつなことは書けないものだ。

角川文庫の場合、200ページほどの薄いものなのだが、ポイントの小さい活字で、ほぼ一行がほとんど文字で埋まっていて、司馬遼太郎作品や池波正太郎作品のように、短い文で改行されることが無いため、薄い本ながら読み応えはあった。

幼年・少年時代の回想録という体裁なのだが、特にその自然描写が詩的で詳細的確なのに驚かされた。時には、独特な擬態語やオノマトペがあったり、ひらがな続きで、どこで句が途切れるのかが分からないような文もあったりしたが、何度も読み返してもよいような文章であり内容だった。個人個人が、こういう回想記のようなものが書くことができれば面白いだろう。

このような古典がなぜ青空文庫に入っていないのだろうと調べたところ、作者の中勘助の生没年は、1885年(明治18年)5月22日 - 1965年(昭和40年)5月3日) ということで、まだ没後50年を経過していないということが分かった。長命な作家であり、この有名な自伝的小説以外にも、多くの作品を残しているということだ。

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2013年10月 4日 (金)

“青空文庫を縦書きで読む” 「青空+BinB」が公開 というニュース

青空文庫を縦書きで読めるリーダーは、これまでも利用可能で、以前使わせてもらっていたことがあったが、とうとうブラウザー上でも読めるようになったということだ。

青空+BinB http://binb.jp/aozora/

このサイトでそのまま読める。

ちなみに、アクセスランキングは以下の通りとのことだ。

青空文庫XHTML版 アクセスランキング(2013.08.01-2013.08.31)

1 こころ 夏目 漱石
2 風立ちぬ 堀 辰雄
3 走れメロス 太宰 治
4 〔雨ニモマケズ〕 宮沢 賢治
5 舞姫 森 鴎外
6 吾輩は猫である 夏目 漱石
7 蜘蛛の糸 芥川 竜之介
8 人間失格 太宰 治
9 銀河鉄道の夜 宮沢 賢治
10 ドグラ・マグラ 夢野 久作

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紹介記事は以下の通り。

http://current.ndl.go.jp/node/24498

株式会社ボイジャーが、青空文庫に登録されている書籍を検索し、ブラウザ上で縦書きで読むことができるサイトを2013年9月30日に公開しました。

このサイトは電子書籍読書システム“BinB”を導入しており、文字サイズの変更など、ブラウザ上でアプリ同様の動作を利用できます。

青空文庫のXHTML版のアクセスランキングも表示されており、リンクから直接作品を閲覧することができます。著者名から収録作品の一覧も確認できます。登録作品数は著作権が存続するものを除いた11,000タイトル以上とのことです。

青空+BinB
http://binb.jp/aozora/

BinB
http://binb-store.com/

【おしらせ|青空+BinB】
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=532242666854154&set=a.274835249261565.66143.137041543040937&type=1

参考:
株式会社ボイジャー、HTML5ベースの電子書籍読書システム“BinB”を公開
http://current.ndl.go.jp/node/19695

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2013年10月 3日 (木)

堀越二郎著「零戦 その誕生と栄光の記録」(角川文庫)

半藤一利氏とのテレビの対談を見たが、そこで宮崎駿氏は「堀越二郎の『零戦』は本音を隠した本だ」と評していたように記憶している。どこを指してそのように言っているのかと思いつつ、この文庫を購入して読んだ。 

宮崎氏の映画「風立ちぬ」の台本では、主人公堀越二郎のエンジニアとしての描写やセリフは、この本の前半の記述を相当参考にしているように思った。それほど、この本を読みながら、映画を見て以来記憶の奥にしまい込まれたものが、不思議と蘇ってくるほどだった。

映画の「美しい飛行機」とは意味合いは違うかも知れないが、「美しい」というキーワードも零戦の初飛行の時に堀越氏の述懐として登場した。(なお、細かい部分だが吉村昭の「零式戦闘機」で描かれた部分と相当重複するのだが、この回顧録では、堀越氏は「肋膜炎」といった記述はしていなかった。吉村氏の独自調査なのだろう。)

いわゆるイデオロギー的な見方(好戦、反戦、右左のような結論ありきの見方)ではなく読む分には、堀越二郎技師の回顧録的なこの「零戦」は、資料的な価値の高いものではなかろうか?

人殺しの道具としての兵器を作ったということで、後世の我々は結果論的に安易に神の視点さながらで非難する向きもあるようだが、それならば当時の敵側である連合国側のエンジニア、軍事産業についても同様に非難すべきであるし、さらに踏み込んで米国では英雄として祭り上げられているが、東京大空襲という「人類に対する犯罪」を犯したカーチス・ルメイのような軍人は同様に非難されるべきだ。もっと徹底的にすれば、現在の多くの国の軍事技術者、軍事産業従事者、銃器産業の従事者も同様だろう。優れた戦闘機である零戦を開発・設計したことのみで、堀越氏をはじめとする軍事エンジニアが非難を浴びるのは不当ではあるまいか。(科学者やエンジニアの倫理にも関わる難しい問題ではあるが。)

また、現代人が堀越氏を非難するのなら、日露戦争の海戦の重要な勝因を作った下瀬火薬の発明者下瀬技師も当然非難すべきことになる。一応、自分は好戦主義者ではないことは断るまでもないのだが、日露戦争に日本が負けた方がよかったとはとても考えられないのも確かだ。朝鮮半島の権益をめぐっての対立であり、朝鮮半島には多大な迷惑をかけたことは事実ではあるが、他の方法でロシアの横暴な南進政策をどのようにして止めることができたのかとも思う。

この本は、敗戦後、相当経った1970年に書かれたものではあるが、好戦派でも反戦派でもなく、エンジニアとして事実を冷静に書き残したという意味で、ニュートラルな感触を得た。

宮崎駿氏は、映画公開後、「ゼロ戦神話」の復活のような復古的な風潮を嫌っているという談話を出したようだ。自分の映画をきっかけにしたり、ちょうど同じ時期に小説『永遠の0』が映画化されたりで、ゼロ戦への関心がこのように高まることは、初めから分かっていたことだろうに、もしそれをだまらせたければ、ゼロ戦技術者を主人公にした映画を作ったのは、ひどい矛盾と言えるだろう。宮崎氏が騒げば余計混乱が深まるように思える。

そういう意味でも、娯楽・芸術作品が、歴史や政治にコミットするのは、両刃の剣なのかも知れない。

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2013年10月 2日 (水)

写真の部分的モザイク加工 (備忘録)

なんとWindows 標準のペイントを使えば、特別の画像編集ソフトを使わなくても簡単にできることが分かった。

http://plaza.rakuten.co.jp/greatest29/diary/201205240000/

http://www.wannko.net/windows7/app/mozaiku.html

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2013年10月 1日 (火)

iPadなどのタブレットPCでのブログの見え方

昼休みに新型iPhoneに触ってみようかと、職場最寄の電器量販店に出かけてみた。iPhoneには触れなかったが、別の階にiPadが展示されていたので、そういえば自分のブログはどのように見えるのだろうかと思いつき、iPadで開いてみた。

すると、普通のPCで見えるような見え方のままで、ただ縦長画面で見ると、文章が読みやすく感じる程度だった。

試しに、ココログ以外のブログを表示してみたところ、gooブログは記事の一覧が表示され、その一覧から記事を選んで開くとiPad全画面にその記事がとても読みやすく表示されるようになっていた。

ココログでは携帯電話向けの表示画面があったはずだと思い、それを検索して探して表示してみたが、何ともこじんまりした表示のままで、gooのような読みやすい表示にはならないようだ。

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